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病気の解説「脳卒中」での検索結果

756件の検索結果

米国成人の27%が肥満 年間医療費が平均12万円高くなる- 日本生活習慣病予防協会 -

された。 自己申告にもとづく調査なので、肥満率は実際にはさらに高い可能性もあるという。自己申告では男女ともに自分の身長を多めに、女性では体重を少なめに言う傾向がある。ウィリアム・ディーツ氏(栄養学)らによると、2007〜08年調査では肥満率は33.9%(約7300万人)と推計され、今回の調査より7.2ポイントも高かった。 報告書では、肥満が増加するとそれに関連した医療費も上昇すると指摘。2008年に肥満に関連した医療費は約1470億ドル(約13兆円)に上り、肥満の人の年間医療は、標準体重の人に比べ平均で約1429ドル(約12万円)高くなるという。 「肥満は公衆衛生上の重大な脅威だ。徹底して対策に取り組む必要がある。肥満は心臓病、脳卒中、2型糖尿病、がんなど、生命を危険にさらすおそれの病気の原因になる」とCDCのトマス・フリーデン氏(公衆衛生学)は述べている。More U.S. Adults Report Being Obese(米疾病対策センター:CDC)Overweight and Obesity(米疾病対策センター:CDC)Prevalence and Trends in Obesity Among US Adults, 1999-2008JAMA. 2010;303(3):235-241. Published online January 13, 2010 (doi:10.1001/jama.2009.2014)(Terahata)◀ 前の記事へ次の記事へ ▶ 関連トピック 疾患 ▶ 肥満症/メタボリックシンドローム

「社会的支え」の多い男性はメタボ有病率が高い 欧米と逆の結果- 日本生活習慣病予防協会 -

倍(95%信頼区間:0.58-0.97)と低いことが分かった。女性では差が認められなかった。 肥満については、男女ともに社会的支えの多い人で肥満の割合が高くなり、社会的な支えの少ない男性では特に割合が低くなった。社会的支えが増えるにつれ、多量飲酒や付き合いで飲酒する割合、脂肪摂取量が多くなる傾向がみられた。厚生労働省研究班 多目的コホート研究(JPHCスタディー)社会的支えが健康行動やストレスに影響 今回の研究結果が、欧米の調査と正反対となったことについて、研究班は「社会的支えの多い男性は、宴会や飲み会などの影響で飲酒や脂肪摂取の機会が多いからではないか」と分析。宴会や飲み会を「日本文化特有の現象」として、特に中年期男性において社交の機会となり、社会的な支えとなっている可能性があると指摘している。「ストレスの発散の場になる一方で、お酒や脂肪のとりすぎにつながる。肥満、メタボリックシンドロームに気をつける必要がある」と述べている。 欧米での同様の研究では、社会的支えが低いとメタボリックシンドロームやその構成因子の頻度が上昇するとの報告がある。その理由は「社会的な支えが少ないと、話し相手が少ないため、不安や悩みを誰にも打ち明けられずに1人で問題を抱えてしまい、そのことが健康行動やストレスなどを介して循環器疾患、メタボリックシンドロームおよびその構成因子などの出現に影響するから」と考えられている。日本人を対象とした研究でも、社会的な支えが少ない人では、心筋梗塞の発症や死亡リスク、脳卒中の死亡リスクが高い傾向があるという報告がある。多目的コホートに基づくがん予防など健康の維持・増進に役立つエビデンスの構築に関する研究(JPHC Study)(Terahata)◀ 前の記事へ次の記事

【2008年国民健康・栄養調査】 中年男性の3人に1人が肥満- 日本生活習慣病予防協会 -

で調査した2003年以降の調査で最低だった。喫煙率を年代別にみると男性は40代が51.9%でもっとも高く、女性は30代の18.0%が最高だった。2003年調査と比べ減少が多かった20代男性で、14.6ポイント減の41.2%だった。一方、たばこをやめたいと思う人は、男性28.5%、女性37.4%で、男性で増加した。喫煙や受動喫煙の影響については、「たばこを吸うとかかりやすくなる病気」として「肺がん」(87.5%)、「妊娠肺がんへの影響」(83.5%)、「咽頭がん」(65.9%)を挙げた人が多かったが、「脳卒中」(50.9%)「心臓病」(50.7%)「歯周病」(40.4%)は比較的少なかった。最近1ヵ月間にストレスを感じたことがあると回答した人の割合は男性で57.9%、女性で64.1%に上り、2003年と06年の調査時とほぼ同様の水準になった。1日の平均睡眠時間は、男女とも「6時間以上7時間未満」がもっとも多く、男性35.0%、女性36.5%。5時間以上6時間未満が男性22.1%、女性25.6%、5時間未満が男性5.1%、女性6.2%いた。「睡眠で休養がとれていない」と回答した人は、男性18.4%、女性19.6%だった。平成20年国民健康・栄養調査結果の概要について(厚生労働省)(Terahata)◀ 前の記事へ次の記事へ ▶ 関連トピック 疾患 ▶ 肥満症/メタボリックシンドローム 2018年01月11日 糖尿病3分間ラーニング、いま話題の〈血糖トレンド編〉公開 2017年12月12日

コレステロール制限不要? 情報の一人歩きに注意喚起 動脈硬化学会- 日本生活習慣病予防協会 -

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7割超の事業所で長時間労働や健康障害防止の未実施 厚労省調査- 日本生活習慣病予防協会 -

) もっと見る ▶ 疾患 ▶ 脳梗塞/脳出血 2017年09月28日 今年は食後高血糖(血糖値スパイク)「糖をはかる日」講演会開催間近!! 2017年09月26日 糖尿病合併症のバイオマーカー:GAの臨床的意義 2017年08月23日 10月8日は、「糖をはかる日」講演会2017 参加者募集開始 2017年08月07日 日本の脳卒中の発症者は年間29万人 半分以上が死亡や介護が必要な状態に 2017年07月04日 高リスク糖尿病の二次予防はLDL-C70未満 動脈硬化性疾患予防GL改訂 もっと見る ▶ 疾患 ▶ 心筋梗塞/狭心症 2017年10月19日 心・脳血管疾患に注意 3人に1人が「発症前に知っていたら」と後悔

バターや肉の脂肪は心臓に悪い 代わりに食べると良い食品が判明- 日本生活習慣病予防協会 -

。●推奨される食品野菜や果物:さまざまなビタミン、ミネラルや食物繊維が含まれており、高血圧、心臓病や脳卒中などのリスクを下げる。全粒穀物:全粒穀物とは、全粒小麦、玄米、雑穀など、未精製の穀物のこと。精製の過程で失われる食物繊維、ビタミンやミネラルなどの栄養素を豊富に含む。ナッツ・大豆:これらの食品に含まれる植物性タンパク質には、コレステロールの吸収を抑える働きがある。不飽和脂肪酸も豊富に含まれる。魚:質の良い動物性タンパク質と、EPAやDHAなどの多価不飽和脂肪酸が多く含まれる。タンパク質と脂質をバランス良く摂ることができる。適量の乳製品:牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品は、カルシウムを多く含まれる。ただし、取り過ぎは飽和脂肪酸の過剰になるので、低脂肪や無脂肪を選ぶと効果的。●推奨されない食品精製された炭水化物:白米、白パン、小麦粉などの精製された炭水化物は血糖値を急激に増加させるので、過剰な摂取には注意が必要。赤身肉、加工肉:赤身肉や加工肉は飽和脂肪酸を多く含む。飽和脂肪酸から摂取するカロリーは総カロリー摂取量の10%以下に抑えることが推奨される。食塩:食塩の摂取は、1日6g未満が推奨されている。塩分控えめのだしと食材のうまみを活用する日本食は健康食と評価されている。欧米食ではハーブ、スパイスに置き換えることで使用を減らすことができる。不飽和脂肪酸や全粒穀物を増やすと冠動脈疾患の発症リスクは低下 研究チームは、米国で実施された大規模前向きコホート研究である「看護師健康調査」(1980~2010年)に参加した女性8万4,628人と、「医療従事者追跡調査」(1986~2010年)に参加した男性4万2,908人を対象に解析した。 参加者は、研究開始時に糖尿病や心疾患、がんを発症していなかった。研究チームは、参加者の食生活について24~30年間にわたって4年ごとにアンケート調査を行った。 食事に関するアンケートでは、過去1年間に食べた食品の量や種類、頻度などに加えて、調理やドレッシングに使用する食用油の種類などを尋ねた。また、血液検査を行い、コレステロール値などを調べた。 調査期間中に7,667人が心筋梗塞などの冠動脈疾患を発症した。飽和脂肪酸の摂取量を5%減らして、その分のカロリーを他の脂肪や炭水化物に置き換えたときに、冠動脈疾患の発症リスクは低下することが判明した。 発症リスクは、飽和脂肪酸を「多価不飽和脂肪酸」に置き換えると25%減少し、「一価不飽和脂肪酸」に置き換えると15%減少し、全粒穀物に置き換えると9%減少した。 多価不飽和脂肪酸は、αリノレン酸、DHA(ドコサヘキサエン酸)、IPA(イコサペンタエン酸

心臓病を予防するための食事 心臓にやさしい「ハートレシピ」を発表- 日本生活習慣病予防協会 -

・高知大学医学部附属病院栄養管理部栄養管理副部長の協力を得て開発した。「ヘルスケア×食×地域」をテーマとした予防啓発 レシピは1日あたりの食塩相当量を6g未満に設定、野菜や海草、キノコなどは1日量が350g以上とれるレシピにした。また食材は1日あたり計約30種類を使用している。 日本心臓財団は健康のために、塩分は1日あたり6g未満の摂取に抑え、野菜を1日あたり350g以上採ることを推奨している。 「心疾患は、年齢のみならず、偏った食生活など生活習慣の乱れも大きなリスク要因です。とくに過度な塩分摂取は高血圧へとつながり、心疾患や脳卒中の原因となります」と、北岡教授は言う。ハートレシピのポイント 高知県の自然豊かな、山・海・川・畑の幸を使用した、家庭で楽しめるレシピ。1. 低エネルギー、塩分抑え目、野菜350g レシピ1日あたりで、エネルギー1675kcal、脂質40g、食物繊維18g、食塩相当量5.7g。2. 1日平均31種類の食材を使用 野菜、海草、いも類(こんにゃく)、果物を1日あたり平均21種類、調味料以外の食材を計平均31種類使用。3. 昼食>夕食>朝食で1日の活動量に沿った栄養摂取 朝食、昼食、夕食のエネルギーの平均比率は、29%、37%、34%で内臓への負担を低減する食事量となっている。 ハートレシピは、すべての人に身近な「食」に着目し、地域の特産品を活用して健康課題の解決を目指す「ヘルスケア×食×地域」をテーマとした新しい疾患予防啓発活動であり、多くの方が心臓の健康に関心を持つきっかけとなり、生活習慣の見直しにつながることを目指している。 「ハートレシピ」全21種類は、日本心臓財団のホームページで見ることができる。ハートレシピ(日本心臓財団)(Terahata

