患者様やご家族など一般の方向け臨床・治癒情報サイト 臨床研究情報ポータルサイト

ENGLISH
国立保健医療科学院
×

情報をクリップできます

治験情報をこちらのホームページで一時的にクリップすることが出来ます。

病気の解説「1」での検索結果

6407件の検索結果

大動脈ニ尖弁の遺伝- 日本心臓財団 -

生まれつき大動脈二尖弁があるようです。検査結果、微量ながら逆流が見られるそうですが、薬は使用していません。主治医からは、年に1回通院して経過監視を実施しましょうとの事でした。そこで教えていただきたいのですが、この大動脈二尖弁は自分に子供が生まれた際、遺伝する可能性はあるのでしょうか?遺伝するのであれば、その確率はどのくらいあるのでしょうか??本来、大動脈弁は3枚ありますが、生まれつき2枚しかない本症は一般人口あたり0.9?2%の頻度で認められます。実際に不都合が生じるのは中年以降のことが大半ですが、多くの場合には、全く症状を呈することなしに、生涯を送ります。まれに、この方のように逆流(閉鎖不全)が生じる場合と狭窄が生じる場合があります。したがって、その存在が明らかになったら定期的(病状によって半年から年に回)に心臓超音波検査を受けられるとよいでしょう。本症の発症は単一の遺伝子変異ではなく、多因子の変異によって生じますので、遺伝形式も一定ではありませんが、常染色体優性遺伝の形式が多いと言われています。しかし頻度はあまり高くありません。二尖弁を有する方の親あるいは子どもにも二尖弁が存在する頻度は9.1%であったとの報告があります。したがいましてお子さんも二尖弁である確率は、そうでない方のお子さんに生じる確率より約5?10倍高いことになりますが、お子さんが二尖弁である確率はあまり高くないと言えるでしょう。

心臓がドカドカする- 日本心臓財団 -

床に就くと心臓がドカドカし、眠れないことが1週間に2、3回あります。普段は、特に異常はなく、日中にはまったく感じない。期外収縮性の不整脈と思われます。健康な人にもしばしばみられ、心配のないものです。しかし、心臓に病気がある場合には問題となることがあります。一度、循環器科を標榜する医師を受診なさって、ご相談なさっておくのが望ましいと思います。

心室中隔欠損は自然に閉鎖するか- 日本心臓財団 -

今月生まれた娘は、穴は小さいと言われたのですが、カ月後に再検査といわれています。具体的な穴の大きさは教えていただけませんでした。穴は自然にふさがる可能性もあると言われたのですが、他のホームページに症状が軽い場合、3ヶ月の間隔で良いと言われた方もいるみたいですし、やはり重い方なのか心配です。小さいものでも、どのぐらいの期間で塞がるものなのでしょうか?また、母乳の制限や運動の制限、泣かせる事の制限もないと言われましたが、手足が冷たいことも多いですし、平熱も低い気がします。平熱は36.3℃前後です。泣かせていると、体が紫色の様な色(少し大げさですが)になることがあったのでやはり心配です。1ヶ月毎の検診が続くと、病院に通うのに電車やバスを使うことになりますが、生まれてまだ2週間しか経たない子にはやはり負担が掛かるので心配です。心室中隔欠損は多い病気です。筋性部の小さい孔は高い率で自然に閉鎖します。この子の場合も1歳、2歳迄に閉鎖する可能性はかなりあります。1か月後の検診の後は3か月後、次は6か月後の検診になるでしょう。

起立性循環調節障害と大動脈炎症候群- 日本心臓財団 -

8年ほど前、海外出張中急に手足の脱力感と視界が暗くなり、冷汗、悪寒等で倒れるまでは行きませんでしたがそれが初めて現れた症状です。その後年に1、2回同じように症状が出ています。そのとき、24時間心電図をとったところ起立性調節障害といわれ、軽度の降圧剤から始めて血圧のコントロールをしましょうということになりました。週のうち2、3日それも1日のうちで極端に血圧の低下が1回以上あります。下がるときは60?40、下がっていない時は200?160が平均です。先日、人間ドックで、20%の心肥大、右頚動脈1.5cmにわたる狭窄あり、血圧240?190ということで、専門機関へ紹介されました。血圧のコントロールが可能なのか否か、頚動脈狭窄は血圧のコントロールができれば改善できるのかお聞きしたいのですが。年齢的に若い女性で、血圧が高く、動脈硬化があって、起立性循環調節障害がある、ということになると、大動脈炎症候群という病気を考えてみたくなります。血液検査で炎症反応はなかったのでしょうか。担当医にこのことを問い合わせてみてください。その上で、再度、メールをください。もちろん、これらの症状は大動脈炎症候群が基礎になくても起こることがあり、難儀することが多いものです。その場合には、これまでに用いられてきた薬と症状の関係をお知らせください。

