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国立保健医療科学院
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臨床研究実施計画番号 jRCTs041190038

最終情報更新日:2023年12月1日

登録日:2019年6月6日

初発時慢性期および移行期小児慢性骨髄性白血病を対象としたダサチニブとニロチニブの非盲検ランダム化比較試験

基本情報

進捗状況 参加者募集中
対象疾患慢性骨髄性白血病
試験開始日(予定日)2019-03-18
目標症例数65
臨床研究実施国日本
研究のタイプ介入研究
介入の内容ダサチニブ群: 慢性期症例ではダサチニブを60 mg/㎡、1日1回投与 (QD)で開始し、試験治療期間の2年間継続する。2年時点で継続している場合、登録期間終了後2年時点まで継続する。不耐容または80 mg/㎡増量後も治療効果不良の 場合にはニロチニブへ変更する。移行期症例ではダサチニブを80 mg/㎡、1日1回投与 (QD)で開始し、試験治療期間の2年間継続する。2年時点で継続している場合、登録期間終了後2年時点まで継続する。不耐容または100 mg/㎡増量後も治療効果不良の場合にはニロチニブへ変更する。中止基準に合致した場合は試験治療を中止する。 ニロチニブ群: ニロチニブを230 mg/㎡、1日2回投与 (BID)で開始し、試験治療期間の2年間継続する。2年時点で継続している場合、登録期間終了後2年時点まで継続する。不耐容または治療効果不良の場合にはダサチニブへ変更する。中止基準に合致した場合は試験治療を中止する。

試験の内容

主要評価項目割り付けられた第2世代TKI継続期間
副次評価項目1)第2世代TKI治療開始後3か月時のBCR-ABL1/ABL1比の値 2)第2世代TKI治療開始前から開始後3か月までのBCR-ABL1/ABL1比減衰率 3)有害事象発生割合 4)CHR累積達成率 5)CCyR累積達成率 6)分子遺伝学的寛解 (MR3.0,MR4.0,MR4.5) 累積達成率 7)各治療判定時期における治療効果(optimal/warning/failure)の割合 8)無イベント生存期間(EFS) 9)無増悪生存率期間(PFS) 10)全生存期間 (OS) 11)第2世代TKI治療によるQOLへの影響 12)CML治療による長期毒性

対象疾患

年齢(下限)
年齢(上限)18歳未満
性別男女両方
選択基準以下の基準を全て満たす患者とする。 (1) 「日本小児がん研究グループ血液腫瘍分科会(JPLSG)における小児血液腫瘍性疾患を対象とした前方視的研究 (JPLSG-CHM-14)」に登録済で、JPLSG番号を有する。 (2) BCR-ABL1キメラ遺伝子陽性CMLである。 (3) 診断時病期はCPまたはAPであり、病期進行歴がない。 (4) イマチニブ以外のTKIの治療歴がない。イマチニブ使用例は、反応不良もしくは不耐容である。 (5) 登録時年齢が18歳未満である。 (6) 全身状態がECOG PSスコア0-2である。または原疾患に起因すると考えられるPSスコア3である。 (7) 本試験参加について患者本人又は/及び代諾者より文書で同意が得られている。
除外基準以下のいずれかに該当する患者は本試験に組み入れないこととする。 (1) ダサチニブおよびニロチニブの一方または両薬剤に高度耐性であるBCR-ABL1点突然変異(Y253H、E255K/V、V299L、F317L/V/I/C、F359V/C/I、T315I/A)が既に判明している。 (2) 次式に従ってFridericia 補正を行なった登録時のQTcF値が0.45 秒以上である。QTcF=QT/RR1/3 (3) 妊娠又は妊娠の可能性,授乳中及び試験中に出子計画がある。 (4) ニロチニブまたはダサチニブ添加剤に過敏症の既往歴がある。 (5) CMLに対するallo-HSCTの治療歴を有する。 (6) 重篤またはコントロール不能の合併症を有する。 (7) その他、担当医が不適切と判断した。

保険外併用療養費

保険外併用療養費の有無なし

関連情報

問い合わせ窓口

担当者慶野 大
所属機関神奈川県立こども医療センター
所属部署血液・腫瘍科
郵便番号232-8555
住所神奈川県横浜市南区六ツ川 2-138-4
電話045-711-2351
FAX045-721-3324
E-mail dkeino@kcmc.jp

※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。