高齢者では少量の飲酒であっても心臓病のリスクが上昇- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 最近の関連情報・ニュース 最近の関連情報・ニュース 2015年07月09日高齢者では少量の飲酒であっても心臓病のリスクが上昇キーワード:二少(少食・少酒) 心筋梗塞/狭心症 高齢者では少量の飲酒であっても心臓病のリスクが上昇することが、4,466人の高齢者(平均年齢76歳)を対象にした調査で明らかになった。飲酒の「Jカーブ現象」は高齢者にはあてはまらない 適度の飲酒であれば、虚血性心疾患や脳梗塞、2型糖尿病などの発症リスクが減少し、死亡率も低下することを示した研究は多く、飲酒の「Jカーブ現象」として知られるが、この現象がみられるのは中年の男女に限られる。 高齢者の飲酒には、むしろ注意が必要だ。飲酒量が増えると、高齢者では高血圧や脳卒中が増えることが知られるが、心臓にも異変が起こるという研究を、ハーバード大学医学部の研究チームが発表した。 今回の研究は、ボストンのブリガム アンド ウィメンズ病院などで実施されている大規模研究「地域における動脈硬化症リスク研究」(ARICS)に参加した4,466人の高齢者(平均年齢76歳)を対象に行われた。 アルコールの量を示す単位である「ドリンク」は、米国ではビールでは缶ビール1本(340g)、ワインでは1杯(113g)に相当する。米国心臓学会(AHA)は「適度な飲酒」を、1日に男性は2ドリンク、女性は1ドリンクまでとしている。 研究チームは、参加者をアルコールの摂取量によって、「まったく飲まない」「週に1~7ドリンクを飲む」「週に7~14ドリンクを飲む」「週に14ドリンク以上を飲む」の4つのグループに分けて比較した。高齢者

きまじめな「タイプD気質」 心臓病やメンタル面での不調に注意- 日本生活習慣病予防協会 -

出血 2017年09月28日 今年は食後高血糖(血糖値スパイク)「糖をはかる日」講演会開催間近!! 2017年09月26日 糖尿病合併症のバイオマーカー:GAの臨床的意義 2017年08月23日 10月8日は、「糖をはかる日」講演会2017 参加者募集開始 2017年08月07日 日本の脳卒中の発症者は年間29万人 半分以上が死亡や介護が必要な状態に 2017年07月04日 高リスク糖尿病の二次予防はLDL-C70未満 動脈硬化性疾患予防GL改訂 もっと見る ▶ 疾患 ▶ 心筋梗塞/狭心症 2017年10月19日 心・脳血管疾患に注意 3人に1人が「発症前に知っていたら」と後悔 2017年09月28日 今年は食後高血糖(血糖値

魚を食べると寿命を延ばせる 週2回食べるのが目安- 日本生活習慣病予防協会 -

大学院(HSPH)とワシントン大学が共同で行ったものだ。「高齢者を対象に血中のオメガ3系脂肪酸レベルと死亡率との関係について調べたはじめての研究です」と、HSPHのダーリューシュ モザフィリアン氏は述べている。 研究チームは、65歳以上の健康な高齢者約2,700人を対象に、16年間にわたり追跡調査を行った。研究開始時と期間中に、定期的に採血や身体検査、診察、さらに健康状態や既往歴、生活習慣についての質問を行った。 循環器や生活習慣、食事などの因子を調整し、オメガ3系脂肪酸と各疾病による死亡率について分析したところ、血中DHAが高いと冠動脈疾患による死亡リスクが40%低く、中でも不整脈によるものは45%も低くなっていることがわかった。 その他、DPAは脳卒中による死亡リスクを、EPAは非致死性の心臓発作リスクを下げることが確かめられた。さらに、これらのオメガ3系脂肪酸レベルの高い人は、あらゆる原因による死亡率が27%低下し、平均で2.2年長生きすることが示された。 「魚をよく食べて、オメガ3系脂肪酸を高めることが、心臓血管を健康にし、高齢者にとっては長生きにつながることが確かめられました」と、モザフィリアン氏は話す。 食事によるオメガ3系脂肪酸の摂取量と血中レベルとの関係をみると、1日あたりの摂取量が400mgを超えると、血中レベルが上昇し、それ以上の摂取量の人になるとゆるやかに上昇していくという傾向がみられた。魚を週に2回以上食べると、この量をほぼ満たすことができるという。 オメガ3系脂肪酸は、マグロ、サバ、イワシ、サンマ、ブリなどの脂肪の多い魚に含まれる。これらの魚を、食事1回あたり140〜170g食べることを、研究者は勧めている。Higher blood omega-3s associated with lower risk of premature death among older adults(ハーバード大学公衆衛生大学院 2013年4月16日)関連情報7つの健康習慣 6つ以上実行すると心疾患の死亡リスクが半減塩のとりすぎは高血圧の原因 年間230万人が犠牲赤ワインのポリフェノールが血圧を下げる

赤身肉を食べすぎると死亡リスクが高まる 米研究- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 最近の関連情報・ニュース 最近の関連情報・ニュース 2012年03月15日赤身肉を食べすぎると死亡リスクが高まる 米研究キーワード:二少(少食・少酒) 心筋梗塞/狭心症 がん 牛肉や豚肉などの赤身肉の食べすぎにより、心疾患やがんなどの死亡リスクが上昇するとの研究が発表された。赤身肉の代わりに魚、鶏肉、低脂肪乳、ナッツ類、大豆類をとると、死亡リスクは低下することも分かったという。魚、鶏、ナッツ類、大豆食品、低脂肪乳をとると死亡リスクが低下 「赤身肉をとることで2型糖尿病、冠動脈疾患、脳卒中、がんなどの危険性が高まるという研究はこれまでにも発表されている。今回の研究はそれを裏付けるものになった」とハーバード公衆衛生大学院のFrank Hu教授(栄養疫学)は話す。この研究は米国医師会が発行する医学誌「Archives of Internal Medicine」に発表された。 今回の研究は2つの疫学研究(Health Professionals Follow-up StudyとNurses' Health Study)の成果にもとづく。研究チームは、ベースラインで心疾患(CVD)やがんを発症していなかった男性3万7,698人と女性8万3,644人を対象に、それぞれ22年と28年追跡して調査した。4年ごとに食事に関するアンケート調査を行った。 両方の研究から心疾患5,910人、がん9,464人の死亡が確かめられた。赤身肉、特に加工された赤身肉を定期的に摂取することで、これらの死亡リスクが高まる

日本人の死亡率は減少傾向 厚労省の年齢調整死亡率調査- 日本生活習慣病予防協会 -

日本の脳卒中の発症者は年間29万人 半分以上が死亡や介護が必要な状態に 2017年07月04日 高リスク糖尿病の二次予防はLDL-C70未満 動脈硬化性疾患予防GL改訂 もっと見る ▶ 疾患 ▶ 心筋梗塞/狭心症 2017年10月19日 心・脳血管疾患に注意 3人に1人が「発症前に知っていたら」と後悔 2017年09月28日 今年は食後高血糖(血糖値スパイク)「糖をはかる日」講演会開催間近!! 2017年09月26日 糖尿病合併症のバイオマーカー:GAの臨床的意義 2017年08月23日 10月8日は、「糖をはかる日」講演会2017 参加者募集開始 2017年07月04日 高リスク糖尿病の二次予防はLDL-C70未満 動脈硬化性疾患予防GL改訂

認知能力の低下は45歳からはじまる 英仏研究- 日本生活習慣病予防協会 -

だった。認知症を抑える化学物質を発見 世界ではじめての薬になる可能性内臓脂肪肥満を解消すれば健康寿命を伸ばす 日本肥満症予防協会運動不足でテレビ視聴時間が長い人はご注意 認知症リスクが上昇くるみを食べて心筋梗塞、脳卒中、肥満、がん、認知症を予防40歳代の体力低下が20年後の脳の老化を加速 「若い頃から運動を」たばこは脳にダメージを与える 喫煙が「大脳皮質」の薄化を促進糖尿病と軽度認知機能障害 認知症を防ぐために糖尿病ケアが必要楽天的な人の方が健康的に生きられる プラス思考は心臓に良い 期間中に認知能力を調べるテストを3回行い評価した。参加者に“Sから始まる単語をどれ

5年連続の人口自然減 2010年人口動態統計- 日本生活習慣病予防協会 -

2018年01月05日 [ 2/7 市民公開講演会参加者募集中!] 全国生活習慣病予防月間2018 2017年12月07日 「ウォーキング」で重要なのは継続 少し歩いただけで健康効果を得られる もっと見る ▶ 疾患 ▶ 脳梗塞/脳出血 2017年09月28日 今年は食後高血糖(血糖値スパイク)「糖をはかる日」講演会開催間近!! 2017年09月26日 糖尿病合併症のバイオマーカー:GAの臨床的意義 2017年08月23日 10月8日は、「糖をはかる日」講演会2017 参加者募集開始 2017年08月07日 日本の脳卒中の発症者は年間29万人 半分以上が死亡や介護が必要な状態に 2017年07月04日 高リスク糖尿病の二次予防はLDL-C70未満

