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国立保健医療科学院
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臨床研究実施計画番号 jRCT2061200050

最終情報更新日:2023年12月9日

登録日:2021年1月29日

再発又は難治性多発性骨髄腫を有する日本人患者を対象としたヒト化BCMA×CD3 二重特異性抗体JNJ-64007957 の第1/2相試験

基本情報

進捗状況 参加者募集終了-試験継続中
対象疾患血液悪性腫瘍
試験開始日(予定日)2021-02-23
目標症例数38
臨床研究実施国日本
研究のタイプ介入研究
介入の内容Teclistamab 再発または難治性の多発性骨髄腫(MM)の日本人参加者 Teclistamabは皮下投与される。

試験の内容

主要評価項目・第1相:有害事象(AE)の被験者数:最大1年5カ月:有害事象とは,治験中に医薬品(治験薬を含む)が投与された被験者に生じた,あらゆる好ましくない医療上のできごとをいう。有害事象は必ずしも医薬品の投与との因果関係が認められるもののみを指すわけではない。すなわち,有害事象とは,医薬品(治験薬を含む)の使用と時間的に関連のある,あらゆる好ましくない,あるいは意図しない徴候(異常所見を含む),症状又は疾病のことであり,医薬品(治験薬を含む)との因果関係の有無は問わない。 ・第1相:重篤な有害事象(SAE)の被験者数:最大1年5カ月:重篤な有害事象とは,投与量にかかわらず,あらゆる好ましくない医療上のできごとをいう: 死亡; 死亡につながるおそれのある症例;入院又は入院期間の延長が必要なもの;永続的又は顕著な障害/機能不能に陥るもの;先天異常・先天性欠損をきたすもの;医薬品(治験薬を含む)を介する感染因子伝播の疑いがあるもの;医学的に重要なもの ・第1相:用量制限毒性(DLT)の被験者数:最大28日:DLTの被験者数が評価される。 DLTは特定の有害事象であり、次のいずれかとして定義される:高グレードの非血液毒性または血液学的毒性。 ・第2相:全奏効率(ORR):最大1年5ヵ月:ORRは、2016年国際骨髄腫作業部会(IMWG)効果判定基準に従った部分奏効(PR)以上を達成した被験者の割合と定義する。
副次評価項目・第1相と第2相:Teclistamabの血清中濃度:最大1年5カ月:Teclistamabの血清中濃度の評価する ・第1相:全身性サイトカイン濃度:最大1年5カ月:サイトカイン濃度はバイオマーカー評価のために評価する ・第1相と第2相:抗teclistamab 抗体の被験者数:最大1年5カ月:抗teclistamab 抗体を有する被験者数を評価する。 ・第1相:客観的奏効率:最大1年5カ月:客観的奏効は、国際骨髄腫作業部会(IMWG)のMM 治療効果判定規準で定義されているように、部分奏効(PR)以上として定義される。 ・第1相と第2相:奏効期間(DOR):最大1年5カ月:DORは,最初に奏効(PR 以上)が記録された日からIMWG 規準で定義する疾患進行のエビデンスが最初に記録された日又は死亡までの期間と定義する。 ・第1相と第2相:奏効までの期間(TTR):最大1年5カ月:TTRは,治験薬の初回投与日から被験者が最初にPR 以上に関する全ての基準を満たした有効性評価までの期間と定義される。 ・第2相:Very Good Partial Response(VGPR)以上の奏効率(Stringent Complete Response[sCR]+Complete Response[CR]+VGPR):最大1年5ヵ月:VGPR 以上の奏効率(sCR+CR+VGPR)は,2016 年IMWG 治療効果判定規準に従いVGPR 以上の奏効が認められた被験者の割合と定義される。 ・第2相:完全奏効(CR)以上の奏効率:最大1年5ヵ月:CR以上の奏効率は、IMWG 2016基準に従ってCR以上の奏効(sCR+CR)を達成した被験者の割合と定義する。 ・第2相:厳格な完全奏効(sCR)率:最大1年5ヵ月:sCR の奏効率は,2016 年IMWG 治療効果判定規準に従いsCR が認められた被験者の割合と定義される。 ・第2相:無増悪生存期間(PFS):最大1年5ヵ月:無増悪生存期間は,治験薬の初回投与日から2016 年IMWG 治療効果判定規準の定義に基づく疾患進行又は死因を問わない死亡のいずれか最初に起こった日までの期間として定義する。 ・第2相:全生存期間(OS):最大1年5ヵ月;全生存期間は、被験者が生存している又は生存状況が不明である場合,被験者が生存していることを最後に知り得た日でデータを打ち切りとする。 ・第2相:微小残存病変(MRD)-陰性率:最大1年5ヵ月:MRD 陰性率は,teclistamab の初回投与後かつ疾患進行又は次の治療の開始前の時点で閾値10^-5 のMRD 陰性状態を達成した被験者の割合と定義される。 ・第2相:AEを発現した被験者数:最大1年5ヵ月:有害事象とは,治験中に医薬品(治験薬を含む)が投与された被験者に生じた,あらゆる好ましくない医療上のできごとをいう。有害事象は必ずしも医薬品の投与との因果関係が認められるもののみを指すわけではない。すなわち,有害事象とは,医薬品(治験薬を含む)の使用と時間的に関連のある,あらゆる好ましくない,あるいは意図しない徴候(異常所見を含む),症状又は疾病のことであり,医薬品(治験薬を含む)との因果関係の有無は問わない。 ・第2相:重症度別のAE発現被験者数:最大1年5ヵ月:重症度はNational Cancer Institute Common Terminology Criteria for Adverse Events(NCI-CTCAE)第5.0版に従って判定するが、例外としてサイトカイン放出症候群(CRS)及び免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群(ICANS)はthe American Society for Transplantation and Cellular Therapy(ASTCT)ガイドラインに従って判定する。重症度の範囲は、グレード1(軽度)からグレード5(死亡)である。グレード1=軽度、グレード2=中等度、グレード3=重度、グレード4=生命を脅かす、グレード5=有害事象による死亡。 ・第2相:重篤な有害事象を発現した被験者数:最大1年5ヵ月:重篤な有害事象とは、投与量にかかわらず発現したあらゆる好ましくない医療上の出来事のうち、以下に該当するものをいう:死亡 ; 死亡につながるおそれのある症例; 入院又は入院期間の延長が必要なもの;永続的又は顕著な障害/機能不能に陥るもの;先天異常・先天性欠損をきたすもの;医薬品(治験薬を含む)を介する感染因子伝播の疑いがあるもの;医学的に重要なもの。 ・第2相:重篤な有害事象を発現した被験者数(重症度別):最大1年5ヵ月:重症度はNational Cancer Institute Common Terminology Criteria for Adverse Events(NCI-CTCAE)第5.0版に従って判定するが、例外としてサイトカイン放出症候群(CRS)及び免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群(ICANS)はthe American Society for Transplantation and Cellular Therapy(ASTCT)ガイドラインに従って判定する。重症度の範囲は、グレード1(軽度)からグレード5(死亡)である。グレード1=軽度、グレード2=中等度、グレード3=重度、グレード4=生命を脅かす、グレード5=有害事象による死亡。 ・第2相:臨床検査値異常が認められた被験者数:最大1年5ヵ月:血液学的検査、血液生化学的検査及び凝固検査の臨床検査値異常が認められた被験者数を報告する。 ・第2相:臨床検査値の異常が認められた被験者数(重症度別):最大1年5ヵ月:重症度はthe National Cancer Institute Common Terminology Criteria for Adverse Events(NCI-CTCAE)第5.0版に従って判定するが、例外としてサイトカイン放出症候群(CRS)及び免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群(ICANS)はthe American Society for Transplantation and Cellular Therapy(ASTCT)ガイドラインに従って判定する。重症度の範囲は、グレード1(軽度)からグレード5(死亡)である。グレード1=軽度、グレード2=中等度、グレード3=重度、グレード4=生命を脅かす、グレード5=有害事象による死亡。 ・第2相:European Organization for Research and Treatment of Cancer Quality of Life Questionnaire Core-30(EORTC QLQ-C 30)スコアによる健康関連Quality of Life(症状、機能、健康)のベースラインからの変化量:最大1年5ヵ月:EORTC-QLQ-C 30スコアのベースラインからの変化量を報告する。EORTC- QLQ-C30 Version 3 は,機能の5 尺度(身体,役割,情緒,認知及び社会),全般的健康1 尺度,症状の3 尺度(疼痛,疲労感,嘔気/嘔吐),と単一症状の6 項目(呼吸困難,不眠,食欲不振,便秘,下痢及び経済的困難)を構成する30 項目を含む。項目及び尺度スコアは0~100 の尺度に変換する。スコアが高いほど,HRQoL は良好,機能は良好,症状は多い(悪 い)。 ・第2相:EuroQol Five Dimension Five Level Questionnaire(EQ-5 D-5 L)スケールのベースラインからの変化量:最大1年5ヵ月間:EQ-5D-5L は健康状態の一般的評価尺度である。EQ-5D-5L は 5 項目の質問票であり,移動,身の回りの管理,ふだんの活動,痛み/不快感,及び不安/ふさぎ込みの5 つのドメイン,並びに0(想像できる最悪の健康状態)~100(想像できる最高の健康状態)までの「今日の健康」を評価する視覚的アナログスケールを評価する。 ・第2相:患者による重症度の全般的印象(PGIS)尺度のベースラインからの変化量:最大1年5ヵ月:PGIS尺度のベースラインからの変化量を報告する。PGIS は1 項目であり,PRO 評価を実施する時点における被験者の健康状態の重症度を5 ポイント(1:なし、2:軽度、3:中等度、4:重度、5:極めて重度)の言葉による評価尺度上で評価する。スコアが高いほど重症度が高いことを示す。

