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国立保健医療科学院
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病気の解説「1」での検索結果

6407件の検索結果

人工透析中の不整脈治療- 日本心臓財団 -

はじめの病院で検査した時は、動悸が早鐘のようになり数秒でもとに戻る症状でした。透析中なので、薬でなく、アブレーションをするように言われました。ヵ月後、別の病院で検査(レントゲン、24時間ホルター、エコー)しましたら、自分でも自覚できますが、動悸はなく、脈が5個打っては飛び、8個打っては飛ぶという期外収縮が分間に0回くらいある状態(日中続く)になりました。アブレーションは必要なしとのこと。やはり、腎臓排泄ができないであろうから、危険な不整脈ではないので経過観察と言われ、何もしておりません。苦しいとかの自覚症状はありませんが、何か胸が変で、つい深呼吸を時々してしまいます。動悸の時は日数回の症状でしたが、今の脈飛びは日中続いています。このように頻繁に飛んでいても、ほっておいて大丈夫でしょうか。動悸が強かったときは発作性頻拍、後の時々脈がとぶのは期外収縮のように思われます。それぞれ病院では確実に診断されているのでしょう。期外収縮は正常者にも時々あり、気づかないことも多いものですが、自覚すると気になり、不安も伴うものですね。しかしそれ自身による実害は割に少ないものです。基礎にある疾患(今の場合腎臓病など)あるいは頻拍を起こす可能性が問題がなり、薬その他の方法はありますが、すぐ根治するのは困難のことがあります。腎臓が悪いと副作用が起こりやすく、薬が使い難いということもあります。結局副作用や手数の兼ね合いで考えることになります。あなたの場合は病院で経過をみてもらっているわけですから、主治医とよく相談してみましょう。不整脈が最近多くなった理由はよく分かりませんが、風邪などから起こることもあり、自律神経の影響もあります。次第に消失していく場合もあります。

朝食欠食率(ちょうしょくけっしょくりつ)- 厚生労働省 (e-ヘルスネット) -

特定の集団において、朝食を摂る習慣のない人の割合。集団の中で朝食を摂る習慣のない人の割合のことを指します。厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、現在の国民の朝食の欠食率は平成11年以降、全体的に男女とも増加しています。特に20代で最も高く、平成17年の調査では、男性で33.1%、女性で23.5%が「朝食を食べていない」と回答しています。1人世帯でみると、20代の欠食率が49.4%と最も高く、30代の41.1%が続いています。なお、ここで言う 「欠食」とは、「菓子・果物などのみ」、「錠剤などのみ」、「何も食べない」に該当した場合をいいます。内閣府の「食育推進基本計画」(平成18年3月)では、朝食を欠食する国民の割合の減少を目標のひとつに掲げています。平成22年度には、平成12年度に4%だった小学生の朝食欠食率を0%に、また平成15年度には20代男性で30%、30歳代男性で23%であった朝食欠食率を、15%以下にすることを目標としています。

発作異性心房細動と高コレステロール- 日本心臓財団 -

10年ほど前から発作性心房細動と高コレステロール血症があります。心房細動は年に4回ほど起こります。コレステロール値は250くらいでしたが、ここ1年くらいは300を越えていました。1ヵ月前からクレストールを服用し始めました。総コレステロール値220以下を目標とするそうですが、下がりすぎる危険はありませんか。発作性心房細動と高コレステロールは悪いほうで相乗効果が出ることはありませんか。.年に4回ほどであり、24時間以内に収まるという程度の発作性心房細動の場合には、発作が起こったときに、その都度、薬物の頓服服用を勧めるというのが基本になっています。回数が増えたり、長く持続するようになったりすれば、カテーテル治療を考慮します。2.クレストールがよく効いているようです。このまま、続けることをお勧めします。コレステロール値には波状の変動があり、途中、あがったりすることもあります。3.コレステロールが下がってくると、発作性心房細動も起こりにくくなるという観察もあります。よい方向に向かっていると考えてよいのではないでしょうか。