魚をよく食べる女性は心臓も健康に デンマーク研究- 日本生活習慣病予防協会 -

【国民健康・栄養調査】 所得が低い人ほど健診を受けず不健康 その結果、魚をあまり食べない女性は、魚を毎週食べている女性に比べ、心疾患の罹患率が90%も高かった。平均8年の追跡期間中に、高血圧症や脳卒中、心疾患などの心血管イベントが577件報告された。328件が高血圧性疾患、146件が脳血管障害、103件が虚血性心疾患だった。うち診断歴のない女性における死亡5件が発生した。 また、30週間の期間中に心臓疾患による受診事例を3つの評価項目について調べたところ、やはり魚を食べない女性のほうが入院・外来受診が3倍も多かった。 研究では、女性がもっとも多く食べている魚はタラ、サケ、ニシン、サバなどだった。 「この研究は、妊娠可能年齢の女性を対象とした、はじめての大規模調査となる」とコペンハーゲンのStatens Serum研究所のMarin Strøm氏は話す。「通常は30〜40歳の若い世代を対象に有益な食生活について調査するのは難しいが、若い世代の女性を対象とした今回の横断研究は大きな成果をもたらした。30代後半から魚の摂取と心疾患の発症で強い関連がみられた」と述べている。 「オメガ3脂肪酸が心臓血管に対し有益であることを示した過去の研究は、多くが男性を対象としていた。心疾患の危険因子は男性も女性も同じだが、性差によって相違があることが示されている。例えば、炎症やコレステロール値、中性脂肪値は、男性よりも女性の方でより深刻だ」とStrøm氏は話す。 魚を食べる頻度が低く、月に2〜3回に限られる女性でも、魚を食べる便益はあきらかだったいう。「女性にとって魚を食べるメリットは多いことはもっと知られるべきだ。魚や魚油からもっと有益性を得るために、女性は週に2度以上、食事で魚をとることを推奨することが重要だ」と結んでいる。 この研究は米国心臓学会(AHA)が発行する医学誌「Hypertension」に発表された。Young women may reduce heart disease risk eating fish with omega 3 fatty acids(米国心臓学会 2011年12月5日)(Terahata)◀ 前の記事へ次の記事

水分補給は大切 暑い夏場の水分補給はこまめに- 日本生活習慣病予防協会 -

省)(Terahata)◀ 前の記事へ次の記事へ ▶ 関連トピック 疾患 ▶ 脳梗塞/脳出血 2017年09月28日 今年は食後高血糖(血糖値スパイク)「糖をはかる日」講演会開催間近!! 2017年09月26日 糖尿病合併症のバイオマーカー:GAの臨床的意義 2017年08月23日 10月8日は、「糖をはかる日」講演会2017 参加者募集開始 2017年08月07日 日本の脳卒中の発症者は年間29万人 半分以上が死亡や介護が必要な状態に 2017年07月04日 高リスク糖尿病の二次予防はLDL-C70未満 動脈硬化性疾患予防GL改訂

全国初の1万人規模の健診 ながはま0次予防コホート事業- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 最近の関連情報・ニュース 最近の関連情報・ニュース 2010年01月25日全国初の1万人規模の健診 ながはま0次予防コホート事業キーワード:心筋梗塞/狭心症 オーダーメイド医療 健診・保健指導 滋賀県長浜市は、全国で初めての大規模コホート事業「0次予防健康づくり推進事業」に取り組んでいる。10年以上にわたり市民の健康状態をチェックし、がんや心疾患、糖尿病など疾病罹患の要因をさまざまな視点からあきらかにすることことが目標。 事業では長浜市と京都大学大学院医学研究科が連携する。通常の「特定健診」と京大医学研究科が提供する「健康づくりに役立つ検査」を組み合わせた「0次健診」を実施する。 参加者から提供された血液、尿、DNA、遺伝子配列情報、健診・問診結果などのさまざまな試料を医学研究に活用し、がんや脳卒中、心筋梗塞や2型糖尿病、メタボリックシンドロームを中心とする生活習慣病の発症メカニズムの解明につなげる。 事業は5年を一定の期間とするコホート(集団)研究で、1万人規模の試料提供をめざしている。2016年度まで10年間をめどに実施し、市では遺伝子情報管理や個人情報保護の条例も設けた。 市は「0次健診」の対象範囲を、1月1日に合併する東浅井、伊香郡6町にも拡大し、30歳から74歳の市民を対象に健診の予約を呼びかけている。 市立長浜病院や保健センターなどで実施し、参加者は血液と尿などを検査する通常の健診に加え、呼吸機能、胸部レントゲン、大動脈波速度、心電図、眼底などの検査も無料で受けられる。受診は完全予約制。 健康増進活動の実践と市民の意識向上を目的に、市民向け「マンスリー講座」などの講演会、セミナーなども開催している。市健康推進課では「研究成果を、医学と医療の発展だけでなく、市民全体の健康

たばこ、高血圧、高コレステロールは心臓病の危険因子- 日本生活習慣病予防協会 -

歳から69歳のときに行い、1万8863人が登録した。それから28年後の1997年に再調査したときは、7044人が生存していた。 その結果、最初の調査時に喫煙、高血圧、高コレステロールの3つの要因をもっていた人では、そうでない人に比べ、心臓病の病気で死亡する割合が2倍から3倍高く、寿命が10年程度短い傾向があることが分かった。 これまでの研究では、心臓病の危険因子の有無により、平均寿命にどれだけ差が出てくるかは分かっていなかった。クラーク博士は「これまでにない長期にわたる追跡調査であり、心臓病の危険因子により平均寿命の差を予測できることが示された」としている。 先進国の多くで脳卒中や心筋梗塞など心臓病で死亡する人の割合は低下しているが、健康上の危険要因はそれほど減っていない。英国でも心臓病による死亡率は1970年代から低下を続けているが、寿命は延びているのは、禁煙、食習慣などライフスタイルの改善、治療の向上によるものだという。 「人が集まる場所での喫煙を禁止したり、食事での飽和脂肪や塩分の取りすぎを防ぐなどの保健政策が有用なことがあらためて確かめられた。適切な治療を同時に行うことで、心臓病による死亡を防ぐことができ、寿命延長につながる」。Smoking and heart disease risks can cut life span by 10 years(オックスフォード大学リリース)(Terahata)◀ 前の記事へ次の記事へ ▶ 関連トピック 一無・二少・三多 ▶ 「無煙」喫煙は万病の元 2018年01月17日 「電子たばこ」は禁煙の成功率を低下させる 禁煙治療を遠ざける

【人口動態統計】 心疾患と脳血管疾患による死亡が27%- 日本生活習慣病予防協会 -

[ 2/7 市民公開講演会参加者募集中!] 全国生活習慣病予防月間2018 2017年12月07日 「ウォーキング」で重要なのは継続 少し歩いただけで健康効果を得られる もっと見る ▶ 疾患 ▶ 脳梗塞/脳出血 2017年09月28日 今年は食後高血糖(血糖値スパイク)「糖をはかる日」講演会開催間近!! 2017年09月26日 糖尿病合併症のバイオマーカー:GAの臨床的意義 2017年08月23日 10月8日は、「糖をはかる日」講演会2017 参加者募集開始 2017年08月07日 日本の脳卒中の発症者は年間29万人 半分以上が死亡や介護が必要な状態に 2017年07月04日 高リスク糖尿病の二次予防はLDL-C70未満 動脈硬化性疾患予防GL改訂

「歯周病が動脈硬化を促進」認知は2割 東京都調査- 日本生活習慣病予防協会 -

財団(Terahata)◀ 前の記事へ次の記事へ ▶ 関連トピック 疾患 ▶ 脳梗塞/脳出血 2017年09月28日 今年は食後高血糖(血糖値スパイク)「糖をはかる日」講演会開催間近!! 2017年09月26日 糖尿病合併症のバイオマーカー:GAの臨床的意義 2017年08月23日 10月8日は、「糖をはかる日」講演会2017 参加者募集開始 2017年08月07日 日本の脳卒中の発症者は年間29万人 半分以上が死亡や介護が必要な状態に 2017年07月04日 高リスク糖尿病の二次予防はLDL-C70未満 動脈硬化性疾患予防GL改訂

5月31日「世界禁煙デー」 若者の喫煙がテーマ- 日本生活習慣病予防協会 -

日本の脳卒中の発症者は年間29万人 半分以上が死亡や介護が必要な状態に 2017年07月04日 高リスク糖尿病の二次予防はLDL-C70未満 動脈硬化性疾患予防GL改訂 もっと見る ▶ 疾患 ▶ 心筋梗塞/狭心症 2017年10月19日 心・脳血管疾患に注意 3人に1人が「発症前に知っていたら」と後悔 2017年09月28日 今年は食後高血糖(血糖値スパイク)「糖をはかる日」講演会開催間近!! 2017年09月26日 糖尿病合併症のバイオマーカー:GAの臨床的意義 2017年08月23日 10月8日は、「糖をはかる日」講演会2017 参加者募集開始 2017年07月04日 高リスク糖尿病の二次予防はLDL-C70未満 動脈硬化性疾患予防GL改訂

「片足立ち」を20秒以上できない高齢者は脳血管疾患に注意- 日本生活習慣病予防協会 -

うつ病の予防に週1時間の運動 ウォーキングは気分を明るくする 2017年10月03日 日本の糖尿病有病者は1000万人超 予備群は減少 国民健康・栄養調査 もっと見る ▶ 疾患 ▶ 脳梗塞/脳出血 2017年09月28日 今年は食後高血糖(血糖値スパイク)「糖をはかる日」講演会開催間近!! 2017年09月26日 糖尿病合併症のバイオマーカー:GAの臨床的意義 2017年08月23日 10月8日は、「糖をはかる日」講演会2017 参加者募集開始 2017年08月07日 日本の脳卒中の発症者は年間29万人 半分以上が死亡や介護が必要な状態に 2017年07月04日 高リスク糖尿病の二次予防はLDL-C70未満 動脈硬化性疾患予防GL改訂

