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国立保健医療科学院
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臨床研究実施計画番号 jRCT2051200129

最終情報更新日:2024年2月27日

登録日:2021年2月2日

成人成長ホルモン分泌不全症の患者を対象として、lonapegsomatropinを週1回投与したときの有効性及び安全性をプラセボの週1回投与及びソマトロピン製剤の連日投与と比較する多施設共同、無作為化、並行群間比較、プラセボ対照(二重盲検)及び実薬対照(非盲検)試験

基本情報

進捗状況 試験終了
対象疾患成人成長ホルモン分泌不全症(AGHD)
試験開始日(予定日)2021-01-20
目標症例数240
臨床研究実施国米国/韓国/オーストラリア/マレーシア/カナダ/デンマーク/フランス/ジョージア/ドイツ/ギリシャ/イスラエル/イタリア/オランダ/ニュージーランド/ポーランド/ルーマニア/セルビア/スロバキア/スペイン/トルコ/英国/ウクライナ/アルメニア/日本
研究のタイプ介入研究
介入の内容-被験薬: Lonapegsomatropin 被験者の年齢及び経口エストロゲンの併用有無によってhGHの用量要件が異なるため、本治験ではコホートごとに3つの投与群を設定する。投与開始後、目標とする維持用量に達するまで緩徐に増量する。 -その他: プラセボ Lonapegsomatropin製剤のプラセボは、lonapegsomatropin製剤と同じ賦形剤を含有し、lonapegsomatropinは含まない。プラセボ溶液はシリンジ及び注射針を用いて皮下注射により投与する。被験者の年齢及び経口エストロゲンの併用有無によってhGHの用量要件が異なるため、本治験ではコホートごとに3つの投与群を設定し、プラセボ群には、週一回lonapegsomatropin投与群に割り付けられた場合と同じ体積のプラセボ溶液を投与する。 -対照薬: ソマトロピン ソマトロピン溶液はプレフィルドペンとして提供され、連日皮下投与する。被験者の年齢及び経口エストロゲンの併用有無によってhGHの用量要件が異なるため、本治験ではコホートごとに3つの投与群を設定する。投与開始後、目標とする維持用量に達するまで緩徐に増量する。

試験の内容

主要評価項目Week 38における体幹の体脂肪率[二重エネルギーX線吸収測定法(DXA法)により評価]のベースラインからの変化量
副次評価項目有害事象の発現率 血清hGH値、lonapegsomatropin濃度、mPEG値の評価 IGF-1値及びIGFBP-3値、IGF-1 SDS及びIGFBP-3 SDSの評価 Week 38における体幹の体脂肪量(DXA法により評価)のベースラインからの変化量 Week 38における全身の除脂肪量(DXA法により評価)のベースラインからの変化量