【心臓・循環器】- 厚生労働省 (重篤副作用疾患別対応マニュアル) -

【心臓・循環器】○心室頻拍:全文(PDF:1,268KB)・患者の皆様へ (PDF:190KB)・医療関係者の皆様へ (PDF:659KB)・引用文献及び参考資料等 (PDF:156KB)○うっ血性心不全:全文(PDF:1,286KB)(令和元年9月改定)・患者の皆様へ(PDF:733KB)(令和元年9月改定)・医療関係者の皆様へ(PDF:703KB)(令和元年9月改定)・引用文献及び参考資料等(PDF:1,190KB)(令和元年9月改定)(うっ血性心不全)・全文(PDF:753KB)(平成21年5月)・患者の皆様へ (PDF:167KB)(平成21年5月)・医療関係者の皆様へ (PDF:285KB)(平成21年5月)・引用文献及び参考資料等 (PDF:209KB)(平成21年5月)PDFファイルを見るためには、AdobeReaderというソフトが必要です。AdobeReaderは無料で配布されています。(次のアイコンをクリックしてください。) GetAdobeReader

留置したステントが破損した- 日本心臓財団 -

半年前、心筋梗塞でステントを3箇所に入れました。半年後の冠動脈造影検査でステントが1箇所破損していたそうです。)ステントは簡単に破損するものなのでしょうか。2)破損したステントが血管を傷つけたり移動して他に悪影響を与えないのでしょうか。3)このままの状態を放置してよいものでしょうか。)留置したステントが破損することがあることは、最近になり、薬物溶出性ステント(DES)が多用されるようになって認識されるようになりました。薬物溶出性ステントでは全体の症例の2?3%で破損が認められるとの報告があります。問題はその破損により再び冠動脈が狭くなる、いわゆる再狭窄が起こるかどうかにかかります。2)ステントが簡単に移動することはないと思われます。3)報告では破損したステントで再狭窄の原因となるものは、全体の30%ということです。破損はあっても再狭窄につながらない70%の症例ではそのまま経過を観察して問題ないと思われます。再狭窄をきたした場合には適切な処置が必要となります。?

拡張型心筋症の薬物治療をこのまま続けていてよいか不安- 日本心臓財団 -

年前に拡張型心筋症と診断されました。年前と比べて駆出率(EF)が43.9%から41.8%に低下しています。主治医からは投薬治療の継続を言われていますが、最近、疲れと息切れ、呼吸が苦しくなってきている感じがします。このまま投薬治療の継続のみでいいのか不安です。年前と比べて、EFが43.9から41.8に低下したと書いてありますが、この程度の数字の変動は誤差範囲内であって、あまり気にすることではありません。つかれ、息切れが進行しているということには精神的なストレスが関わっている可能性があります。夜はよく休めますか。血液のBNP値の検査をしていただくと、心不全の指標になります。現在の投薬は標準的なものなので、しばらく経過をみられては如何でしょうか。

健康診断で心筋虚血の疑いとPQ短縮という結果が出た- 日本心臓財団 -

会社の健康診断で、心筋虚血疑いとPQ短縮で、要経過観察1年と出ました。自覚症状はありません。受診の必要があるのでしょうか。生活上、注意することはありますか。心電図上、PQ短縮というのは、心房から心室にいたる興奮伝導時間が短い、ということです。これには、)心房から心室にいたる距離が人より短いという場合、2)興奮伝導性がよくて、速く興奮が進行するという場合、3)副伝導路といわれる興奮伝導路が普通の伝導路とは別にあり、これがバイパスとなって、興奮が速く伝わるという場合、の3つの場合が考えられます。)と2)は問題になりません。3)の場合にはこの副伝導路を介して興奮が旋回し、頻拍発作をおこすことがあります。精密検査が必要となってはいないのであれば、これらの可能性は極めて低いのでしょう。もう一つ、心筋虚血疑いといわれてもいるようです。心筋虚血とは狭心症の疑いがあるということです。精密検査のためには運動負荷試験などを行ないます。ただし、これも経過観察が指示されているだけであるならばそれでよく、精密検査を受ける必要はないでしょう。健康診断の所見の意味を承知していればそれでよいので、日常生活の上でとくに注意することはありません。

