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病気の解説「脳卒中」での検索結果

756件の検索結果

ジストニア- 日本脳神経外科学会 -

ジストニア ジストニアとは ジストニアという病気は、筋肉の緊張の異常によって様々な不随意運動や肢位、姿勢の異常が生じる状態をいいます。ジストニアには、全身の筋肉が異常に動いてしまう全身性ジストニアと、局所のみの筋緊張の異常による局所ジストニアに大別されます。症状は筋肉の異常収縮によるものですが、筋緊張を調節している大脳基底核という部分の働きの異常によっておこると考えられています。原因のわからないものを本態性ジストニア、脳卒中や脳炎などの後遺症として起こるものを二次性ジストニアと呼びます。本態性ジストニアの中にはDYTという遺伝子の異常による遺伝性ジストニアというものがあり、15の型が知られています。日本では瀬川病と呼ばれるDYT5ジストニアと捻転ジストニアと呼ばれるDYT1ジストニアが主で、これらは主として小児期に症状が出現します。局所ジストニアでは、目のまわりの筋肉が異常収縮して目が開けられなくなる眼瞼けいれん、首の筋肉の異常によって首が曲がってしまう頚部ジストニア(痙性斜頸とも呼ばれる)などがあります。書字や楽器演奏などきまった動作時だけ症状がでて動作が妨げられるものを、動作特異性ジストニアと呼び、書痙の多くがこれに含まれます。これらは特定の職種に生じる傾向があり職業性ジストニアとも言われています。また精神疾患に用いる向精神薬の影響で出現するジストニア症状を遅発性ジストニア(tardive dystonia)と呼びます。 ジストニアの分類 本態性ジストニア (原因のよくわからないもの) 全身性ジストニア 若年発症型 成人発症型 孤発性 遺伝性 局所ジストニア 痙性斜頚 (頚部ジストニア) 眼瞼けいれん 書痙 職業性ジストニア 痙性発声障害 その他 二次性ジストニア (脳の病気で二次的に生じるもの) 脳性麻痺、脳血管障害、脳炎、先天性代謝異常などが原因となる 症状の特徴 症状が常に一定であること、発症の初期には朝は調子がよく、午後から夜にかけて悪化すること、体のある部分をさわったりすると症状が軽快したりすることなどが特徴です。全身性ジストニアでは進行すると全身の捻転がひどくなりけいれん発作と間違われることもあります。多くの本態性ジストニアでは脳のMRIなどで異常がみられず症状が理解しがたいため、ヒステリーなど精神的なものとして受け取られることも少なくありません。しかし精神的問題からだけでジストニアとなることはまれです。 検査所見 本態性ジストニアではCTやMRIでは脳の形に異常はみられません。筋電図で関節を曲げる筋肉と伸ばす筋肉が同時に動いてしまう所見(共収縮、相反性抑制の障害)が診断の助けになります。遺伝性ジストニアを疑って遺伝子検査をする場合もあります。 ジストニアの治療  治療の最初は抗コリン剤

喫煙の健康影響は深刻 年間600万人が死亡 世界禁煙デー- 日本生活習慣病予防協会 -

、循環器疾患、呼吸器疾患、生殖器の疾患などの原因になる。喫煙によって体の臓器のほぼ全てが害を受け、健康状態は悪くなる。●喫煙による健康影響は十分に理解されていない 喫煙の害を適正に理解していない人が多く、例えば中国で2009年に行われた調査によると、たばこが冠動脈性心疾患の原因になるのを知っていた割合は喫煙者の38%に過ぎなかった。同調査では、たばこが脳卒中の原因になることを知っていたのは27%であることも示された。 日本を含む42ヵ国で、たばこのパッケージに喫煙に健康影響があることが明記されている。しかし、たばこを吸う人は、そうした健康影響の詳細を知らなかったり、まだずっと先の話だと思ったり、たいしたことがないと過小評価する傾向がある。●受動喫煙対策は十分に行われていない 喫煙する人が吸っている煙だけではなく、たばこから立ち昇る煙、また喫煙者が吐き出す煙にも、ニコチン、タール、一酸化炭素はもちろん、多くの有害物質が含まれている。間接喫煙による死亡者数は、全世界で年間60万人以上に上る。 たばこ規制枠組条約の締約国は、公共スペースを原則として全面禁煙にするなど、受動喫煙対策を行うことが義務付けられているが、実際に受動喫煙から守られている人口は11%以下とみられている。●禁煙のメリットは大きい 適切なサポートで成功率は2倍に 禁煙によって、長期にわたるメリットだけではなく、即効性のメリットも得られる。喫煙によって引き起こされるさまざまな病気のリスクが低くなり、健康状態も良くなる。喫煙の害を理解している人の大部分は禁煙を望んでおり、適切な医療サポートと薬物療法によって禁煙の成功率は2倍以上に高まるという調査結果も発表された。しかし、禁煙サポートを受けられる国は日本を含む19ヵ国に過ぎず、恩恵を受けられているのは世界人口の14%に過ぎない。世界禁煙デー(世界保健機関)(Terahata)◀ 前の記事へ次の記事へ ▶ 関連トピック

たばこ箱の警告ラベルを変更「これでも吸いますか」 米FDA- 日本生活習慣病予防協会 -

警告:たばこは習慣性があります警告:タバコの煙はあなたの子供たちを傷つけます警告:たばこは致命的な肺疾患を引き起こします警告:たばこはがんを引き起こします警告:たばこは脳卒中と心臓病を引き起こします警告:妊娠中の喫煙により、赤ちゃんを傷つけます警告:喫煙はあなたを殺します警告:非喫煙者も受動喫煙により、致命的な肺疾患になります警告:いま禁煙すれば、あなたの健康を脅かす危険性が減りますProposed Cigarette Product Warning Labels(FDA)(Terahata)◀ 前の記事へ次の記事へ ▶ 関連トピック 一無・二少・三多 ▶ 「無煙」喫煙は万病の元 2018年01月17日 「電子たばこ」は禁煙の成功率を低下させる 禁煙治療を遠ざけるおそれ 2017年11月30日 「新型たばこ」に対し呼吸器学会が見解「健康に悪影響が出る可能性」 2017年10月06日

「禁煙宣言7ヵ条」を発表 人間ドック学会- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 最近の関連情報・ニュース 最近の関連情報・ニュース 2009年08月26日「禁煙宣言7ヵ条」を発表 人間ドック学会キーワード:「無煙」喫煙は万病の元 日本人間ドック学会(奈良昌治 理事長)は、9月に東京で開催する第50回学術大会で「禁煙宣言」を発表する。 たばこはがん、肺疾患、心疾患、脳卒中などの原因となる。がんをはじめとする生活習慣病を予防するために、人間ドック健診などの受診者に禁煙を勧め、医療従事者も非喫煙を原則する方針だ。 予防医学を担う立場から、喫煙習慣のある人間ドック健診を担当する医療従事者はすべて禁煙する、喫煙習慣のある人間ドック健診の受診者や特定保健指導受診者に禁煙指導を行う、禁煙の重要性を社会に発信する、禁煙を推進させる─—ことなどを宣言に盛り込み、「7つの基本方針(禁煙宣言7カ条)」を打ち出した。 2型糖尿病など生活習慣病の有病者や予備群の減少を目的に、2008年4月から開始されている特定健康診査・特定保健指導ブログラムで着目されているメタボリックシンドロームについても、喫煙はその発症の独立した危険因子であることが明確にされている。日本人間ドック学会 7つの基本方針(禁煙宣言7ヵ条)日本人間ドック学会会員への呼びかけ日本人間ドック学会(以下、本学会)は、会員のすべてが非喫煙であることを目指し、ことに人間ドック専門医は非喫煙であることをその資格条件とします。会員が所属する施設の敷地内禁煙化を推進します。喫煙する人間ドック健診受診者や特定保健指導受診者に対し禁煙指導を行います。本学会は、本学会の運営する学術大会、専門医・認定医研修会をはじめとするすべての催事の会場施設内を完全禁煙とします。社会への働きかけ本学会は、喫煙ならびに受動喫煙が健康を害することを社会に啓発するとともに、禁煙を推進させるための社会的活動を行います。本学会は、禁煙活動を推進する他の学術団体

喫煙する人は寿命が短くなる NIPPON DATA 80- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 最近の関連情報・ニュース 最近の関連情報・ニュース 2007年05月16日喫煙する人は寿命が短くなる NIPPON DATA 80キーワード:「無煙」喫煙は万病の元 喫煙習慣のある男性は、ない男性に比べて40歳以降の余命がおよそ3.5年短くなることが、厚生労働省研究班(班長:上島弘嗣・滋賀医大教授)の大規模研究でわかった。 海外ではたばこが寿命を短くすることを具体的な数値で示した研究があるが、日本では初めてのこと。禁煙が必要なことを示す研究として注目されている。 研究では、大規模研究「NIPPON DATA 80」で得られた40歳から85歳の喫煙習慣や喫煙量などのデータをもとに、年齢階級別死亡率をもとに喫煙状況別の男女の平均余命を算定した。1980年から1999年までに、約2,000人の人が亡くなった。 NIPPON DATA 80は、全国300カ所の保健所で健診を受けた30歳以上の約1万名の男女を対象に行った循環器疾患の基礎調査。1980年に開始し、血圧、総コレステロール、血糖、喫煙習慣、飲酒習慣、肥満指数(BMI)と、心筋梗塞死や脳梗塞などの関連を調べた。 1980年の時点でたばこを吸っていた男性の割合は62.9%で、40歳時の平均余命は、たばこを吸わない人で42.1年、以前吸っていたがやめた人で40.4年、吸う人で38.6年だった。 平均余命は、1日に1箱未満吸う人で39.0年、1箱から2箱吸う人で38.8年と量が増えるにつれて短くなった。2箱以上吸う人は38.1年で、吸わない人との差が4年に拡大した。 厚生労働省の調査によると、習慣的に喫煙している人の割合は、2005年は男性が39.3%、女性は11.3%。1980年の時点では調査した男性の喫煙率は62%と高く、途中で禁煙した人がいるとみられる。もし禁煙する人がいなかった場合、余命格差はさらに広がっただろうと考えられている。 NIPPON DATA 80では、1日20本吸う人では心筋梗塞で亡くなるリスクが1.7倍、脳卒中では1.7倍高くなるという結果がでている。Journal of

速歩のウォーキングでメタボ対策 ゆっくり歩行では効果なし- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 最近の関連情報・ニュース 最近の関連情報・ニュース 2012年10月30日速歩のウォーキングでメタボ対策 ゆっくり歩行では効果なしキーワード:「少食」食事は腹7~8分目 三多(多動・多休・多接) ウォーキングなどの運動を習慣として行うと、体力が増し、心臓の血管は丈夫になる。筋肉や骨も強くなり、結果として糖尿病や高血圧症とその合併症を予防できるようになる。運動をするとストレス・ホルモンも減少し、夜はよく眠れるようになるという報告もある。 運動の習慣化により、年齢がいくつであっても、メタボリックシンドロームのような慢性疾患による脅威を減らす効果を期待できることが、21〜98歳のデンマーク人1万人以上を10年以上にわたり追跡して調査した研究であきらかになった。 興味深いことにウォーキングは速歩で行った方が効果があり、通常の軽めのウォーキングではあまり効果を期待できないという。速歩ウォーキングでメタボが半分に減少 速足のウォーキングやジョギングを毎日続けると、メタボリックシンドロームのリスクを50%も低減できるが、毎日軽く1時間歩いただけでは改善効果を期待できないことが、コペンハーゲンのビスペビャー大学病院のイーヴァ プレスコット博士らによる研究であきらかになった。 糖尿病や心疾患、脳卒中のリスクを高めるメタボリックシンドロームを予防するために、余暇時間に運動をすることが必要となる。しかし、ただ漫然と運動すればよいというものではなく、強度を高めた運動でないと効果を得られないようだ。 プレスコット博士らは、21〜98歳のデンマーク人成人1万135人を対象に、1991〜1994年に最初の評価を行い、10年間の追跡調査を行っ

