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国立保健医療科学院
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臨床研究実施計画番号 jRCTs031190202

最終情報更新日:2023年11月29日

登録日:2020年2月5日

KIT遺伝子変異のある進行期悪性黒色腫に対するKIT阻害薬、抗PD-1抗体併用療法の第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験

基本情報

進捗状況 参加者募集中
対象疾患KIT遺伝子変異を有する進行期悪性黒色腫
試験開始日(予定日)2020-02-05
目標症例数22
臨床研究実施国日本
研究のタイプ介入研究
介入の内容【第Ⅰ相試験】 ペムブロリズマブの投与量は固定 (200 mg/body, 3週間毎, 静脈内投与)し、イマチニブ(内服)を以下の2つのLevelを設定し、3+3試験デザインに基づいて試験を進める。 Level 1:イマチニブ 200 mg/day (day at 1-21), ペムブロリズマブ200 mg/body (day at 1) Level 2:イマチニブ 400 mg/day (day at 1-21), ペムブロリズマブ200 mg/body (day at 1) 【第Ⅱ相試験】 推奨用量のイマチニブを用いた併用療法を1サイクル21日間として4サイクル行い、有効性について評価(RECIST v1.1による12週時点での奏効率)し、SimonのMinimax法に基づいた2段階試験を進める。なお、有効性評価の対象は第I相試験において推奨用量の治療をうけた被験者も含まれる。

試験の内容

主要評価項目4サイクル投与後の奏効率
副次評価項目無増悪生存期間, 全生存期間, 最良総合効果, 有害事象の種類, 頻度及び重症度(CTCAE ver. 5.0)

対象疾患

年齢(下限)20歳以上
年齢(上限)
性別男女両方
選択基準1) 同意取得時に20歳以上 2) 病理組織学的に悪性黒色腫であることが証明されている 3) 根治的切除不能または遠隔転移を有し、腫瘍のKIT遺伝子変異※がある   ※保険適用ならびに先進医療で実施されているがんパネル遺伝子検査結果に基づき、KIT遺伝子のpathogenic mutationあるいはgain-of-function mutationが検出されている患者。転移巣かつ直近の検体で実施することが望ましいが、検体採取ができない場合などを考慮し、原発巣での検査であっても許容される。Pathogenic、gain of functionの判定は、ClinVar等のグローバルデータベースやSnpEffのような蛋白機能予測ツールによる判定に基づく。最終的にはエキスパートパネルにて、検査の適格性及び変異の生物学的意義について判定する。 4) 免疫チェックポイント阻害薬、分子標的薬等の既存の治療に抵抗性である 5) 前治療としてKIT阻害薬の治療が行われていない 6) 前治療の効果や有害事象の影響が持ち越されておらず、かつ、前治療から試験薬開始時までに21日以上のウォッシュアウト期間がある 7) 本試験への登録前14日以内の臨床的所見、画像診断において、RECISTガイドライン1.1版に定義される測定可能病変を一つ以上有する患者(測定可能病変に対する放射線療法を受けた患者は、放射線療法施行後の臨床的所見又は画像診断において進行が確認された患者) 8) ECOGのPerformance Status: PSが0~1の患者 9) 同意取得時に90日以上の生存が見込まれる患者 10) 脳転移がない。あるいは脳転移を有する場合も下記の条件を満たせば許容される。 a)脳転移治療後4週間以上経過しており、磁気共鳴イメージング(MRI)で進行が認められない b)治療されていないが無症候性である 11) 妊娠する可能性のある女性(化学閉経などの医学的理由により月経がない患者も含む)の場合、同意取得後から試験薬最終投与後少なくとも120日間の避妊に同意した患者。また、同意取得後から試験薬最終投与後少なくとも120日間授乳しないことに同意した患者 男性の場合、同意取得後から試験薬最終投与後少なくとも120日間の避妊に同意した患者 12) 登録前14日以内に実施した最新の臨床検査が下記の規準を満たす患者。ただし、検査日前14日以内に顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF製剤)の投与又は輸血を受けていない臨床検査値とする。 ―白血球数が2,000/mm3以上かつ好中球数が1,500/mm3以上 ―血小板数が100,000/mm3以上 ―ヘモグロビンが9.0g/dl以上 ―AST (GOT)及びALT(GPT)が150 IU/L以下 ―総ビリルビンが2.0mg/dl以下 ―クレアチニンが1.5mg/dl以下 13) 説明文書に記載された内容を理解する能力を有し、書面により本人から同意の意思が確認できたもの
除外基準1)HBs抗原検査又はHCV抗体検査のいずれかが陽性の患者 HBs抗原検査が陰性の場合、HBs抗体検査又はHBc抗体検査のいずれかが陽性かつHBV-DNA定量が検出感度以上の患者 2) ヒト免疫不全ウイルス(HIV)陽性の患者 3) 進行中または活動性感染症、症候性うっ血性心不全、不安定狭心症、心臓不整脈、間質性肺炎または試験要件の遵守を制限する精神疾患/社会状況のある患者 4) Grade 3以上の上大静脈症候群、心嚢液貯留、胸水、腹水のある患者 5) 重複がんを有する患者(完全切除された基底細胞癌、上皮内癌、粘膜内癌又は表在性膀胱癌、あるいは同意取得前3年以上再発が認められない他のがんを有する患者は登録可能とする) 6) その他、研究責任医師等が本試験の対象として不適切と判断した患者

保険外併用療養費

保険外併用療養費の有無あり

関連情報

問い合わせ窓口

担当者舩越 建
所属機関慶應義塾大学医学部
所属部署皮膚科学教室
郵便番号160-8582
住所東京都新宿区信濃町35
電話03-5363-3823
FAX03-3351-6880
E-mail takeruf@a8.keio.jp

※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。