バルサルバ洞拡大- 日本心臓財団 -

5年ほど前に風邪で内科にかかった時に心雑音が聞こえると診断され、近くの循環器科を受診しました。そこで僧帽弁閉鎖不全と診断され、年1回通院して経過を見せるよう言われました。今年も通院していつものように造影剤を入れてCTをしてもらいましたが、曾野結果、この1年間で大動脈が1cm近く広がって血液が心臓に逆流しているとの診断でした。そして、当初は僧帽弁閉鎖不全の診断でしたが、今日の診断はバルサルバ洞瘤になっていました。そんなことあるのでしょうか。カルテには67という数字が書いてありましたが、手術が必要なのでしょうか。バルサルバ洞の拡大がある人の場合には、弁帆を支える支持組織が弱く、弁帆のたるみが出やすく、僧帽弁閉鎖不全や大動脈弁閉鎖不全を起こし易くなります。67という数字が大動脈径が67ミリという意味であるならば、かなりな拡張があることを意味し、手術治療を考慮するという場合に該当します。担当医によくお話を伺ってみてください。

頸動脈エコー検査(けいどうみゃくえこーけんさ)- 厚生労働省 (e-ヘルスネット) -

脳に血液を送る首の動脈を超音波で簡単に視覚化できる検査。動脈硬化の早期発見や進行具合を確認する。頸動脈とは、脳に血液を送る首の血管です。頸動脈エコー検査とは、首の血管の様子を超音波を使って簡単に画像で見ることができる検査です。これにより動脈硬化の早期発見や進行具合がわかります。その際に計測されるのが、動脈硬化の指標のひとつである「内膜中膜複合体肥厚度(IMT)」です。IMTとはIntima Media Thicknessの頭文字で、三層からなる動脈壁の内膜と中膜を併せた厚さのことです。頸動脈のIMTが1.1mmを超えると動脈硬化と診断され、同様に全身の動脈硬化の進行も進んでいると考えられます。動脈硬化は老化でも進行しますが、通常であれば1.1mmを超えることはありません。またIMTの肥厚以外にも、血管壁に限局性の肥厚がみられる場合があります。これをプラークと呼び、動脈硬化の指標として重要です。高血圧・高脂血症・糖尿病・肥満などがあると、血管壁が厚くなって脳血管障害や虚血性心疾患のリスクが高くなります。

難病情報センター都道府県担当窓口一覧(兵庫県)- 難病情報センター -

健康福祉部健康局 疾病対策課 がん・難病対策班 〒650-8567 神戸市中央区下山手通5-10-1 078-341-7711 - - - 神戸市 保健福祉局健康部 健康づくり支援課 保健事業係 〒650-0001 神戸市中央区加納町6丁目5-1 078-331-8181 - - - 姫路市

難病情報センター神経系疾患分野ペリツェウス・メルツバッハー病(平成23年度)- 難病情報センター -

HOME >> 難治性疾患研究班情報(研究奨励分野) >> ペリツェウス・メルツバッハー病(平成23年度) 神経系疾患分野ペリツェウス・メルツバッハー病(平成23年度) ぺりつぇうす・めるつばっはーびょう 研究班名簿 一覧へ戻る 1. 概要 ペリツェウス・メルツバッハー病(Pelizaeus-Merzbacher disease; PMD)は、中枢神経系におけるミエリン形成の異常により発症する遺伝性脱髄疾患である。病型としてClassicタイプとConnatalタイプ

