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国立保健医療科学院
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臨床研究実施計画番号 jRCTs071190019

最終情報更新日:2024年3月11日

登録日:2019年8月9日

少量レナリドミド療法に再発・難治性となったMM患者に対するILd療法の効果と安全性

基本情報

進捗状況 参加者募集終了-試験継続中
対象疾患多発性骨髄腫
試験開始日(予定日)2019-08-09
目標症例数25
臨床研究実施国日本
研究のタイプ介入研究
介入の内容28日を1サイクルとし、イキサゾミブ 4mgをdays 1、8およびday 15に経口投与し、28日毎に繰り返す。レナリドミド 25mg day 1-21、デキサメサゾン 20mg day 1、8、15、22 投与を28日毎に繰り返す。

試験の内容

主要評価項目12サイクルまでの≧VGPR率
副次評価項目12サイクルまでの奏効率 再寛解率 12サイクルまでの有害事象 PFS OS QOLの変化 CR判定例におけるマルチカラーフローサイトメトリーによるMRDの評価 骨髄腫細胞の遺伝子変異に基づいた高い再寛解率をもつ集団の探索

対象疾患

年齢(下限)20歳以上
年齢(上限)
性別男女両方
選択基準1.20歳以上(同意書の署名時点)の患者。 2.同意説明文書の内容を理解し,自由意思で同意書に署名できる患者 3.研究計画書上の来院その他の規定を遵守できる患者 4.多発性骨髄腫に対して、1-2レジメンの治療歴があり、直近の治療においてPR以上の効果が得られた後、少量のLenによる治療(Len10mg/day以下)を受けている最中(あるいはLen中止後60日以内)に再発時の治療開始規準の「Clinical relapse」と「Biochemical relapse」のどちらか1つ以上を満たした患者(デキサメタゾンの併用は許容する) 5 Performance status(ECOG-PS)が良好(0、1、2)。 6 妊娠可能な女性〔性的に成熟した女性で,a) 子宮摘出術又は両側卵巣摘出術を受けていない,又はb) 自然閉経(がん治療後の無月経は該当しない)後24 ヵ月以上経過していない(24 ヵ月以内に月経があった)者〕の場合,以下の要件を満たす患者: ・研究薬投与開始前に,2 回の妊娠反応検査を受けることに同意できる(最初の検査は研究薬投与開始10 ~ 14 日前,2 回目の検査は研究薬投与開始前24 時間以内に実施)。また,治療期及び研究薬投与中止後にも妊娠反応検査を受けること,さらには,異性との性交渉を完全に控えている場合†でも妊娠反応検査を受けることに同意できる ・同意書署名日より研究薬投与中止後90 日間は,異性との性交渉を完全に控えること(毎月確認)又は同時に2つの有効な避妊処置を施すことに同意できる 7 男性の場合以下の要件を満たす患者: ・異性との性交渉を完全に控える*,又は完全な精管切除を受けている場合でも,研究薬投与期間中(休薬期間を含む)及び研究薬投与中止後90 日間は女性との性交渉の際にコンドームを使用することに同意できる ・研究薬投与期間(休薬期間を含む)中及び研究薬投与中止後28日間は,精液及び精子を提供しないことに同意できる *規定の期間中に全く性交渉をしない状態を指す。性交渉を月経周期や基礎体温に基づいて一時的に控える状態は含まない(この場合には,性交渉の際に有効な避妊措置が必要)。