アルコールを飲みすぎてない? 知っておきたい「飲酒ルール」- 日本生活習慣病予防協会 -

適度のアルコールが脳卒中リスクを低減 ただし飲み過ぎると逆効果 2016年10月28日 スローカロリーで肥満解消 糖質の吸収を遅らせて血糖値上昇を抑える 2016年10月20日 健康教育・保健指導に 「健診・予防3分間ラーニング」DVDを11月に発売 2016年10月04日 お酒を飲む人はウォーキングをしよう 飲酒のリスクを運動で帳消しに もっと見る ▶ 疾患 ▶ 脂肪肝/NAFLD/NASH 2017年05月24日 アルコールに注意 飲む量を減らせば改善する 「減酒外来」を開設 2017年04月26日 危険な「脂肪肝」は3つの方法で改善できる 肥満でない人も要注意 2017年04月12日 カロリーの摂り過ぎでなくてもメタボを誘引 原因の栄養成分が判明 2017年04月07日

アルコール健康障害対策推進基本計画案を了承 ~全都道府県でも策定へ- 日本生活習慣病予防協会 -

緑色の葉物野菜を毎日食べると認知能力の衰えを抑えられる 2017年12月21日 【健やか21】「厚生労働省×コウノドリ」タイアップリーフレット配布中 2017年12月14日 浮世絵風のポスターなどでインフルエンザ予防を呼びかけ(東京都) もっと見る ▶ 疾患 ▶ アルコール性肝炎 2017年05月24日 アルコールに注意 飲む量を減らせば改善する 「減酒外来」を開設 2016年12月28日 適度のアルコールが脳卒中リスクを低減 ただし飲み過ぎると逆効果 2016年10月28日 スローカロリーで肥満解消 糖質の吸収を遅らせて血糖値上昇を抑える 2016年10月20日 健康教育・保健指導に 「健診・予防3分間ラーニング」DVDを11月に発売 2016年10月04日

アルコール(飲酒)指導に関するQ&Aを公開- 日本生活習慣病予防協会 -

長野市が「ベジライフ宣言」で糖尿病対策 野菜から食べ30回噛む 2017年12月07日 「早食い」が原因で肥満やメタボに よく噛んで食べるための6つの対策 もっと見る ▶ 疾患 ▶ アルコール性肝炎 2017年05月24日 アルコールに注意 飲む量を減らせば改善する 「減酒外来」を開設 2016年12月28日 適度のアルコールが脳卒中リスクを低減 ただし飲み過ぎると逆効果 2016年10月28日 スローカロリーで肥満解消 糖質の吸収を遅らせて血糖値上昇を抑える 2016年10月20日 健康教育・保健指導に 「健診・予防3分間ラーニング」DVDを11月に発売 2016年10月04日 お酒を飲む人はウォーキングをしよう 飲酒のリスクを運動で帳消し

医療・保健指導関係者向け「全国生活習慣病予防月間」講演会の参加者募集- 日本生活習慣病予防協会 -

うつ病の予防に週1時間の運動 ウォーキングは気分を明るくする 2017年10月03日 日本の糖尿病有病者は1000万人超 予備群は減少 国民健康・栄養調査 もっと見る ▶ 疾患 ▶ アルコール性肝炎 2017年05月24日 アルコールに注意 飲む量を減らせば改善する 「減酒外来」を開設 2016年12月28日 適度のアルコールが脳卒中リスクを低減 ただし飲み過ぎると逆効果 2016年10月28日 スローカロリーで肥満解消 糖質の吸収を遅らせて血糖値上昇を抑える 2016年10月20日 健康教育・保健指導に 「健診・予防3分間ラーニング」DVDを11月に発売 2016年10月04日 お酒を飲む人はウォーキングをしよう 飲酒のリスクを運動で帳消し

喫煙・飲酒習慣のない人は「体調変わらず」 中高年者縦断調査- 日本生活習慣病予防協会 -

「腸内環境」を整えアンチエイジング 腸内細菌の多様性が長寿の秘訣 2017年12月12日 食塩の摂取量を減らすと医療費を削減できる 「減塩」の効果は大きい 2017年12月12日 長野市が「ベジライフ宣言」で糖尿病対策 野菜から食べ30回噛む 2017年12月07日 「早食い」が原因で肥満やメタボに よく噛んで食べるための6つの対策 もっと見る ▶ 疾患 ▶ アルコール性肝炎 2017年05月24日 アルコールに注意 飲む量を減らせば改善する 「減酒外来」を開設 2016年12月28日 適度のアルコールが脳卒中リスクを低減 ただし飲み過ぎると逆効果 2016年10月28日 スローカロリーで肥満解消 糖質の吸収を遅らせて血糖値上昇を抑える 2016年10月20日

【世界禁煙デー】 日本でもたばこの警告表示を拡大し画像を入れるべき- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 最近の関連情報・ニュース 最近の関連情報・ニュース 2016年05月31日【世界禁煙デー】 日本でもたばこの警告表示を拡大し画像を入れるべきキーワード:COPD(慢性閉塞性肺疾患) タバコ病 「無煙」喫煙は万病の元 たばこの箱に肺がんの患部などの画像を載せて健康リスクを訴えることを喫煙者の半数近くが認めているという結果を、国立がん研究センターが発表した。現在、国内で販売するたばこには画像付き警告は義務付けられていない。 同センターでは、禁煙を支持する気持ちは喫煙者にも浸透しているとして、画像での警告や表示面積の拡大を訴えている。たばこのパッケージに真っ黒な歯や肺の写真が 喫煙はがんや呼吸器疾患、心筋梗塞、脳卒中などさまざまな病気の危険性を高めることが知られており、たばこのパッケージにも健康への害について注意を促す警告文が記されている。しかし、その警告文の面積はパッケージの30%にとどまり、実際にたばこを手に取る喫煙者で注意をする人は少ないおそれがある。 国立がん研究センターは5月31日の「世界禁煙デー」を前に、どのようなパッケージであれば、たばこによる害が喫煙者により強く伝わるかを調査した。調査は今年4月に、1,000人の喫煙者を含む16歳以上の2,440人にインターネットで実施。 その結果、警告表示の面積を拡大したり画像を入れることに過

健康的な食事が「COPD」のリスクを低下 野菜や魚を食べると効果的- 日本生活習慣病予防協会 -

れる。COPD(慢性閉塞性肺疾患)の危険性を下げる食事・ 摂取量を増やすのが好ましい成分▽玄米などの全粒穀物、▽野菜や果物、▽魚などに含まれる多価不飽和脂肪酸、▽ナッツ類などに含まれるオメガ3系脂肪酸・ 摂取量を減らすのが好ましい成分▽赤身肉(牛豚肉)、▽ハムやソーセージなどの加工肉、▽白米などの精製された穀物、▽糖分を加えた清涼飲料・ 適度に摂取するのが好ましい食品▽アルコール 調査期間中に、COPDと診断されたのは男性が167人、女性が723人だった。解析した結果、AHEI-2010のスコアがもっとも高い食事をしていたグループは、もっとも低い食事のグループに比べて、COPDと診断されるリスクが33%低くなっていた。 COPDを予防するために、何より大切なのは禁煙だ。たばこを吸っていると、肺機能の低下速度が速くなる。 「禁煙に加えて、健康的な食事がCOPDを予防するために大切であることが示されました。これらの食事は、心臓病や脳卒中、がんを予防するうえでも効果的です」と、研究を主導したラファエル バラソ氏は述べている。Healthy diet linked to lower risk of chronic lung disease(BMJ 2015年2月4日)Alternate Healthy Eating Index 2010 and risk of chronic obstructive pulmonary disease among US women and men: prospective study(BMJ 2015年2月3日)(Terahata)◀ 前の記事へ次の記事へ ▶ 関連トピック 一

たばこ値上げで喫煙率を減少 「1箱500円」は世界的な流れ- 日本生活習慣病予防協会 -

健康寿命を縮める最大の要因は「不健康な食事」「高血圧」「喫煙」 増税が実現すれば、たばこ1箱(20本)の値段は主な商品で、現在の300円から500円に大幅に値上げされる。たばこ税が増え価格が高くなると「たばこ離れ」が促進するのは、他の先進国の政策でも実証済みだ。日本の「たばこ税」は世界的には低水準 日本たばこ産業の調査によると、2009年の男性の喫煙率は前年比0.6ポイント減の38.9%となり、年々減少している。駅などの公共的な場所での喫煙規制を強化し、たばこの箱に「喫煙者が心筋梗塞で死亡する危険性は非喫煙者の約1.7倍高くなる」などと健康アラームを表記、10年に3回の増税と値上げ、タスポ(自動販売機の成人識別カード)の導入などの影響で、健康への意識が高まり「たばこ離れ」は加速している。毎年600万人がたばこで死亡 米国癌学会と世界肺財団がまとめ今年8月に発表した「たばこアトラス」第3版では、喫煙が原因で死亡する人は世界で毎年600万人に上り、その経済損失は5000億米ドル(45兆円)に上ると推測している。たばこが原因となり発症するがんによる死亡数は2015年までに年間210万人に増え、2030年までに83%が所得の少ない途上国に集中するとしている。「たばこアトラス」第3版 しかし、米国や英国の最近の男性の喫煙率である23%に比べると、日本の喫煙率はまだまだ高い。欧米のたばこ1箱の価格は、英国843円、フランス556円、ドイツ466円、米国706円と、日本よりも大幅に高い。喫煙率を下げようと、税金をあえて高くしているからだ。 日本の1箱300円のたばこにかかる税は175円で税率は58%、増税すると75%に増加すると見込まれる。これに対し、海外諸国の現在のたばこ税率は英国77%、フランス80%、ドイツ76%、カナダ69%、米国37%、ノルウェー76%、インド69%などとなっている。 喫煙者が肺がんをはじめとするさまざまな部位のがん、慢性閉塞性肺疾患(COPD)など呼吸器の病気、心臓病、脳卒中などの多くの病気の危険を高めることが科学的に確かめられている。低タール・低ニコチンと表示されたたばこであっても、喫煙がもたらす危険はそれほど低くならない。喫煙は肥満や高血圧、2型糖尿病などにも多大な悪影響をもたらす。関連情報最新たばこ情報(健康・体力づくり事業財団

