患者様やご家族など一般の方向け臨床・治癒情報サイト 臨床研究情報ポータルサイト

ENGLISH
国立保健医療科学院

パレセーフ輸液

基本情報

薬効分類名アミノ酸・ビタミンB
一般名アミノ酸・糖・電解質・ビタミン(26)
総称名パレセーフ
規格単位500mL1キット
包装
  • 500mL×20袋(プラスチックバッグ)[脱酸素剤入り]
製造販売業者陽進堂
規制区分注)注)注意−医師等の処方箋により使用すること
日本標準商品分類番号873259
承認番号22000AMX00943
薬価基準収載年月
販売開始年月2006年6月
警告
禁忌
  • 2.12.1 チアミン塩化物塩酸塩に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 2.22.2 高カリウム血症、アジソン病の患者[高カリウム血症が悪化する又は誘発されるおそれがある。]
  • 2.32.3 高リン血症、副甲状腺機能低下症の患者[高リン血症が悪化する又は誘発されるおそれがある。]
  • 2.42.4 高マグネシウム血症、甲状腺機能低下症の患者[高マグネシウム血症が悪化する又は誘発されるおそれがある。]
  • 2.52.5 高カルシウム血症の患者[高カルシウム血症が悪化するおそれがある。]
  • 2.62.6 アミノ酸代謝異常のある患者[投与されたアミノ酸が代謝されず、アミノ酸インバランスが助長されるおそれがある。]
  • 2.72.7 高度のアシドーシス(高乳酸血症)のある患者[アシドーシスが悪化するおそれがある。]
  • 2.82.8 うっ血性心不全の患者[循環血液量の増加により、症状が悪化するおそれがある。]
  • 2.92.9 閉塞性尿路疾患により尿量が減少している患者[水分、電解質等の排泄が障害されているため、症状が悪化するおそれがある。]
  • 2.102.10 重篤な腎障害のある患者又は高窒素血症の患者(いずれも透析又は血液ろ過を実施している患者を除く)[水分、電解質の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。また、アミノ酸の代謝産物である尿素等が滞留し、症状が悪化するおそれがある。][8.2、9.2.1、9.2.2参照]
  • 2.112.11 乏尿のある患者(透析又は血液ろ過を実施している患者を除く)[高カリウム血症が悪化する又は誘発されるおそれがある。][8.2、9.2.1、9.2.2参照]
  • 2.122.12 肝性昏睡又は肝性昏睡のおそれのある患者[9.3.1参照]
原則禁忌

効能・効果、用法・用量

効能効果
  • 下記状態時のアミノ酸、電解質、ビタミンB11及び水分の補給
    • ○経口摂取不十分で、軽度の低蛋白血症又は軽度の低栄養状態にある場合
    • ○手術前後
用法用量
  • 用時に隔壁を開通して大室液と小室液をよく混合する。
  • 通常、成人には1回500mLを末梢静脈内に点滴静注する。
    投与速度は通常、成人500mL当たり120分を基準とし、高齢者、重篤な患者には更に緩徐に注入する。
    なお、年齢、症状、体重により適宜増減するが、最大投与量は1日2500mLまでとする。
効能効果に関連する使用上の注意
  • 本剤を投与する場合には、患者の尿量が1日500mL又は1時間当たり20mL以上あることが望ましい。
用法用量に関連する使用上の注意
  • 7.17.1 経口摂取不十分で、本剤にて補助的栄養補給を行う場合には、栄養必要量及び経口摂取量などを総合的に判断して、本剤の投与を行うこと。
  • 7.27.2 本剤のみでは1日必要量のカロリー補給は行えないので、本剤の使用は短期間にとどめること。
  • 7.37.3 手術後における本剤の単独投与はできるだけ短期間(3〜5日間)とし、速やかに経口・経腸管栄養ないし他の栄養法に移行すること。

貯法・使用期限等

貯法
  • 室温保存
使用期限

組成・性状

組成
  • 本剤は大室液と小室液の2液からなるアミノ酸・ビタミンB11加総合電解質液で、使用時は2液を混合して用いる。
    • (表省略)

    • (表省略)

    • (表省略)

添加物氷酢酸(pH調節剤)
性状
  • (表省略)

  • 【色】
    無色澄明
    【剤形】
    /液剤/注射