肺動脈弁狭窄症の手術適応- 日本心臓財団 -

生後か月検診で心雑音があると言われ、大学病院を紹介してもらい、検査してもらった結果、心房中隔欠損症と肺動脈弁狭窄症であることがわかりました。心房中隔欠損症は自然に治りましたが、肺動脈弁狭窄症の圧差は24→27→29→32と進行しています。心電図では何の異常もありません。他に何の症状もなく元気で過ごしています。歳になった時にカテーテル検査のため入院しましたが検査当日、熱と咳が出ていたため中止になりました。今すぐする必要はないということで、暖かくなった春頃にする予定で退院しました。今の時期のほうが大人の血管よりカテーテル検査はやりやすいと聞きました。春には歳半ぐらいになっていますが、やはりカテーテル検査は必要でしょうか。歳の肺動脈弁狭窄です。圧差が24乃至32mmHgですと、手術もカテーテル治療も要らない、軽症です。カテーテル検査を今せず、経過をみてよいでしょう。

100m歩くと背中が締め付けられる- 日本心臓財団 -

先月から、散歩していて、100mぐらい歩くと背中が締め付けられます。分も休むと治まるが、歩き始めると今度は更に短い距離で起こる。背中の左肩胛骨の内側に違和感があり、運動しなければ起こりません。66歳、男性ということと、症状から考えて、狭心症を疑います。すぐに循環器科を標榜する医師にご相談下さい。

難病情報センタービタミンD依存性くる病/骨軟化症(指定難病239)- 難病情報センター -

HOME >> 診断・治療指針(医療従事者向け) >> ビタミンD依存性くる病/骨軟化症(指定難病239) ビタミンD依存性くる病/骨軟化症(指定難病239) びたみんでぃーいぞんせいくるびょう/こつなんかしょう 病気の解説(一般利用者向け) 診断・治療指針(医療従事者向け) FAQ(よくある質問と回答) 告示病名以外の指定難病対象疾病名はこちらにあります。 (概要、臨床調査個人票の一覧は、こちらにあります。) ○ 概要   .概要 ビタミンD依存性くる病/骨軟化症は、ビタミンD依存症ともいい、遺伝性に天然型ビタミンDに対する抵抗性を示すくる病(骨軟化症)を来す疾患で、生理量のビタミンDではその作用が不足する病態である。通常生後数か月以内に、くる病所見や、低カルシウム血症によるテタニーやけいれんで発症する。腎臓の25水酸化ビタミンD-1α水酸化酵素遺伝子(CYP27B1)の不活性型変異によりビタミンD活性化が障害されるビタミンD依存症型(Vitamin D-dependent rickets, type 1:VDDR 1)と、ビタミンD受容体遺伝子(VDR)の不活性型変異によりビタミンDの作用が障害されるビタミンD依存症2型((Vitamin D-dependent rickets, type 2:VDDR 2)に分類

難病情報センター原発性高カイロミクロン血症(指定難病262)- 難病情報センター -

HOME >> 診断・治療指針(医療従事者向け) >> 原発性高カイロミクロン血症(指定難病262) 原発性高カイロミクロン血症(指定難病262) げんぱつせいこうかいろみくろんけっしょう 病気の解説(一般利用者向け) 診断・治療指針(医療従事者向け) FAQ(よくある質問と回答) 告示病名以外の指定難病対象疾病名はこちらにあります。 (概要、臨床調査個人票の一覧は、こちらにあります。) ○ 概要   .概要 カイロミクロン代謝に必要な酵素の欠損や、輸送蛋白の欠損などにより、血中に異常にカイロミクロンが蓄積し、黄色腫(発疹性黄色腫)や、時に急性膵炎を発症させる疾患である。脂質異常症のWHO分類ではI型(カイロミクロンの増加)及びV型(カイロミクロンとVLDLの増加)を呈し、高トリグリセリド血症を示す。 原発性高カイロミクロン血症の原因となる疾患として、リポ蛋白リパーゼ(LPL)欠損症、アポリポタンパクC-II欠損症、アポリポタンパクA-V欠損症、GPIHBP1欠損症、LMF1欠損症、原発性V型高脂血症が知られている。いずれの疾患も血清トリグリセリド上昇により急性膵炎の発症・重症化リスクが高くなる。   2.原因 原発性高カイロミクロン(食物由来の、中性脂肪に富む軽くて大きなリポ蛋白)血症