たばこ包装の警告表示に写真も WHOが要請- 日本生活習慣病予防協会 -

することを義務付けている。2009年の世界禁煙デーにWHOは「たばこの包装に健康被害を写した写真を表示し、さらに踏み込んだ対策が必要」と発表した。 喫煙により肺がん、喉頭がん、口腔・咽頭がん、食道がん、胃がん、虚血性心疾患、脳血管疾患、慢性閉塞性肺疾患、歯周病などの病気や、流産など妊娠に関連した異常が増える。これらの生々しい写真を示し、警告表示を促すよう要請している。 狙っているのは、喫煙が健康上の深刻な障害を引き起こし、命を危険にさらすおそれがあることを広く訴えること。喫煙の危険性についての認知を調べた研究では、多くの国でタバコが有害であることは知られていても、個々の健康上のリスクについては十分な理解を得られていないことがあきらかになった。 2009年に中国で実施された調査では、喫煙が心疾患を引き起こすことを知っている人の割合は37%、脳卒中については17%にすぎなかった。他の国での調査でも同じような結果が示されている。 写真を使った表示により、喫煙者には禁煙の必要の自覚を促し、たばこを吸わない人には喫煙への誘惑を断つ効果が得られるという。警告表示によりブラジルでの調査では喫煙者の54%が、カナダでの調査では58%が、シンガポールでは71%が、喫煙の健康に与える影響についての理解が変わったと回答した。 WHOは「ほとんどの国で行われている喫煙の危険性を警告をする情報提供はまだ十分な内容ではない」と述べている。「たばこ製品の包装に表示する写真を含めた健康警告は喫煙をコントロールする戦略において重要。費用効果の点でも効果的だ」としている。英国で実施された研究調査では、英国政府が設置したホームページで一般を対象に投票が行われた。「もっとも効果的」と評価されたのは、喫煙が引き起こした健康障害を写真で具体的に示したものだった。イラストなどで抽象的に表示したものは「効果的ではない」とされた。喫煙による死亡数は年間540万人 今年の世界禁煙デーのテーマは「たばこの健康に対する警告(Tobacco Health Warnings)」。WHOは世界で毎年540万人が死亡しているとみられるたばこの健康被害を世界的な課題と位置付けており、喫煙がもたらす健康上の深刻な障害として下記を強調している。喫煙は世界の年間540万人の死亡に関連している。これは成人の死亡の10分の1に相当する。世界の喫煙者数は10億人以上とみられる。たばこ製品は高所得国では減少しているが世界的には増加している。世界の喫煙者の80%以上は低所得・中所得の国に集中している。世界の子供の半分は、たばこによって汚染された空気を吸っている。20世紀にたばこによって死亡した総数は1億人に上るとみられる。この傾向が続けば、21世紀は死亡数が10億人に増加する。たばこと関連のある未調査の死亡数は2030年までに年間800万以上に増加するとみられる。その8割は途上国に集中している。 たばこ

お酒の飲みすぎで乳がんリスク上昇 ビール大瓶1日1本で1.7倍- 日本生活習慣病予防協会 -

することになる。厚生労働省研究班「多目的コホート研究(JPHC Study)」 飲酒する人が乳がんになりやすい理由として、研究班は「お酒に含まれているエタノールが分解されてできるアセトアルデヒドがもつ発がん性、アセトアルデヒドによるDNA合成・修復に必要とされる葉酸の破壊、乳がんのリスク要因となる女性ホルモンなどへの影響」などの可能性を挙げ、「国際的評価と同様、日本人においても、お酒を飲みすぎないことが乳がん予防につながるのは確か」としている。 JPHC研究は生活習慣とがん・心筋梗塞・脳卒中などの病気との関係をあきらかにし、日本人の生活習慣病予防に役立てるために行われている。今回の研究は2009年12月に、国際的な医学誌「International Journal of Cancer」に発表された。厚生労働省研究班「多目的コホート研究(JPHC Study)」(Terahata)◀ 前の記事へ次の記事へ ▶ 関連トピック 疾患 ▶ がん 2018年01月18日 【参加者募集】 乳がんサバイバーの婚活セミナー@横浜「この経験を、恋愛・婚活・結婚生活にどう活かすか?」 2018年01月17日 「電子たばこ」は禁煙の成功率を低下させる 禁煙治療を遠ざけるおそれ 2018年01月17日

喫煙はうつ病や不安障害のリスクを1.7倍に高める 受動喫煙も危険- 日本生活習慣病予防協会 -

です。実際には、喫煙によるリラックス効果はごく一時的なもので、すぐにたばこに対する禁断症状と吸いたいという欲求に取って代わられます」と、BHF副医長のマイク ナプトン氏は説明する。 なかなか禁煙に踏み込めない人は、「ストレスが多すぎるので、たばこをやめるのは難しい」「来週になったら禁煙する」などと考えがちだが、実際に禁煙に成功するとストレスの根本原因を減らすことができるという。 ナプトン氏もかつては喫煙者だったが、「たばこをやめることでストレスを軽減できることを実感しました。もはや喫煙を再開しようとは考えもしません」と述べている。 たばこは心筋梗塞や脳卒中、各種のがんの発症リスクを増やすが、禁煙すればそれらのリスクは際立って減少していく。「たばこをやめることが健康のためにもっとも効果的です」と指摘している。受動喫煙で家族を危険にさらす BHFは受動喫煙に関する調査結果も発表した。喫煙者の3分の1以上(37%)は、家庭内でも喫煙をし、家族を受動喫煙の危機にさらしているという。 驚くことに、喫煙者の6分の1以上(18%)は「室内で喫煙していても、窓を開ければたばこの有害の煙の影響を減らすことができる」と誤解していることも判明した。 室内での喫煙は、子どもの呼吸器感染症、ぜんそく、乳児突然死などのリスクを上昇させる。窓を開けただけでは、有害な化学物質を吸い込むのを防ぐことは不可能だという。 受動喫煙にさらされた子どもは、そうでない子どもに比べ、成長すると自身が喫煙者になる可能性が3倍以上高いという調査結果もある。 「受動喫煙による健康リスクの高い家庭では、喫煙による健康被害について、"自分の健康を気にしている"という人(32%)よりも、"喫煙をする家族のことを心配している"という人(61%)の方が圧倒的に多かったのです。そうした家族の54%は、喫煙者が禁煙することを願っています」と、ナプトン氏は指摘している。Smokers at increased risk of depression and anxiety(英国心臓財団 2015年2月24日)More than one in three smokers putting loved ones at risk(英国心臓財団 2015年3月11日)(Terahata

サバやサンマなど魚のDHAとEPAが認知機能の低下を低減- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 最近の関連情報・ニュース 最近の関連情報・ニュース 2015年02月16日サバやサンマなど魚のDHAとEPAが認知機能の低下を低減キーワード:ストレス関連疾患/適応障害 三多(多動・多休・多接) サバやマグロなどの魚油に含まれる「オメガ3系脂肪酸」を摂取すると、認知機能の低下を低減し、記憶力を改善する効果を得られるという調査結果が発表された。青魚に含まれるDHAとEPAが認知症の予防に有用 運動と食事といった生活習慣を改善することが、認知症の予防につながることは実証されている。身体活動や運動が少ないことはアルツハイマー病の危険因子であり、その量を増やすことが予防に役立つという知見がある。運動が効果をもたらすメカニズムとして、脳血流の増加作用、神経成長因子への刺激、脂質代謝の改善、血糖を下げるインスリンに対する細胞の感受性(インスリン感受性)の改善、免疫機能を介する作用などが挙げられている。 また、食事について注目されているものとして抗酸化物質が挙げられる。抗酸化物質は酸化によるダメージから体を守る。野菜や果物は抗酸化物質を豊富に含んでいる。 さらに、不飽和脂肪酸が認知機能の改善に良いことも知られている。特にオメガ3系脂肪酸であるDHAとEPAには、脳卒中や心筋梗塞の原因になる血栓を予防する効果や、抗炎症作用、降圧作用、インスリン感受性を良くする作用など、多くの効果があるとされる。 正常な認知機能の高齢者が、オメガ3系脂肪酸のサプリメントを摂取すると、加齢による記憶力などの認知機能や記憶力に関係する脳領域で脳委縮を低減するという調査結果が米国で発表された DHA(EPAも体内でDHAに変換される)は脳

認知症の3分の1は予防できる 予防するための4つの生活スタイル- 日本生活習慣病予防協会 -

スタイルが認知症の発症要因の35%を占めることを突き止めた。 その9つの要因とは、▽若年期の早期教育の不足、▽中年期以降の高血圧、▽肥満、▽高齢期の難聴、▽喫煙、▽うつ病、社会的な孤立、▽糖尿病——世界的に患者数が増えており、効果的な対策が求められているもので占められている。 若い頃から認知症についての早期教育をしっかり行い、中年期の難聴、高血圧、肥満を治療し改善することで、認知症の発症率を20%低下させることができるという。 高齢期に入ったら、▽喫煙をやめること、▽うつ病を治療すること、▽運動不足を解消すること、▽社会的な交流を増やすこと、▽糖尿病を治療することによって、認知症の発症率をさらに15%低下できる。 「確かな結論を引き出すために十分なデータのある危険因子についてのみ考察しているので、生活スタイルの重要さを過小評価しているおれそがありますが、それでも認知症の発症に大きく影響していのは確実です」と、ユニヴァーシティ カレッジ ロンドンのジル リビングストン教授は言う。アルツハイマー病の50%以上に生活スタイルが影響 認知症を根治する有効な治療法はみつかっていない。発症する前に予防につながる健康的な生活をおくることが求められている。認知症を予防しやすい生活スタイルについて、若いころから認識をもつことが重要だという。 米国のフロリダアトランティック大学の研究でも、アルツハイマー病の症例の30%は、生活スタイルを改善し、バランスの良い生活をすることで予防可能という結果が出ている。 アルツハイマー病の発症リスクを高める要因は明らかで、▽糖尿病、▽高血圧、▽腎臓病、▽飲酒と喫煙、▽高コレステロール、▽冠状動脈性心疾患、▽うつ病、▽運動不足、▽不健康な食生活——という9項目が影響している。 これらのリスク要因は、アルツハイマー病のリスクの50%以上に関わっているという。 「アルツハイマー病を発症する人と、発症しない人とでは、何が違うのかはっきとは分かっていません。しかし、生活スタイルを改善し、糖尿病や高血圧などの慢性疾患を治療することで、アルツハイマー病の多くを防ぐことができます」と、フロリダアトランティック大学のジェームス・ガルビン教授は言う。認知症「予備群」の半数は正常に戻せる 認知症には、発症する前の「予備群」の段階がある。「軽度認知障害」(MCI)は、記憶力や注意力などの認知機能は低下しているが、日常生活には大きな支障が出ていない、認知症と正常の中間の状態を指す。日本にはMCIに該当する人は400万人いるとみられている。 日本の国立長寿医療研究センターの研究によると、MCIと診断された住民を4年間追跡調査したところ、14%が認知症に進んだ一方、46%は正常に戻ったとの結果になった。 認知症のリスク要因としては、糖尿病や脳卒中、うつ傾向、身体活動の低下などが指摘された。食事のバランスが良く、活動的で運動習慣

