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国立保健医療科学院

ランマーク皮下注120mg

基本情報

薬効分類名ヒト型抗RANKLモノクローナル抗体製剤
一般名デノスマブ(遺伝子組換え)
総称名ランマーク
規格単位120mg1.7mL1瓶
包装
  • 1.7mL 1バイアル
製造販売業者第一三共
規制区分生物由来製品
日本標準商品分類番号873999
承認番号22400AMX00035
薬価基準収載年月
販売開始年月2012年4月
警告
  • <効能共通>
    • 1.11.1 本剤の治療開始後数日から、重篤な低カルシウム血症があらわれることがあり、死亡に至った例が報告されている。本剤の投与に際しては、頻回に血液検査を行い、観察を十分に行うこと。本剤による重篤な低カルシウム血症の発現を軽減するため、血清補正カルシウム値が高値でない限り、カルシウム及びビタミンDの経口補充のもとに本剤を投与すること。[7.2参照]
    • 1.21.2 重度の腎機能障害患者では低カルシウム血症を起こすおそれが高いため、慎重に投与すること。[9.2.1参照]
    • 1.31.3 本剤投与後に低カルシウム血症が認められた場合には、カルシウム及びビタミンDの経口投与に加えて、緊急を要する場合には、カルシウムの点滴投与を併用するなど、適切な処置を速やかに行うこと。[11.1.1参照]
  • <骨巨細胞腫>
    • 1.41.4 本剤の投与は、緊急時に十分対応できる医療施設において、骨巨細胞腫の診断及び治療に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ行うこと。
禁忌
  • 2.12.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 2.22.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5参照]
原則禁忌

効能・効果、用法・用量

効能効果
  • ○多発性骨髄腫による骨病変及び固形癌骨転移による骨病変
  • ○骨巨細胞腫
用法用量
  • <多発性骨髄腫による骨病変及び固形癌骨転移による骨病変>
    • 通常、成人にはデノスマブ(遺伝子組換え)として120mgを4週間に1回、皮下投与する。
  • <骨巨細胞腫>
    • 通常、デノスマブ(遺伝子組換え)として120mgを第1日、第8日、第15日、第29日、その後は4週間に1回、皮下投与する。
効能効果に関連する使用上の注意
  • <骨巨細胞腫>
    • 5.15.1 骨端線閉鎖を伴わない骨格が未成熟な患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。[9.7.1、9.7.2、17.1.4、17.1.5参照]
    • 5.25.2 患者の年齢、体重等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.4、17.1.5参照]
用法用量に関連する使用上の注意
  • 7.17.1 本剤によるグレード3又は4の副作用が発現した場合、グレード1以下に回復するまで休薬を考慮すること(グレードはCTCAEに準じる)。
  • 7.27.2 本剤による重篤な低カルシウム血症の発現を軽減するため、血清補正カルシウム値が高値でない限り、毎日少なくともカルシウムとして500mg(骨巨細胞腫の場合は600mg)及び天然型ビタミンDとして400IUの投与を行うこと。ただし、腎機能障害患者では、ビタミンDの活性化が障害されているため、腎機能障害の程度に応じ、ビタミンDについては活性型ビタミンDを使用するとともに、カルシウムについては投与の必要性を判断し、投与量を適宜調整すること。[1.1、17.1.1-17.1.5参照]

貯法・使用期限等

貯法
  • 凍結を避け2〜8℃で保存
使用期限

組成・性状

組成
  • (表省略)

添加物D-ソルビトール
性状
  • (表省略)

  • 【色】
    無色〜淡黄色の澄明又は微乳白光
    【剤形】
    /液剤/注射