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国立保健医療科学院
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モルヒネ塩酸塩注射液200mg「タケダ」

基本情報

薬効分類名
一般名モルヒネ塩酸塩水和物
総称名モルヒネ塩酸塩
規格単位4%5mL1管
包装
  • 200mg/5mL(4%)5管
製造販売業者武田薬品工業
規制区分劇薬
日本標準商品分類番号878114
承認番号22100AMX00487
薬価基準収載年月2001年7月
販売開始年月2001年8月
警告
禁忌(次の患者には投与しないこと)
  • 重篤な呼吸抑制のある患者[呼吸抑制を増強する。]
  • 気管支喘息発作中の患者[気道分泌を妨げる。]
  • 重篤な肝障害のある患者[昏睡に陥ることがある。]
  • 慢性肺疾患に続発する心不全の患者[呼吸抑制や循環不全を増強する。]
  • 痙攣状態(てんかん重積症、破傷風、ストリキニーネ中毒)にある患者[脊髄の刺激効果があらわれる。]
  • 急性アルコール中毒の患者[呼吸抑制を増強する。]
  • アヘンアルカロイドに対し過敏症の患者
  • 出血性大腸炎の患者[腸管出血性大腸菌(O157等)や赤痢菌等の重篤な細菌性下痢のある患者では、症状の悪化、治療期間の延長をきたすおそれがある。]
  • ナルメフェン塩酸塩水和物を投与中又は投与中止後1週間以内の患者(「相互作用」の項参照)
原則禁忌
  • 細菌性下痢のある患者[治療期間の延長をきたすおそれがある。]

効能・効果、用法・用量

効能効果
  • 激しい疼痛時における鎮痛・鎮静
  • 激しい咳嗽発作における鎮咳
  • 激しい下痢症状の改善及び手術後等の腸管蠕動運動の抑制
  • 麻酔前投薬、麻酔の補助
  • 中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛
用法用量
  • 通常、成人には、モルヒネ塩酸塩水和物として、1回5〜10mgを皮下に注射する。また、麻酔の補助として、静脈内に注射することもある。なお、年齢、症状により適宜増減する。
  • 中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛において持続点滴静注又は持続皮下注する場合には、通常、成人には、モルヒネ塩酸塩水和物として、1回50〜200mgを投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
用法用量に関連する使用上の注意
  • 本剤(4%製剤)本剤(4%製剤)は、10mgあるいは50mg注射液(1%製剤)の4倍濃度4倍濃度であるので、1%製剤から4%製剤への切り替えにあたっては、持続注入器の注入速度、注入量を慎重に設定し、過量投与とならないよう注入速度、注入量を慎重に設定し、過量投与とならないように注意して使用すること。
  • 本剤(4%製剤)は、皮下又は静脈内注射にのみ使用すること本剤(4%製剤)は、皮下又は静脈内注射にのみ使用すること(硬膜外及びくも膜下投与には使用しないこと)。

貯法・使用期限等

貯法
  • 室温保存。開封後も光を遮り保存すること。
使用期限
  • 外箱に表示の使用期限内に使用すること。(使用期限内であっても開封後はなるべく速やかに使用すること。)

組成・性状

組成
  • 本剤は日本薬局方モルヒネ塩酸塩注射液である。
  • (表省略)

  • 添加物本剤1管中に亜硫酸水素ナトリウム0.5mg、pH調整剤を含有
添加物亜硫酸水素ナトリウム
性状
  • (表省略)

  • 【色】
    無色〜微黄かっ色澄明
    黄かっ色
    【剤形】
    /液剤/注射