難病情報センター特定疾患の疫学に関する調査研究班報告書- 難病情報センター -

HOME >> 難治性疾患研究班情報(研究奨励分野) >> 特定疾患の疫学に関する調査研究班報告書 特定疾患の疫学に関する調査研究班報告書 電子入力された臨床調査個人票に基づく特定疾患治療研究医療受給者調査報告書 厚生労働科学研究難治性疾患克服研究事業 特定疾患の疫学に関する研究班 平成17年3月 当該報告書全274ページを章ごとにいくつかのPDFファイルにわけ、目次に従って掲載しています。 目次 目的・方法と結果の概要 全疾患まとめた集計 疾患別集計 疾患別の詳しい集計 .年齢、発病時年齢についての集計 疾患別の詳しい集計 2.身体障害者手帳の取得状況と介護認定状況についての集計 文献  参考資料 一括ダウンロード 項目 PDF 目次

術後創のケア(抜糸せずに退院する場合)- 国立がん研究センター -

HOME > 診断・治療 > 治療を受けるとき注意したいこと > 創傷とスキンケア > 術後創のケア(抜糸せずに退院する場合) 術後創のケア(抜糸せずに退院する場合) 更新日:2006年10月01日 [ 更新履歴 ] 更新履歴 2006年10月01日 掲載しました。 閉じる .創傷治癒の過程  2.ケアの実際  .創傷治癒の過程 一般的な手術創は、縫合してから48時間でつき始め、創が完全に治癒するまでに年程度かかります。治癒の過程は、炎症期・増殖期・成熟期の3期に分かれます。 )炎症期(3日間) 創に残った細菌や死んだ細胞を除去し、新しい組織ができるように創を清浄化する時期です。 2)増殖期(3週間) 新しい組織(肉芽)が形成され、創の強度が増大していく時期です。 3)成熟期(3週間から年以上) 新しい組織が補整され、強化される時期です。創の強度は、週間では正常の10%、3週間で20%、最終的には、80%にまで回復します。 2.ケアの実際 退院時の創

インターフェロン療法- 日本消化器病学会 -

インターフェロン療法 .インターフェロンとは ウイルスなどの感染を受けたときに高等動物の細胞内、特に白血球、リンパ球などで作られるタンパク質です。抗体のように特定のウイルスにのみ反応する物質とは異なり、非特異的にウイルス増殖を抑制する物質であり、免疫活性化作用、腫瘍細胞の増殖抑制作用なども持っています。現在、医薬品として種々のインターフェロンが承認されていますが、消化器病領域では、B型およびC型肝炎ウイルスによる慢性肝疾患の抗ウイルス治療に用いられ、製剤ごとに対象疾患、投与方法が異なります(表1)。尚、ペグインターフェロンは、インターフェロンにポリエチレングリコール(ペグ)を付加し体内での持続時間を延長したものです。通常のインターフェロンαは週3回の注射を必要としますが、ペグインターフェロンは週1回の注射となります。 2.治療の実際 )B型慢性肝炎 ウイルスの完全排除は困難であり、治療目標はウイルス量を減少させ肝炎を沈静化させることです。年齢、経過、進行具合などを考慮して治療手段を決定しますが、薬物治療の一つとしてインターフェロンが使用されます。しかし、B型慢性肝炎に対するインターフェロンの効果は限定的なものであり、無効例も少なくありません。現在、B型慢性肝炎に対する治療の主体は、核酸アナログ製剤と呼ばれる経口抗ウイルス薬であり、ガイドラインにおいても、インターフェロンの対象は、自然寛解の可能性が存在する35歳未満の症例となっています。 2)C型慢性肝炎 C型慢性肝炎の抗ウイルス治療は、インターフェロンを主体としたものになります。インターフェロンの治療効果は、ウイルスのタイプ及び量に左右され、タイプ1型は2型より効きにくく、ウイルス量が多いとより効きにくいことがわかっています。現在、初回治療症例に関しては、表2に示すような治療選択が、ガイドラインとして推奨されています。   インターフェロンが効きにくい高ウイルス量症例には、ペグインターフェロンとリバビリンという経口抗ウイルス薬の併用が標準治療となります。日本人に多く、難治性であるタイプ1型・高ウイルス量症例に対しては、インターフェロン単独治療では約5%の方にしかウイルス消失すなわち治癒が望めませんでしたが、ペグインターフェロンとリバビリンの併用治療を48週間行うことで、約半数の方に治癒が得られるようになりました。 また、インターフェロンによる治療開始当初は、保険上1回の治療しか認められませんでしたが、現在は再治療も可能となり、ウイルス消失が困難な場合は、炎症抑制を目的とした少量インターフェロンの長期投与も可能となっています。更に、タイプ1で高ウイルス量の症例以外においては、肝硬変まで進展したあとでもインターフェロンを使用することが可能になっています。 3.副作用について インターフェロン療法には、副作用が伴います。軽いものから重篤なもの、経過を見ればいいものから治療の中止を要するものまで様々な副作用が出現します。殆どは治療後消失しますが、後遺症を残すものもあります。しかし、副作用

