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病気の解説「脳卒中」での検索結果

756件の検索結果

難病情報センター皮質下梗塞と白質脳症を伴う常染色体優性脳動脈症(CADASIL)(指定難病124)- 難病情報センター -

HOME >> 診断・治療指針(医療従事者向け) >> 皮質下梗塞と白質脳症を伴う常染色体優性脳動脈症(CADASIL)(指定難病124) 皮質下梗塞と白質脳症を伴う常染色体優性脳動脈症(CADASIL)(指定難病124) ひしつかこうそくとはくしつのうしょうをともなうじょうせんしょくたいゆうせいのうどうみゃくしょう 病気の解説(一般利用者向け) 診断・治療指針(医療従事者向け) FAQ(よくある質問と回答) 告示病名以外の指定難病対象疾病名はこちらにあります。 (概要、臨床調査個人票の一覧は、こちらにあります。) ○ 概要   1.概要 皮質下梗塞と白質脳症を伴う常染色体優性脳動脈症(Cerebral Autosomal Dominant Arteriopathy with Subcortical Infarct and Leukoencephalopathy:CADASIL)は、常染色体優性遺伝形式を示し、若年期から前兆を伴う片頭痛が先行、CT・MRIで同定される大脳白質病変が徐々に進行、中年期から脳卒中危険因子がなくても皮質下白質にラクナ梗塞を繰り返し発症し、うつ症状、脳血管性認知症に至る。NOTCH3遺伝子変異を認め、病理学的に脳小血管の平滑筋の変性と、電顕でオスミウムに濃染する顆粒(GOM)の蓄積を特徴とし、遺伝子診断又は病理診断で確定診断

非感染性疾患(NCD)の予防に向けて行動 WHO世界保健統計- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 最近の関連情報・ニュース 最近の関連情報・ニュース 2012年05月24日非感染性疾患(NCD)の予防に向けて行動 WHO世界保健統計キーワード:高血圧 脂質異常症(高脂血症) 糖尿病 動脈硬化 心筋梗塞/狭心症 COPD(慢性閉塞性肺疾患) がん タバコ病 WHO(世界保健機関)は、2012年の世界保健統計を発表した。世界で高血圧や糖尿病、肥満などの生活習慣病のリスクが高まっていることがあきらかとなった。対策をすれば心疾患や脳卒中の80%は予防できる2012年世界保健統計 世界保健機関(WHO)は、不

1.治療から予防へ- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム おいしく食べる 楽しくはかる 生活習慣病講座 おいしく食べる 楽しくはかる 生活習慣病講座 1.治療から予防へ 世界一の高齢社会の日本で、いつまでも健康で快適に過ごすためには、病気の予防が重要です。中でも三大死因の脳卒中、心臓病、がんさらに糖尿病や高血圧などの発症には、生活習慣が大きくかかわっていることがわかってきました。このコーナーでは、生活習慣病を予防するにはどうしたらよいのかを考えていきます。1回目は、日本生活習慣病予防協会の池田義雄理事長に、生活習慣病とは何かを聞きました。まず、生活習慣病とはどういうものでしょうか 「生活習慣病とは、平成8年12月に厚生省(現・厚生労働省)が提言した概念です。それまで使われていた『成人病』では、年をとったら脳卒中、心臓病、がんなどになってもしょうがない、誰もが避けられないので、早期発見、早期治療が重要だという二次予防が中心でした。ところが、現実には中高年だけでなく類似の病気が子供にもおこって、小児成人病という言葉もできました。疾患の背景には、加齢だけではなく、子供のときからの生活習慣が大きく影響するということです。しかも、成人病になる人が年々増え、発症後の治療ではなく、予防の必要性が出てきたのです。そのためには、一人一人の生活習慣を見直そうという、一次予防の概念に変わったのです」それほど生活習慣は重要なのですか 「生活習慣とはライフスタイルともいい、食習慣、運動、休養、喫煙、飲酒などを指します。例えば、食べ過ぎによる過剰エネルギーや高脂肪、塩分のとり過ぎ、お酒の飲み過ぎ、運動不足、睡眠不足、ストレスといった不摂生は、短期間ではそれほど影響を及ぼしません。ところが、10年、20年と続けていくうちに肥満になり、血糖値、血圧、中性脂肪、コレステロール値も高くなって、生活習慣病の“終着駅”、脳卒中や心臓病を発症するのです。3月初めに人気俳優が急性心筋梗塞で倒れたというニュースがありましたが、肥満と喫煙が原因の一つだったようです。大事には至らなかったものの、長い沈黙の期間の後、ある日突然、症状が起こり、悪くすれば死にも至るのが、生活習慣病の怖いところです」どのような生活習慣を心掛ければいいのでしょうか 「穀類が主体で乳製品もプラスした一汁三菜の日本型食生活、適度な運動、休養といった生活