「生きる目的」や「生きがい」が健康寿命を延ばす 幸福感を促す介入が必要- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 最近の関連情報・ニュース 最近の関連情報・ニュース 2016年01月15日「生きる目的」や「生きがい」が健康寿命を延ばす 幸福感を促す介入が必要キーワード:「多接」活動的な生活 人生で目的意識や生きがいをもつ人は寿命と健康寿命が長い傾向があることが、米国と日本で行われた調査で明らかになった。人生の目的意識をもつ人は死亡リスクや心血管疾患リスクが低い 人生でより高い目的意識をもっている人々は、死亡リスクや心血管疾患の発症リスクが低く、健康寿命が長いことが、ニューヨーク州のマウントサイナイ医科大学の研究チームの調査で明らかになった。 「何をもって人生の目的とするのかについては意見が分かれますが、大切なことは人生を生きる価値のあるものと感じている人ほど、寿命や健康寿命が長い傾向があることが明らかになったことです」と、マウントサイナイ医科大学の心臓病専門医のランディ コーエン氏は言う。 研究チームは、2015年6月までに米国と日本で実施された、人生の目的と死亡率や心血管疾患発症リスクなどの関係を7年以上追跡調査した10件の研究をメタ解析した。平均年齢67歳の13万6,265人の男女が対象となった。 米国の研究では人生での目的や意義、または「他の人の役に立つこと」を評価し、日本の研究では「生きがい」(ikigai)をもっているかを評価した。生きがいは米国では「生きている価値がある人生」と解釈されている。 追跡期間中に1万4,500人以上の参加者が何らかの原因で死亡し、4,000人以上が心筋梗塞などの心血管イベントや脳卒中などを発症した。解析した結果、人生で高い目的意識をもっている人は、そうでない人に比べ死亡率が17%減少し、心血管イベントが17%減少することが明らかになった。こうした傾向は、人生での目的の評価法、心血管疾患の既往、国などを考慮したサブグループ

全国生活習慣病予防月間2017、イラスト受賞作品が決定!- 日本生活習慣病予防協会 -

 ▶新着ニュース早食いほど肥満は増える 肥満予防に「ゆっくり食べる」と効果的食べ物だと意識する前に脳は反応 脳が「食べよう、やめよう」と指令タクシー乗務員に学ぶ糖尿病対策 治療と仕事の両立を実践喫煙と飲酒が口腔・咽頭がんのリスクを上昇 たばこ、お酒でリスクは4倍に気温差が大きいと「脳卒中」のリスクが上昇 季節の変わり目に注意「時間栄養学」の新たな発見 食事のタンパク質が「体内時計」を調整" 実践!スローカロリー " 〜上手な糖質活用のノウハウを教えます「足の冷え」「むくみ」は血管の老化が原因 足の動脈硬化を改善「たばこ規制」をどうする? 多方面で厚労省の法改正素案に反対の声日本発のバイオマーカー 尿中L-FABPを活用した腎疾患管理もっと見る

塩分摂取量を減らせば数十万人の命を救える- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 最近の関連情報・ニュース 最近の関連情報・ニュース 2013年03月15日塩分摂取量を減らせば数十万人の命を救えるキーワード:二少(少食・少酒) 塩分の摂取量を減らせば、10年で数十万人の命を救うことができる——「米国人は塩分を摂り過ぎているので減らす必要がある」と、カリフォルニア大学の研究者らが発表した。 塩分の摂り過ぎると、高血圧が引き起こされ、心筋梗塞などの心疾患や脳卒中の原因となる。これらの病気で毎年80万人の米国人が死亡している。米国心臓学会(AHA)によると、米国の全死亡者の半数近くは高血圧と関連があるという。 高血圧の治療では、食事の見直しや適度な運動といった生活習慣の改善が欠かせない。なかでも重要なのが「減塩」だ。 AHAのガイドイランでは、50歳以上の人は塩分摂取量を1日3.8g以下に抑えることを勧められている。 実際には米国人は1日に平均約9gの塩分を摂取している。うち80%は加工食品や外食からとっており、家庭での摂取量は少ないという。 研究チームは、どのような減塩モデルが効果的で、実現性が高いかをシュミレートした。 その結果、塩分摂取量を次第に減らしていき、最終的に現在の摂取量の約4割を減らし1日5.6gに抑えた場合、10年後に28~50万人の命を救うことができるという予測を導き出した。 さらに、ただちに同じ量の減塩を実行した場合、救える命は50万~85万人に増えるという。 「調査では、塩分の制限は全ての年齢の人にとって有益であることが示されました。塩分を少し減らしただけでも死亡率は低下します」と、カリフォルニア大学サンフランシスコ校のパメラ コクソン氏は言う。 「加工食品や外食で塩分を摂り過ぎている場合、そうした食品を利用している限りは、"塩分を減らそう"と考えても実行するのは難しくなります。特に1日3.8gという厳しい

冬の運動の注意点 寒さ対策とウォーミングアップ- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 最近の関連情報・ニュース 最近の関連情報・ニュース 2012年12月14日冬の運動の注意点 寒さ対策とウォーミングアップキーワード: 寒い季節でも、しっかりと対策していれば快適に運動できるが、屋外で運動するときは注意が必要となる。米国運動協議会(ACE)は、寒い日に安全に運動するために次のようにアドバイスをしている。寒い冬の運動はウォーミングアップが重要体を急に冷やさないようにする時間の余裕をもって、ウォーミングアップを十分に行う帽子、手袋、靴下などで体を温かくする寒さが厳しいときは、鼻や口をスカーフやマスクで覆う 冬に発症しやすい病気のうち、もっとも重大なものとして血管障害(心筋梗塞・脳卒中)が挙げられる。これらの原因のひとつは、低温環境そのもの、あるいは室内外の気温差が刺激になって脳や心臓へ負担がかかることだ。 血圧は季節によって変動するが、特に冬場は血圧が上昇しやすいことが知られている。その理由は次のようなことだ。・寒さを感じると、体温の発散を防ごうとして血管は収縮し、血圧が上昇する。・冬は運動不足になりがちで、肥満になりやすい。肥満は高血圧に影響する。・冬場はクリスマスや忘年会など、食べすぎや飲酒の機会も増えることも、血圧を上げる要因となる。 寒さで交感神経は緊張し、全身と心臓の血管が収縮し、血圧が高くなりやすくなる。さらに、血圧が高くなれば心臓に負荷がかかり、狭心症や心筋梗塞が誘発される危険性が高くなる。 寒い冬の運動は、時間の余裕をもって、ウォーミングアップをし、楽しみながらやることが大切。歯を食いしばって頑張る、というのはなるべく避けよう。特に雪かきのような激しく力む運動をするときは、血圧や心拍数が上昇しやすい。ウォーミングアップを十分に行い、いきなり寒い屋外に出ないようにすることが重要となる。 首、手首、足首が外気にふれると、肌から熱が逃げて体温が下がる。風の侵入を許さないよう手袋

女性の多くは運動不足 高まるメタボの危険性- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 最近の関連情報・ニュース 最近の関連情報・ニュース 2012年04月18日女性の多くは運動不足 高まるメタボの危険性キーワード:三多(多動・多休・多接) 「女性は1日の運動時間が男性よりも少ないために、肥満やメタボリックシンドロームの危険性が高まっている」という研究が発表された。女性は運動に対して消極的? 肥満やメタボは、冠状動脈性心疾患や脳卒中、2型糖尿病の危険性を高めることが知られている。この研究は、運動・身体活動を社会心理学の面から研究しているオレゴン州立大学のPaul Loprinzi氏らによるもの。 研究者はまず、身体活動や運動と抑うつ、メタボと性差の相関関係に焦点をあてて調査した。1,146人以上の米国男女を対象に調査したところ、中等度以上の適度な運動を行っている時間は、男性は1日約30分だったが、女性は約18分間だった。 対象者に活動量計を毎日持ち歩いてもらい、運動量をはかってもらった。女性の3人に1人以上はメタボが、5人に1人は、抑うつ症状がみられた。「運動を習慣として行っている人ほど、健診の結果が良好で抑うつも減少することがあきらかになった。この傾向は女性でより顕著だった」とLoprinzi氏は説明する。 「女性は男性に比べ喫煙率が低いなど、健康的な習慣をもつ人が比較的多かったが、運動量は少なかった。1日に30分以上の運動を行うと、抑うつや高コレステロール、メタボを抑えるのに効果的だ」としている。 抑うつの傾向がある人では、腹部脂肪の蓄積やインスリン抵抗性などの危険性が高くなっていた。どちらもメタボリックシンドロームの危険因子となる。しかし、運動習慣のある人では抑うつが減少していた。「運動には相乗的なメタボ予防の効果がある。1日30分の運動で得られる効果は大きい」とLoprinzi氏は強調する。 なぜ女性

エレベーターではなく階段を 簡単な工夫で行動変容 NY市- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 最近の関連情報・ニュース 最近の関連情報・ニュース 2012年02月10日エレベーターではなく階段を 簡単な工夫で行動変容 NY市キーワード:三多(多動・多休・多接) エレベーターを使わず、階段を使う人を増やすための工夫は実はとてもシンプル——ニューヨーク市は市民の身体活動や運動を増やすため、とてもユニークな対策を都市計画に織り込んでいる。 このほどニューヨーク市の保健衛生局が行った研究調査によると、簡単なポスター表示を行うことで、エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を使う人を増やすことができるという。 そのポスター表示は、階段を上る人のアイコンと「電気を使わず、カロリーを燃やそう、階段を使おう(Burn Calories, Not Electricity)」というコピーが書かれてあるシンプルなもの。エレベーターの横に貼り、どれだけの人が階段を利用するようになるかを調査した。 市の依頼を受けアメリカ建築家協会のDavid Burney氏が考案したのは、市民の行動変容を促すために、「エレベーターではなく階段を使おう」というメッセージを、大胆に表示したアイコンだった。 研究によると、視覚的に分かりやすく表示したり、エレベーターホールなど目立つ所に設置することで、階段を使う人が50%以上も上昇したという。 市では身体活動や運動を増やす必要性を説明するために、次のような注意書きを添えた。エレベーターの代わりに階段を使うことで、身体活動量は7倍に上昇する。毎日にたった2分間を階段上りに費やすだけで体脂肪を燃焼し、約0.5kg(1ポンド)の体重増加を防ぐことができる。1日3階分の階段を上ることを1週間続けると、全死因による脳卒中の死亡リスクを20%下げる

生活習慣改善はメンタルヘルス対策にもなる クスリより効果的- 日本生活習慣病予防協会 -

する。食生活を改善し、野菜、果物、魚などを十分にとると、うつや統合失調症といった精神疾患でも、症状の軽減といった好ましい影響を得られる。自然にふれる時間をつくると、認知機能に好ましい影響があらわれ心身の状態も安定しやすくなる。良好な人間関係は、風邪などのちょっとした病気から脳卒中などの深刻な病気まで、発症リスクを抑えてくれるだけでなく、精神医療においても好ましい効果がある。レクリエーションや余暇に楽しみを得ることは、障害を取り除き、社会的能力を向上させるのに役立つ。リラクゼーションやストレス管理は、不安症・不眠症・パニック障害の治療に有用。他者に貢献したり献身的にふるまうと、気持ちが落ち着き寛容になりやすくなり、メンタルヘルス上でもメリットが多い。ただし、家族の介護などを熱心に行うあまり“燃え尽き症”になるのは注意が必要。 Walsh博士は、「現代社会は情報過多で、喫煙や飲酒、ファストフードの利用などの健康に好ましくない習慣に引き込もうという広告・宣伝も多くある。本当に好ましいものを判断して選ぶのが難しくなっており、現代人は容易に不健康になってしまう」とも指摘している。Beyond Tender Loving Care: ‘TLCs’ Promise Health and HappinessTherapeutic lifestyle changes offer many mental health benefits(米国心理学学会、2011年2月17日)(Terahata)◀ 前の記事へ次の記事へ ▶ 関連トピック 一無・二少・三多 ▶ 三多(多動・多休・多接) 2018年01月17日

30歳以上の男性の5割以上、女性は4割近くが高血圧 厚生労働省「第5次 循環器疾患基礎調査結果の概要」より- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 生活習慣病の調査・統計 高血圧 生活習慣病の調査・統計 高血圧の調査・統計 2001年06月06日30歳以上の男性の5割以上、女性は4割近くが高血圧 厚生労働省「第5次 循環器疾患基礎調査結果の概要」よりカテゴリー:高血圧 厚生労働省発表の「第5次 循環器疾患基礎調査結果の概要」では、脳卒中や心臓病とその危険因子についての関連を調査しています。 それによると、30歳以上の男性の 51.7パーセント、女性の 39.7パーセントが高血圧(最高血圧140mmHg 以上または最低血圧 90mmHg 以上)に該当し、ともに高年齢者層ほど高血圧の人の割合が多くなるという結果でした。10年前の平成2年と比較すると、女性は高血圧の人の割合がわずかに減少していますが(平成2年は 40.5パーセント)、男性は30〜49歳で増加、50歳以降は減少しており、総数でもやや増加していることがわかりました(同 47.7パーセント)。 医師から高血圧といわれたことがある人の降圧薬服用状況は、‘継続服用している’が 68.4パーセント、‘今まで服用したことがない’が 21.8パーセント、‘以前服用していたが中止した’が 6.9パーセント、‘ときどき服用している’が 2.4パーセントでした。 高血圧関連以外では、男性の 28.2パーセント、女性の 23.6パーセントが肥満(BMI※25以上)に該当すること、総コレステロール値が 220mg/dL を超える人の割合は男性 25.7パーセント、女性 34.1パーセントで、男性は 40代前後、女性は 50代以降に高率となることなどがわかりました。※BMI:Body mass index(ボティー・マス・インデックス)の略で、肥満や低体重(やせ)の判定に用いられる数値です。BMIは、体重