対象疾患

年齢(下限)20歳以上
年齢(上限)
性別男女両方
選択基準・国際骨髄腫作業部会(IMWG) の診断規準に従い多発性骨髄腫(MM) と診断された記録がある ・被験者は以下のいずれかで定義される測定可能病変を有していなければならない: 血清M 蛋白量 >=1.0 g/dL,又は尿中M 蛋白量 >=200 mg/24 時間,又は軽鎖型多発性骨髄腫で血清又は尿中測定可能なM 蛋白が認められない被験者:血清中のIg 遊離軽鎖(FLC)>=10 mg/dL かつ血清中Ig FLC κ/λ 比が異常である。中央検査機関での測定が利用できない場合,実施医療機関の検査施設の評価を用いてもよい。ただし,実施医療機関の検査施設の結果は基準より25%以上超えなければならない。 ・被験者は再発・難治性多発骨髄腫に対する臨床的有用性が確認されていた治療法に再発又は難治性である,又は確立された多発性骨髄腫治療に忍容でない,担当医師の判断によりteclistamab による治療の候補者と考える患者でなければならない。前治療には,治療期間中の順序にかかわらず,プロテアソーム阻害薬(PI),免疫調節薬(IMiD)及び抗CD38 抗体が含まれていなければならない。PI,IMiD,又は抗CD38 抗体に忍容でない被験者は組入れ可能である。 ・スクリーニング時及び治験薬投与直前のEastern Cooperative Oncology Group(ECOG) performance status スコアが0 又は1。 ・妊娠可能な女性は,スクリーニング時及び治験薬の初回投与前24 時間以内の高感度血清又は尿妊娠検査[?-ヒト絨毛性ゴナドトロピン(?-hCG)]が陰性である必要がある。
除外基準・B 細胞成熟抗原(BCMA) 標的療法の治療歴がある。 ・脱毛症又は末梢性ニューロパチーを除き,過去の抗がん療法による毒性がベースライン値又はGrade 1 以下に回復していない場合。 ・治験薬の1 回目のstep-up 投与前14 日以内にコルチコステロイドの累積投与量がプレドニゾン140 mg 以上と同程度である場合(投与量には前投薬を含まない) ・幹細胞移植:6 カ月以内の同種幹細胞移植。同種幹細胞移植を受けた被験者は,全ての免疫抑制薬を6 週間休薬して移植片対宿主病の徴候が認められないこととする。;治験薬の1 回目のstep-up 投与前12 週間以内に自家造血幹細胞移植を受けた。 ・MM の中枢神経系への浸潤又は髄膜浸潤の臨床的徴候。いずれかが疑われる場合,スクリーニング時に全脳磁気共鳴画像法(MRI)及び腰椎細胞診を行う必要がある。

保険外併用療養費

保険外併用療養費の有無

関連情報

問い合わせ窓口

担当者メディカルインフォメーションセンター 
所属機関ヤンセンファーマ株式会社
所属部署
郵便番号101-0065
住所東京都千代田区西神田3-5-2
電話0120-183-275
FAX
E-mail DL-JANJP-JCO_TL_TSG_EMP@its.jnj.com

※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。