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国立保健医療科学院
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臨床研究実施計画番号 jRCTs071200051

最終情報更新日:2024年3月7日

登録日:2020年11月13日

切除不能Intermediate stage up-to-seven基準外肝細胞癌におけるアテゾリズマブ+ベバシズマブ療法の有効性、安全性を検討する多施設共同第II相臨床研究

基本情報

進捗状況 参加者募集終了-試験継続中
対象疾患肝細胞癌
試験開始日(予定日)2020-11-13
目標症例数70
臨床研究実施国日本
研究のタイプ介入研究
介入の内容【Atezo+Bev療法】 切除不能Intermediate stage up-to-seven基準外肝細胞癌患者に対して、アテゾリズマブ1200mg/body+ベバシズマブ15mg/kgを3週間ごとに投与する。

試験の内容

主要評価項目無増悪生存期間(PFS)(mRECIST; INV)
副次評価項目奏効率(ORR)(mRECIST, RECIST ver. 1.1; INV) PFS(RECIST ver. 1.1; INV) 奏効期間(DoR) 全生存期間(OS) 安全性評価(有害事象の種類、Grade別発現頻度、Albumin-bilirubin[ALBI]/ Modified ALBI[mALBI]スコア推移、Child-Pugh scoreの推移、等)

対象疾患

年齢(下限)20歳以上
年齢(上限)
性別男女両方
選択基準(1)本研究内容について十分な説明を受け、本人の文書による同意が得られている。 (2)切除不能な肝細胞癌である。 (3)同意取得日の年齢が満20歳以上である。 (4)脈管侵襲・肝外転移を有さない。 (5)肝癌診療マニュアル第4版に基づいて、up-to-seven基準外の集団である。 (6)Eastern Cooperative Oncology Group Performance Status(ECOG PS)が0~1である。 (7)肝細胞癌に対する薬物療法(ソラフェニブ、レンバチニブおよび免疫療法)の前治療歴がない。 (8)mRECISTに基づく、少なくとも1個以上の標的病変を肝内に有する。 なお、造影剤に対するアレルギー等の理由により、造影3相CTもしくは造影3相MRIによる腫瘍病変の評価が実施できない場合には不適格とする。 (9)TACEによる治療歴がない。 (10)登録前14日以内のChild-Pugh分類がクラスAである。 (11)登録前14日以内の血液および主要臓器機能について、以下の基準を満たしている。 なお、当該期間内に検査結果が複数存在する場合は登録直近のものを採用し、測定にあたっては検査日前30日以内に輸血、造血因子製剤の投与は行わない。 i.好中球数: 1,500/μL以上 ii.血小板数: 6.0×10,000/μL以上 iii.Aspartate aminotransferase(AST): 施設基準上限値の5倍以下 iv.Alanine aminotransferase (ALT): 施設基準上限値の5倍以下 v.総ビリルビン: 3.0mg/dL以下 vi.血清アルブミン: 2.8g/dL以上 vii.血清クレアチニン: 施設基準上限値の1.5倍以下 viii.尿蛋白: 2+以下 なお、3+以上の場合、随時尿での尿中蛋白 / クレアチニン比: 2.0未満(24時間蓄尿の場合は尿蛋白が2.0g未満)
除外基準(1)治療を目的とした(予防的投与でない)経口的もしくは非経口的な抗凝固薬または血栓溶解薬の全量投与を受けている、または最近(投与開始前10日以内)受けたことがある。 (2)出血を伴うまたはそのリスクが高い、未治療または十分に治療されていない食道静脈瘤および / または静脈瘤を有するか、登録前180日以内に食道静脈瘤および / または静脈瘤による出血歴がある。 なお、登録前に食道胃十二指腸内視鏡検査(EGD)を実施し、実施医療機関の標準療法に従って、大小を問わずすべての静脈瘤について検査および予防的治療を行うこと。登録前180日以内にEGDを受けており静脈瘤の存在が否定されている場合、再度の実施は不要とする。 (3)登録前180日以内に血栓症・塞栓症を発症している。 (4)登録前28日以内に大きな外科的手術(開胸、開腹手術、胸腔鏡下手術、腹腔鏡下手術等)を受けている。開創生検、または重大な外傷に対する縫合処置を受けている、あるいは研究期間中に大きな外科的手術(開胸、開腹手術)が予定されている。 (5)登録前180日以内に免疫賦活剤(インターフェロン、インターロイキン2[IL-2]等)の全身投与を受けている。 (6)登録前14日以内に免疫抑制剤(副腎皮質ステロイド、シクロホスファミド、アザチオプリン、メトトレキサート、サリドマイド、腫瘍壊死因子[TNF]-α阻害剤等)の全身投与を受けている、または研究期間中に免疫抑制剤の全身投与が必要になることが予想される場合。ただし、慢性閉塞性肺疾患(COPD)または喘息に対するミネラルコルチコイド(フルドロコルチゾン等)もしくは副腎皮質ステロイドの投与を受けた場合などを除く。 (7)登録前180日以内に自己免疫性疾患の既往歴および合併症がある。 (8)活動性の重複癌または悪性腫瘍の既往歴がある(同時性重複癌および無病期間が3年以内の異時性重複癌)。 (9)未承認薬の研究、あるいはその他介入を要する研究に参加している(フォローアップ期間中も含む)。 (10)登録前90日以内の重大な心血管系疾患(ニューヨーク心臓協会[NYHA] Class II以上の心疾患、心筋梗塞)、不安定不整脈または不安定狭心症を有する。 (11)妊婦、授乳婦、妊娠検査陽性(妊娠検査は過去1年以内に月経を有する女性を対象に実施)、本研究期間中に避妊する意思のない女性および男性。 (12)肝性脳症の既往歴がある。 (13)以下のいずれかの併存疾患を有する。 i. 降圧剤使用の有無にかかわらず、コントロール不能な高血圧 ii. 臨床的にコントロール不能な胸水、心嚢液貯留、または腹水*がみられる。 iii. 登録前28日以内に重度の感染症(例: 感染の合併症による入院、菌血症、重度の肺炎)がみられていた。ただし、B型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV)は除く。 iv. ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症 v. 腎不全により血液透析を受けている (14)キメラ抗体、ヒト化抗体、または融合蛋白質に対する高度のアレルギー反応またはアナフィラキシー反応の既往歴がある。 (15)チャイニーズハムスター卵巣細胞由来製品またはアテゾリズマブもしくはベバシズマブ製剤の成分のいずれかに対する過敏症が既知である。 (16)その他、担当医師により本研究の対象として不適当と判断される。

保険外併用療養費

保険外併用療養費の有無なし

関連情報

問い合わせ窓口

担当者上嶋 一臣
所属機関近畿大学病院
所属部署消化器内科
郵便番号589-8511
住所大阪府大阪狭山市大野東377-2
電話072-366-0221
FAX072-367-2880
E-mail kaz-ues@med.kindai.ac.jp

※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。