高齢者層ほど高血圧を‘非常に怖い病気’と思う人が多い 総理府「生活習慣病に関する世論調査」より- 日本生活習慣病予防協会 -

のその理由は、‘自分の健康に自信がある’49.0パーセント、‘生活習慣病について考えたことがない’28.1パーセント、‘面倒くさい’16.6パーセント、‘酒、たばこ、好物などを制限したくない’12.6パーセント、‘病気になっても治療すればいい’11.7パーセントなどがあげられています。 それぞれの病気について、その病気を怖いと思うか思わないかをたずねた質問で、怖いと思う人の割合が最も高かったのは‘がん’で、その割合は 96.5パーセント。続いて脳卒中(脳梗塞や脳出血など)95.4パーセント、心筋梗塞・狭心症 95.3パーセント、肝臓病(脂肪肝も含む)92.6パーセント、糖尿病 92.3パーセント、高血圧 90.1パーセント、胃潰瘍 86.3パーセント、骨粗鬆症 84.7パーセント、肥満 77.6パーセント、高脂血症 76.5パーセントとなっています。 高血圧についての感じ方を‘非常に怖い病気’か‘少し怖い病気’かに分け、年齢別にみると、高齢者ほど‘非常に怖い病気’と思う人の割合が増え、‘少し怖い病気’と思う人の割合が減っています。●詳しくは、内閣府のホームページへ→トップページ/記事掲載ページ 関連する調査・統計 疾患で見る ▶ 高血圧 2016年10月13日 高血圧性疾患の年間医療費は1兆8,890億円 平成26年度 国民医療費の概況 2016年10月13日 高血圧性疾患による死亡数は年間6,726人 厚生労働省「平成27年 人口動態統計(確定数)の概況」より 2016年04月19日 高血圧の総患者数は1,010万800人 厚生労働省「平成26年患者調査の概況」より 2015年12月15日

生活習慣の改善で平均最大血圧 4.2mmHg 低下をめざす 厚生省「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」を発表- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 生活習慣病の調査・統計 高血圧 生活習慣病の調査・統計 高血圧の調査・統計 2000年03月31日生活習慣の改善で平均最大血圧 4.2mmHg 低下をめざす 厚生省「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」を発表カテゴリー:高血圧 厚生省は生活習慣病の一次予防にむけて、さまざまな数値目標を掲げた「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」を発表しました。具体的には、おもに次のような目標を設定しています。  現状の 24.3パーセントから15パーセント以下に、女性は 25.2パーセントから 20パーセント以下に)、摂取エネルギーに占める脂質の減少(現状の 27.1パーセントを 25パーセント以下に)、食塩摂取量の減少(1日13.5グラムを10グラム未満に)、野菜の摂取量の増加(1日 292グラムを 350グラム以上に)、日常生活における歩数の増加(男性 8,202歩を 9,200歩以上に、女性 7,282歩を 8,300歩以上に)、喫煙が及ぼす健康への悪影響についての十分な知識の普及(知識の普及率の現状は、肺がん 84.5パーセント、喘息 59.9パーセント、気管支炎 65.5パーセント、心臓病 40.5パーセント、脳卒中 35.1パーセント、胃潰瘍 34.1パーセント、妊娠に関連する異常 79.6パーセント、歯周病 27.3パーセントで、これをすべて100パーセントに)。 ※BMI:Body mass index(ボティー・マス・インデックス)の略で、肥満や低体重(やせ)の判定に用いられる数値です。BMIは、体重 (kg) ÷ 身長 (m) ÷ 身長 (m) によって算出します。25 以上は肥満、18.5 未満はやせと判定されます。BMI22 が理想体重

総コレステロール値が 220mg/dL を超える人は、30歳以上の男性の 25.7パーセント、女性 34.1パーセント 厚生労働省「第5次 循環器疾患基礎調査結果の概要」より- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 生活習慣病の調査・統計 脂質異常症(高脂血症) 生活習慣病の調査・統計 脂質異常症(高脂血症)の調査・統計 2001年06月06日総コレステロール値が 220mg/dL を超える人は、30歳以上の男性の 25.7パーセント、女性 34.1パーセント 厚生労働省「第5次 循環器疾患基礎調査結果の概要」よりカテゴリー:脂質異常症(高脂血症) 厚生労働省発表の「第5次 循環器疾患基礎調査結果の概要」では、脳卒中や心臓病とその危険因子についての関連を調査しています。 それによると、総コレステロール値が 220mg/dL を超える人の割合は、30歳以上の男性の 25.7パーセント、女性 34.1パーセントで、年齢層別にみると男性は 40代の 32.0パーセントが最も高く、女性は 50歳以降に急に高くなり、50代で 44.4パーセント、60代には 45.1パーセントが該当することがわかります。 医師から「血清脂質が高い」といわれたことがある人の血清脂質降下薬服用状況は、‘今まで服用したことがない’が 51.0パーセント、‘継続服用している’が 32.0パーセント、‘以前服用していたが中止した’が12.2パーセント、‘ときどき服用している’が 2.7パーセントでした。 高脂血症関連以外では、30歳以上の男性の 51.7パーセント、女性の 39.7パーセントが高血圧(最高血圧140mmHg 以上または最低血圧90mmHg 以上)で、ともに高年齢者層ほど高血圧の人の割合が多くなることや、男性の 28.2パーセント、女性の 23.6パーセントが肥満(BMI※25以上)に該当することなどがわかりました。※BMI:Body mass index(ボティー・マス・インデックス)の略で、肥満や低体重(やせ)の判定に用い

高脂血症は病気の感じ方が‘わからない’と答えた人が最も多い病気 総理府「生活習慣病に関する世論調査」より- 日本生活習慣病予防協会 -

となっています。 一方、生活習慣改善を実行しようと思わない人のその理由は、‘自分の健康に自信がある’49.0パーセント、‘生活習慣病について考えたことがない’28.1パーセント、‘面倒くさい’16.6パーセント、‘酒、たばこ、好物などを制限したくない’12.6パーセント、‘病気になっても治療すればいい’11.7パーセントなどがあげられています。 それぞれの病気について、その病気を怖いと思うか思わないかをたずねた質問で、怖いと思う人の割合が最も高かったのは‘がん’で、その割合は 96.5パーセント。以下、脳卒中(脳出血や脳梗塞など)95.4パーセント、心筋梗塞・狭心症9 5.3パーセント、肝臓病(脂肪肝も含む)92.6パーセント、糖尿病 92.3パーセント、高血圧 90.1パーセント、胃潰瘍 86.3パーセント、骨粗鬆症 84.7パーセント、肥満 77.6パーセントと続き、高脂血症は 76.5パーセントとなっています。 高脂血症以外の病気はほとんどの回答が‘怖い病気と思う’か‘怖い病気だと思わない’のいずれかに分かれていますが、高脂血症に関しては15.8パーセントの人が‘わからない’と答えていて、言葉としての周知度もやや低いことが伺われます。●詳しくは、内閣府のホームページへ→トップページ/記事掲載ページ 関連する調査・統計 疾患で見る ▶ 脂質異常症(高脂血症) 2016年04月19日 高脂血症の総患者数は206万2,000人 厚生労働省「平成26年患者調査の概況 」より 2015年12月15日 血清総コレステロールの平均値は、男性196.6mg/dL、女性207.2mg/dL 平成26年 国民健康・栄養調査 2015年04月14日 総コレステロールが 240mg/dL 以上の割合は、男性 10.3%、女性 16.8% 平成25年 国民健康・栄養調査

生活習慣の改善で高脂血症の減少めざす 厚生省「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」を発表- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 生活習慣病の調査・統計 脂質異常症(高脂血症) 生活習慣病の調査・統計 脂質異常症(高脂血症)の調査・統計 2000年03月31日生活習慣の改善で高脂血症の減少めざす 厚生省「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」を発表カテゴリー:脂質異常症(高脂血症) 厚生省は生活習慣病の一次予防にむけて、さまざまな数値目標を掲げた「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」を発表しました。具体的には、おもに次のような目標を設定しています。 適正体重を維持している人の増加(20〜60歳の男性に占める肥満者〈BMI※25以上〉の割合を現状の 24.3パーセントから15パーセント以下に、女性は 25.2パーセントから 20パーセント以下に)、摂取エネルギーに占める脂質の減少(現状の 27.1パーセントを 25パーセント以下に)、食塩摂取量の減少(1日13.5グラムを10グラム未満に)、野菜の摂取量の増加(1日 292グラムを 350グラム以上に)、日常生活における歩数の増加(男性 8,202歩を 9,200歩以上に、女性 7,282歩を 8,300歩以上に)、喫煙が及ぼす健康への悪影響についての十分な知識の普及(知識の普及率の現状は、肺がん 84.5パーセント、喘息 59.9パーセント、気管支炎 65.5パーセント、心臓病 40.5パーセント、脳卒中 35.1パーセント、胃潰瘍 34.1パーセント、妊娠に関連する異常 79.6パーセント、歯周病 27.3パーセントで、これをすべて100パーセントに)。 これらによって高脂血症の人の割合を、現状の男性10.5パーセント、女性17.4パーセントから、それぞれ 5.2パーセント以下、8.7パーセント以下にするとしています。※BMI:Body mass index

食後3時間以上経過して血糖値が 200mg/dL 以上の人は、男性 3.0パーセント、女性1.8パーセント 厚生労働省「第5次 循環器疾患基礎調査結果の概要」より- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 生活習慣病の調査・統計 糖尿病 生活習慣病の調査・統計 糖尿病の調査・統計 2001年06月06日食後3時間以上経過して血糖値が 200mg/dL 以上の人は、男性 3.0パーセント、女性1.8パーセント 厚生労働省「第5次 循環器疾患基礎調査結果の概要」よりカテゴリー:糖尿病 厚生労働省発表の「第5次 循環器疾患基礎調査結果の概要」では、脳卒中や心臓病とその危険因子についての関連を調査しています。 それによると、食後3時間以上経過して血糖値が 200mg/dL 以上の人は、男性 3.0パーセント、女性1.8パーセント、70歳以上に限ると男性 5.3パーセント、女性 3.8パーセントが該当するという結果でした。 医師から「糖尿病がある」、または「血糖値が高い」といわれたことがある人の血糖降下薬服用状況は、‘今まで服用したことがない’が 50.6パーセント、‘継続服用している’が 34.9パーセント、‘以前服用していたが中止した’が10.5パーセント、‘ときどき服用している’が1.4パーセントでした。 糖尿病関連以外では、30歳以上の男性の 51.7パーセント、女性の 39.7パーセントが高血圧(最高血圧140mmHg 以上または最低血圧 90mmHg 以上)で、ともに高年齢者層ほど高血圧の人の割合が多くなることや、男性の 28.2パーセント、女性の 23.6パーセントが肥満(BMI※25以上)に該当すること、総コレステロール値が 220mg/dL を超える人の割合は男性 25.7パーセント、女性 34.1パーセントで、男性は 40代前後、女性は 50代以降に高率となることなどがわかりました。※BMI:Body mass index(ボティー・マス・インデックス)の略で、肥満や低体重(やせ)の判定に用いられる数値

92.3パーセントの人が糖尿病を‘怖いと思う病気’と回答 総理府「生活習慣病に関する世論調査」より- 日本生活習慣病予防協会 -

の健康に自信がある’49.0パーセント、‘生活習慣病について考えたことがない’28.1パーセント、‘面倒くさい’16.6パーセント、‘酒、たばこ、好物などを制限したくない’12.6パーセント、‘病気になっても治療すればいい’11.7パーセントなどがあげられています。 それぞれの病気について、その病気を怖いと思うか思わないかをたずねた質問で、怖いと思う人の割合が最も高かったのは‘がん’で、その割合は 96.5パーセント。以下、脳卒中(脳出血や脳梗塞など)95.4パーセント、心筋梗塞・狭心症 95.3パーセント、肝臓病(脂肪肝も含む)92.6パーセントと続き、次に糖尿病の 92.3パーセントがあげられています。以下は高血圧 90.1パーセント、胃潰瘍 86.3パーセント、骨粗鬆症 84.7パーセント、肥満 77.6パーセント、高脂血症 76.5パーセントとなっています。●詳しくは、内閣府のホームページへ→トップページ/記事掲載ページ 関連する調査・統計 疾患で見る ▶ 糖尿病 2016年10月13日 糖尿病の年間医療費は1兆2,196億円 平成26年度 国民医療費の概況 2016年10月13日 糖尿病による死亡数は年間1万3,327人 厚生労働省「平成27年 人口動態統計(確定数)の概況」より 2016年04月19日 糖尿病の総患者数は316万6,000人 厚生労働省「平成26年患者調査の概況 」より 2016年02月19日 透析患者数は32万448人 日本透析医学会「わが国