アルコールを飲み過ぎると男性は高血圧に 精子も少なくなる?- 日本生活習慣病予防協会 -

週間当たりお酒を4杯以上飲んでいる人では高血圧リスクが上昇することが判明した。一方、顔面紅潮のない人では1週間当たり8杯以上飲酒していると、高血圧のリスクが上昇した。 「もしあなたが顔面紅潮するのであれば、顔面紅潮しない人よりも少ない量の飲酒で、高血圧のリスクは上昇します。高血圧の発症を予防するためには、飲酒量を制限した方が良いのです」と、研究者はアドバイスしている。アルコールの飲み過ぎで脳卒中などのリスクが上昇 お酒の飲み方によって健康への影響は違ってくることが、日本人を対象とした大規模な研究でも明らかになっている。この調査には、40〜69歳の男性約4万2,000人が参加した。 お酒をのむ頻度を「週1〜2回」、「週3〜4回」、「週5〜7回」の3つの飲酒パターンで比較したところ、「週1〜2回」の人に比べ、「週5〜7回」の人では、脳卒中や心筋梗塞などの死亡リスクが1.8倍に上昇することが明らかになった。週に5日以上飲んでいる人は、日本酒換算で13合〜19.5合を飲んでいたという。 「1日に平均して日本酒換算で2合以上飲んでいると、多量飲酒といえます。そうした人は死亡のリスクが高くなることが示されました。休肝日をもうけつつ、お酒は1日平均で1合から2合程度にする方が良いでしょう。休肝日は、総飲酒量を減らすという観点からも重要です」と、研究者は述べている。ビールを週に5杯以上飲むと精子が劣化 アルコールを飲み過ぎている男性では、精液の質が低下し、精子が少なくなるという、男性にとって気になる調査結果も発表された。 南デンマーク大学の研究チームは、18〜28歳の男性1,221人を対象に、日頃の飲酒習慣を聞き、血液サンプルと精子サンプルを採取する調査を行った。研究に参加した男性の64%が、週に平均して350mLのビールを11杯飲んでいた。 その結果、ビールを「週に1〜5杯」を飲んでいた男性に比べ、「週に40杯以上」を飲んでいた男性では、精子の濃度が33%低下していることが判明。 週に5杯を超えると精液の質は低下しはじめ、その影響は「週に25杯」を超えると顕著で、精子の数が少なかったり、形やサイズに異変がみられる頻度が高まったという。 精子の質の低下すると、将来に子孫を残せなくなるおそれがある。「今回の調査は比較的若い世代を対象としたものですが、中高年でも同様の影響がみられると、今後の研究で確かめる必要があります」と、研究者は述べている。 「お酒を飲むときは自分が何杯飲んだかをしっかり認識しておき、飲み過ぎないようにするべきです」と付け加えている。アルコールの「Jカーブ現象

