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国立保健医療科学院
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デポ・メドロール水懸注40mg

基本情報

薬効分類名持続性合成副腎皮質ホルモン剤
一般名メチルプレドニゾロン酢酸エステル
総称名デポ・メドロール
規格単位40mg1mL1瓶
包装
  • <デポ・メドロール水懸注20mg>
    • 1mL×5バイアル
  • <デポ・メドロール水懸注40mg>
    • 1mL×5バイアル
製造販売業者ファイザー
規制区分注)注)注意−医師等の処方箋により使用すること
日本標準商品分類番号872456
承認番号22000AMX00715
薬価基準収載年月
販売開始年月1961年4月
警告
禁忌(次の患者には投与しないこと)
  • 2.12.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 2.22.2 デスモプレシン酢酸塩水和物(男性における夜間多尿による夜間頻尿)を投与中の患者[10.1参照]
  • 2.32.3 感染症のある関節腔内、滑液嚢内、腱鞘内又は腱周囲[免疫機能を抑制し、宿主防御能を低下させるので、感染症を悪化させるおそれがある。]
  • 2.42.4 動揺関節の関節腔内[関節の不安定化が起こり、症状を悪化させるおそれがある。]
  • 2.5 免疫抑制が生じる量の本剤を投与中の患者には生ワクチン又は弱毒生ワクチンを接種しないこと[10.1参照]
原則禁忌