魚を週1回食べると脳が健康に 認知症の予防のための食事- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 最近の関連情報・ニュース 最近の関連情報・ニュース 2014年09月11日魚を週1回食べると脳が健康に 認知症の予防のための食事キーワード:三多(多動・多休・多接) 認知症 魚を週に1回以上食べると、脳を健康に保てることが判明した。魚にはオメガ3脂肪酸が多く含まれており、脳の血管や神経に良い作用をもたらすという。「魚は焼いて食べるのが良く、フライにするのはお勧めしません」と、研究者は述べている。魚の脂肪酸には多くの健康効果がある 認知症は増え続けており、世界の有病数は3,560万人に上る。2030年までに2倍に、2050年までに3倍に増加すると予測されている。魚を食べる食事スタイルが、認知症の予防に効果的である可能性がある。 サケ、マグロ、サバ、イワシ、ニシン、貝類などに含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)とエイコサペンタエン酸(EPA)といったオメガ3脂肪酸が多く含まれる。 これらの脂肪酸は、血液の粘度を下げ、血液の流れを良くし、動脈硬化を予防する作用がある。強力な抗炎症作用もあり、心臓病や脳卒中の危険性を低下させる。 さらに、学習能力や情報伝達能力など脳の機能の改善効果があり、脳の働きを活性化する効果があると考えられている。 脳には、有害なものが外部から入らないようにするフィルターのようなものがあり、脳内に入れる成分と入れない成分を選別している。DHAはこのフィルターを通過し、脳内の神経伝達物質の量を増やし、情報伝達の能力を向上させる働きがある。魚を食べると記憶力や認知力を司る脳の領域が増える 週に1度フライパンかグリルで調理した魚を食べると、脳に良いという調査結果

飲酒で認知機能の低下が10年早まる 1日ビール2杯までが目安- 日本生活習慣病予防協会 -

している。男性は「ビールは1日に2杯まで」が目安 調査は、英国の5,054人の男性と、2,099人の女性を対象に行われた。飲酒の習慣についてのインタビューを10年以上の期間で3回受けてもらい、また記憶や認識機能を測定するテストも10年間で3回受けてもらった。 最初のテストを受けた時点での男性らの平均年齢は56歳で、調査は66歳になるまで続けられた。 飲酒量を純アルコールに換算して分かりやすく表示する方法が多くの国で行われている。その基準となるのが「ドリンク」で、国際的には1ドリンク = アルコール10gという基準量が使用されている。 酒類の1ドリンク量は、ビール・発泡酒は250mL、酎ハイは180mL、日本酒は0.5合、ウィスキーはシングル1杯(30mL)、ワイングラスは1杯弱(100mL)が目安となる。 研究では1日の飲酒量により、男性は(1)2ドリンク未満、(2)2ドリンク以上3.6ドリンク未満、(3)3.6ドリンク以上、女性は(1)1ドリンク未満、(2)1ドリンク以上1.9ドリンク未満、(3)1.9ドリンク以上に分類した。 男女の合計でみると飲酒の程度の割合は、(1)の軽度飲酒の習慣をもつ人が60%、(2)の中度飲酒が20%、(3)の高度飲酒が10%だった。アルコールが記憶や認知機能を低下 男性の方が影響大 認知機能をテストした結果、1日にビール3ドリンク以上の飲酒を続けた人では、軽度飲酒を続けた人に比べ、記憶や認知機能の低下が10年早く起こることが判明した。1日2ドリンク以上飲んでいた人では、6年早まっていた。 一方、2ドリンク未満のアルコール飲料もしくは全く飲まない人では、明確な差異はみられなかったという。2ドリンク未満の飲酒であれば、毎日続けても認知機能に影響しない可能性がある。 「中年男性を対象にした今回の研究は、飲酒量と認知機能の衰えが進むスピードとの間に相関関係があることを示唆しています。この成果は、アルツハイマー病などの認知症の予防に役立ちます」と、サビア氏は説明している。 研究に参加した女性では、飲酒による認知機能の衰えはあまりみられなかった。これは、女性では高度飲酒を続ける人が少なかったことが影響しているが、「女性ホルモンであるエストロゲンが、脳細胞が損傷を受けるのを防いでいる可能性がある」と研究者は説明している。Heavy Drinking in Middle Age May Speed Memory Loss by up to Six Years in Men(2014年1月15日 米国神経学会)関連情報アルコールの飲みすぎで脳卒中の発症が10年以上早まる認知能力の低下は45歳からはじまる 英仏研究長時間労働は心臓病

野菜や果物、大豆を食べると自殺リスクが半減 9万人の食事調査- 日本生活習慣病予防協会 -

をもつ人では自殺リスクが最大で1.22倍に上昇する傾向が示された。 もともとうつ傾向のある人は、食事パターンや自殺リスクがうつによって影響を受けている可能性があるという。そこで、研究チームは、うつ傾向の指標として精神的ストレスの強さで分けて調べた。その結果、精神的ストレスが低いまたは中程度の群では、健康型食事パターンは自殺リスクの低下と関連していたが、精神的ストレスが高い群ではこのような関連はみられなかった。 今回の研究では、男女ともに、野菜や果物、いも類、大豆製品、キノコ類、海草類、脂の多い魚、緑茶などが関連した健康型食事パターンにより自殺リスクが低下するという結果が得られた。 その理由として、この食事パターンのスコアが高い群では、葉酸や抗酸化ビタミン(ビタミンCやカロテン)の摂取が多いことが影響している可能性がある。葉酸や抗酸化ビタミンは、自殺の危険因子として知られているうつに対して予防的に働くことが報告されており、食事パターンとして総合的にみることで、これらの栄養素の相乗効果も期待できるという。 この研究は、がんや脳卒中、心筋梗塞などの病気と生活習慣との関係を調査しているコホート(集団)研究「JPHC研究」の成果のひとつだ。過去の研究では、1日の飲酒量が日本酒換算で3合以上の多量飲酒をしている人で自殺が多いことや、たばこを吸う人で1日の喫煙本数が多い人で自殺が多いことなども明らかにしている。多目的コホート研究「JPHC Study」(独立行政法人国立がん研究センター)(Terahata)◀ 前の記事へ次の記事へ ▶ 関連トピック 疾患 ▶ 認知症 2018年01月17日

40歳からの運動 老後の認知症を防ぐ対策- 日本生活習慣病予防協会 -

・運動を行ったときに安静状態の何倍の代謝(カロリー消費)をしているかをあらわした単位。安静時(横になったり座って楽にしている状態)を1とした時と比較して何倍のエネルギーを消費するかで活動の強度を示す。 歩く、軽い筋トレをする、掃除機をかけるなどは3メッツ、速歩、ゴルフ、自転車に乗る、子供と屋外で遊ぶ、洗車するなどは4メッツ、軽いジョギング、エアロビクス、階段昇降などは6メッツ、長距離ランニング、プールでの水泳などは8メッツといったように、さまざまな活動の強度があきらかになっている。 研究で、もっとも体力の高い人は最大で平均13.1メッツの運動能力をもっていた。一方、もっとも体力のない人は平均8.1メッツの能力があった。 運動を続けて体力を高く保っていた人では、心疾患や脳卒中の発症も少なかった。「運動が脳機能にまで及ぼす影響はまだ全てが解明されたわけではありません。しかし、体の健康に良いことは、少なからず脳の健康にもつながることが、これまでの研究で示されています」と、デフィーナ博士は説明する。 最近の研究では、認知症を発症に、発症から20年から30年前さかのぼった時期の生活習慣が大きく関わっていることがあきらかになっている。「歳をとってから認知症を発症するのを防ぐために、いま生活スタイルを改善するのが得策なのです」と、専門家は述べている。 米国の運動ガイドラインでは、週に中強度の運動を150分、負荷のやや高い運動を75分行うことが勧められている。The Association Between Midlife Cardiorespiratory Fitness Levels and Later-Life Dementia: A Cohort Study(米国内科医会 2013年2月5日)(Terahata)◀ 前の記事へ次の記事へ ▶ 関連トピック 疾患 ▶ 認知症 2018年01月17日

「節度のある適度な飲酒」半分は知らない 健康日本21評価チーム- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 最近の関連情報・ニュース 最近の関連情報・ニュース 2011年09月27日「節度のある適度な飲酒」半分は知らない 健康日本21評価チームキーワード:二少(少食・少酒) 「少酒」お酒はほどほどに アルコール 厚生労働省の健康日本21評価作業チーム(座長:辻一郎・東北大大学院医学系研究科公衆衛生学分野教授)は、「健康日本21」の9分野の1つである「アルコール」の評価案を公開した。 「節度のある適度な飲酒」の認知の増加、未成年の飲酒率の低下など、改善の傾向がみられる一方で、アルコール依存症の患者数が上昇傾向にあるなど、アルコールの課題が浮き彫りになった。 アルコール飲料は、会食など多くの場面で飲まれるなど、生活・文化の一部として親しまれている。一方で、他の一般食品にはない次のような特性を有しているので、健康増進の観点から注意を必要とする。アルコールの特性(1)致酔性飲酒は、意識状態の変容を引き起こす。短時間内の多量飲酒による急性アルコール中毒は、死亡の原因となることがある。また、交通事故などの原因のひとつとなる。(2)慢性影響による臓器障害肝疾患、脳卒中、がんなど多くの疾患がアルコールと関連する。(3)依存性長期にわたる多量飲酒は、アルコールへの依存を形成し、精神的・身体的健康を損なうとともに、社会への適応力を低下させ、家族や周囲の人々

