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国立保健医療科学院
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ナルサス錠6mg

基本情報

薬効分類名持続性がん疼痛治療剤
一般名ヒドロモルフォン塩酸塩
総称名ナルサス
規格単位6mg1錠
包装
  • <ナルサス錠2mg>
    • (PTP、乾燥剤入り)20錠(10錠×2)100錠(10錠×10)
  • <ナルサス錠6mg>
    • (PTP、乾燥剤入り)20錠(10錠×2)100錠(10錠×10)
  • <ナルサス錠12mg>
    • (PTP、乾燥剤入り)20錠(10錠×2)100錠(10錠×10)
  • <ナルサス錠24mg>
    • (PTP、乾燥剤入り)20錠(10錠×2)100錠(10錠×10)
製造販売業者第一三共
規制区分劇薬
日本標準商品分類番号878119
承認番号22900AMX00516
薬価基準収載年月
販売開始年月2017年6月
警告
禁忌(次の患者には投与しないこと)
  • 2.12.1 重篤な呼吸抑制のある患者[呼吸抑制を増強する。]
  • 2.22.2 気管支喘息発作中の患者[気道分泌を妨げる。]
  • 2.32.3 慢性肺疾患に続発する心不全の患者[呼吸抑制や循環不全を増強する。]
  • 2.42.4 痙攣状態(てんかん重積症、破傷風、ストリキニーネ中毒)にある患者[脊髄の刺激効果があらわれる。]
  • 2.52.5 麻痺性イレウスの患者[消化管運動を抑制する。]
  • 2.62.6 急性アルコール中毒の患者[呼吸抑制を増強する。]
  • 2.72.7 本剤の成分及びアヘンアルカロイドに対し過敏症の患者
  • 2.82.8 出血性大腸炎の患者[腸管出血性大腸菌(O157等)や赤痢菌等の重篤な細菌性下痢のある患者では、症状の悪化、治療期間の延長をきたすおそれがある。]
  • 2.92.9 ナルメフェン塩酸塩水和物を投与中又は投与中止後1週間以内の患者[10.1参照]
原則禁忌

効能・効果、用法・用量

効能効果
  • 中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛
用法用量
  • 通常、成人にはヒドロモルフォンとして4〜24mgを1日1回経口投与する。なお、症状に応じて適宜増減する。
用法用量に関連する使用上の注意
  • 7.1 初回投与
    • オピオイド鎮痛剤による治療の有無を考慮して初回投与量を設定すること。
    • 7.1.1 オピオイド鎮痛剤を使用していない患者
      • 1日4mgから開始し、鎮痛効果及び副作用の発現状況を観察しながら用量調節を行うこと。
    • 7.1.2 オピオイド鎮痛剤を使用している患者
      • 他のオピオイド鎮痛剤から本剤に変更する場合には、前治療薬の投与量等を考慮し、投与量を決めること。本剤の1日用量は、ヒドロモルフォンとして、モルヒネ経口剤1日用量の1/5量を目安とすること。
    • 7.1.3 フェンタニル貼付剤を使用している患者
      • フェンタニル貼付剤から本剤へ変更する場合には、フェンタニル貼付剤剥離後にフェンタニルの血中濃度が50%に減少するまで17時間以上かかることから、剥離直後の本剤の使用は避け、本剤の使用を開始するまでに、フェンタニルの血中濃度が適切な濃度に低下するまでの時間をあけるとともに、本剤の低用量から投与することを考慮すること。
  • 7.2 疼痛増強時
    • 疼痛が増強した場合や鎮痛効果が得られている患者で突発性の疼痛が発現した場合は、直ちにヒドロモルフォン塩酸塩等の即放性製剤の臨時追加投与を行い鎮痛を図ること。
  • 7.3 増量
    • 本剤投与開始後は患者の状態を観察し、適切な鎮痛効果が得られ副作用が最小となるよう用量調節を行うこと。増量の目安は使用量の30〜50%増とする。[8.5参照]
  • 7.4 減量
    • 連用中における急激な減量は、退薬症候があらわれることがあるので行わないこと。副作用等により減量する場合は、患者の状態を観察しながら慎重に行うこと。[11.1.1参照]
  • 7.5 投与の中止
    • 本剤の投与を中止する場合には、退薬症候の発現を防ぐために徐々に減量すること。[11.1.1参照]

貯法・使用期限等

貯法
  • 室温保存
使用期限

組成・性状

組成
  • ナルサス錠6mg
    • (表省略)

添加物D-マンニトール
性状
  • ナルサス錠6mg
    • (表省略)

  • 【色】
    うすい黄色
    【剤形】
    素錠/錠剤/内用
    //徐放性製剤