「生活を楽しむ意識」が高いと、循環器病のリスクが低くなる- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム 最近の関連情報・ニュース 最近の関連情報・ニュース 2009年10月01日「生活を楽しむ意識」が高いと、循環器病のリスクが低くなるキーワード:心筋梗塞/狭心症 脳梗塞/脳出血 セルフケア 健診・保健指導 厚生労働省研究班(主任研究者:津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)は、「生活を楽しんでいる」という意識の高い男性ほど、心筋梗塞などの循環器病になったり、循環器病が原因で死亡するリスクが低くなるという調査結果を発表した。 食事や運動、喫煙習慣といった生活習慣に加え、嬉しい、楽しい、おもしろいなどのポジティブな気持ちや、楽天的な性格傾向などの心理要因も、健康に良い影響を及ぼすようだ。逆に、ストレスや怒りの感情、イライラしやすい性格といった要因は、悪い影響を及ぼすと考えられている。 磯博康・大阪大学教授ら研究班は、1990年に岩手、秋田、長野、沖縄の4地域、1993年に茨城、新潟、高知、長崎、沖縄の5地域、計9地域の40歳から69歳の循環器病やがんの既往のない約8万8175人を対象に、生活習慣や生活の意識についての調査を実施した。 2006年末まで約12年間、追跡して調査した。期間中に3523人が脳卒中や心筋梗塞などの心疾患を発症。脳卒中を発症した人は2786人、虚血性心疾患を発症した人は686人で、このうち1860人が死亡

おいしく食べる 楽しくはかる 生活習慣病講座- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム おいしく食べる 楽しくはかる 生活習慣病講座 おいしく食べる 楽しくはかる 生活習慣病講座 おいしく食べる 楽しくはかる 生活習慣病講座 【このコーナーは2003年4月より産経新聞に連載されたものを転載しています】  日本生活習慣病予防協会の協力により産経新聞の料理面に50回にわたって掲載された連載記事「おいしく元気に 生活習慣病講座」が加筆され本にまとめられました。  第1部では、糖尿病や肥満症、高脂血症、高血圧、脳卒中、虚血性心疾患、高尿酸血症、がんなど、それぞれの生活習慣病について、7人の専門家がインタビューに答えるかたちでやさしく解説。また、生活習慣病の予防・健康維持と運動、休養、飲酒、喫煙などとの関係を整理してまとめてあります。50の料理のカラー写真とレシピが添えられています。  第2部は「楽しくはかる」をテーマに、肥満の指標、血圧、尿糖などの自己測定の意味と、そのための最新機器の情報を網羅しています。 監修:池田義雄(日本生活習慣病予防協会理事長)発行:産経新聞ニュースサービス発売:日本工業新聞社 ●A5・120頁 \1,400(税込み) 2004年6月7日発行産経新聞ニュースサービス(電話 03-3243-8374)産経新聞ニュースサービス ホームページ/http://www.sankei-books.co.jp/ 「おいしく食べる 楽しくはかる 生活習慣病講座」目次

6.健康と休養- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム おいしく食べる 楽しくはかる 生活習慣病講座 おいしく食べる 楽しくはかる 生活習慣病講座 6.健康と休養 健康を維持するためには、体を動かすだけでなく、休養も必要です。日本生活習慣病予防協会の池田義雄理事長に聞きました。休養といっても、どうすればよいのでしょう 「やはり睡眠が大切です。今年3月に『健康づくりのための睡眠指針』、快適な睡眠のための7箇条が策定されました。(1)快適な睡眠でいきいき健康生活(2)日中の元気はつらつが快適な睡眠のバロメーター(3)快適な睡眠は自ら創り出す(4)眠る前に自分なりのリラックス法(5)目が覚めたら日光を取り入れて、体内時計をスイッチオン(6)午後の眠気をやりすごす(7)睡眠障害は専門家に相談の7つです」ポイントはどれですか 「(1)の快適な睡眠は疲労回復やストレス解消になりますが、寝不足や睡眠障害は高血圧、心臓病、脳卒中など生活習慣病のリスクを上げます。(3)は睡眠剤や寝酒に頼らず、自然に眠ろうということ。例えば、温めた牛乳を飲むと睡眠誘発物質トリプトファンが自然な眠りを促し、レムとノンレムの睡眠パターンを繰り返す、いわゆる質の良い睡眠がとれ、休養効果があります。逆に睡眠剤や寝酒は睡眠の質が悪くなり、カフェインも寝付きが悪くなることがあるので、気をつけましょう」睡眠のほかに、休養のとり方はありますか 「ストレスの解消ですね。特に“A型性格”の人は要注意。Aはaggressive(攻撃的、積極的の意)の頭文字で、何事にも突き進み、競争意識や責任感が強く、短気で完全主義な性格です。仕事のやりすぎや暴飲暴食などでストレスがたまり、高血圧や動脈硬化になりやすく、突然死につながることもあります。こうならないために、ストレス防止8箇条を守ってください。(1)独り暮らしは避ける(2)ハードスケジュールを避ける(3)生活の変化に気をつける(4)頭痛などの症状が現れたら、状況などを書き留めておく(5)毎日30分以上運動をする(6)物事はポジティブに解釈する(7)笑う(8)性生活を疎遠にしないです。また、2時間仕事をしたら10分休憩する『2時間10分法』も勧めます。仕事を忘れて楽しいことを思い浮かべ、気分転換しましょう」食生活はどうですか 「腸管免疫系の働きを高め、ストレスに負けない体を作り