2010年時点での糖尿病患者数1,000 万人をめざす 厚生省「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」を発表- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 生活習慣病の調査・統計 糖尿病 生活習慣病の調査・統計 糖尿病の調査・統計 2000年03月31日2010年時点での糖尿病患者数1,000 万人をめざす 厚生省「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」を発表カテゴリー:糖尿病 厚生省は生活習慣病の一次予防にむけて、さまざまな数値目標を掲げた「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」を発表しました。具体的には、おもに次のような目標を設定しています。 適正体重を維持している人の増加(20〜60歳の男性に占める肥満者〈BMI※25以上〉の割合を現状の 24.3パーセントから15パーセント以下に、女性は 25.2パーセントから 20パーセント以下に)、摂取エネルギーに占める脂質の減少(現状の 27.1パーセントを 25パーセント以下に)、食塩摂取量の減少(1日13.5グラムを10グラム未満に)、野菜の摂取量の増加(1日 292グラムを 350グラム以上に)、日常生活における歩数の増加(男性 8,202歩を 9,200歩以上に、女性 7,282歩を 8,300歩以上に)、喫煙が及ぼす健康への悪影響についての十分な知識の普及(知識の普及率の現状は、肺がん 84.5パーセント、喘息 59.9パーセント、気管支炎 65.5パーセント、心臓病 40.5パーセント、脳卒中 35.1パーセント、胃潰瘍 34.1パーセント、妊娠に関連する異常 79.6パーセント、歯周病 27.3パーセントで、これをすべて100パーセントに)。 このほか、糖尿病については、糖尿病検診の受診者数を現状の 4,573万人から 6,860万人に、糖尿病検診後の事後指導を100パーセントに(現状は男性 66.7パーセント、女性 74.6パーセント)、糖尿病患者数を 2010年時点で1,000万人に(生活習慣改善がない場合は1,080万人と推計)、糖尿病有病者の治療継続

虚血性心疾患の1年間の医療費は 7,339億円 厚生労働省「平成12年度 国民医療費の概況」より- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 生活習慣病の調査・統計 心筋梗塞 生活習慣病の調査・統計 心筋梗塞の調査・統計 2001年06月06日虚血性心疾患の1年間の医療費は 7,339億円 厚生労働省「平成12年度 国民医療費の概況」よりカテゴリー:心筋梗塞 厚生労働省発表の「第5次 循環器疾患基礎調査結果の概要」では、脳卒中や心臓病とその危険因子についての関連を調査しています。 まず血圧については、30歳以上の男性の 51.7パーセント、女性の 39.7パーセントが高血圧(最高血圧140mmHg 以上または最低血圧 90mmHg 以上)に該当し、ともに高年齢者層ほど高血圧の人の割合が多くなることがわかりました。また、男性の 28.2パーセント、女性の 23.6パーセントが肥満(BMI※25以上)に該当すること、総コレステロール値が 220mg/dL を超える人の割合は男性2 5.7パーセント、女性 34.1パーセントで、男性は 40代前後、女性は 50代以降に高率となる、などの結果が出ています。 心筋梗塞発病時の症状について、30分以上続く強い胸の痛みのあった人は 53.6パーセントでした。また、心筋梗塞のある人の現在の治療状況は(複数回答)、‘薬を飲んでいる’63.5パーセント、‘月1回以上の通院(往診)’52.5パーセント、‘月1回未満の通院(往診)’17.0パーセント、‘治療していない’19.9パーセント、‘リハビリを受けている’2.8パーセントとなっています。※BMI:Body mass index(ボティー・マス・インデックス)の略で、肥満や低体重(やせ)の判定に用いられる数値です。BMIは、体重 (kg) ÷ 身長 (m) ÷ 身長 (m) によって算出します。25 以上は肥満、18.5 未満

生活習慣の改善で虚血性心疾患6割減 厚生省「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」を発表- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 生活習慣病の調査・統計 心筋梗塞 生活習慣病の調査・統計 心筋梗塞の調査・統計 2000年03月31日生活習慣の改善で虚血性心疾患6割減 厚生省「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」を発表カテゴリー:心筋梗塞 厚生省は生活習慣病の一次予防にむけて、さまざまな数値目標を掲げた「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」を発表しました。具体的には、おもに次のような目標を設定しています。 適正体重を維持している人の増加(20〜60歳の男性に占める肥満者〈BMI※25以上〉の割合を現状の 24.3パーセントから15パーセント以下に、女性は 25.2パーセントから 20パーセント以下に)、摂取エネルギーに占める脂質の減少(現状の 27.1パーセントを 25パーセント以下に)、食塩摂取量の減少(1日13.5グラムを10グラム未満に)、野菜の摂取量の増加(1日 292グラムを 350グラム以上に)、日常生活における歩数の増加(男性 8,202歩を 9,200歩以上に、女性 7,282歩を 8,300歩以上に)、喫煙が及ぼす健康への悪影響についての十分な知識の普及(知識の普及率の現状は、肺がん 84.5パーセント、喘息 59.9パーセント、気管支炎 65.5パーセント、心臓病 40.5パーセント、脳卒中 35.1パーセント、胃潰瘍 34.1パーセント、妊娠に関連する異常 79.6パーセント、歯周病 27.3パーセントで、これをすべて100パーセントに)。 これらの数値目標が達成され、喫煙率がゼロになった場合、虚血性心疾患(心筋梗塞はこれに含まれます)は 59パーセント(男性 82パーセント、女性 36パーセント)減少すると推計しています。※BMI:Body mass

心臓病が喫煙によりかかりやすくなる病気だと認識している人は少ない 厚生省「平成10年度 喫煙と健康問題に関する実態調査」より- 日本生活習慣病予防協会 -

したことのない人は 51.8パーセントと半数以上の人が‘とても気になる’と答え、たばこを吸わない人ほど喫煙の害を強く意識していることがわかります。 喫煙がからだに与える害に関する知識については、肺がんとの関連は 84.5パーセント、気管支炎は 65.5パーセント、喘息は 59.9パーセントの人が、かかりやすくなると思うと感じていて、呼吸器の病気との関連は広く知られていることがわかりました。その一方で、心臓病は 40.5パーセント、脳卒中 35.1パーセント、胃潰瘍 34.1パーセント、歯周病 27.3パーセント、などの病気は、喫煙との関連を認識している人があまり多くないようです。●詳しくは、厚生労働省のホームページへ→トップページ/記事掲載ページ 関連する調査・統計 疾患で見る ▶ 心筋梗塞 2016年10月13日 虚血性心疾患の年間医療費は7,430億円 平成26年度 国民医療費の概況 2016年10月13日 虚血性心疾患の年間死亡数、「急性心筋梗塞」3万7,222人、「その他の虚血性心疾患」3万4,451人 厚生労働省「平成27年 人口動態統計(確定数)の概況」より 2016年10月13日 心疾患による死亡数は年間19万6,113人 厚生労働省「平成27年 人口動態統計(確定数)の概況」より 2016年04月19日 心疾患の総患者数は172万9,000人 厚生労働省「平成26年患者調査の概況

たばこが健康に与える影響についての社会的な認知度や受動喫煙の状況なども調査 厚生労働省「平成15年 国民健康・栄養調査の概要」より- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 生活習慣病の調査・統計 COPD(慢性閉塞性肺疾患) 生活習慣病の調査・統計 COPD(慢性閉塞性肺疾患)の調査・統計 2005年04月21日たばこが健康に与える影響についての社会的な認知度や受動喫煙の状況なども調査 厚生労働省「平成15年 国民健康・栄養調査の概要」よりカテゴリー:COPD(慢性閉塞性肺疾患) 厚生労働省は従来より年1回「国民栄養調査」を実施していましたが、国民の生活習慣などをより明かにするために平成15年から調査内容を拡充し「国民栄養・健康調査」として実施し、このほどその結果の概要を発表しました。平成15年調査は‘たばこ’に重点を置いた内容になっています。 それによると、まず、現在習慣的に喫煙している人の割合は、男性46.8%、女性11.3%でした。 たばこによる健康への影響については、46.6%の人が「とても気になる」と答えていて、平成10年に行われた調査に比べて約5ポイント増加しています。しかし一方で、喫煙および受動喫煙による健康被害に関する知識についての質問を見ると、社会的な認識は5年前の調査とほとんど変化がないことがわかります。 具体的には、「たばこを吸うとかかりやすくなる病気」として肺がんは87.5%、妊娠への影響83.2%と多数の人がその危険性を知っていたものの、数値的には平成10年調査からあまり増えていません。また、気管支炎65.6%、ぜんそく63.4%、肺気腫56.4%と、その他の呼吸器の病気への影響の認知度はあまり高くありません。さらに呼吸器以外の病気への影響は、心臓病で45.8%、脳卒中43.6%、歯周病35.9%、胃潰瘍33.5%となっていて、社会的認知が相変わらず不足していることがわかります。 また、「たばこの煙を吸うとかかりやすくなる病気(受動喫煙でかかりやすくなる病気)」は、肺がん79.5%、妊娠への影響78.9%、ぜんそく64.1

禁煙に成功した人の8割は、‘再び吸いたくはない’と考えている 厚生省「平成10年度 喫煙と健康問題に関する実態調査」より- 日本生活習慣病予防協会 -

は 51.8パーセントと半数以上の人が‘とても気になる’と答え、たばこを吸わない人ほど喫煙の害を強く意識していることがわかります。 喫煙がからだに与える害に関する知識については、肺がんとの関連は 84.5パーセント、気管支炎は 65.5パーセント、喘息は 59.9パーセントの人が、かかりやすくなると思うと感じていて、呼吸器の病気との関連は広く知られていることがわかりました。その一方で、心臓病は 40.5パーセント、脳卒中 35.1パーセント、胃潰瘍 34.1パーセント、歯周病 27.3パーセント、などの病気は、喫煙との関連を認識している人があまり多くないようです。●詳しくは、厚生労働省のホームページへ→トップページ/記事掲載ページ 関連する調査・統計 疾患で見る ▶ COPD(慢性閉塞性肺疾患) 2016年10月13日 慢性閉塞性肺疾患の年間医療費は1,460億円 平成26年度 国民医療費の概況 2016年10月13日 慢性閉塞性肺疾患(COPD)による死亡数は年間1万5,756人 厚生労働省「平成27年 人口動態統計(確定数)の概況」より 2016年04月19日 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の総患者数は26万1,000人 厚生労働省「平成26年患者調査の概況」より 2015年12月15日 喫煙者の割合は男性32.2%、女性8.5% 平成26年 国民健康・栄養調査 2015年11月10日

たばこが健康に与える影響についての社会的な認知度や受動喫煙の状況なども調査 厚生労働省「平成15年 国民健康・栄養調査の概要」より- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 生活習慣病の調査・統計 肺がん 生活習慣病の調査・統計 肺がんの調査・統計 2005年04月21日たばこが健康に与える影響についての社会的な認知度や受動喫煙の状況なども調査 厚生労働省「平成15年 国民健康・栄養調査の概要」よりカテゴリー:肺がん 厚生労働省は従来より年1回「国民栄養調査」を実施していましたが、国民の生活習慣などをより明かにするために平成15年から調査内容を拡充し「国民栄養・健康調査」として実施し、このほどその結果の概要を発表しました。平成15年調査は‘たばこ’に重点を置いた内容になっています。 それによると、まず、現在習慣的に喫煙している人の割合は、男性46.8%、女性11.3%でした。 たばこによる健康への影響については、46.6%の人が「とても気になる」と答えていて、平成10年に行われた調査に比べて約5ポイント増加しています。しかし一方で、喫煙および受動喫煙による健康被害に関する知識についての質問を見ると、社会的な認識は5年前の調査とほとんど変化がないことがわかります。 具体的には、「たばこを吸うとかかりやすくなる病気」として肺がんは87.5%、妊娠への影響83.2%と多数の人がその危険性を知っていたものの、数値的には平成10年調査からあまり増えていません。また、気管支炎65.6%、ぜんそく63.4%、肺気腫56.4%と、その他の呼吸器の病気への影響の認知度はあまり高くありません。さらに呼吸器以外の病気への影響は、心臓病で45.8%、脳卒中43.6%、歯周病35.9%、胃潰瘍33.5%となっていて、社会的認知が相変わらず不足していることがわかります。 また、「たばこの煙を吸うとかかりやすくなる病気(受動喫煙でかかりやすくなる病気)」は、肺がん79.5%、妊娠への影響78.9%、ぜんそく64.1%、心臓病39.9

