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国立保健医療科学院
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UMIN試験ID C000000318

最終情報更新日:2016年5月6日

登録日:2006年2月1日

拡張期心不全の治療法確立のための大規模臨床試験

基本情報

進捗状況 試験終了
対象疾患拡張期心不全
試験開始日(予定日)2004-05-01
目標症例数800
臨床研究実施国日本
研究のタイプ介入

試験の内容

介入1拡張期心不全治療としてベータ遮断薬を含まない心不全治療を行う群。 試験終了まで。(ただし、イベント発生後はベータ遮断薬の併用可能)
介入2拡張期心不全治療としてベータ遮断薬を含む心不全治療を行う群。 カルベジロール 20mg/日を目標とするが、患者の忍容性に応じて主治医の判断で維持投与量は決める。 試験終了まで。
主要アウトカム評価項目心不全症状の悪化による、入院または心血管死
副次アウトカム評価項目1、全死亡 2、QOLの変化(3ヶ月以上にわたるSAS 1Mets以上の低下ないしNYHA I度以上の悪化) 3、BNP(割付前より30%以上の上昇) 4、心不全症状の悪化により、以下のいずれかの処置が必要となった場合 a)入院 b)すでに用いている、試験薬あるいは併用薬の中止・減量・増量(1ヶ月以上持続した場合) c)併用可能薬・試験薬(現在服用していないもの)・試験薬が属するクラス(β遮断薬)の他の薬剤(併用不可能薬)いずれかを「心不全治療」目的で新規追加(追加後1ヶ月以上経過した場合)、静注投与用抗心不全薬の4時間以上の投与

対象疾患

年齢(下限)
年齢(上限)
性別3
選択基準1、症状の安定した心不全症例(エンロール12ヶ月以内に一度でもFramingham基準を満たす心不全と診断された時期があり、その際のEFが下記基準を満たし、かつ登録前1-2ヶ月間で症状や治療内容に変化のない症例) 2、左室駆出率>40%
除外基準1、コントロール不良の糖尿病(HbA1c > 8.0%) 2、有症状の低血圧 3、コントロール不良の高血圧 4、重篤な不整脈(持続性心室頻拍、心室細動など。植え込み型除細動器の装着例含む)、徐脈(50/分未満)あるいはII度以上の房室ブロックのある患者 5、腎不全(血清クレアチニン≧3.0mg/dlないしクレアチニンクリアランスが≦30 ml/min) 6、K>5.5 mEq/l 7、両側腎動脈狭窄 8、重篤な肝機能障害 9、急性冠症候群 10、生命を脅かす急性疾患を有する症例 11、主たる病態が弁狭窄あるいは弁逆流による者(重度の弁膜症) 12、閉塞性肥大型心筋症、不整脈原性右室心筋症 13、肺疾患(COPD等) 14、原発性肺高血圧症など左心機能障害によらない肺高血圧 15、重篤な脳血管障害を有する患者 16、過去3ヶ月以内に心筋梗塞あるいは過去6ヶ月以内に脳血管障害(脳出血、脳梗塞、くも膜下出血など)を発症した患者、過去3ヶ月以内に経皮的冠動脈形成術、開心術を受けた症例 17、冠動脈バイパス術、経皮的冠動脈形成術が予定されている症例 18、過去1ヶ月以内にβ遮断薬の投与を受けた症例、過去にβ遮断薬に対する過敏症の既往のある患者 19、過去1ヶ月以内に血管拡張薬、心不全治療薬の投与量に変更があった症例 20、過去5年以内に悪性腫瘍など予後の悪い生命を脅かす疾患の既往のある患者 21、介助なしに歩行できない症例 22、登録時に、カテコラミンやPDEIII阻害薬の静脈内投与を受けている 23、妊娠中、授乳中、妊娠している可能性のある患者、あるいは試験期間中に妊娠を希望する患者 24、閉塞性動脈硬化症(ASO)の患者(Fontaine分類2度以上) 25、貧血(Hb 6.0 g/dl以下) 26、治療でコントロール困難な甲状腺機能障害を有する患者 27、主治医が本試験へのエンロールが不適と認める症例

関連情報

問い合わせ窓口

住所大阪府吹田市山田丘2-2
電話06-6879-5111
URLhttp://poppy.ac/j-dhf/
E-mailj-dhf@medone.med.osaka-u.ac.jp

※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。