運動不足による経済損失は年間7兆円 世界中で運動不足が流行- 日本生活習慣病予防協会 -

した。 運動不足のもたらす医療費の負担は、公共の医療保健からの拠出が約3.2兆円(312億ドル)、民間の医療保険会社による支払いが約1.3兆円(129億ドル)、家計が直接負担した分が約1兆円(97億ドル)となっている。 ただ、これらのデータは、冠動脈性心疾患や脳卒中、2型糖尿病、乳がん、結腸がんを対象としており、数字が過小評価されている可能性が高いという。 このうち、2型糖尿病の直接的な医療費は全体の約70%にあたる約3.9兆円(376億ドル)に上り、もっとも医療費のかかっている疾患であることが明らかになった。運動不足を解消する政策の成果は得られていない 研究では、運動不足のもたらす経済的負担は高所得国で多く、直接的な医療費の8割、生産性の損失の6割を占めることも明らかになった。一方で、運動不足による経済的な負担の75%は低・中所得国が占めており、有効な対策をしないと今後も増えていくと予測されている。 「運動不足は、病気や早期死亡につながり、大きな経済的な負担を強います。世界的な流行として認識されるべきです。身体活動を増やし運動不足を減らす対策を行わないと、特に低・中所得国で経済的負担が増していきます」と、主任研究者のシドニー大学のメロディ ジン氏は言う。 「地域社会で身体活動レベルを向上させると、医療費の削減と労働の生産性の向上につながります。政府にとっては大きな価値のある重要な投資となります」と、シドニー大学公衆衛生学部のエイドリアン バウマン教授は言う。 多くの国が、運動不足を解消するために国民に運動を推奨する政策を行っているが、2010年には75%の国が政策を定めているのもかかわらず、実際に実行されているのは44%であることが分かった。2015年には少し改善し、90%の国が政策を定めており、71%が実際に実行している。 世界保健機関(WHO)は、週に150分の活発な運動を行うことを推奨しているが、この基準を満たしているのは、世界の成人の23%、子供の80%だという。 「各国は運動不足を解消する政策を行っていますが、十分な成果は得られていません。運動不足は2型糖尿病や肥満、心疾患などの危険因子となります。さらに、運動不足を解消することで、世界で年間30万件の認知症を防ぐことができます」と、カリフォルニア大学公衆衛生学部のジム サリス教授は言う。1日1時間の運動が死亡リスクの上昇を帳消しにする 毎日8時間以上座る人は、1日当たり1時間の運動を行うことで、死亡リスクの上昇を帳消しにできることが、100万人以上のデータを分析した研究で明らかになった。 ノルウェーのスポーツ科学大学のウルフ エケルンド教授らは、北米や欧州、オーストラリア、日本などで実施された16件の調査に参加した45歳以上の男女100万5,791人のデータを分析した。 その結果、座っている時間が長いと死亡リスクが高く

自宅や職場でできる簡単エクササイズ 【リンク集】- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 最近の関連情報・ニュース 最近の関連情報・ニュース 2010年06月21日自宅や職場でできる簡単エクササイズ 【リンク集】キーワード:三多(多動・多休・多接) 運動 健診・保健指導 高血圧症、脂質異常症、2型糖尿病などの生活習慣病を予防し、心疾患や脳卒中などの発症を抑えるために、健康的な食生活や運動不足の解消が有用だ。しかし、これまで運動をしてことなかった人が、いきなり運動を習慣化するのは難しい——。 そこで、室内でも試せる簡単な運動や体操、オンラインでの運動・体重管理サービスなど、比較的短時間で費用をかけずに始められる運動に関する情報サイトをまとめてみた。無理なくできる範囲で 運動継続を支援するサイト 健康増進のための運動への取り組み方は、個々人によってさまざま。インターネットで運動の継続を支援するさまざまなサービスが出ている。国立健康・栄養研究所 健康増進プログラム 生活習慣病対策のために、運動をどのように、どれだけ行えばよいかを科学的に検証したプロジェクト。「健康づくりのための運動指針 2006(エクササイズガイド 2006)」を閲覧できる。健康・体力づくり事業財団 健康・体力アップコーナー 「運動不足度」、「体力年齢」、「体力」を簡単にチェックできるほか、初心者のための運動実践プログラムを動画で見ることができる。高齢者の運動も解説

【健やか21】産後うつ予防リーフレット・動画公開(文京学院大学)- 日本生活習慣病予防協会 -

 ▶新着ニュース早食いほど肥満は増える 肥満予防に「ゆっくり食べる」と効果的食べ物だと意識する前に脳は反応 脳が「食べよう、やめよう」と指令タクシー乗務員に学ぶ糖尿病対策 治療と仕事の両立を実践喫煙と飲酒が口腔・咽頭がんのリスクを上昇 たばこ、お酒でリスクは4倍に気温差が大きいと「脳卒中」のリスクが上昇 季節の変わり目に注意「時間栄養学」の新たな発見 食事のタンパク質が「体内時計」を調整" 実践!スローカロリー " 〜上手な糖質活用のノウハウを教えます「足の冷え」「むくみ」は血管の老化が原因 足の動脈硬化を改善「たばこ規制」をどうする? 多方面で厚労省の法改正素案に反対の声日本発のバイオマーカー 尿中L-FABPを活用した腎疾患管理もっと見る

2013年度特定健診「腹囲は従来通り、高血圧などあれば対象に」- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 最近の関連情報・ニュース 最近の関連情報・ニュース 2012年04月03日2013年度特定健診「腹囲は従来通り、高血圧などあれば対象に」キーワード:健診・保健指導厚労省検討会が中間取りまとめ 2011年12月に開始された「特定健診・保健指導の在り方に関する検討会」(座長:永井良三・東京大学大学院教授)は、3月28日の開催で5回を数え、中間取りまとめが公表された。必ずしも心血管疾患などのリスクと関連しないとされるウエスト周囲径(男性90cm以上、女性85cm以上)については、従来通り特定保健指導対象者選別の第1基準とされた。しかし、腹囲が基準値に満たない者でも、リスクがあれば保健指導の実施や確実な医療機関への受診勧奨につなげるような対応策を盛り込むとの案で合意した。腹囲はスクリーニング手段として重要 これまでの検討会で議論されたのは、(1)現在の特定健診・保健指導の枠組み、(2)腹囲基準の在り方、(3)現在、特定保健指導の対象となっていない者への対応、(4)特定保健指導の在り方、(5)健診項目——の5点。今回は(1)〜(3)について早急な見直しを求める意見が相次いだ。 議論の焦点となったのは、腹囲を断層化の第1基準とするのが妥当であるかだ。基準に満たない者でも心疾患、脳卒中など心血管病のリスクがあり、国際糖尿病連合(IDF)が示したメタボリックシンドロームの判定基準では腹囲は要素の1つでしかない。特に女性では腹囲測定に抵抗感がある者が多く、健診受診率が低下するおそれもある。 しかし、検討会では「腹囲はスクリーニングの手段として重要であり、生活習慣への介入に先進的に取り組んでいる以上、必ずしも国際基準にとらわれる必要はない。内蔵脂肪に着目した現在の枠組みは現場では使いやすい」との見解が示され、今後も協議を続けるにしても、第1基準としての腹囲やその数値は現行のままとした。 また、「特定保健指導の対象となっていない者への対応」については、腹囲またはBMIが基準値に満たない特定保健指導対象外であっても、高血圧、高血糖、高脂質、喫煙などのリスクがあれば、保健指導

特定健診・保健指導 肥満以外も指導 検討会が制度見直し- 日本生活習慣病予防協会 -

や、そもそも受診しない人も多いので、特定保健指導の制度に載せられれば大きな意義がある」(島本和明委員・札幌医科大学長)、「空腹時血糖110mg/dL以上、HbA1c5.6%以上は特に糖尿病の発症リスクが高いので、予防的な介入をすべきと規定している。非肥満でも介入は有効であることがわかっている」(門脇孝委員・東京大学大学院教授)との意見が相次いだ。 変更案では、血糖、血圧、脂質のリスク程度に応じてきめ細かな情報提供に努めるとしたほか、市町村、医療保険者、事業者などが保健指導の実施や医療機関への受診勧奨を行うべきとしている。ただ義務でなく、指針として同プログラムに考え方を示すかたちとなる。 尼崎市は2007年度から、16〜39歳の全市民も対象に健診を行う「ヘルスアップ尼崎戦略事業」に取組み、2008年度の特定健診の受診率は42%に達した。脳卒中や心筋梗塞など、生活習慣病の重症化予防で、約2億6000万円程度の医療費削減になる見込みだ。 門脇孝委員は「尼崎市は先進的な取り組みをしている。非肥満でも糖尿病発症のリスクが高い対象者については予防的な生活習慣改善指導をしている。多くのところはマンパワーが不足し、実際にはあまり介入できていないのが実態だ。それは制度上では情報提供となっているからだ」と、尼崎市のような取り組みがもっとなされるよう制度に書き加える必要があると訴えた。血清クレアチニン値は慢性腎臓病(CKD)の早期発見に有用 また検討会は、慢性腎臓病などの指標になる「血清クレアチニン値」の2013年度以降の特定健診・保健指導への検査導入をめぐって議論した。血清クレアチニンをみるとことで腎臓の排泄能力の優劣がわかる。慢性腎臓病患者には肥満でない人も多く、現制度では腎機能低下の兆候を見落とすおそれがあった。クレアチニン検査は、慢性腎臓病(CKD)の早期発見にも有用とされる。 現行の特定健診・保健指導制度が開始される際に、厚労省検討会で、血清クレアチニン値を腎機能障害発見のための項目として追加することが検討されたが、尿蛋白検査の方が有効との判断から組み込まれなかった経緯がある。 参考人としてヒアリングを受けた福島県立医科大学の渡辺毅教授は、全国約58万人の特定健診の受診結果を分析した自身の研究の結果などをもとに、「現状の特定健診・保健指導では、多くのCKDが対象とならず、蛋白尿と血清クレアチニン値を必須項目・受診勧奨項目とする必要がある」として、「蛋白尿と血清クレアチニン値は、透析導入・心血管イベントと保険点数の独立したリスクなので、同時測定が必要」と強調した。 大阪大学大学院の磯博康教授は「血清クレアチニン値を追加することで、一般集団でCKDの有無の把握が可能となる。尿蛋白とCKDの組合せた健診により腎不全、透析導入の抑制できる可能性がある」と指摘。「特定保健指導でCKDを早期発見・介入することで心血管イベント発症を抑制でき、医療経済的効果も期待される」とした。第4回健診・保健指導の在り方に関する検討会(厚生労働

