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国立保健医療科学院
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病気の解説「膀胱がん」での検索結果

43件の検索結果

たばこが遺伝子変異の原因に 「1日1箱1年」で肺に150個のDNA変異- 日本生活習慣病予防協会 -

する。【たばこ白書】 日本の喫煙対策は遅れている 屋内では100%禁煙に受動喫煙による肺がんリスク JTの見解に国がんが真っ向から反論 喫煙とがんの関連については、世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)が、肺がんをはじめとするさまざまながんの原因となると結論付けている。また、喫煙年数が長く、1日の喫煙本数が多く、喫煙開始年齢が若くなるほど、がんのリスクが高まることが示されている。 たばこに含まれる発がん物質は約60種類あり、その多くは体内の酵素で活性化された後、DNAと結合し、遺伝子変異を引き起こす。こうした遺伝子変異が、がん遺伝子、がん抑制遺伝子などに蓄積することで細胞ががん化すると考えられているが、突然変異の誘発機構やがん種による違いなど明らかになっていないことも多い。 そこで、国立がん研究センターなどの研究チームは、さまざまな臓器のがんでのDNA(遺伝子)異常に、喫煙がどの程度、影響を及ぼしているのかについて、17種類のがんについて計5,243例のがんゲノムデータをもとに検討した。1年間毎日1箱のたばこを吸うとDNA変異が肺がんで150個 その結果、生涯喫煙量とその患者のがん細胞に見られる突然変異数には、統計的に正の相関がみられ、喫煙が複数の分子機構を介してDNA変異を誘発していることを明らかになった。 1年間毎日1箱のたばこを吸うと、DNA変異が、肺がんでは150個、喉頭では97個、咽頭では39個、口腔では23個、膀胱では18個、肝臓では6個起こると推計されている。 さらに、変異パターンの解析から、喫煙によって発がんリスクが上昇するがんには少なくとも3つのタイプが存在することが判明。 「タイプ1」はたばこ由来発がん物質暴露が直接的に突然変異を誘発しているがん(例:肺がん、喉頭がん、肝臓がん)、「タイプ2」はたばこ由来発がん物質暴露が間接的に突然変異を誘発しているがん(例:膀胱がん、腎臓がん)、「タイプ3」は今回の解析で明らかな変異パターンの増加が認められなかったがん(例:子宮頸がん、膵がん)だという。喫煙関連のがんの予防や治療につながる成果 これらの研究成果から、がん発症において喫煙が全ゲノム解読レベルで突然変異を誘発していることが確かめられた。さらに、今回たばこ由来発がん物質暴露が間接的に突然変異を誘発するタイプのがんが認められたことで、今後喫煙による間接的な突然変異誘発機構の活性化に関する詳細な分子機構が解明されることで、喫煙関連のがんの予防や治療が進むことが期待されると、研究グループは述べている。 国際がんゲノムコンソーシアムでは、現在、日本・英国・米国