難病情報センターペルオキシソーム病(副腎白質ジストロフィーを除く)(指定難病234)- 難病情報センター -

HOME >> 診断・治療指針(医療従事者向け) >> ペルオキシソーム病(副腎白質ジストロフィーを除く)(指定難病234) ペルオキシソーム病(副腎白質ジストロフィーを除く)(指定難病234) ぺるおきしそーむびょう(ふくじんはくしつじすとろふぃーをのぞく。) 病気の解説(一般利用者向け) 診断・治療指針(医療従事者向け) FAQ(よくある質問と回答) 告示病名以外の指定難病対象疾病名はこちらにあります。 (概要、臨床調査個人票の一覧は、こちらにあります。) ○ 概要   .概要 ペルオキシソーム病は細胞内ペルオキシソームに局在する酵素・タンパクの単独欠損症と、それらのタンパクをペルオキシソームに局在させるために必要なPEXタンパクの遺伝子異常症(ペルオキシソーム形成異常症)の2つに分けられる。これらの遺伝子異常により様々なペルオキシソーム代謝系が障害され、中枢神経系を中心に対象となる臓器に障害を来して多岐にわたる臨床像を呈する。これまでに最も頻度の高い副腎白質ジストロフィーや、最も重篤かつペルオキシソーム病の極型であるツェルベーガー症候群など15の疾患に分類されている。ここでは既に指定難病の対象となっている副腎白質ジストロフィーを除いたペルオキシソーム病を対象とする。 <疾患分類> .ペルオキシソーム形成異常症

膀胱を摘出した場合のリハビリテーション- 国立がん研究センター -

HOME > 診断・治療 > リハビリテーション > 膀胱を摘出した場合のリハビリテーション 膀胱を摘出した場合のリハビリテーション 更新日:2015年10月23日 [ 更新履歴 ] 更新履歴 2015年10月23日 内容を全面的に更新しました。 2004年12月02日 更新しました。 1997年12月10日 掲載しました。 閉じる .尿路の再建について  2.回腸導管造設術、尿管皮膚瘻造設術  3.自排尿型新膀胱造設術  4.導尿型新膀胱造設術  5.尿路変向術後の排尿リハビリテーション  .尿路の再建について 膀胱(ぼうこう)がんなどで膀胱を適出した場合、尿路を再建する必要があります。これを尿路変向術といいます。再建方法として、回腸導管造設術、尿管皮膚瘻(ひふろう)造設術、自排尿型新膀胱造設術の3つがあり、がんのある位置、病態や全身状態などによって、いずれかが選択されます。 現在、わが国では回腸導管が最も多く実施されているようです。回腸導管造設術は長い歴史があり、術後も機能が安定した方法で長期にわたり合併症が少ないことが特徴です。 尿道(膀胱から尿の出口まで)を摘出する必要がなく、腎機能低下やクローン病などの消化管疾患、腹圧性尿失禁などがない男性の場合には、自排尿型新膀胱造設術が可能な場合があります。がんの広がりにより尿道

骨髄異形成症候群 (検査・診断)- 国立がん研究センター -

HOME > それぞれのがんの解説 > 骨髄異形成症候群 検査・診断 骨髄異形成症候群(こつずいいけいせいしょうこうぐん) 基礎知識診療の流れ検査・診断治療の選択治療生活と療養転移・再発 更新日:2016年06月17日 [ 更新履歴 ] 更新履歴 2016年06月17日 タブ形式に変更しました。「造血器腫瘍取扱い規約 2010年3月(第1版)」「造血器腫瘍診療ガイドライン2013年版」より内容を更新しました。 2006年10月10日 掲載しました。 閉じる .検査