発作性心房細動に常時服薬は必要か- 日本心臓財団 -

発作性心房細動で治療を受けています。安静時に突然に不整脈が現れます。頻度は1?2回/年程度なのですが、医師からは毎日服用の指示が出ております。薬剤はシベノールを朝晩1錠ずつ、バイアスピリン、メインテートを朝1錠です。しかし、私自身は、常時服用の必要はないように感じております。理由は、現状でも常時服用していませんが(平均して3日に1度程度の服用)、不整脈が頻発しているわけではないこと、不整脈が出たときにシベノールを服用すれば症状は回復すること(ただし、常時服用をやめたときにどの程度の頻度で発生するかは不明です)、また、薬物の常用は必ず副作用があると考えられるからです。そこで、このような説明を主治医にいたしましたが、主治医の判断は常時服用のままでした。納得できる説明もなく、信頼感がもてません。この判断は果たして正しいのでしょうか。発作性心房細動の場合、発作がきわめて少ないときには、薬は常用せず、発作のときに頓服を服用するという方針をとることが多いようです。ただし、常用するよりも、この方がよいと言い切ることも難しく、医者によっては、少しの量を常用させ、発作のときに追加投与することを方針とすることもあります。医者を変更したいときには、「セカンドオピニオンを求めたいので、紹介状を書いてほしい」また、適当な医者があれば「紹介してほしい」とお願いするのが、よろしかろうと思います。

心室中隔、心房中隔欠損症は自然閉鎖しますか- 日本心臓財団 -

生後4ヵ月の子どもが心房中隔欠損症、心室中隔欠損症です。3ヵ月で心房ミリ、心室2ミリとなりました。)自然閉鎖は期待できるでしょうか。またどれくらいかかるでしょうか。(早いペースで閉鎖してきていると思うが、このペースが維持されるか、とまってしまうこともあるのでしょうか。)2)孔が大きくなることはあるのでしょうか。3)風邪の重症化はありますか。人ごみ外出は避けたほうがよいでしょうか。4)最近ミルクの飲みが悪くなったが、心臓の影響がありますか。また、これまで投薬もなく普通に生活しているが、悪化することはありますか。5)次の出産でも同じ病気の子どもの可能性は高いのでしょうか。気をつけることはありますか。)心房中隔欠損、心室中隔欠損とも自然閉鎖は期待できます。心房中隔欠損は1歳までに閉じることが多く、心室中隔欠損は数年かかって閉じることが多いです。2)孔が大きくなることはありません。3)風邪は特に重症にはならないでしょう。4)心臓の影響はないでしょう。悪化はないでしょう。5)次の出産で先天性心疾患の子どもの可能性は3%です。先天性心疾患の種類は、半分は同じ、半分は違います。気を付けることは、妊娠初期にX線、薬、風疹などにならないことです。?

僧帽弁閉鎖不全症と診断されたがマラソンを続けられるか- 日本心臓財団 -

昨年12月、人間ドックで心雑音の指摘を受け、心エコー検査を進められました。早速、受診したところ、僧帽弁逸脱による閉鎖不全症で、程度は1?2度、現在、心機能の異常や心肥大は見られないとのことでしたが、年に回は、エコー検査をして経過観察が必要とのことでした。運動も、競技としてでなく趣味程度ならば特に制限はないとのことでしたが、これまで健康診断などで、心雑音など心臓の異常について言われたことがなかったのに、突然、このような病名を告げられ驚きました。その後、いろいろと自分なりに調べてみたところ、これは、弁膜症のひとつで程度により差はあるが悪化すれば、いろいろな制限や手術が必要とのことで、今後のことを考えると不安になりました。私は4年ほど前に健康のためジョギングを始め、それがきっかけで、今ではフルマラソンやトライアスロンをするようになり、週に5時間程度のトレーニングをしており心臓に負担はかけていたと思います。スポーツは生涯続けていこうと思っていただけに、今後もできることなら、続けていきたいのですがどのようなものでしょうか?また、今後、進行していく可能性はあるのでしょうか?書類等の既往症には弁膜症(僧帽弁閉鎖不全)と記入しなければならないのでしょうか?僧帽弁逸脱による僧帽弁逆流は経過がよく、あまり進行しません。腱索が重ねて切れるかしない限りは何事もなく過ごせると思います。つまり、(1)現状から進行するということはあまり考えにくいことです。しかし、フルマラソンやトライアスロンをしているというのでは、話は別です。激しい運動は控えたほうがよいと思います。身体に負担をかけ続けていると心臓の弁あるいは腱索に過剰な負担がかかることになるからです。(2)書類には病名を記入しなければならないのは当然のことです。