禁煙と肺がんとの関連は 85パーセントの人が認識している 厚生省「平成10年度 喫煙と健康問題に関する実態調査」より- 日本生活習慣病予防協会 -

が‘とても気になる’と答え、たばこを吸わない人ほど喫煙の害を強く意識していることがわかります。 喫煙がからだに与える害に関する知識については、肺がんとの関連は 84.5パーセント、気管支炎は 65.5パーセント、喘息は 59.9パーセントの人が、かかりやすくなると思うと感じていて、呼吸器の病気との関連は広く知られていることがわかりました。その一方で、心臓病は 40.5パーセント、脳卒中 35.1パーセント、胃潰瘍 34.1パーセント、歯周病 27.3パーセント、などの病気は、喫煙との関連を認識している人があまり多くないようです。●詳しくは、厚生労働省のホームページへ→トップページ/記事掲載ページ 関連する調査・統計 疾患で見る ▶ 肺がん 2016年10月13日 気管、気管支及び肺の悪性新生物の年間医療費は4,315億円 平成26年度 国民医療費の概況 2016年10月13日 「気管,気管支及び肺」の‘がん’による死亡数は年間7万4,378人、がんの中で最多 厚生労働省「平成27年 人口動態統計(確定数)の概況」より 2016年04月19日 肺がんが含まれる呼吸器系がんの総患者数は14万6,000人 厚生労働省「平成26年患者調査の概況」より 2015年12月15日 喫煙者の割合は男性32.2%、女性8.5% 平成26年 国民健康・栄養調査 2015年11月10日

歯間部清掃器具使用者数の増加などの数値目標 厚生省「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」を発表- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 生活習慣病の調査・統計 歯周病 生活習慣病の調査・統計 歯周病の調査・統計 2000年03月31日歯間部清掃器具使用者数の増加などの数値目標 厚生省「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」を発表カテゴリー:歯周病 厚生省は生活習慣病の一次予防にむけて、さまざまな数値目標を掲げた「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」を発表しました。具体的には、おもに次のような目標を設定しています。 適正体重を維持している人の増加(20〜60歳の男性に占める肥満者〈BMI※25以上〉の割合を現状の 24.3パーセントから15パーセント以下に、女性は 25.2パーセントから 20パーセント以下に)、摂取エネルギーに占める脂質の減少(現状の 27.1パーセントを 25パーセント以下に)、食塩摂取量の減少(1日13.5グラムを10グラム未満に)、野菜の摂取量の増加(1日 292グラムを 350グラム以上に)、日常生活における歩数の増加(男性 8,202歩を 9,200歩以上に、女性 7,282歩を 8,300歩以上に)、喫煙が及ぼす健康への悪影響についての十分な知識の普及(知識の普及率の現状は、肺がん 84.5パーセント、喘息 59.9パーセント、気管支炎 65.5パーセント、心臓病 40.5パーセント、脳卒中 35.1パーセント、胃潰瘍 34.1パーセント、妊娠に関連する異常 79.6パーセント、歯周病 27.3パーセントで、これをすべて100パーセントに)。 このほか歯周病関連で、歯間部清掃器具を使用する人の増加(現状は 35〜44歳で19.3パーセント、45〜54歳で17.8パーセントを、50パーセント以上に)、定期的な歯科検診の受診者の増加(現状16.4パーセントを 30パーセント以上に)、といった目標が掲げ

歯周病が喫煙によりかかりやすくなる病気だと認識している人は少ない 厚生省「平成10年度 喫煙と健康問題に関する実態調査」より- 日本生活習慣病予防協会 -

が‘とても気になる’と答え、たばこを吸わない人ほど喫煙の害を強く意識していることがわかります。 喫煙がからだに与える害に関する知識については、肺がんとの関連は 84.5パーセント、気管支炎は 65.5パーセント、喘息は 59.9パーセントの人が、かかりやすくなると思うと感じていて、呼吸器の病気との関連は広く知られていることがわかりました。その一方で、心臓病は 40.5パーセント、脳卒中 35.1パーセント、胃潰瘍 34.1パーセント、歯周病 27.3パーセント、などの病気は、喫煙との関連を認識している人があまり多くないようです。●詳しくは、厚生労働省のホームページへ→トップページ/記事掲載ページ 関連する調査・統計 疾患で見る ▶ 歯周病 2016年10月13日 歯科診療の年間医療費は2兆900億円 平成26年度 国民医療費の概況 2016年04月19日 歯肉炎及び歯周疾患の総患者数は331万5,000人 厚生労働省「平成26年患者調査の概況 」より 2015年12月15日 歯を20本以上保持している人の割合は72.8% 平成26年 国民健康・栄養調査 2015年11月10日 歯科診療の年間医療費は2兆7,368億円 平成25年度 国民医療費の概況 2014年11月25日

世界の3億5000万人が糖尿病 30年で2倍に 国際研究であきらかに- 日本生活習慣病予防協会 -

と耐糖能異常は増加している。先進国で糖尿病がもっとも増えたのは北米。米国、グリーンランド、マルタ共和国、ニュージーランド、スペインでは有病率が高い。逆に、西欧州では比較的増えておらず、オランダ、オーストリア、フランスでは最低だった。世界でもっとも糖尿病の少ない地域はアフリカ南部、南東アジア。 糖尿病や耐糖能異常は、心臓病や脳卒中、腎症、神経障害、失明などの原因となる。世界で糖尿病が原因で亡くなる人の数は年間300万人以上に上る。 「糖尿病が世界中でありふれた病気になったことが示された。高血圧や高コレステロールも増えているが、糖尿病は予防や治療がより難しい」とEzzati氏は話す。 「糖尿病による経済的な負担は今後ますます増えていく。糖尿病や耐糖能異常を早期に発見し、食事や運動を中心とした生活習慣の改善を支援するプログラムを開発する必要がある」とDanaei氏は述べている。 この国際研究は、ビル&メリンダ・ゲイツ財団と世界保健機関(WHO)から資金提供を受け行われた。Nearly 350 million adults have diabetes: Study reveals scale of global epidemic(ハーバード大学 2011年6月25日)National, regional, and global trends in fasting plasma glucose and diabetes prevalence since 1980: systematic analysis of health examination surveys and epidemiological studies with 370 country-years and 2.7 million participants.The Lancet, published online 25 June 2011. DOI:10.1016/S0140-6736(11)60679-X(Terahata)◀ 前の記事

慢性腎機能障害と循環器疾患の関連を教えてください- 日本心臓財団 -

□腎臓には心拍出量の20~25%の血液が流れ、約100万個のネフロンを還流します。臓器重量当たりの血流は、他の主要臓器の数倍といわれます。腎臓は電解質バランス、タンパク合成と異化、血圧調節の中心的役割を果たしています。心臓と腎臓は、交感神経系、レニンアンギオテンシンアルドステロン系、抗利尿ホルモン、エンドセリン、そして利尿ペプチドなど多くの経路でつながっており、心臓と腎臓の機能は相互に依存しています。□慢性腎疾患(CKD)は、性別、年齢、血清クレアチニン値で計算される推算糸球体濾過量(eGFR)(mL/min/1.73mm2)が60未満または腎障害の存在があることと定義されます。eGFRが60未満では、造影剤による急性腎障害、経皮的冠動脈インターベンションにおけるステント再狭窄、再発する急性心筋梗塞、拡張性及び収縮性心不全、不整脈、心血管性死亡が増加します。□ミクロアルブミン尿はCKDの存在を示し、メタボリック症候群、糖尿病や高血圧などの糸球体毛細血管の内皮機能障害より二次的に発生します。ミクロアルブミン尿の定義は随時尿で、アルブミン/クレアチニン比が30-300mg/gであり、eGFRとアルブミン/クレアチニン比は、将来におこる急性腎障害、CKD、心血管疾患(CVD)、非致死性心血管事故、そして死亡に対する独立した予測因子になりうると報告されています。□慢性腎機能障害と動脈石灰化の関連も強く、eGFRが60未満になるとリン酸除去能が低下することで高リン酸血症、さらに相対的低カルシウム血症が生じます。そして副甲状腺ホルモンが放出され、骨からカルシウムとリン酸が放出することで、特に末期腎不全(ESRD)症例では動脈石灰化が進行します。その程度は年齢、透析期間、そして高脂血症に依存するとされます。□腎臓は血圧を調節し、糸球体内圧を自己調節でコントロールしています。糸球体が障害されると収縮期血圧を上昇させるいくつかの経路が働きます。CKDとCVDが合併した場合に、血圧を130/80mmHg未満にコンロトールすべきとされています。薬物治療はレニンアンギオテンシンアルドステロン系拮抗薬にサイアザイド系利尿薬が加えられることが多く、ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬を単独で使用すると輸入細動脈を相対的に拡張させるため糸球体内圧が上昇、糸球体障害を悪化させるので注意が必要です。□CKD症例では無痛性虚血、重篤な不整脈、心不全の合併頻度が高いとされています。安定した外来CKD症例でトロポニンIとトロポニンTが正常例の99%百分位数以上の値を示す割合はそれぞれ38%、68%でした。トロポニンの上昇は左室心筋重量と腎障害の程度を示すとされます。トロポニンIの値によりESRD症例の死亡率を予知できるとの報告もあり、またトロポニンTの慢性的上昇は、安定症例における予後予測に有用です。CKDやESRD症例における急性心筋梗塞の診断に、トロポニンIとTが正常例の99%百分位数以上の値を示すことは有用です。□CKDに合併する骨格筋症ではCPKやミオグロビンなどが上昇するのでこれらを急性心筋梗塞の診断に使用するのは望ましくありません。疫学データよりCKDはST上昇型心筋梗塞の30.5%、非ST上昇型心筋梗塞の42.9%を占めるとされ、CKDのeGFRは急性冠症候群発症後30日、1年後の致命率と関連があるとされます。また来院時にeGFRが低下していると、急性腎障害、出血、心不全、心筋梗塞の再発、再入院そして急性冠症候群に関連する脳卒中の危険度が上がるとされます。大規模慢性集団

糖尿病の予防 「抗酸化物質」が豊富な野菜や果物が効果的- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 最近の関連情報・ニュース 最近の関連情報・ニュース 2018年01月30日糖尿病の予防 「抗酸化物質」が豊富な野菜や果物が効果的キーワード:二少(少食・少酒) 糖尿病 肥満症/メタボリックシンドローム 野菜や果物など、「抗酸化物質」が豊富に含まれる食品を十分に摂ると、2型糖尿病のリスクが低下することが、「フランス国立保健医学研究機構」(Inserm)の研究で明らかになった。この研究は、欧州糖尿病学会(EASD)の医学誌「ダイアベトロジア」に発表された。活性酸素は2型糖尿病の原因のひとつ 「抗酸化物質」とは、活性酸素の発生やその働きを抑制したり、活性酸素そのものを取り除く物質のことだ。「抗酸化ビタミン」や「ポリフェノール」などの種類がある。 呼吸によって体内に取り込まれた酸素の一部は、活性酸素やフリーラジカルになり、これらは正常な細胞や遺伝子を攻撃(酸化)してしまう。活性酸素が増えると血管内皮に障害が起き、動脈硬化が進行しやすくなり、心筋梗塞や脳卒中、がん、炎症の原因になる。 体には本来、活性酸素を抑える働きが備わっているが、年齢を重ねるとともにこの働きは低下していく。ストレス、たばこ、アルコールの飲み過ぎ、激しい運動、紫外線なども活性酸素が増える原因になる。 2型糖尿病の原因のひとつとして考えられているのは、細胞内の酸化反応が原因で炎症を引き起こさ