7.健康とアルコール- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム おいしく食べる 楽しくはかる 生活習慣病講座 おいしく食べる 楽しくはかる 生活習慣病講座 7.健康とアルコール 酒は『百薬の長』といわれますが、徒然草では『よろずの病は酒よりこそ起これ』ともいわれています。果たして健康に良いのか、悪いのか。日本生活習慣病予防協会の池田義雄理事長に聞きました。日本人のがん死亡率第1位は肺がんで、1年間に男性約4万人、女性約1万5000人が亡くなっています。生活習慣との関係について、東北大学医学部の坪野吉孝助教授に聞きました。アルコールと健康の関係を教えてください 「例えば、食前酒を飲むのは、アルコールが胃壁を刺激し、膵臓からの膵液分泌を促し、吸収した食物の消化吸収を促進するから。これが『百薬の長』で、適量の飲酒は健康によいということです。適量とは一日平均純アルコールで約20gといわれ、日本酒1合、ビール中瓶1本、ウィスキーのダブル1杯程度です。しかも適量飲酒は、ほとんど飲まないという人より、善玉のHDLコレステロール値が高くなり、結果的に心筋梗塞の発症率が低くなることがわかっています」では、健康に悪くはないのでしょうか 「問題は大量飲酒です。純アルコールで約60g以上、日本酒換算で3合以上の大量飲酒は『よろずの病は…』のようにあらゆる病気のもとになり、心筋梗塞、脳卒中、脳梗塞のリスクが顕著にあがるのです。実は、アルコールは嗜好品として親しまれているものの、本来は通常の食品には存在しない、エタノールという薬物です。しかも、赤くなる、ドキドキする、頭が痛くなる…というのはアルコールの副作用で、きちんと解毒されていない証拠です。もし何かの薬を飲んで、このような副作用が出たとしたら、誰もが二度と口にしたくないと思うはずですね。アルコールとはそういう薬物だということを忘れないでください」ほかにも、気をつけることはありますか 「未成年の飲酒習慣が問題になっていて、中学3年生の男子の4分の1、女子で6分の1に飲酒習慣があり、高校3年生では倍増しています。厚生労働省による『健康日本21』でもこれをゼロにしようと目標を掲げています。なぜ悪いのかというと、飲酒開始年齢が若ければ若いほど、短期間に嗜癖を生じる、つまり無いと我慢できなくなり、やめようと思ってもどうしても飲みたくなり、大量飲酒につながるのです。すると、臓器がアルコール漬けになってさまざま