心房中隔欠損症の自然経過- 日本心臓財団 -

先月、1,700グラムで未熟児を出産しました。先日まで未熟児室で入院していましたが、その間の検査で、4ミリの心房中隔欠損症と判明しました。説明を受けた小児科医からは血流に大きな問題はなく、治療の必要もないが、今後定期的に検査を受けるように。また、穴の大きさは今後大きくなることはないとのことでしたが、以下の点で疑問がありますので、ぜひご回答をお願いいたします。)本当に今後穴の大きさが大きくなることはないのでしょうか?2)今後も定期的に検査が必要ということは、血流や穴の状況が変化する可能性があると思うのですが、どのようなことが想定されるのでしょうか?(年齢・成長によって自然閉鎖したり、また逆に穴が大きくなって状況が悪化する等)3)もし、穴の大きさがこのまま4ミリ程度であれば、一般的に今後一生手術の必要などはないのでしょうか?今までの先生の説明は正しいです。4ミリの心房中隔欠損は大きくなりません。歳までに自然に閉鎖する確率が高いです。また4ミリの孔が歳以後に残っても手術は不要です。

血圧- 日本心臓財団 -

血圧けつあつ心臓から送り出される血液によって、動脈壁に加えられる圧のこと。血圧には収縮期血圧と拡張期血圧とがあり、それぞれ、血圧の最高と最低または上と下といわれる。平均血圧値(上下の圧差の3分の+下の血圧)は、心拍出量と血管抵抗の積できまる。

Brugada症候群という疾患に出会ったことがありません。たまには出会うものでしょうか- 日本心臓財団 -

□器質的心疾患がないのに特徴的な心電図異常を持ち、主に夜間や早朝に心室細動を生じるBrugada症候群、症候はなくて心電図異常があるだけのBrugada型心電図、前者は滅多に出会わないもの、後者はたまには出会うもの、と言えます。□Brugada型心電図異常はcoved型(type1)とsaddle-back型(type2、type3)の3種類に分けられますが、前者は日本人学童で0.005%、成人で0.1~0.3%、後者は40歳以上で0.7%、男性では2.1%にも達すると報告されています。つまりBrugada型心電図は100人の心電図をとると回は出会う可能性があります。□心電図異常には日差変動、日内変動があり、副交感神経優位の時に強くなるので早朝や夜、満腹状態などに記録すると発見しやすいです。また、発熱時にも強く変化しますし、胸部誘導を肋間上で記録しても発見率が上がります。疑わしい時は上記を参考にして繰り返し心電図をとって下さい(図)。図 Brugada型心電図の例(70歳男性) A.胆嚢炎による高熱時(coved型,type1) B.解熱剤使用後(coved型,type1) C.数日後の午前(saddleback型,type2) D.さらに数日後の午後(type3)□Brugada型心電図を未発症のBrugada症候群というべきかは難しい問題です。Brugada型心電図から突然死が生じる比率は年間で0.5%とされ、確かに無症候性Brugada症候群とも言えますが、発症しない人の方がはるかに多いからです。無症候からの発症例の多くが自然発生のcoved型(type1)を示すと言われますが、実際の発症予測は専門医でも非常に困難で、むやみに負荷試験を行うとかえって悩ましい結果を得ることになります。Brugada型心電図はたまには出会いますが、あまり出会いたくないものです。Brugada症候群は滅多に出会えないもの、Brugada型心電図はたまに出会うもの、でも出会いたくないもの。