肝切除術- 日本消化器病学会 -

肝切除術 肝臓はお腹の右上にある臓器で、.5kgと人間の臓器の中では脳と並んで最も重い臓器です。代謝、解毒・排泄、胆汁の産生、免疫能など、生命維持に欠かせない重要な働きをしています。この肝臓の一部を切り取る手術が肝切除術です。肝切除術の適応となる病気は、肝臓がん(原発性肝がん)が大部分ですが、その他に転移性肝がん、肝良性腫瘍、肝外傷などが対象となります。 肝臓は大きく右葉、左葉の二つの葉からなり、さらに8つの部分(亜区域)に分けられます(図)。肝切除術は、切り方によって部分切除、亜区域切除、区域切除、葉切除、拡大葉切除、3区域切除などの種類があります。これらの部分は肝臓に印が付いているわけではなく、手術に際しては、その部分を栄養する門脈や肝動脈を縛ったり、血管に色素を注入したりして色の変化によって境目を見極めます。そして、電気メス、ハーモニックスカルペル(超音波振動手術器具)、CUSA(超音波外科用吸引装置)、マイクロターゼ(マイクロ波手術器)など、様々な機械を使って肝臓を切ります。 肝臓は生命維持に不可欠な臓器であり、全部を切り取ることはできませんが、正常の肝臓では、3/4切り取っても大丈夫とされています。一方、肝がんは慢性肝炎、肝硬変を背景として発生することが多く、肝臓は正常に比べて弱っており、大きく切除しすぎると残りの部分で生命を維持できない状態(肝不全)になる危険があります。この、どのくらい切除できるかという肝臓の力を肝予備能といい、いくつかの血液検査を組み合わせて判断します。手術に際しては、この予備能を正確に評価することがきわめて重要です。 肝がんに対する肝切除術の成績ですが、1年後の生存率が87.8%、3年後69.2%、5年後53.4%となっています(表)。腫瘍の大きさ、個数、門脈への浸潤の有無・程度が手術後の予後に大きく影響する因子で、その他に、背景となる肝臓の状態が影響します。肝がんを切除した場合、肝臓そのものはB型やC型肝炎、肝硬変の状態のままであり、その後、また新たながんの発生することがしばしば見られます。従って、手術後は定期的な通院、検査が大切で、早期に発見して適切な治療を行うことが必要です。肝臓がんの治療が「モグラたたき」にたとえられる所以です。 図:肝区域 出典:「臨床・病理 原発性肝癌取扱い規約」、金原出版、p.5<図> 表:肝細胞癌に対する肝切除症例の累積生存率 タイトル 分類項目 n数

難病情報センターオスラー病(指定難病227)- 難病情報センター -

HOME >> 診断・治療指針(医療従事者向け) >> オスラー病(指定難病227) オスラー病(指定難病227) おすらーびょう 病気の解説(一般利用者向け) 診断・治療指針(医療従事者向け) FAQ(よくある質問と回答) 告示病名以外の指定難病対象疾病名はこちらにあります。 (概要、臨床調査個人票の一覧は、こちらにあります。) ○ 概要   .概要 オスラー病(遺伝性出血性末梢血管拡張症)は、.鼻出血、2.舌・口腔粘膜・指・鼻の末梢血管拡張、3.内臓病変(胃腸末梢血管拡張、肺、肝、脳、脊髄動静脈奇形)、 4.家族歴(遺伝性)を特徴とする疾患である。   2.原因 常染色体優性遺伝により発症する。現在まで、責任遺伝子としては、ENG(Endoglin)、ACVRL1(ALK1)、 SMAD4の3つが確認されている。最近、この3つ以外の責任遺伝子の存在がいくつか推定されているが、確定はされていない。臨床病型として、ENG異常によるものはHHT1ACVRL1異常によるものはHHT2と分類され、HHT1では肺及び脳動静脈奇形が、HHT2では肝動静脈奇形が多く併発することが知ら

2017年- 厚生労働省 (こころの耳) -

厚生労働省 メンタルヘルス関連 2018年 2017年 2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2011年 2017年05月12日 メンタルヘルス関連 【警察庁】平成29年の月別の自殺者数について(平成29年4月末速報値) 平成29年の4月の自殺者数は、1,876名(速報値)でした。先月(3月)より27名増加しています。 昨年同月(平成28年4月)より4名減少しています。 2017年05月10日 厚生労働

