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国立保健医療科学院

オキシコドン内服液20mg「日本臓器」

基本情報

薬効分類名がん疼痛治療用即放性分包内服液
一般名オキシコドン塩酸塩水和物
総称名オキシコドン
規格単位20mg5mL1包
包装
  • オキシコドン内服液2.5mg「日本臓器」20包(10包×2)
  • オキシコドン内服液5mg「日本臓器」20包(10包×2)
  • オキシコドン内服液10mg「日本臓器」20包(10包×2)
  • オキシコドン内服液20mg「日本臓器」20包(10包×2)
製造販売業者日本臓器製薬
規制区分劇薬
日本標準商品分類番号878119
承認番号30200AMX00769000
薬価基準収載年月2020年12月
販売開始年月2021年2月
警告
禁忌
  • 重篤な呼吸抑制のある患者、重篤な慢性閉塞性肺疾患の患者[呼吸抑制を増強する]
  • 気管支喘息発作中の患者[呼吸を抑制し、気道分泌を妨げる]
  • 慢性肺疾患に続発する心不全の患者[呼吸抑制や循環不全を増強する]
  • 痙攣状態(てんかん重積症、破傷風、ストリキニーネ中毒)にある患者[脊髄の刺激効果があらわれる]
  • 麻痺性イレウスの患者[消化管運動を抑制する]
  • 急性アルコール中毒の患者[呼吸抑制を増強する]
  • アヘンアルカロイドに対し過敏症の患者
  • 出血性大腸炎の患者[腸管出血性大腸菌(O157等)や赤痢菌等の重篤な細菌性下痢のある患者では、症状の悪化、治療期間の延長を来すおそれがある]
  • ナルメフェン塩酸塩水和物を投与中又は投与中止後1週間以内の患者[「相互作用」の項参照]
原則禁忌
  • 細菌性下痢のある患者[治療期間の延長を来すおそれがある]

効能・効果、用法・用量

効能効果
  • 中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛
用法用量
  • 通常、成人にはオキシコドン塩酸塩(無水物)として1日10〜80mgを4回に分割経口投与する。
    なお、症状に応じて適宜増減する。
用法用量に関連する使用上の注意
  • 臨時追加投与(レスキュー薬の投与)として本剤を使用する場合疼痛が増強した場合や鎮痛効果が得られている患者で突発性の疼痛が発現した場合は、直ちに本剤の臨時追加投与を行い鎮痛を図ること。本剤の1回量は定時投与中のオキシコドン塩酸塩経口製剤の1日量の1/8〜1/4を経口投与すること。
  • 定時投与時1日量を4分割して使用する場合には、6時間ごとの定時に経口投与すること。
    • 初回投与本剤の投与開始前のオピオイド系鎮痛薬による治療の有無を考慮して初回投与量を設定することとし、既に治療されている場合にはその投与量及び鎮痛効果の持続を考慮して副作用の発現に注意しながら適宜投与量を調節すること。
      • オピオイド系鎮痛薬を使用していない患者には、疼痛の程度に応じてオキシコドン塩酸塩として10〜20mgを1日投与量とすることが望ましい。
      • モルヒネ製剤の経口投与を本剤に変更する場合には、モルヒネ製剤1日投与量の2/3量を1日投与量の目安とすることが望ましい。
      • 経皮フェンタニル貼付剤から本剤へ変更する場合には、経皮フェンタニル貼付剤剥離後にフェンタニルの血中濃度が50%に減少するまで17時間以上かかることから、剥離直後の本剤の使用は避け、本剤の使用を開始するまでに、フェンタニルの血中濃度が適切な濃度に低下するまでの時間をあけるとともに、本剤の低用量から投与することを考慮すること。
    • 増量本剤投与開始後は患者の状態を観察し、適切な鎮痛効果が得られ副作用が最小となるよう用量調整を行うこと。2.5mgから5mgへの増量の場合を除き増量の目安は、使用量の25〜50%増とする。
    • 減量連用中における急激な減量は、退薬症候があらわれることがあるので行わないこと。副作用等により減量する場合は、患者の状態を観察しながら慎重に行うこと。
    • 投与の中止本剤の投与を必要としなくなった場合には、退薬症候の発現を防ぐために徐々に減量すること。

貯法・使用期限等

貯法
  • 室温保存(1〜30℃)。
使用期限
  • 3年。外箱等に表示。

組成・性状

組成
  • オキシコドン内服液20mg「日本臓器」
    • (表省略)

添加物D-ソルビトール液
性状
  • オキシコドン内服液20mg「日本臓器」
    • (表省略)

  • 【色】
    無色〜微黄色澄明
    【剤形】
    /液剤/内用