ウォーキングが13種類のがんのリスクを減少 30分の運動でがんを予防- 日本生活習慣病予防協会 -

に、144万人の19~98歳(年齢の中央値は59歳)の男女を対象に、生活習慣とがんの発症について11年間にわたった調査した。期間中に18万6,932件のがんが確認された。  解析した結果、ウォーキングなどの活発な運動を週に5日以上行っている人では、ほとんど運動しない人に比べ、がんの発症リスクが20%低下することが明らかになった。  運動を習慣として行うことで、▽食道腺がん 42%、▽肝臓がん 27%、▽肺がん 26%、▽腎臓がん 23%、▽胃噴門がん 22%、▽子宮体がん 21%、▽骨髄性白血病 20%、▽骨髄腫 17%、▽結腸がん 16%、▽頭頸部がん 15%、▽直腸がん 13%、▽膀胱がん 13%、▽乳がん 10%——がんの発症リスクがそれぞれ低下することが示された。  「余暇時間に座ったまま過ごすのをやめて、立ち上がってウォーキングなどの運動することが大切です。運動の習慣をもっている人は、さまざまな部位のがんの発症リスクを下げられることが示されました。運動には肥満や心臓病を防止する効果もあります。保健指導に従事している専門家は、運動をする習慣のない人や肥満の人に対し、健康なライフスタイルとして運動をはじめることを奨励するべきです」と、米国立がん研究所のスティーブン ムーア氏は言う。 ウォーキングががんリスクを低下させるメカニズム  ウォーキングなどの運動ががんの発症リスクを低下させるメカニズムについての研究も進んでいる。がんの発症リスクが高くなるメカニズムのひとつに、肥満や運動不足などによって引き起こされる「高インスリン血症」が影響していると考えられている。  「インスリン抵抗性」(インスリンの作用低下)による高血糖を抑えるために、インスリン分泌の過剰により引き起こされるのが高インスリン血症だ。この状態では、インスリン抵抗性をインスリンの量でカバーしているため血糖値はそれほど高くならないが、高血圧や動脈硬化などが進行しやすくなる。さらに、高インスリン血症が続くとインスリン抵抗性がさらに強まるという悪循環に陥り、やがて血糖値が上昇し2型糖尿病を発症する。  また、血液中のインスリンが多過ぎると、細胞増殖、成長促進など、さまざまな働きをするIGF(インスリン様成長因子)という物質の働きが活発になり、IGFに結合してその働きを抑えるタンパク質の産生が抑制されてしまう。さらには細胞から分泌される「サイトカイン」と呼ばれるタンパク質が慢性炎症を引き起こし、がん細胞がさらに増殖しやすくなる。  運動には免疫機能を改善したり、体脂肪を減らして、女性ホルモンであるエストロゲンを減らしたり、男性ホルモンであるテストステロンを増やす作用もある。これらの性ホルモンの分泌が乱れるとがん細胞の発育が促されるが、運動をして体脂肪を減らすと、これらのホルモンの分泌が調整され発がんリスクが下がる。  さらには運動には、がんの発生を誘発する「活性酸素」や「フリーラジカル」の産生を減らし、がん細胞の発生や老化を抑制する効果がある。 運動習慣のある人は健診を受ける回数が多い

薬物療法(化学療法)- 国立がん研究センター -

れます。 胃がん 6)大腸がん 現在、大腸がんには、抗がん剤がいくつか使用されています。ある程度進行したがんに対して、根治的な手術後、再発を少しでも防止するための補助的手段として使われることがあります。また、がんが切除されなかった場合や、手術後再発し、再手術では切除できないような病変に対しても、抗がん剤はしばしば使用されます。フルオロウラシルが有効で、近年、この抗がん剤の奏効率を高める治療の研究が進み、好成績が得られつつあります。最近、塩酸イリノテカンが有効であることも報告されています。 大腸がん 7)膵臓がん 重い全身合併症がなく、肝臓、腎臓、骨髄機能に高度な障害がない場合は、化学療法が行われます。使用される抗がん剤には、ゲムシタビン、フルオロウラシル等がありますが、単独では薬剤の効果が十分でないことが多く、効果を高めるためさまざまな努力がなされています。 膵臓がん 8)膀胱がん 肺や骨、リンパ節など他の臓器への転移がある場合には、シスプラチンを中心とした抗がん剤を使用して、全身化学療法を行います。多種類の薬剤を併用して行いますが、薬物有害反応がかなり強くみられます。奏効率は、60〜70%といわれています。 膀胱がん 9)子宮がん(子宮頸がんと子宮体がん) 手術後は、抗がん剤のシスプラチンを主体とする多剤併用化学療法でがん細胞の完全消失が認められ、長期に生存している患者さんも増えています。子宮体がんでは、大量の黄体ホルモンによる内分泌療法が行われる場合が多いよう

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