ウォーキングで下半身を強くすると運動を続けやすい 「老化は足から」- 日本生活習慣病予防協会 -

する能力」である柔軟性・敏捷性については、50歳以降で急激に低下することが報告されている。 50歳を過ぎると、下肢の低下率は、上肢に比べ3倍大きいという報告がある。「老化は足から始まる」と言われるが、まさにその通りだ。 「つまずきやすくなった」「足が前に出なくなった」など、日常生活におけるちょっとした気付きは、下肢の筋肉の機能が低下してきたことが原因かもしれない。ロコモにならないために日頃の取り組みが大切 骨・関節・筋肉・神経などの運動器の障害のために移動機能の低下をきたしている状態が「ロコモティブシンドローム」(ロコモ、運動器症候群)。特に、立つ・歩くなど、移動に関する動作が障害された場合、寝たきりになるなど、自立度が低下し要介護となる危険性が高くなる。 ロコモティブシンドロームは、突然になるものではなく、若い頃からの生活スタイルの積み重ねが影響する。 筋肉を構成する筋繊維でみると、その数は80歳代では20歳代に比べ半減する。瞬発力に関わる筋肉である速筋繊維と、持久力に関わる筋肉である遅筋繊維を比較すると、繊維の数は加齢とともに減少し、1本の繊維の太さも年齢の影響を受け細くなっていく。 ロコモにならず、健康な生活をおくるためには日頃の取り組みが大切だ。1日1時間の活発なウォーキングが脳卒中などのリスクを30%低下ウォーキングが13種類のがんのリスクを減少 運動でがんを予防「フレイル」と「サルコペニア」に運動と食事で対策 肥満が伴うと要注意筋肉の衰えを防ぐ効果的な方法 筋肉の衰えを防ぐ効果的な方法は、体を動かして筋肉を使うこと。そして、衰えやすい下肢の筋肉を鍛えるためにもっとも効くのはウォーキングだ。 まずは1日20分の活発なウォーキングを週に3日以上行うことから始めて、慣れてきたら時間と日数を増やしていくと、やがて下半身が変わっていく。早足で歩く、コースに階段や坂道を入れる、リズミカルに歩くなど、いろいろな歩き方を試してみると効果的だ。 スポーツでは体幹を鍛えることが重要とされるが、体幹を鍛えるよりも下半身の筋力トレーニングの方が実は効果がある。体幹は家にたとえると大黒柱になるが、下半身

「減塩」は健康的な食事に必須 高血圧だけでない「塩」の恐さ- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 最近の関連情報・ニュース 最近の関連情報・ニュース 2017年05月19日「減塩」は健康的な食事に必須 高血圧だけでない「塩」の恐さキーワード:高血圧 食事 食塩の過剰な摂取は、高血圧の原因となる。食塩を摂り過ぎると、夜間頻尿が引き起こされたり、食欲が過度に増進するなど、さまざまな悪影響が出てくることが判明した。 食事を健康的にコントロールするために、減塩が欠かせないことが明らかになっている。食塩の過剰摂取は高血圧の原因に 食塩の過剰な摂取は、高血圧の原因となる。食塩の摂取量が少ない地域では高血圧を発症する人が少なく、加齢に伴う血圧の上昇もみられないことが知られる。 日本高血圧学会は、高血圧の予防のために、血圧が正常な人には「1日6g未満」の食塩制限を勧めている。特に糖尿病や慢性腎臓病の人には、循環器病や腎不全の予防のためにも、「1日6g未満」の減塩を推奨している。 最高血圧が130~139mmHg、最低血圧が85~89mmHgであると、数値としては正常値に収まっているものの、放置していると高血圧に進行しやすい「正常高値血圧」と呼ばれる。 この血圧値の人は、より低い血圧値の人に比べると、脳卒中などの循環器疾患や腎臓病が引き起こされる危険性が高い。特に糖尿病や腎臓病などを併発している人

肥満はやはり寿命を縮める BMIが5増えると死亡リスクは31%上昇- 日本生活習慣病予防協会 -

に行われた239件の大規模疫学調査から、32ヵ国の1,060万人のデータを解析した。 研究チームは、別の疾患による死亡リスクを取り除くために、喫煙経験者、調査開始時に慢性疾患のある人、調査開始から5年以内に死亡した人のデータを除き、最終的に残ったアジア、欧州、北アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの395万1,455人のデータを詳しく調査した。 13.7年間(中央値)追跡して調査した結果、「重度の肥満の人では寿命が約10年短くなり、2人に1人は70歳より前に死亡するおそれがある」ことが判明した。世界の肥満人口は21億人 減量に成功した国はひとつもない内臓脂肪肥満を解消すれば健康寿命を伸ばせる 食事と運動で肥満に対策BMIが5上昇するごとに死亡リスクが31%上昇 解析した結果、BMI22.5~25の「標準体重」の死亡リスクがもっとも低く、BMIが上がると死亡リスクも上昇した。肥満と判定されない「過体重」の段階から死亡リスクは上昇し、BMI25~27.5で7%、27.5~30で20%、それぞれ上昇した。 死亡リスクは、BMI30~35の「肥満(1度)」で45%、35~40の「肥満(2度)」で94%、そして40以上の「肥満(3度)」では3倍近く上昇した。BMI25以上では、数値が5上昇するごとに死亡リスクは31%上昇する計算になる。 疾患別にみると、BMIが5上昇するごとに、心血管系疾患の死亡リスクは49%、呼吸器疾患の死亡リスクは38%、がんの死亡リスクは19%、それぞれ上昇した。東アジア人ではBMIが5上昇するごとに、死亡リスクが31%上昇した。 高齢者より若者、女性より男性のほうが、肥満の死亡リスクへの影響は強い傾向がみられた。 体重が少し多い方が長生きできるという、いわゆる「肥満パラドックス」はみられなかった。また、喫煙者は非喫煙者よりもBMIが低い傾向があるが、喫煙習慣があると死亡リスクが大幅に上昇することも分かった。肥満は明らかに不健康な状態 改善指導が必要 世界保健機関(WHO)は、国際的な基準として、BMI(体格指数)25以上を「過体重」、30以上を「肥満」と定めている。 日本人ではBMIが25を超えると2型糖尿病や循環器疾患のリスクが高くなり、内臓脂肪が増えていく傾向がみられるので、日本肥満学会は日本人の肥満を「BMI 25以上」と決めている。 厚生労働省の調査によると、日本でも肥満は特に40歳以上で、この20年間で増え続けている。20~60歳代の男性の28.7%、女性の21.3%が肥満だ。 肥満=食べ過ぎは、高血圧、高血糖、脂質異常症といった生活習慣病を引き起こし、最終的に、脳卒中や心筋梗塞などで命を落とす危険性が高まる。健康を維持するためには、肥満を解消

「自分は若い」と感じる人は健康に生きられる 「病は気から」は本当- 日本生活習慣病予防協会 -

の研究で判明した。 研究チームは、50歳以上の男女6,489人を対象に調査を行った。「自分を何歳くらいに感じているか」という質問をし、その後8年間にわたり参加者の健康状態を追跡して調査した。 その結果、「自分はまだ若い」と感じていることが、健康状態や環境の変化、生活能力などにさまざまに影響することが判明した。 参加者の生活年齢(実年齢)の平均は65.8歳だったが、自己評価して感じている年齢(評価年齢)の平均は56.8歳だった。 評価年齢が実年齢よりも3年以上若いと感じていた人は69.6%、評価年齢と実年齢がほぼ同じと感じていていた人は25.6%、実年齢よりも老けていると感じていた人は4.8%だった。 8年後に「自分は若い」と実感していた人の死亡率は25%低下していたことが明らかになった。一方で、「年をとった」と実感している高齢者では、死亡率は上昇していた。 死亡率は、実年齢よりも老けていると感じていた人では24.6%だったのに対し、実感年齢が若いと感じていた人では14.3%、ほぼ同じに感じていていた人では18.5%だった。 がん、心臓病、糖尿病、脳卒中、関節炎など、加齢に伴い発症が増える病気との関連を調べたところ、がん以外は「自分は若い」と感じている人の方が状態が良いことが判明した 「"自分は何歳だと感じているか"という評価は、悩み、病気、生活の活力、社会的活動などさまざまな要因に影響します」と、同大学公衆衛生学部のアンドリュー ステプトー氏は言う。 「標準体重の維持」「医師のアドバイスを聞き生活スタイルを改善する」といった健康習慣に加えて、人生をコントロールできているという感覚をもち、「いつまでも自分を若々しく感じられるようにする」ことが健康寿命を延ばすのに効果的であると指摘している。年を重ねることを肯定的に考えている人は健康的 年齢を重ねることに対して、ポジティブなイメージとネガティブなイメージがある。年齢を重ねることを肯定的に考えている人は、実際に年をとっても健康的でいられる可能性が高いことが、米国のイエール大学の研究で明らかなった。 この研究は、オハイオ州に在住している338人の男性と322人の女性が参加して行われている。参加者の平均年齢は1975年時点で50歳で、その後に最長で23年間、健康状態を追跡して調査した。 参加者に行った質問は、「あなたが年をとるにつれ、自己評価は変わると感じますか」「年をとると、あなたの価値は上がると思いますか、それとも下がると思いますか」といったものだった。 年齢を重ねることについて肯定的に考えている人の寿命は、否定的に考えている人に比べ、7.6年長いことが明らかになった。 一方、高血圧や高コレステロールの有無で寿命を比べたところ、それぞれ約4年の差が出た。年をとることを前向きに考えることが、血圧値や高コレステロールを上回る影響力をもつことが示された。 「年をとることをポジティブに考えることは、高血圧や高コレステロールの治療と同等に、寿命を延ばすためにプラスに働く可能性

子供の高血圧が増えている 米国では13年間で27%増加- 日本生活習慣病予防協会 -

はファストフードなどの外食からとみられている。※日本人の食塩摂取量の平均は男性10.9g、女性9.4g(2011年国民健康・栄養調査)。 高血圧は脳卒中や心臓病、腎臓病などの危険因子となる。「米国人の多くは塩分を摂り過ぎています。米国では多くの方が高血圧が原因で亡くなっていますが、塩分摂取量をコントロールすることで防げたはずの死亡数は、少なく見積もっても35万人に上ります」と、ハーバード大学医学部のバーナード ロスナー教授(公衆衛生・統計学)は話す。 「自分が高血圧だと知らない人がたくさんいることが、高血圧をますます危険なものにしています。定期健診で血圧を定期的にはかり、高血圧を早期発見する必要があります。自分の最近の血圧値を常に覚えておくことが大切です」と、ロスナー教授は強調する。 1回目の調査は、1988年〜1994年に行われた米国民健康栄養調査(NHANES)に参加した8〜17歳の子供3,200人を対象に行われた。また、2回目の調査は、1999年〜2008年のNHANESの参加者8,300人を対象に行われた。 その結果、2回の調査を通じて、子供たちの80%以上が1日に食塩を5.8g(ナトリウム相当量2,300mg)以上を摂取していることが分かった。 太りすぎの子供は2回目の調査で特に増えており、腹囲周囲径も増えていた。男子と女子を比べると、女子の方が腹囲周囲径の増加が顕著だった。また、男子の方が高血圧の割合は多かったが、高血圧の増加率は女子でも高かった。 体重と腹囲周囲径の年齢グループの上位25%にいた子供たちは、下位25%の子供に比べ、約2倍の割合で血圧が高かった。両調査ともに、ナトリウム摂取が最も多かった子供は、最も少なかった子供に比べ、36%血圧が高かった。 20歳以上の成人は、標準血圧は通常は120/80mmHg未満だ。子供や10代の若者の血圧基準は、年齢・性別・身長によって異なる。研究では子供たちの「血圧が高めである」と指摘されているが、高血圧症の診断はされていない。子供の場合は高血圧症と診断するためには、血圧測定値で3回連続で高値が記録される必要があるからだ。 多くの研究で、食事に含まれる過剰な塩分と高血圧の関連が示されている。子供と若者の塩分摂取量を減らせば、収縮期血圧(最高血圧)を平均1.2mmHg、拡張期血圧(最低血圧)を平均1.3mmHg下げることができると、研究者は指摘している。Elevated blood pressure increasing among children, adolescents(米国心臓学会 2013年7月15日)(Terahata