健康診断で診断されたWPW症候群とは?- 日本心臓財団 -

先日、健康診断でWPW症候群と診断されました。WPW症候群について教えてください。WPW症候群は心房と心室の間に副伝導路という普通の人にはない興奮伝導路があって、ここを興奮が旋回するために、突然に頻拍発作を起こすことがあるという生まれつきの異常です。珍しいものではなく、1,000人に2、3人くらいの頻度でみられます。頻拍発作を起こすこともなく、異常に気づくこともなく、知らずに一生を終わる人も多いのです。

不整脈源性右室心筋症で妊娠を避けるようにいわれた- 日本心臓財団 -

1?2年前くらいから不整脈を感じるようになり、最初は不整脈の数が1日5千回くらいだったのが、仕事が忙しくなるにつれて、11万5千回くらいと3倍に増えてしまいました。2ヶ月後に結婚を控えているために、検査入院を勧められました。不整脈に対するカテーテルアブレーションをやりましたが、すべてを焼き尽くすことはできませんでした。不整脈の数は、手術後は少し減ったようです。その後、基礎疾患がないか、検査をしたところ、軽度右室拡大、軽度機能低下があり、不整脈と合わせて考えると不整脈源性右室心筋症の可能性は否定できないという結果でした。これから結婚をするのに、妊娠すると心臓に負担がかかるという理由と、親子性の場合に子どもに遺伝するという理由で、?2年は病状を見るためにも妊娠は避けたほうがいいとの先生の意見でした。しかし、それに納得いかず、子どもを産めないと思うと悲しくて眠れません。不整脈源性右室心筋症との診断にてショックを受けられたこととご推察し、ご同情申し上げます。私たちの心拍は1分間に70回、1日に10万回、一生に約40億回を刻むと推定されます。したがって、11万回程度の不整脈は確かに多く、その分心臓に余計な負担をかけたり、あるいは心臓が本来の働きを十分にできなかったりする不具合いが生じると判断されます。その点でカテーテルアブレーションを行い、不整脈数が減少したことは喜ばしい限りです。しかし、その原因が不整脈源性右室心筋症にあるのではとの疑いをもたれたとのことですが、本症の診断はしばしば困難であり、確定診断のために経過観察を要することはよく知られています。それで、その間妊娠を避けた方がよいとのアドバイスを受けたものと解されます。様子観察の間は心臓に負担をかける妊娠を回避したほうがよいとの判断だと思いますので、子供が産めないということには必ずしもつながりません。リスク管理の常套手段としての指導と理解され、過度の不安はお持ちにならないことをお薦めいたします。また、たとえ不整脈源性右室心筋症の診断が確定しても、医師は患者さんの希望を第一優先に考え、適切な指導に努めますので、その時には自分の希望を強く述べたら如何でしょう。いずれにせよ、循環器専門医、特に不整脈診療を得意としている医師による適切な疾病管理を受けられることをお薦めいたします。

もしワーファリン療法中、出血するような事故にあったら- 日本心臓財団 -

私は、10年ほど前に大動脈弁閉鎖不全で人工弁の置換手術を受けています。現在のトロンボテストの結果は20%前後で、ワーファリンを日に5錠と散薬を1.7mg飲んでいます。今まで抜歯を2回行い、その時は、抜歯の前の日に服薬を中止し、抜歯の日は抜歯の後に服薬しています。始めは髭そりのかみそりで顔を切って血が止まらず、しばらく押さえていることが何回かあり、現在は電気かみそりを使っています。今まで交通事故に遭ったことはありませんが、今後、交通事故とか、出血を伴うような事故に遭ったときはどうしたらよいでしょうか。弁置換手術を受けワーファリン5mgの治療を受け、トロンボテストで20%でコントロールされているのですね。ワーファリン使用で出血の緊急の危険があったときは、ビタミンKの注射をします。ワーファリンの作用が抑えられます。外出するときは、現在ワーファリン治療を受けていることを第三者がわかるように記載したものを常に携行することをお奨めします。事故で出血をした際には、ビタミンKの注射を要求してください。

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