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国立保健医療科学院
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UMIN試験ID C000000381

最終情報更新日:2019年2月1日

登録日:2006年4月1日

心室細動・心室頻拍患者におけるアミオダロンと植込み型除細動器(ICD)の併用効果の検討(多施設共同無作為化比較試験)

基本情報

進捗状況 試験中止
対象疾患器質的心疾患により発生する持続性心室頻拍あるいは心室細動患者
試験開始日(予定日)2006-04-01
目標症例数400
臨床研究実施国日本
研究のタイプ介入

試験の内容

介入1アミオダロン
介入2ICD
主要アウトカム評価項目1次エンドポイント ① ICD適切作動(頻度、推移) ② ICD頻回作動や重篤な有害事象の発現等による治療方針の変更(治療方針の変更の推移、変更率)   【治療方針の変更】 アミオダロン投与群: ・同薬剤の中止又はI群ないしその他のIII群抗不整脈薬の追加投与 (アミオダロン増量ないし減量は含まない) ・カテーテルアブレーションや外科的根治術の施行 薬物非投与群: ・I又はIII群の抗不整脈薬の投与 ・カテーテルアブレーションや外科的根治術の施行
副次アウトカム評価項目2次エンドポイント ① 全死亡(死亡患者数の推移、死亡率) ② 不整脈死亡(死亡患者数の推移、死亡率) ③ 心臓死亡(死亡患者数の推移、死亡率) ④ 不整脈治療の目的による再入院(再入院患者の推移) ⑤ 患者のQOL ⑥ 心不全の増悪(心不全治療のための入院) ⑦ 調査開始1~4週後に(アミオダロン投与群では投与開始2週以上経過の後)ICDの除細動効果が低下し、10J以上の安全域が維持されない被験者(被験者の割合) ⑧ ICD不適切作動(過剰作動、検知不全)の頻度 ⑨ 副作用の発現(副作用の種類、程度、頻度):アミオダロン投与時に見られる肺線維症、甲状腺機能低下症、肝機能障害、視覚障害等を中心に評価する。

対象疾患

年齢(下限)
年齢(上限)
性別3
選択基準① 不可逆的原因によって自然発生する持続性VTまたは心室細動を経験した患者 ② 原則として日本循環器学会の「不整脈の非薬物治療ガイドライン(植込み型除細動器)」の基準をもとに判断する(Japanese Circulation Journal Vol.65,Suppl.Ⅴ,1127,2001) ③ 原則として新規ICD(原則としてdual chamberICD)植込み ④ 20才以上(性別は問わない)
除外基準1)試験の評価に影響を与えるもの ① 特発性心室頻拍あるいは特発性心室細動患者(Brugada症候群を含む) ② インセサント型心室性不整脈患者 ③ 不整脈が薬剤起因性(ジゴキシンによるものも含む)、あるいは血清K濃度が3.0mEq/L未満の電解質異常によって引き起こされたと推測される患者 ④ ICD植込み前にアミオダロンを投与中あるいは以前に投与されたことのある患者 ⑤ 心臓再同期(両室ペーシング)用ペースメーカーを別途植え込まれている患者(CRT-D植え込み症例は除外の対象とならない)  ⑥ 試験担当医師が余命2年以内と判断した患者 2)ICD植込みの安全性に関するもの ① アミオダロン以外の抗不整脈薬(Ⅰ群あるいはⅢ群)を服用中であり、ICD植込み時に中止(当該薬剤の生物学的半減期の5倍以上のwash outが必要)が困難と試験担当医師が判断した患者(β遮断薬の投与は除く) 3)アミオダロン投与の安全性に関するもの ① 症候性徐脈又は心拍数が50拍/分未満,洞房ブロック,洞停止などの洞不全症候群,Ⅱ度又はⅢ度の房室ブロックを有する患者 ② 心電図上QT延長(QTc>480msec、完全脚ブロック患者ではJTc>380msec)のみられる患者 ③ 重篤な心不全(NYHA心機能分類 Ⅳ度)の患者 ④ 間質性肺炎、肺胞炎、肺線維症のある患者、肺拡散能の低下(DLco<60%)又は KL-6>1000 を呈する患者および胸部X線上に広範な異常陰影が認められる患者 ⑤ 重篤な肝、腎機能低下および甲状腺機能障害を有する患者 ⑥ アミオダロンに対する過敏症の既往歴のある患者 ⑦ 試験期間中にリトナビル,スパルフロキサシン, メシル酸ネルフィナビル, 塩酸パルデナフィルの投与を必要とする患者 ⑧ その他アミオダロン投与が適切でないと試験担当医が判断した患者 4)その他被験者の安全性および倫理に関するもの ① ICD植込み前1ヶ月以内に2回以上の心血行動態を悪化させる持続性(30秒以上続く)心室性不整脈発作を経験している患者 ② カテーテルアブレーションや外科的手術により心室頻拍/心室細動を根治できる可能性が高い患者 ③ 不安定狭心症あるいは急性心筋梗塞(発症2週間以内)の患者 ④ 心臓移植待機中の患者 ⑤ 妊娠中又は妊娠の可能性がある女性あるいは授乳中の女性 ⑥ その他ICDの植込みの適応として適切でないと試験担当医が判断した患者

関連情報

問い合わせ窓口

住所新潟市旭町通り1-754
電話025-227-2185
URL
E-mailniigata@niigata-u.ac.jp

※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。