14.2型糖尿病と生活習慣- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム おいしく食べる 楽しくはかる 生活習慣病講座 おいしく食べる 楽しくはかる 生活習慣病講座 14.2型糖尿病と生活習慣 糖尿病には2つのタイプがあり、日本人の場合は、ほとんどが生活習慣が誘因となる2型糖尿病です。その現状と予防法、日本生活習慣病予防協会理事長の池田義雄医学博士に聞きました。2型糖尿病はどんな人がなりやすいのですか 「まず、次のチェック項目で2型糖尿病の危険度を調べましょう。当てはまる点数を加算してください。(1)血縁者に糖尿病の人がいる=3点(2)血縁者に肥満、脳卒中、心臓病(狭心症、心筋梗塞)の人がいる=1点(3)20代前半よりも体重が10%以上増えている=2点(4)甘い物や脂肪分を好んで食べる=1点(5)車が足代わりで運動不足=1点(6)アルコールをよく飲む=1点(7)ストレスの多い生活をしている=1点。合計が6点以上の人は要注意。検査を受けましょう。3〜5点の人は、(3)—(6)の生活習慣を改善してください。(7)のストレスでもインスリンの働きが低下するので、気分転換も必要です。また、(1)と(2)は遺伝的な要素ですが、糖尿病になりやすい体質だけでなく、なりやすい食生活や生活習慣を受け継いでいるといえます」中でも特に気をつけたいのはどれでしょうか 「一番の誘因は肥満ですね。食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足といった不適切な生活習慣の結果、余ったエネルギーが脂肪となって過剰に体内に蓄えられると肥満になります。すると、インスリンの働きが低下し、血液中の糖分が過剰になり、糖尿病になりやすくなるのです」実際、糖尿病の人には肥満が多いのですか 「7—8割は、現在BMI(体重kg÷身長m÷身長)が25以上の肥満の状態にあるか、以前に太っていました。既往最大体重という、糖尿病と診断される以前に一番重かった体重をみると、どの人もBMIが25を超え、平均27以上にもなります。また、25未満でも、20代前半よりも体重が10%以上も増えているという人は、予備軍だといえますね」肥満を防げばよいのですか 「患者さんの多くは20歳のBMIが平均22、適正体重でした。これが、加齢とともに太り出し、BMIが25を超え、27にもなると、糖尿病の危険率が2倍になることが統計的にわかっています。理想は適正体重に戻すことですが、無理

15.糖尿病予備軍- 日本生活習慣病予防協会 -

ホーム おいしく食べる 楽しくはかる 生活習慣病講座 おいしく食べる 楽しくはかる 生活習慣病講座 15.糖尿病予備軍 現在、糖尿病予備軍といわれる人たちが約700万人います。発病しないための予防策はあるのでしょうか。日本生活習慣病予防協会理事長の池田義雄医学博士に聞きました。まず、糖尿病予備軍とはどういう状態ですか 「血液中のブドウ糖の値(血糖値)が、正常よりは高く、糖尿病と診断される値よりは低い状態です。具体的な日本糖尿病学会の診断基準では、空腹時の血糖値が110(mg/dl )未満で、ブドウ糖負荷試験という、糖液を飲んで2時間後の値が140未満だと正常型。空腹時が126以上、または糖負荷試験後が200以上だと糖尿病型と診断されます。そして、正常型にも糖尿病型にも属さないものを境界型といい、これが予備軍に当たります」予備軍でも問題ですか 「最近の研究では、予備軍の中でも肥満があり、血圧や中性脂肪値も高いと、動脈硬化の進行が早まって、脳卒中や心臓病を起こしやすいとされています。ですから予備軍でも安心できませんね。また、自覚症状が全くないので、予備軍だと気づかずに過ごしてしまうと、数年以内に本当の糖尿病になる恐れがあります。そしてその時には、網膜症、腎症、神経障害などの合併症が起きている可能性があるため、予備軍から糖尿病にならない努力が必要です」では、どうすれば進行を止められますか 「食事と運動、生活習慣の改善で予防できます。『フィンランド糖尿病予防研究』では、境界型の肥満者に、脂肪摂取量の減少、食物繊維を30g摂取、30分の運動という改善で、4年間での糖尿病発症率が半減しました。また、中国大慶市の『Da Qing 研究』でも、改善しない群での糖尿病発症率の約68%に対して、6年間の食事改善群で約44%、運動改善群は約41%、食事と運動改善群で約47%に減少しています」日本ではどうでしょう 「30〜50代の境界型の人たちでの『日本糖尿病予防プログラム』が進行中で、1日20分、週4日以上歩いて700kcalを消費し、適正体重の達成と維持を目標としています。2年経った中間報告では、何も改善しないと約26%が境界型から糖尿病に進みましたが、運動した人たちでは約11%に下がっていました。予備軍をその先の糖尿病に進ま

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