厚労省「次期国民健康づくりプラン」 健康格差の縮小を明記- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 最近の関連情報・ニュース 最近の関連情報・ニュース 2012年02月21日厚労省「次期国民健康づくりプラン」 健康格差の縮小を明記キーワード:二少(少食・少酒) 「無煙」喫煙は万病の元 三多(多動・多休・多接) 健診・保健指導 厚生労働省は、今年度で終了する現行の「健康日本21」に続く、次期国民健康づくり運動プランの素案を、次期国民健康づくり運動プラン策定専門委員会(委員長:辻一郎・東北大大学院医学系研究科教授)に提示した。基本的方向として新たに「健康寿命の延伸と健康格差の縮小」などを打ち出した。拡大する健康格差 都道府県で数値目標 厚生労働省の専門委員会は、生活習慣病の予防などを目的に2013〜22年度に実施する「国民健康づくり運動プラン」(第2次健康日本21)に、所得や地域などの社会的要因による「健康格差の縮小」を初めて明記し、専門家の委員会に示した。健康格差の是正については、2009年に世界保健機関(WHO)の総会が加盟国に対策の推進を勧告するなど、研究者からは国内でも積極的な取り組みを求める声があがっていた。 日本の地域による健康格差は拡大している。個別の報告では、喫煙、運動習慣、食事習慣などの健康行動、冠動脈疾患の危険因子、脳卒中、高血圧、がんなどの生活習慣病、死亡率で健康格差が報告された。また、社会経済的な条件による健康格差だけでなく、保健医療施設や食料品店などの資源の地域的偏在化は、健康状態の地域差につながる可能性がある。 具体的には素案では、「日常生活に制限なく活動できる期間」や「自分が健康だと自覚している期間」について、都道府県の格差

医療連携ネットを活用した慢性疾病管理プログラム NTTデータ- 日本生活習慣病予防協会 -

てある。病診連携が促進すれば、診療所のかかりつけ医と病院の専門医が役割を分担できるようになり、比較的軽症の患者の治療もより向上すると期待されている。慢性疾病管理プログラム システムを運営することで、人工透析導入や心筋梗塞、脳卒中などの発症など、患者の病状の悪化を地域全体で抑えられるようになり、医療費の増大を抑えられ、自治体など保険者にとっても医療費抑制の効果を得られるという。 同社は、同プログラムを含めた地域医療アプリケーションを全国の地域中核となる医療機関・自治体・団体などへ順次展開する予定で、10月からは複数医療機関の情報共有を実現する地域医療インフラとして、「医療情報連携プラットフォーム」の稼働を開始する予定。NTTデータ(Terahata)◀ 前の記事へ次の記事へ ▶ 関連トピック テーマ ▶ 健診・保健指導 2018年01月17日 東京都が「感染症対応力向上プロジェクト」の参加企業を募集 2018年01月17日 管理栄養士の9割が「おやつを食べる

医療費格差が1.6倍に (1) 地域の取り組みで医療費に差- 日本生活習慣病予防協会 -

。都道府県別の「地域差指数」 医療機関にかかる機会が多い高齢者の医療費は若年層より高い。全国的に高齢者の比率が高い地域では医療費も上昇し、1人当たり保険給付費も高くなる傾向がある。そこで、厚労省はこうした地域の年齢構成の違いなどをもりこみ数値を補正、都道府県ごとの差を数値化した「地域差指数」も公表した。 1人当たりの医療費で1.6倍あった都道府県格差は、地域差指数では1.4倍に縮小する。地域差指数1位の福岡県の1日あたりの医療費は49万4000円で、47位の千葉県は33万2000円。県民の7割にかかりつけ医、保健師による生活指導 [長野県] 長野県は地域差指数では46位。1人当たりの医療費は34位だが、高齢者1人当たりの医療費が全国一低く、平均寿命も全国平均を大きく上回っている。65歳以上の入院と外来の受療率は年々減少傾向にある。脳卒中など脳血管疾患による死亡率は全国より高いが、糖尿病の平均在院日数は短い。 在宅医療も充実している。同県国保・医療福祉室は「家族との同居率が高いことに加え、県民の7割にかかりつけ医がいて、病気になったときに診療や指導をしてくれる医師がいる。減塩運動やボランティアなど地域に根ざした啓発活動も効果を上げている」と指摘する。 また、長野県では保健師による生活指導も活発だ。県内に設置された10の保健所を拠点に保健指導を展開し、生活習慣病を予防することで医師不足などによる病院の診療科の休廃止を補おうと対策している。 患者がより的確な医療を受けられるよう、疾病や事業ごとに医療機関の機能分担と連携体制を整備し、地域連携クリティカルパスを活用する試みも進められている。2型糖尿病などの生活習慣病で入院する人の比率が全国平均を15〜25%下回っていることについて、県では「医療機関相互の連携を強化した成果もあらわれている」としている。医療費格差が1.6倍に (2) 受診と予防を促す地域の取組み平成19年度医療費マップ(厚生労働省)北海道医療費適正化計画第5次長野県保健医療計画(Terahata

医療費格差が1.6倍に (2) 受診と予防を促す地域の取組み- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 最近の関連情報・ニュース 最近の関連情報・ニュース 2010年03月08日医療費格差が1.6倍に (2) 受診と予防を促す地域の取組みキーワード:健診・保健指導 生活習慣病は健康長寿の最大の阻害要因となるだけでなく、国民医療費にも大きな影響を与える。心疾患、脳血管疾患などの生活習慣病が疾患全体に占めるの割合は、死亡原因で約6割、医療費で約3割とされる。 医療費の地域格差にも、都道府県ごとの生活習慣病への取組みが反映されている。生活習慣病は医療費の大きな割合を占める [広島県] 全国でもっとも医療費が高かった広島県は地域差指数でも5位。入院外治療費が全国に比べ著しく高いのが特徴だ。県民の受診動向をみると、生活習慣病が受診理由の上位を占めている。2005年の調査では脳卒中など脳血管疾患の死亡率が男性11位、女性7位と高かった。 県の基本健康診査の受診率は全国46位と低迷している。同県健康福祉局では「生活習慣病は医療費の大きな割合を占める。予防に向けた取組みを県民に浸透させることが重要。将来の医療費を抑える目的で、生活習慣病予防につながる健診の普及を進めたい」としてる。 2008年より「ひろしま健康づくり県民運動」を展開し、県民の受診に向けた意識啓発を取り組んでいる。歌手の西城秀樹さんや緒方かな子さんらを「健康大使」に起用し、県の広報を通じて「受診上手になろう」と呼びかけている。こうした取り組みが進めば、医療費格差の是正にもつながる。高齢化の進展で医療費も全国1位に [福岡県] 福岡県では75歳以上の医療費の割合が毎年増加している。全体の医療費に占める75歳以上の割合は2006年は47.1%だった。老人医療費の比較では全国平均を大きく上回っており、2002年に2位の北海道を抜き1位になった。高齢者人口の伸びとともに、老人医療費の割合はますます増加していく。 厚労省の「医療費マップ」の地域差指数でも1位となり、平均在院日数は41.6日。特に入院医療費が全国平均を大きく上回っており、県では「入院医療費の高さが、老人医療費

「禁煙治療」の保険適用を拡大し若者の禁煙サポート 厚労省が検討- 日本生活習慣病予防協会 -

ことになり、がんや虚血性心疾患をはじめ長期の健康影響のリスクがより高くなる。身体活動やスポーツへの影響、咳やたんといった呼吸器症状や喘息発作など、日常生活でみられる健康影響も確実にあることを見落とすことはできない。 そこで、喫煙歴など保険の適用条件を緩和し、20代の若年層も、自己負担が少なくて済む保険適用による禁煙治療を受けやすくする方向で、厚労省は検討をはじめた。若い世代の喫煙を減らせば、将来の医療費を抑制できる。 日本は海外に比べて禁煙治療の受診率が低く、喫煙年数が少なかったり、1日に吸う本数が少ない喫煙者には受診しづらい制度となっていることから、厚労省は「200以上」という条件の撤廃を検討している。厚労省の諮問機関・中央社会保険医療協議会で議論され、早ければ来年度にも実現する見通しだ。 「保険適用から外れる人も、喫煙を続ければニコチン依存になりやすい。保険適用を拡大すれば、厚労省の一時的な医療費負担は増えるが、将来的には肺がんや脳卒中、心筋梗塞などに伴う医療費が減る」と、厚労省関係者は述べている。たばこ税・価格の大幅な引き上げも必要 日本では先進国の中でたばこの価格が安く、若者にとって入手しやすい環境にある。たばこの値上げは、成人喫煙者の禁煙に役立つだけでなく、若者の喫煙防止に有用であることがこれまでの調査で判明している。今後、若者の喫煙を減らすためには、たばこ税・価格の大幅な引き上げも必要だ。 WHO(世界保健機関)は、たばこや関連製品への適切な課税をしている国が少なすぎると指摘。たばこの増税に焦点を当てた報告書「The Global Tobacco Epidemic 2015」によると、33ヵ国はたばこに小売価格の75%以上の税を課しているが、多くの国は非常に低い税率で、特別税を設けていない国もある。 報告書によると、たばこ関連疾患による死亡者は年間約6万人で、6秒に1人が亡くなっている計算になる。強力な措置がとられない限り、2030年までに年間800万人以上に増加すると予測している。「たばこ製品の税金を上げることはたばこの消費を削減するもっとも効果的な方法の一つであり、多くの利益をもたらします」と、WHOのチャン事務局長は述べている。たばこと健康に関する情報ページ(厚生労働省)たばこの健康影響評価専門委員会(厚生労働省)WHO report on the global tobacco epidemic, 2015(世界保健機関

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