毎日コーヒーを飲む中高年は健康 糖尿病リスクが減少- 日本生活習慣病予防協会 -

開始時点で被験者にがん、脳卒中、心疾患の既往はなかった。 調査開始時にコーヒーの1日の摂取量について、0杯〜6杯以上の範囲で被験者に尋ね、2008年または死亡するまで健康状態を追跡した。その結果、1日に飲むコーヒーが1杯だけでも全死亡リスクが低下するほか、心臓病、呼吸器疾患、脳卒中、2型糖尿病、感染症による死亡リスクが低下することがわかった。 コーヒーを1日3杯以上飲む人では、死亡リスクが10%低下していた。一方で、1日2杯と6杯との間ではほとんど差が認められなかったという。 「コーヒーは米国でもっともよく飲まれている飲料だが、コーヒー摂取と死亡との関連はあきからにされていない。今回の研究で、コーヒーが死亡率を低下させることが示された」と米国立がん研究所のNeal Freedman氏は話す。 「コーヒーにはポリフェノール(クロロゲン酸類など)が豊富に含まれるほか、1,000を超える化合物が含まれる」とFreedman氏は説明する。2型糖尿病などの発症リスクがコーヒーの摂取により低減されるとの研究は過去にも発表されており、コーヒーポリフェノールは注目されている。 ポリフェノールの代表的な効果は抗酸化作用で、活性酸素による酸化を防ぐ。活性酸素は主に体内で作られる不安定な酸素で、過剰の活性酸素は細胞や遺伝子を傷つけ、がんの一因にもなるといわれている。血液中では脂質と反応し、動脈硬化や心筋梗塞といった生活習慣病の引き金にもなる。 Freedman氏は「コーヒーのどの成分に予防効果があるのか、メカニズムはまだあきらかになっていない。現時点では、コーヒー以外の生活習慣が影響している可能性もあるため、コーヒーを飲む量を増やす前に医師に相談することを勧める」としながらも、「コーヒーと死亡率低下の因果関係は不明だが、少なくともコーヒーの飲みすぎにより健康に悪影響があらわれることはなさそうだ」と説明している。NIH study finds that coffee drinkers have lower risk of death(国立がん研究所 2012年5月16日)(Terahata)◀ 前の記事へ次の記事

阿波踊りで血管も健康に 踊りながら健診 徳島赤十字病院- 日本生活習慣病予防協会 -

することが重要」と同病院では強調している。 この健診でユニークなのは、阿波踊り体験も健診の一部に含めていること。「運動時は、心臓に必要な酸素が増えるため、細くなった血管では十分な酸素の供給が追いつかない。健診では踊りながらのホルター心電図を計測し、運動のために十分な酸素が心臓に運ばれているか、また危険な不整脈の出現がないかもチェックする」としている。 阿波踊りは動作の緩急を調整しながら行える有酸素運動。体重コントロールや内臓脂肪を減らすためにも有酸素運動は有効だ。同病院では「阿波踊りを続けている人の中には、足腰が丈夫なだけでなく、血管が丈夫で健康な人が多いと感じている。体調にあった踊り方の指導の下、心電図検査をしながら、気持ちよく汗をかいてもらいたい」としている。 健診は2コースあり、いずれも循環器ドックに、阿波踊り体験を取り入れた。「コース1」では、徳島日赤連の医師や看護師といっしょに阿波踊りを、徳島市内演舞場で踊れる。「コース2」では、有名連の阿波踊りを見て、市内の阿波踊り会館で有名連の阿波踊りを見学し、阿波踊りを体験できる。 「コース1」は阿波踊り開催期間の8月12日、「コース2」は8月、9月、10月の毎週木曜日に実施する。いずれも午後1時から翌日の午前11時までで、料金6万9,000円(税込)。健診実施日の2週間前までの予約が必要。 健診では、同病院の循環器専門医が診察する。徳島赤十字病院は高度救命救急センターに指定されており、循環器治療では日本でトップクラスの実績がある。「動脈硬化が主原因となる脳卒中や心臓病、高血圧など生活習慣病は、自覚症状がほとんどなく、症状が突然に起きた時にはもう手遅れという場合も多い。予防と早期発見に勝る治療はないので、ぜひ循環器専門医による健診を受けてほしい」としている。徳島赤十字病院(Terahata)◀ 前の記事へ次の記事へ ▶ 関連トピック 疾患 ▶ 高

糖尿病の最新全国ランキングを発表 ワーストは青森県 ベストは愛知県- 日本生活習慣病予防協会 -

た。糖尿病による死亡率の都道府県別順位(対人口10万人)(2016年)全国10.81位愛知7.72位神奈川7.83位滋賀8.04位千葉8.65位岐阜8.86位東京8.97位長崎9.38位沖縄9.79位島根9.510位宮城9.711位石川9.712位埼玉9.813位大阪9.814位奈良10.215位京都10.316位岡山10.517位福岡10.818位山形10.919位熊本11.120位佐賀11.221位山口11.222位兵庫11.323位三重11.424位茨城11.925位愛媛12.126位長野12.227位和歌山12.328位広島12.529位新潟12.530位栃木12.531位群馬13.032位高知13.033位宮崎13.334位福井13.635位静岡13.736位北海道13.737位岩手13.838位香川14.139位大分14.140位徳島14.241位山梨14.342位鹿児島14.443位鳥取14.744位富山14.745位福島16.346位秋田16.947位青森17.0 -->青森県 糖尿病が進行してから治療を開始する患者が多い 青森県では、糖尿病により引き起こされることの多い脳卒中や心筋梗塞による死亡が多い。食塩摂取量が多い、多量飲酒者が多い、喫煙率が高いといった気質や文化や、雪国ゆえの運動不足からの肥満や、健診受診率の低さなども影響しているとみられる。 糖尿病の病状が進行すると、失明や人工透析といった合併症も引き起こされ、患者のQOL(生活の質)の著しい低下や、医療経済への大きな負担が生じる。合併症を防ぐために必要なのは、糖尿病を早期発見し、適切な治療を継続することだ。 青森県が2006年度に行った糖尿病調査の結果からは、▽青森県は全国と比べて糖尿病の病状の進行したケースが多い、▽病状が重篤化してから生活習慣を改善したり、情報を収集している患者が多い、▽3大合併症(網膜症、腎症、神経障害)を発症している患者の割合が全国と比べて高い——といった実態が浮かび上がった。 また、青森県保険医協会が実施した受診実態調査では、「医療費が支払えない」といった経済的理由で糖尿病や高血圧の治療を中断する患者がいる医療機関が、県内で約41%に上ることが示された。 金銭面を理由に糖尿病治療を中断する患者が多いほか、「受診回数を減らしたいと言われた」「薬が切れているはずなのに受診しない」といった事例も70%を超えているという。県保険医協会は「医療費負担を下げる糖尿病の治療を考えなければ、死亡率を下げるのは難しい」と述べている。「糖尿病性腎症の重症化予防」報告書 かかりつけ医との連携が不可欠愛知県 糖尿病リスクの高い人を早期発見する体制づくりが進んでいる 愛知県では、糖尿病のリスクの高い人を早期発見し適切な保健指導ができる体制づくりを進めるために、「あいち健康の森健康科学総合センター」(あいち健康プラザ)が中心となり、糖尿病指導者の養成にいち早く乗り出した。 県内を4つのブロックに分け、その各ブロックから1保健所を選定。保健所の医師、保健師、栄養士などと市町村の保健師・栄養士など、企業の労働安全に携わる関係者に対して指導者養成を積極的に進めてきた。 地域の実情に合わせて、職域と医療機関との連携を強化し、糖尿病予備群や初期の糖尿病患者へ糖尿病専門医や栄養士、保健師などによる継続的な指導を行う「糖尿病管理・指導事業」を手がけた。 糖尿病予防の環境整備という観点から、「外食栄養成分表示店」事業も保健所の事業として1999年度から実施。管内のレストランや飲食店、喫茶店や事業所の食堂などのメニューにエネルギーや塩分、脂肪などの栄養成分表示をするという事業で、飲食店経営者や一般の消費者を対象とした講習会も積極的に実施した。 愛知県が糖尿病対策で力を入れているのは、▽健康診査の受診率を上げ糖尿病を早期発見する、▽糖尿病の怖さを県民に広く認知してもらう、▽食事を改善してもらう、▽体を動かすことの大切さを認知してもらう、▽あいち健康プラザを活用しもらう(さまざまな健康教室を開催)——といったことだ。 ライフステージに応じた健康づくりを推進し、糖尿病の危険因子をもつ人の減少

東京糖尿病療養指導士「東京CDE」と専門職対象の「東京CDS」が発足- 日本生活習慣病予防協会 -

糖尿病合併症を抑制するために治療の早期開始を 「日本には、2014年の国民健康・栄養調査で2050万人の糖尿病患者さんと予備群がおり、そしてその1割が東京在住になります。この方々が糖尿病の発症をしないよう、また重症化を予防できるよう、この資格を通じて身近な人たちに糖尿病を理解、勉強していただくため、今回の発足となりました。この会が順調に発展し、社会で機能するため、ご協力をお願いします」と、東京糖尿病療養指導推進機構代表理事の本田正志氏は述べた。 東京都では糖尿病有病者数が増えている。糖尿病の適切な治療を受けないでいると、深刻な合併症が引き起こされ、患者の生活の質(QOL)が著しく低下する。通院して治療を受けていない人が多いことが、問題をより深刻にしている。 東京都の糖尿病が強く疑われる者の割合は、男性20.3%、女性16.3%で、全国平均の男性15.5%、女性9.8%を上回っている(2014年東京都民の健康・栄養状況)。 糖尿病合併症である網膜症は失明の原因の第2位になっており、東京都では年間に153人が失明している(2014年)。また、糖尿病腎症は人工透析の導入の原因となる疾患の第1位で、東京都では年間に1,534人が新規に糖尿病導入に至っている。また、東京都の透析患者数は3万人を超えており、全国でもっとも多い。 糖尿病は認知症のリスクも高める。糖負荷試験の2時間値が200mg/dLを超えていると、アルツハイマー病の相対危険度が3.4倍に、140mg/dL以上200mg/dL未満でも1.8倍に高まるという調査結果がある(Neurology, 2011, 77(12), 1126)。 高齢者が要介護になる原因となる疾患は、男性では脳卒中(28.4%)、認知症(13.3%)、心臓病(4.7%)などが、女性では脳卒中(13.3%)、認知症(17.1%)、心疾患(4.4%)などが、それぞれ上位を占めている(国民生活基礎調査)。これらは糖尿病とも関連が深い疾患だ。 糖尿病の医療費の高騰も医療財政を圧迫させる要因になる。糖尿病合併症の数が増えるほど医療費は高くなる。医療経済研究機構の報告によると、合併症がまったくない場合に比べ、合併症が4つ以上重なると、医療費が2.5倍近くまで膨れ上がる。また、腎症が進行し、透析治療が必要になると1人年間500万円以上の医療費がかかる。幅広い職域で糖尿病の未治療例にも対応 これらの合併症の多くは、糖尿病を早期発見し、適切な治療を行うことで、予防が可能だ。そのために、糖尿病の療養に対応する専門職の底上げをはかると同時に、幅広い職域で糖尿病の知識を持った人材を増やすことが求められている。 糖尿病有病者のうち、治療を受けていないか中断してしまった人は34.8%に上る(国民健康・栄養調査)。そうした未治療例に介入するために、地域ぐるみのサポートが重要となる。 糖尿病の外来患者のうち、病院に通院している割合は35%、診療所に通院している割合は65%(患者調査)。そうした医療機関の医師や看護師、薬剤師、理学療法士、管理栄養士など医療専門職の力だけでは、未治療例

ブロッコリーの新芽成分に抗酸化作用 血管や肝臓のダメージを修復- 日本生活習慣病予防協会 -

された。ブロッコリーのスプラウトで糖尿病を治療 糖尿病の人がスルフォラファンを摂取すると、高血糖が引き起こす血管の損傷が改善し、糖尿病合併症を予防できる可能性がある。 糖尿病の人が血糖コントロールの悪い状態が続くと、心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患の発症リスクが上昇する。これらの疾患は、高血糖により血管がダメージを受けることで引き起こされる。 イギリスのウォリック大学の研究チームは、高血糖によって損なわれた血管細胞に対する、スルフォラファンの作用を調べた。そして、スルフォラファンが細胞にダメージを与える活性酸素種を73%減少させることを突き止めた。 酸化ストレス状態におちいると、それを解消するために抗酸化作用をもつ遺伝子が体内で活性化される。この活性化には、「Nrf2」とよばれる分子が抗酸化作用をもつ遺伝子のDNAに結合する必要がある。Nrf2は「Keap1」と呼ばれるタンパク質によって分解され、抗酸化作用をもつ遺伝子の活性化は低く抑えられる。 ブロッコリーなどに含まれるスルフォラファンはKeap1に作用し、Nrf2が分解されるのを防ぐ。Nrf2が増加すると、抗酸化作用をもつ遺伝子の活性化が強く促され、結果として酸化作用によりダメージを受けた血管などを修復できるという。 ウォリック大学の研究チームは、糖尿病患者にスルフォラファンを毎日摂取してもらい、糖尿病合併症をどれだけ抑えられるかを調べる臨床試験を昨年開始した。スルフォラファンを摂取すると肝臓の機能が改善 東海大学とカゴメは、ブロッコリーの新芽に含まれる成分「スルフォラファン」を続けて摂取すると肝臓の機能が改善されることを、ヒトを対象とした試験で確認したと発表した。 スルフォラファンには抗酸化作用、抗炎症作用などがあり、さまざまな病気の予防・改善への効果が期待されている。肝機能改善効果を示した研究結果としては世界ではじめてだという。 肝臓は、体内に入ってくる化学物質を無害な物質に変換(解毒)することで、健康な状態を保っている。生活習慣病の人や、不健康な生活がおくる人の肝臓は、日々多くの化学物質にさらされ解毒が滞ってしまう。 酸化ストレスや炎症によって肝臓の細胞が損傷され、それが肝機能異常の原因となる。肝機能を示す検査(ALT、AST、γ-GTP)の値が正常範囲よりも高く、肝機能異常と診断される人は、成人の約3割に上る。 スルフォラファンは、肝臓がもつ防御機構(解毒、抗酸化、抗炎症)を高めることで、肝機能を改善すると考えられている。野菜を食べるとスルフォラファンの吸収は良くなる 今回の研究を行ったのは、東海大学医学部付属東京病院の西崎泰弘副院長(医学部教授)を中心とした研究チーム。 研究チームは、同院に通院する患者のうち、肝機能を示す検査値が高い男性52人を、(1)体内で分解されるとスルフォラファンに変わるスルフォラファングルコシノレートを10mg含むカプセルを1日3粒、2ヵ月間摂取する「スルフォラファン群」、(2)プラセボ(偽薬)を摂取する「プラセボ群