除外基準1)3レジメン**以上の多発性骨髄腫の治療歴がある患者[放射線治療(局所の放射線照射療法は、許容する),ビスホスホネート投与,ステロイド単独の短期間投与(デキサメタゾン40 mg/日の4 日間投与と等力価又はそれ以下で,研究薬投与開始の15日以上前に実施)は除く] **寛解導入、自家移植、地固め療法、維持療法までをおこなった場合、最初から予定したものであれば、これらすべてで1レジメンとカウントする。 2)イキサゾミブの使用歴がある患者 3)維持療法期のLen が10mg/dayを超えた用量でPDとなった患者 4)登録前14日以内に大手術を受けた患者 5)登録前14日(罹患領域が小さい場合、7日間)以内に放射線療法を受けた患者 6)イキサゾミブの初回投与前14日以内に、強力なCYP3A 誘導薬(リファンピン、リファペンチン、リファブチン、カルバマゼピン、フェニトイン、フェノバルビタール)の服薬又はSt. John’s wort の使用を行った患者 7)研究薬、類似薬又は製剤の賦形剤に対してアレルギーの既往のある患者 8)嚥下障害を含むイキサゾミブの経口吸収または耐性に影響を及ぼす消化管病または消化管処置の既往のある患者 9)研究に参加できないような臨床検査値異常(CTCAEにおけるG3以上の異常値),精神病を有する患者 10)本研究に参加した場合容認できないリスクに曝されると考えられる重度の疾患(臨床検査値異常を含む)を有する患者。この規準には以下のような疾患が該当するが,これに限定されるものではない。 研究薬投与開始前 6 ヵ月以内の心筋梗塞,ニューヨーク心臓協会(NYHA)分類III 又はIV 度の心不全,コントロール不能な心房細動又は高血圧などの心疾患 慢性的にステロイド薬や免疫抑制薬による治療が必要で,研究薬投与期間中もステロイド薬や免疫抑制薬による治療が必要であることが予測される疾患(慢性関節リウマチ,多発性硬化症,ループスなど) 11)スクリーニング期間に妊娠又は授乳中又は血清妊娠検査で陽性の女性患者 12)以下の臨床検査値異常を有する患者 ・好中球数が < 1000/mm3 ・輸血前(血小板輸血後少なくとも7 日以上経過)の血小板数が <50,000/mm3 ・血清AST 又はALT が規準値上限の > 3 倍 13)血液透析又は腹膜透析が必要な腎不全を有する患者又はeGFR <20 mL/min/1.73m2 14)MM 以外の悪性腫瘍〔皮膚の基底細胞癌,有棘細胞癌,子宮頸部上皮内癌,非浸潤性乳癌, 前立腺癌の偶発的組織所見(TNM 病期分類T1a 又はT1b),内視鏡的粘膜切除術(EMR)又は内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)が適応の早期胃癌は除く〕の既往歴がある患者。ただし,無病期間が3 年以上の場合は組入れ可。 15)抗血栓療法が受けられない,又は受ける意思のない患者 16)グレード2 以上および疼痛を伴うグレード1の末梢性ニューロパシーを有する患者 17)コントロール不良な全身性の真菌/バクテリア/ウイルス感染症の患者(抗菌薬,抗ウイルス薬などの適切な治療にもかかわらず症状や兆候が持続する患者) 18)原発性AL(免疫グロブリン軽鎖)アミロイドーシスを有する患者,又はアミロイドーシスを合併した骨髄腫を有する患者 19)デキサメタゾンが投与できない,又は投与禁忌に該当する患者 20)イキサゾミブが投与できない,又は投与禁忌に該当する患者 21)ヒト免疫不全ウイルス(HIV)陽性であることが確認されている(治療を受けている)患者 22)B 型肝炎ウイルス(HBs 抗原)が陽性の患者,又はC 型肝炎ウイルス(HCV)抗体陽性の患者〔ただし,HBs 抗原が陰性であってもHBc 抗体又はHBs 抗体が陽性の場合にはB 型肝炎ウイルス(HBV)DNA 検査を実施し,検出された場合は対象から除外〕 23)研究への参加が困難と担当医師が判断した患者

保険外併用療養費

保険外併用療養費の有無なし

関連情報

問い合わせ窓口

担当者柴山 浩彦
所属機関独立行政法人国立病院機構 大阪医療センター
所属部署血液内科
郵便番号540-0006
住所大阪府大阪市中央区法円坂2-1-14
電話06-6942-1331
FAX06-6943-6467
E-mail hiro@bldon.med.osaka-u.ac.jp

※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。