対象疾患

年齢(下限)23歳以上
年齢(上限)80歳以下
性別男女両方
選択基準1. スクリーニング時の年齢が23歳以上80歳以下 2. AGHD診断基準 成人期発症型AGHDの場合:視床下部-下垂体の構造的疾患、視床下部-下垂体の手術、全脳照射、1~4種類の下垂体ホルモン分泌不全、証明されているGHDの遺伝的素因又は外傷性脳損傷(TBI)の既往歴が確認されている。 A.日本を除くすべての国:患者は以下の基準のうち少なくとも1つを満たさなければならない。 a. インスリン耐性試験:GH頂値が5 ng/mL以下 b. グルカゴン試験[体格指数(BMI)別] i. BMIが30 kg/m2以下:GH頂値が3 ng/mL以下 ii. BMIが30 kg/m2超:GH頂値が1 ng/mL以下 c. 3又は4種類の下垂体系機能不全(すなわち副腎、甲状腺、性腺及び/又はバソプレシン。GHを除く)で、スクリーニング時に中央検査機関で測定したIGF-1 SDSが-2.0以下 d. マシモレリン試験:GH頂値が2.8 ng/mL以下 e. 成長ホルモン放出ホルモン(GHRH)+アルギニン試験(BMI別): i. BMIが25 kg/m2未満:GH頂値が11 ng/mL未満 ii. BMIが25 kg/m2以上30 kg/m2以下:GH頂値が8 ng/mL未満 iii. BMIが30 kg/m2超:GH頂値が4 ng/mL未満 B.日本のみ:GHDを有し、少なくとも1種類のGH以外の下垂体ホルモン分泌不全の患者は、以下のGH刺激試験の1つを満たす必要がある。GHDを有し、別のGH以外の下垂体ホルモン分泌不全が認められない患者は、頭蓋内構造障害の所見の有無にかかわらず、以下の刺激試験のうち少なくとも2つを満たす必要がある。 a. インスリン耐性試験:GH頂値が1.8 ng/mL以下 b. グルカゴン試験:GH頂値が1.8 ng/mL以下 c. 成長ホルモン放出ペプチド2(GHRP-2)耐性試験:GH頂値が9 ng/mL以下 3. スクリーニング時に中央検査機関で測定したIGF-1 SDSが-1.0以下 4. hGHの投与歴がない患者、又はスクリーニング前に12ヵ月間以上にわたるhGH療法歴及びGH分泌促進薬の投与歴がいずれもない患者 5.GH以外のホルモン分泌不全(例:副腎、甲状腺、エストロゲン、テストステロン)に対してホルモン補充療法を施行する患者では、スクリーニングの6週間以上前からスクリーニング期間中を通じて適切な安定用量であることを必須とする。 6. グルココルチコイド補充療法を受けていない患者については、定義された十分な副腎機能がスクリーニング時に確認されること 7. テストステロン補充療法を受けていない男性患者:朝(午前6時~10時)の総テストステロンが年齢に基づく基準範囲内である。 8. スクリーニング時に一定の食事療法及び運動療法を実施している場合は、治験期間中に食事療法及び運動療法の内容を変更する予定がないこと(すなわち、治験期間中並びにスクリーニング前90日以内及びスクリーニング期間中に体重減少プログラムを予定していないこと)。 9. 治験期間中に減量手術を受ける予定がないこと 10. スクリーニング時の眼底検査によって、頭蓋内圧亢進症及びステージ2/中等度以上の糖尿病網膜症の徴候/症状又は成長ホルモン療法が禁忌である他の網膜症が認められないこと。スクリーニング時に糖尿病と診断されている患者については、眼底写真によって正常であることが確認されていること。 11. 医薬品の臨床試験の実施の基準(GCP)に従って、署名済みの同意説明文書(ICF)を提出し、保護健康情報(PHI)の開示を許可する能力及び意思があること 12.スクリーニング時に中央検査機関で測定した血清fT4値が基準範囲内であること
除外基準1. 評価項目に影響を及ぼす可能性のあるプラダー・ウィリ症候群及び/又はその他の遺伝性疾患を有する患者。 2. スクリーニング時に、以下の基準のいずれかに該当する糖尿病を有する: a. コントロール不良の糖尿病(中央検査機関によるスクリーニング時の測定でHbA1c値が7.5%超)を有する。 b. スクリーニング前26週間以内に糖尿病(HbA1c値が6.5%以上及び/又は空腹時血糖が126 mg/dL以上及び/又は経口ブドウ糖負荷試験から2時間後の血糖値が200 mg/dL以上と定義)と診断された。 c. スクリーニング前90日未満及びスクリーニング期間中に糖尿病レジメンを変更した(用量調節を含む)。 d. スクリーニング前12ヵ月以内に累積期間4週間を超えてメトホルミン及び/又はDPP-4阻害薬以外の糖尿病治療薬を使用した。 