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国立保健医療科学院
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ピーエヌツイン-3号輸液

基本情報

薬効分類名高カロリー輸液用糖・電解質・アミノ酸液
一般名アミノ酸・糖・電解質(25)-1
総称名ピーエヌツイン
規格単位1キット
包装
  • <ピーエヌツイン−1号輸液>
    • 1000mL×7袋(プラスチックバッグ)[脱酸素剤入り]
  • <ピーエヌツイン−2号輸液>
    • 1100mL×7袋(プラスチックバッグ)[脱酸素剤入り]
  • <ピーエヌツイン−3号輸液>
    • 1200mL×7袋(プラスチックバッグ)[脱酸素剤入り]
製造販売業者陽進堂
規制区分注)注)注意−医師等の処方箋により使用すること
日本標準商品分類番号873259
承認番号22000AMX00196
薬価基準収載年月
販売開始年月1993年12月
警告
  • ビタミンB11を併用せずに高カロリー輸液療法を施行すると重篤なアシドーシスが発現することがあるので、必ずビタミンB11を併用すること。
    ビタミンB11欠乏症と思われる重篤なアシドーシスが発現した場合には、直ちに100〜400mgのビタミンB11製剤を急速静脈内投与すること。
    また、高カロリー輸液療法を施行中の患者では、基礎疾患及び合併症に起因するアシドーシスが発現することがあるので、症状があらわれた場合には高カロリー輸液療法を中断し、アルカリ化剤の投与等の処置を行うこと。[7.、11.1.1参照]
禁忌(次の患者には投与しないこと)
  • 2.12.1 高ナトリウム血症の患者[高ナトリウム血症が悪化するおそれがある。]
  • 2.22.2 高クロール血症の患者[高クロール血症が悪化するおそれがある。]
  • 2.32.3 高カリウム血症、アジソン病の患者[高カリウム血症が悪化する又は誘発されるおそれがある。]
  • 2.42.4 高リン血症、副甲状腺機能低下症の患者[高リン血症が悪化する又は誘発されるおそれがある。]
  • 2.52.5 高マグネシウム血症、甲状腺機能低下症の患者[高マグネシウム血症が悪化する又は誘発されるおそれがある。]
  • 2.62.6 高カルシウム血症の患者[高カルシウム血症が悪化するおそれがある。]
  • 2.72.7 アミノ酸代謝異常のある患者[投与されたアミノ酸が代謝されず、アミノ酸インバランスが助長されるおそれがある。]
  • 2.82.8 重篤な腎障害のある患者又は高窒素血症の患者(いずれも透析又は血液ろ過を実施している患者を除く)[水分、電解質の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。また、アミノ酸の代謝産物である尿素等が滞留し、症状が悪化するおそれがある。][8.1、9.2.1、9.2.2参照]
  • 2.92.9 乏尿のある患者(透析又は血液ろ過を実施している患者を除く)[高カリウム血症が悪化する又は誘発されるおそれがある。][8.1、9.2.1、9.2.2参照]
  • 2.102.10 肝性昏睡又は肝性昏睡のおそれのある患者[9.3.1参照]
原則禁忌

効能・効果、用法・用量

効能効果
  • 経口、経腸管栄養補給が不能又は不十分で、経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の水分、電解質、アミノ酸、カロリー補給
用法用量
  • <ピーエヌツイン−3号輸液>
    • 経中心静脈栄養療法の維持液として用いる。
      用時隔壁部を開通し、I層及びII層の液を混合して維持液とする。
      通常、成人1日2400mLの維持液を24時間かけて中心静脈内に持続点滴注入する。
      なお、症状、年齢、体重に応じて適宜増減する。
効能効果に関連する使用上の注意
  • <ピーエヌツイン−3号輸液>
    • 5.15.1 経中心静脈栄養療法用の栄養輸液として組成を固定しているので、重篤な肝障害、腎障害(透析又は血液ろ過を実施している患者を除く)等の特殊な輸液組成を必要とする疾患には使用しないこと。
    • 5.25.2 ピーエヌツイン−3号輸液は必要カロリー量の高い患者の維持液として用いる。
    • 5.35.3 本剤を投与する場合には、患者の尿量が1日500mL又は1時間当たり20mL以上あることが望ましい。
用法用量に関連する使用上の注意
  • 高カロリー輸液療法施行中にビタミンB11欠乏により重篤なアシドーシスが起こることがあるので、必ず必要量(1日3mg以上を目安)のビタミンB11を併用すること。[1.、11.1.1参照]

貯法・使用期限等

貯法
  • 室温保存
使用期限

組成・性状

組成
  • ピーエヌツイン−3号輸液
    • 本剤はI層とII層の2液からなるブドウ糖・電解質・アミノ酸を含む注射液で、使用時は2液を混合して用いる。
      • (表省略)

      • (表省略)

      • (表省略)

添加物クエン酸水和物(pH調節剤)
性状
  • ピーエヌツイン−3号輸液
    • (表省略)

  • 【色】
    無色〜微黄色澄明
    無色澄明
    【剤形】
    /液剤/注射