2017年- 厚生労働省 (こころの耳) -

厚生労働省 メンタルヘルス関連 2018年 2017年 2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2011年 2017年05月12日 メンタルヘルス関連 【警察庁】平成29年の月別の自殺者数について(平成29年4月末速報値) 平成29年の4月の自殺者数は、1,876名(速報値)でした。先月(3月)より27名増加しています。 昨年同月(平成28年4月)より4名減少しています。 2017年05月10日 厚生労働

集中治療における急性腎障害バイオマーカー〜L-FABPの可能性〜- 日本生活習慣病予防協会 -

た。 座長:石倉 宏恭 先生(福岡大学医学部救命救急医学講座教授) 演者:升田 好樹 先生(札幌医科大学 集中治療医学教授) 世界的にみて急性腎不全の院内死亡率は6割に及ぶ  臓器不全に対する治療の歴史を俯瞰すると、かつては単一の原因・臓器障害が死に直結する時代だった。例えば失血や呼吸不全などはそれぞれが単独でも死因になり得た。ところが輸血や輸液、人工呼吸といった新たな医療技術が一つずつ問題を解決していき、単一の原因・臓器不全の場合、その多くを救命可能になった。現在はさまざまな臓器の機能低下が重複して最終的に死に至るという病像が増えている。  腎不全に関してもそれ自体は比較的早い段階で透析技術の確立により解決されていたが、多臓器不全の進行とともに血液浄化が必要となってからの治療はいまだ満足できるものではない。実際、世界各国のICUにおける急性腎不全の予後をみると、日本では患者の重症度を示すSAPS IIスコアによる予測死亡率は41%のところ院内死亡率は64%に達している(表1)。他の国も似たような成績だ。これは10年以上前の報告だが恐らく今でもあまり変わっていないだろう。 表1 ICU入院患者における急性腎不全・院内死亡頻度の国際比較   施設数 患者数 期間有病率(95%CI, %) 予測死亡率*(%) 院内死亡率(95%CI, %) Australia 6 293 6.3(5.6-7.0) 47.0 54.3(47.7

内視鏡的逆行性胆管膵管造影- 日本消化器病学会 -

内視鏡的逆行性胆管膵管造影 . 目的と方法 膵臓や胆管・胆嚢の病気の診断や治療を行うための検査です。 2. 方法 内視鏡を十二指腸乳頭部(胆管と膵管が腸に繋がるところ)が見えるところまですすめます。直径1~2mmの細いチューブを乳頭部から膵管・胆管に挿入し、X線透視で観察しながら造影剤を注入します。レントゲン写真を撮影し、必要があれば続けて検査や処置・治療を追加します。 3. 偶発症 頻度は少ないですが、以下のような偶発症が生じることがあり、手術や長期の入院が必要になることがあります。 急性膵炎:(軽症;1 ~ 2 / 100件、重症1 / 1000件、死亡;1 / 30000件)、腸管の損傷・穿孔・出血など:(穿孔;1 / 7900件)、急性胆道感染症:(1 / 14700件)、麻酔剤・造影剤などの薬剤による過敏症:(1 / 25400件)、その他の偶発症(数字は1983 - 2002年の662,226件の全国調査によるものです)。 検査により判明した疾患の状況によっては、引き続き処置や治療を追加することがあります。これらの追加により、偶発症の頻度は若干増加します。具体的には、胆道ドレナージ術、乳頭拡張術、乳頭切開術、砕石術、などがあります。これらについては各項目の説明を参照してください。   (以下は削除) ドレナージ術:胆管や膵管が病気のため狭くなったところに、チューブを通して胆汁や膵液が流れるようにする方法です。 超音波検査:胆管や膵管の内側から超音波検査を行い、病変を詳しく調べます。 乳頭拡張術:胆管や膵管の出口を風船で拡げて処置を行いやすくします。 乳頭切開術:胆管や膵管の出口を切り開いて処置を行いやすくします。 砕石術:胆管や膵管の中の結石を砕いて取り出す治療です。 生検・細胞診:組織の一部、または胆汁や膵液を採取して、組織や細胞を顕微鏡などで観察することにより、病理学組織学的に病変の性状を調べ

検索がうまくが出来ない場合