e. スクリーニング時に糖尿病関連合併症(すなわち、スクリーニング前90日以内又はスクリーニング期間中における、治験責任(分担)医師の判断による腎症、薬理学的治療を必要とする神経障害、ステージ2/中等度以上の網膜症)を有する。 3. 活動性の悪性疾患又は悪性疾患の既往歴を有する患者。以下は、この除外基準の例外として組入れ可とする。 a. 子宮頚部上皮内癌の切除 b. 皮膚有棘細胞癌又は皮膚基底細胞癌の完全除去 c. 頭蓋内悪性腫瘍又は白血病の治療に起因するGHDの患者。ただし、頭蓋内悪性腫瘍に対する磁気共鳴画像法(MRI)の結果に基づき、スクリーニング前に5年以上の無再発生存期間を患者の診療記録で確認できることを条件とする。 4. スクリーニング前12ヵ月以内に下垂体腺腫又はその他の良性頭蓋内腫瘍の増殖が認められた患者 5. 寛解が認められていない又はスクリーニング前24ヵ月未満以内に寛解が確認されている先端巨大症の患者 6. 寛解が認められていない又はスクリーニング前24ヵ月未満以内に寛解が確認されているクッシング病の患者 7. 全脳照射又は視床下部-下垂体手術の既往歴を有する患者(手術はスクリーニング前12ヵ月未満に実施されている) 8. Modification of Diet in Renal Disease(MDRD)式により算出したeGFRが60 mL/min/1.73 m2未満の患者 9. 肝トランスアミナーゼ値(AST又はALT)が基準値上限の3倍超の患者 10. NYHA心機能分類3以上(NYHA 1994)の心不全を有する患者 11. スクリーニング時の12誘導心電図においてQTcF値が451 ms以上の患者 12. コントロール不良の高血圧(スクリーニング時の仰臥位収縮期血圧が159 mmHg超及び/又は仰臥位拡張期血圧が95 mmHg超と定義)を有する患者 13. スクリーニング前5年以内に脳血管発作の既往歴を有する患者 14. スクリーニング前90日以内又はスクリーニング期間中にタンパク同化ステロイド(性腺ステロイド補充療法を除く)の投与又はコルチコステロイドの経口/静脈内/筋肉内投与を受けた患者 15. 体重減少薬又は食欲抑制薬を現在使用している又はスクリーニング前26週間以内に使用した患者:orlistat、ゾニサミド、lorcaserin、bupropion、トピラマート、sibutramine、刺激薬、GLP-1受容体作動薬、SGLT 2阻害薬、0.5 mg/週を上回る用量のカベルゴリン又は20 mg/週を上回る用量のブロモクリプチンなどのIGF-1又はGHの測定値に影響する薬剤 16. 本治験で使用する被験化合物(ソマトロピン)又は賦形剤のいずれかに対する過敏症及び/又は特異体質の既往歴が確認されている患者 17. 抗hGH中和抗体の既往歴が確認されている患者 18. スクリーニング時にDXAスキャンが実施できない又はDXAスキャンが解釈不能の患者 19. 妊娠中、授乳中もしくは妊娠を予定している女性、又は適切な避妊法を使用していない妊娠可能な女性患者(すなわち、永久不妊である場合を除き、初潮後閉経前の妊娠可能な女性) 20. スクリーニング開始時から最終来院まで、男性被験者はコンドームを使用するか、又は妊娠可能な女性パートナーは上記の有効な避妊法を使用しなければならない。 21. 物質乱用が確認されている患者又は(既往を含め)摂食障害(神経性食欲不振症、過食症及び正常な摂食に影響を及ぼす重度の胃腸疾患を含む)が確認されている患者[治験責任(分担)医師の判断による] 22. 治験の要件を遵守できない可能性が高いと治験責任(分担)医師が判断する疾患もしくは状態、又は治験薬もしくは治験手順により過度のリスクが生じる状態を有する患者 23. スクリーニング前26週間以内又は本治験と並行して他の治験化合物の介入臨床試験に参加している患者 24. 現在又はスクリーニング前3日以内にサプリメントによって0.03 mg/日を超えるビオチンを摂取している患者 25. ヒト免疫不全ウイルス(HIV)抗体検査又はB型及び/又はC型肝炎検査で陽性の結果が認められている患者(B型肝炎ウイルス及びC型肝炎ウイルスに対するワクチン接種を受けている場合を除く) 26. スクリーニング前180日以内に急性重症疾患並びに開胸術、腹部手術、複数の偶発的外傷、急性呼吸不全、又は同様な症状による合併症が認められている患者

保険外併用療養費

保険外併用療養費の有無

関連情報

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