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国立保健医療科学院
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ペプレオ注射用10mg

基本情報

薬効分類名抗腫瘍性抗生物質
一般名ペプロマイシン硫酸塩
総称名ペプレオ
規格単位10mg1瓶
包装
  • <ペプレオ注射用5mg>
    • 1バイアル
  • <ペプレオ注射用10mg>
    • 1バイアル
製造販売業者日本化薬
規制区分劇薬
日本標準商品分類番号874234
承認番号21900AMX00652
薬価基準収載年月
販売開始年月1981年3月
警告
  • 本剤の投与により間質性肺炎・肺線維症等の重篤な肺症状を呈することがあり、ときに致命的な経過をたどることがあるので、本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ投与し、投与中及び投与終了後の一定期間(およそ2ヵ月位)は患者を医師の監督下におくこと。
    特に60歳以上の高齢者及び肺に基礎疾患を有する患者への投与に際しては、使用上の注意に十分留意すること。
    労作性呼吸困難、発熱、咳、捻髪音(ラ音)、胸部レントゲン異常陰影、A-aDO22・PaO22・DLcoの異常などの初期症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。[8.1-8.3、11.1.1参照]
禁忌(次の患者には投与しないこと)
  • 2.12.1 重篤な肺機能障害、胸部レントゲン写真上びまん性の線維化病変及び著明な病変を呈する患者[肺機能障害、線維化病変等が増悪することがある。][9.1.1参照]
  • 2.22.2 本剤の成分及び類似化合物(ブレオマイシン)に対する過敏症の既往歴のある患者
  • 2.32.3 重篤な腎機能障害のある患者[9.2.1参照]
  • 2.42.4 重篤な心疾患のある患者[循環機能が低下し、間質性肺炎・肺線維症等の重篤な肺症状を起こすことがある。][9.1.3参照]
  • 2.52.5 胸部及びその周辺部への放射線照射を受けている患者[10.1参照]
原則禁忌

効能・効果、用法・用量

効能効果
  • 皮膚癌、頭頸部悪性腫瘍(上顎癌、舌癌・その他の口腔癌、咽頭癌、喉頭癌)、肺癌(扁平上皮癌)、前立腺癌、悪性リンパ腫
用法用量
  • (1)静脈内注射
    • ペプロマイシン硫酸塩として5〜10mg(力価)を生理食塩液又はブドウ糖液等の適当な静脈用注射液約5〜20mLに溶解し、緩徐に静注する。
  • (2)筋肉内注射
    • ペプロマイシン硫酸塩として5〜10mg(力価)を生理食塩液等の適当な溶解液約5mLに溶解し筋注する。
  • (3)動脈内注射
    • ペプロマイシン硫酸塩として5〜10mg(力価)をヘパリン等の血液凝固阻止剤を加えた生理食塩液等の適当な動脈用注射液3〜25mLに溶解し、ワンショット動注、又は持続動注する。
  • (4)注射の頻度
    • 通常1週2〜3回投与とし、症状に応じて1日1回連日投与から週1回投与まで適宜増減する。週間投与量20〜30mg(力価)を標準とする。
  • (5)総投与量
    • 腫瘍の消失を目標とし、150mg(力価)以下とする。
用法用量に関連する使用上の注意
  • 7.17.1 本剤は副作用発現の個人差が著しく、比較的少量の投与でも副作用があらわれることがある。なお、投与にあたっては、患者の状態・症状に応じて低用量から開始することとし、週間投与量についても過量にならぬよう十分注意すること。
  • 7.27.2 90mg(力価)までに明らかな制癌効果の認められない場合には、原則としてそれ以上の投与は行わないようにすること。
  • 7.37.3 経路を重複して投与した場合、結果的に投与量が増加することに留意すること。
  • 7.47.4 ブレオマイシンを投与された患者に対するペプロマイシンの投与量は、原則として投与されたブレオマイシン量とペプロマイシン量の和でもって総投与量とすること。ブレオマイシン製剤の投与を受けた患者に本剤を投与した場合、毒性が相加することが考えられる。

貯法・使用期限等

貯法
  • 室温保存
使用期限

組成・性状

組成
  • ペプレオ注射用10mg
    • (表省略)

添加物L-フェニルアラニン
性状
  • ペプレオ注射用10mg
    • (表省略)

  • 【色】
    白色
    【剤形】
    凍結乾燥剤/散剤/注射
    塊/散剤/注射
    粉末/散剤/注射