アルコールがもたらす障害は国によって違う 米韓で比較- 日本生活習慣病予防協会 -

保健指導は「効果あり」 特定保健指導で3割がメタボから脱出生活習慣病予防のための効果的な“和食生活”とその指導 「経済成長や都市化の著しい中・低所得国で、多くの人がストレスを感じている。ストレスに対処するためにアルコールなどを求めていると考えられる。アジア諸国の多くで女性の飲酒は禁忌とする伝統的スタイルがあるが、生活スタイルの欧米化に伴いそうした抑制も失われつつある」と韓国カトリック大学のHae Kook Lee氏は話す。 Lee氏ら研究チームは、AUDやND、不安障害などを比較するために、米国と韓国の一般市民を対象に12ヵ月にわたり調査した。その結果、アルコール摂取障害は米国が9.7%だったのに対し、韓国が7.1%、ニコチン依存は米国が14.4%、韓国が6.6%、気分障害は米国が9.5%、韓国が6.6%、不安障害は米国が11.9%、韓国が5.2%となった。 「米国人のアルコール依存症の割合は、韓国の4倍に相当した。韓国における保険診療のメンタルヘルスや、アルコールに対する社会的な認知などを考慮しても、両国の差は大きかった」とLee氏は話す。 「アルコールがもたらす障害について、医学的・社会的な研究が多くある。アルコール乱用は、健康障害の最大のリスク要因のひとつで、がん、糖尿病、脳卒中、高血圧、心血管病、肥満などに影響を及ぼす。アルコール依存症や大量飲酒者に脳萎縮が高い割合でみられることや、大量に飲酒したりアルコールを乱用した経験のある人では認知症になる人が多いといった疫学調査結果も報告されている」と国立アルコール乱用・依存症研究所(NIAAA)のHoward B. Moss氏は説明する。 「米国はアルコール問題について、長い文化的な歴史をもっている。米国の植民地時代に欧州から来た入植者の多くが、アルコール摂取の習慣が根強い国から入植してきた。1919〜1933年の禁酒法時代を除いては、米国人は節酒を重んじる文化をもったことが少ない。一方、韓国でもアルコール摂取の歴史はあるが、植民地時代には制限されており、特に女性では儒家思想の影響で飲酒が制限されていた。1986年に政府の政策が変えられてからアルコール摂取は増えた」とMoss氏は説明する。 先進国を中心に、男性の飲酒量は頭打ちないし減少傾向にあるが、女性の飲酒量は依然として増加傾向にあるとみられている。特に、若年女性の飲酒量の増加が懸念されており、女性は男性に比べアルコールによる健康障害を引き起こしやすいことが知られている。 「アルコール依存をめぐる環境因子は複雑で、社会・文化的の影響も大きいとみられる。こうした比較文化的な疫学研究は価値がある。アルコール依存症の病因学に対する文化的・環境上の影響についても考慮するべきだろう。人間の行動は非常に複雑なので、生物学的な判断だけで全てを解決できない」とMoss氏は結ん

肥満が年間10万人の「がん」を誘発 米研究- 日本生活習慣病予防協会 -

の発症リスクを高める要因となるが、食事や運動など生活習慣を健康的に変えていき、脂肪過多を解消すれば、多くの場合で予防できる。しかし、AICRが市民を対象に実施した聞き取り調査によると、脂肪過多とがんの関連を知っている米国人は半分足らずで、予防が大切であることを自覚している人はさらに少数だったという。 がんの原因として認知が高かったのは、喫煙が94%、日光(紫外線)が87%だったが、肥満は51%と少なかった。「がんは予防可能な病気」であることを知っていたのはわずか20%で、2型糖尿病(46%)、脳卒中(34%)、心筋梗塞(45%)に比べても少なかった。 研究者は「肥満とがんの関連についての認知は、2001年調査の35%から少しずつ増えていはいるが、肥満対策により10万件の発症を予防できると考えると、全く十分な数ではない」と話す。「肥満とがんの関連について、喫煙の悪影響と同じくらいに認知度を高めることが目標だ」。トピック一覧へ「メタボ人口を25%減」「糖尿病人口を1000万人に抑制」など数値目標「トイレが近い」の原因は塩分のとり過ぎかも 思い当たれば減塩を低カロリー甘味料を利用すれば体重を減らせる 摂取カロリーも減少

特定健診の基準を見直し 「腹囲が基準未満」でも心血管疾患リスクが2倍に- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 最近の関連情報・ニュース 最近の関連情報・ニュース 2016年04月20日特定健診の基準を見直し 「腹囲が基準未満」でも心血管疾患リスクが2倍にキーワード:動脈硬化 心筋梗塞/狭心症 脳梗塞/脳出血 健診・保健指導 メタボリックシンドロームに着目した特定健診で腹囲が基準(男性85cm、女性90cm)に満たなくても、高血糖や高血圧、脂質異常などの危険因子が1つでもあると、脳卒中や心筋梗塞の発症リスクが約2倍になるとの調査結果を、厚生労働省研究班(研究代表者:門脇孝・東京大学大学院医学系研究科 糖尿病・代謝内科教授)が発表した。腹囲とBMIが基準値未満でもリスクがあると心血管疾患は2倍に増加 2005年にメタボリックシンドロームの診断基準が策定され、内臓脂肪蓄積を診断の必須項目とし、内臓脂肪面積100㎠以上をマーカーとして、腹囲(ウエスト周囲長)の基準値が「男性85cm、女性90cm」と定められた。2008年度から「メタボリックシンドロームに着目した特定健診・特定保健指導」が開始された。 厚生労働省研究班(代表者:門脇孝・東京大学大学院医学系研究科 糖尿病・代謝内科教授

5つの「健康習慣」で心臓病を予防 年齢を重ねた人でも「遅くない」- 日本生活習慣病予防協会 -

も早く禁煙しよう。3 30分ほどの適度な運動を週に5回行う 運動することで、エネルギーの摂取量と消費量のバランスが改善される。運動は、加齢にともなう筋肉の減少や、骨粗鬆症の予防にも効果的で、ストレス解消にもつながる。4 アルコールを飲み過ぎない お酒は適量であれば、人間関係を円滑にしたり、ストレスの発散や、血行の促進、HDLコレステロールの増加などの効用をもたらす。しかし、飲み過ぎが毎日続くと、肝臓や膵臓の疾患、糖尿病、高血圧、高尿酸血症、がんなどさまざまな病気の原因になる。5 健康的な食事をこころがける 野菜や果物を十分にとり、ビタミンやミネラル、食物繊維が不足しないようにしよう。塩分の摂り過ぎにも注意。 年齢を重ねた人でも"生活スタイルを改善するには遅すぎる"ということはない。40歳を過ぎるまで不健康な生活が続いたという人でも、生活スタイルをひとつでも改善すれば、心臓や血管の健康を保ちやすいことが示された。 「逆に、不健康な生活スタイルを全く改善できなければ、心筋梗塞や狭心症などの冠動脈疾患や脳卒中の危険性は上昇します」と、スプリング教授は強調している。取り組みやすいことから改善すると効果的 心筋梗塞や狭心症などの冠動脈疾患は、動脈硬化が起こり、冠動脈の内部が狭くなったり閉塞したりして血液の供給が不十分になることによって起こる。健康な人の動脈には弾力性があり、やわらかく、内壁もなめらかで血液はスムーズに流れているが、動脈硬化が起こると、動脈が硬く狭くなり、血液が流れにくくなる。 早期発見するために、心臓CT検査により画像診断が行われる。CT検査により、冠動脈の内腔の大きさや、動脈硬化による冠動脈壁の石灰化、アテローム性動脈硬化症などが分かる。 研究チームは、18〜30歳の男女3,538人を20年間、追跡して調査し、生活スタイルと動脈硬化の関連を調べた。5つの「健康習慣」をどれだけ実行しているかを調査した。 調査の開始時に5つを全て実行しているという人は10%未満だった。20年間で健康習慣の実行数が「増えた」という人は25%、「変わらない」という人は34%、「減った」という人は40%だった。 健康習慣の実行数が減るほど、動脈硬化が進行しやすくなり、心臓病のリスクが上昇することが示された。 生活スタイルを20年間変えなかった人の20%で、心臓病の初期徴候が示された。それに対して、健康習慣を「3〜4つ増やした」という人は、心臓病のリスクが5%に抑えられていた。逆に、「3〜4つ減らした」という人では、リスクは32%上昇していた。 「健康習慣を増やした人ほど、動脈硬化が抑えられていました。年齢が高くなってから生活習慣を増やしても、十分に効果を得られることが確かめられました」と、スプリング教授は説明している。 「もっとも重視するべき健康習慣は、"たばこを吸わないこと"と"適正体重を維持すること"です。これらは取り組みやすく、結果が目に見えて分かりやすいというメリットがあります。健康にもたらす効果も大きいのです」と指摘

健康寿命を延ばすための12のチェックリスト- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 最近の関連情報・ニュース 最近の関連情報・ニュース 2013年03月07日健康寿命を延ばすための12のチェックリストキーワード:二少(少食・少酒) 「無煙」喫煙は万病の元 三多(多動・多休・多接) あなたが長生きするために、どんな健康リスクをチェックすればよいか知っていますか?——米カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究チームが、健康寿命を延ばすためのチェックリストを開発した。 チェックリストは、12項目の質問に答えることでポイント計算できるようになっている。研究チームは、米国民健康調査の50歳以上の2万人のデータを解析し、このリストを開発した。危険因子のポイントのもっとも高いは死亡リスクが96%に達し、もっとも低い人は2.8%にとどまるという解析結果を弾き出した。 患者と医師が共同でこのチェックリストに取り組むことで、深刻な健康リスクを減らせることができるという。リストの主な内容は次の通り——(1)歳をとると体力は低下していきます 一般的に、加齢にともない基礎代謝量は低下します。その主な理由として、筋肉などの除脂肪量の低下があげられます。このことは活動時のエネルギー代謝量の低下にもつながり、結果的に加齢にともないエネルギー消費量は低下していきます。(2)あなたは男性? 女性? 日本や米国をはじめとするほとんどの国で、男性よりも女性の方が平均寿命は長いと報告されています。動脈硬化を背景とする心筋梗塞や脳卒中は、男性の方が早くから発症しやすいのです。特に男性は中年

医療計画に精神疾患を追加 糖尿病など5疾病に 【社会保障審議会】- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 最近の関連情報・ニュース 最近の関連情報・ニュース 2011年07月11日医療計画に精神疾患を追加 糖尿病など5疾病に 【社会保障審議会】キーワード:糖尿病 動脈硬化 心筋梗塞/狭心症 脳梗塞/脳出血 がん 社会保障審議会医療部会は6日、精神疾患を医療計画に記載すべき疾患に追加することを合意した。がん・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病の「4疾病」に精神疾患が追加され、医療計画に記載すべき疾病は「5疾病」となる。職場のうつ病、高齢化で認知症が増加 医療計画では、明示するべき疾病として「患者数が多く、死亡率が高いなど緊急性が高いもの」、「症状の経過に基づくきめ細かな対応が求められ、医療機関の機能に応じた対応が必要なもの」、「病院・診療所・在宅の連携に重点を置くもの」という条件を示している。 これを受けて、都道府県が中核病院を中心に医療連携体制を構築し、地域

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