効能・効果、用法・用量

効能効果
  • [ ]内数字は投与法を示す
    • 注I参照のこと
  • △印★印
    • 注II参照のこと
  • <内科・小児科領域>
    • ○内分泌疾患
      • 副腎性器症候群〔△[1]〕
    • ○膠原病
      • リウマチ熱(リウマチ性心炎を含む)、エリテマトーデス(全身性及び慢性円板状)、全身性血管炎(高安動脈炎、結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症を含む)、多発性筋炎(皮膚筋炎)〔[1]〕
    • ○アレルギー性疾患
      • 気管支喘息(但し、筋肉内注射以外の投与法では不適当な場合に限る)〔[1][8]〕、喘息性気管支炎(小児喘息性気管支炎を含む)〔△[1][8]〕、薬剤その他の化学物質によるアレルギー・中毒(薬疹、中毒疹を含む)、蕁麻疹(慢性例を除く)(重症例に限る)、血清病〔△[1]〕
    • ○血液疾患
      • 溶血性貧血(免疫性又は免疫性機序の疑われるもの)、白血病(急性白血病、慢性骨髄性白血病の急性転化、慢性リンパ性白血病)(皮膚白血病を含む)、顆粒球減少症(本態性、続発性)、紫斑病(血小板減少性及び血小板非減少性)、再生不良性貧血〔△[1]〕
    • ○神経疾患
      • 脳脊髄炎(脳炎、脊髄炎を含む)(但し、一次性脳炎の場合は頭蓋内圧亢進症状がみられ、かつ他剤で効果が不十分なときに短期間用いること)、多発性硬化症(視束脊髄炎を含む)、顔面神経麻痺、脊髄蜘網膜炎、小舞踏病〔△[1]〕
    • ○消化器疾患
      • 胆汁うっ滞型急性肝炎、肝硬変(活動型、難治性腹水を伴うもの、胆汁うっ滞を伴うもの)、劇症肝炎(臨床的に重症とみなされるものを含む)〔△[1]〕、限局性腸炎、潰瘍性大腸炎〔△[1][7]〕
    • ○呼吸器疾患
      • びまん性間質性肺炎(肺線維症)(放射線肺臓炎を含む)〔[8]〕
    • ○循環器疾患
      • ネフローゼ及びネフローゼ症候群、うっ血性心不全〔△[1]〕
    • ○重症感染症
      • 重症感染症(化学療法と併用する)〔△[1]〕
    • ○新陳代謝疾患
      • 特発性低血糖症〔△[1]〕
    • ○その他内科的疾患
      • 悪性リンパ腫(リンパ肉腫症、細網肉腫症、ホジキン病、皮膚細網症、菌状息肉症)及び類似疾患(近縁疾患)、重症消耗性疾患の全身状態の改善(癌末期、スプルーを含む)〔△[1]〕
  • <外科領域>
    • ○副腎皮質機能不全患者に対する外科的侵襲、蛇毒・昆虫毒(重症の虫さされを含む)〔△[1]〕、侵襲後肺水腫〔[8]〕
  • <整形外科領域>
    • ○強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎)〔[1]〕、強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎)に伴う四肢関節炎〔[2]〕、関節リウマチ、若年性関節リウマチ(スチル病を含む)〔[1][2]〕、リウマチ性多発筋痛〔[1]〕、変形性関節症(炎症症状がはっきり認められる場合)、外傷後関節炎、非感染性慢性関節炎〔[2]〕、関節周囲炎(非感染性のものに限る)、腱周囲炎(非感染性のものに限る)〔[3][4][5]〕、腱炎(非感染性のものに限る)〔[3][4]〕、腱鞘炎(非感染性のものに限る)〔[4]〕、滑液包炎(非感染性のものに限る)〔[5]〕
  • <泌尿器科領域>
    • ○前立腺癌(他の療法が無効な場合)〔△[1]〕、陰茎硬結〔△[1][6]〕
  • <眼科領域>
    • ○内眼・視神経・眼窩・眼筋の炎症性疾患の対症療法(ブドウ膜炎、網脈絡膜炎、網膜血管炎、視神経炎、眼窩炎性偽腫瘍、眼窩漏斗尖端部症候群、眼筋麻痺)、外眼部及び前眼部の炎症性疾患の対症療法で点眼が不適当又は不十分な場合(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、虹彩毛様体炎)、眼科領域の術後炎症〔△[1]〕
  • <皮膚科領域>
    • ○湿疹・皮膚炎群(急性湿疹、亜急性湿疹、慢性湿疹、接触皮膚炎、貨幣状湿疹、自家感作性皮膚炎、アトピー皮膚炎、乳・幼・小児湿疹、ビダール苔癬、その他の神経皮膚炎、脂漏性皮膚炎、進行性指掌角皮症、その他の手指の皮膚炎、陰部あるいは肛門湿疹、耳介及び外耳道の湿疹・皮膚炎、鼻前庭及び鼻翼周辺の湿疹・皮膚炎など)(但し、重症例以外は極力投与しないこと)(局注は浸潤、苔癬化の著しい場合のみとする)、痒疹群(小児ストロフルス、蕁麻疹様苔癬、固定蕁麻疹を含む)(但し、重症例に限る、また固定蕁麻疹は局注が望ましい)、乾癬及び類症〔尋常性乾癬(重症例)、関節症性乾癬、乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬、稽留性肢端皮膚炎、疱疹状膿痂疹、ライター症候群(局所皮内は尋常性乾癬のみ)〕〔★△★△[1]★[6]〕、扁平苔癬(重症例に限る)〔★△★△[1]★[6]〕、成年性浮腫性硬化症、紅斑症(★多形滲出性紅斑、結節性紅斑)(但し、多形滲出性紅斑の場合は重症例に限る)、IgA血管炎(重症例に限る)、ウェーバークリスチャン病、粘膜皮膚眼症候群〔開口部びらん性外皮症、スチブンス・ジョンソン病、皮膚口内炎、フックス症候群、ベーチェット病(眼症状のない場合)、リップシュッツ急性陰門潰瘍〕、天疱瘡群(尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡、Senear-Usher症候群、増殖性天疱瘡)、デューリング疱疹状皮膚炎(類天疱瘡、妊娠性疱疹を含む)、帯状疱疹(重症例に限る)、潰瘍性慢性膿皮症、新生児スクレレーマ、レイノー病〔△[1]〕、紅皮症(ヘブラ紅色粃糠疹を含む)〔★△★△[1]〕、限局性強皮症〔[6]〕、強皮症〔△[1]〕、円形脱毛症(悪性型に限る)、早期ケロイド及びケロイド防止〔★[6]〕
  • <耳鼻咽喉科領域>
    • ○耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法〔[1][3][6][8][9][10][11][13][14]〕、副鼻腔炎・鼻茸〔[1][8][9][10][12]〕、進行性壊疽性鼻炎〔[1][8][9][10][13]〕、血管運動(神経)性鼻炎、アレルギー性鼻炎、花粉症(枯草熱)〔[1][8][9][11]〕、喉頭ポリープ・結節〔△[1][8][13]〕、難治性口内炎及び舌炎(局所療法で治癒しないもの)〔[3]〕
  • <口腔外科領域>
    • ○口腔外科領域手術後の後療法〔[1]〕
  • 注I
    • 投与法
      • [1]筋肉内注射
      • [2]関節腔内注射
      • [3]軟組織内注射
      • [4]腱鞘内注射
      • [5]滑液嚢内注入
      • [6]局所皮内注射
      • [7]注腸
      • [8]ネブライザー
      • [9]鼻腔内注入
      • [10]副鼻腔内注入
      • [11]鼻甲介内注射
      • [12]鼻茸内注射
      • [13]喉頭・気管注入
      • [14]中耳腔内注入
  • 注II
    • △印−筋肉内注射
      • 経口投与不能な場合のみ用いること
    • ★印−外用剤を用いても効果が不十分な場合あるいは十分な効果を期待し得ないと推定される場合にのみ用いること
用法用量
  • 各用法における、通常成人の用量(メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして)は下記のとおりである。なお、年齢、症状により適宜増減する。
    • (表省略)

貯法・使用期限等

貯法
  • 室温保存
使用期限

組成・性状

組成
  • デポ・メドロール水懸注40mg
    • (表省略)

添加物カアトレジン
性状
  • デポ・メドロール水懸注40mg
    • (表省略)

  • 【剤形】
    水性懸濁注射液/懸濁剤/注射