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国立保健医療科学院
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UMIN試験ID UMIN000024131

最終情報更新日:2016年9月24日

登録日:2016年9月23日

亜急性期の脳卒中後上肢・手指麻痺に対するロボット療法の試用

基本情報

進捗状況 一般募集中
対象疾患脳卒中
試験開始日(予定日)2016-10-31
目標症例数20
臨床研究実施国日本
研究のタイプ介入

試験の内容

介入1全ての対象者は,1日2時間,連続14日間,治療を受ける.一般的な作業療法を1時間実施し,麻痺手に対するHand of Hopeを用いた自主練習を加えて1時間実施する. Hand of Hopeは,手指の屈筋と伸筋群に表面筋電電極を設置し,わずかな筋の収縮をセンサー電極が察知し,そのシグナルに従い,手指部の電動アームが手指の伸展と屈曲をサポートするロボットである.従来の方法では,筋肉は収縮するが,動きが出ないような対象者の練習を可能とし,前方に設置されたバーチャルリアリティ空間の中に提示される課題を遂行していく練習方法である.筋電センサーの感度やバーチャルリアリティ上で実施される課題の種類のバリエーションによって難易度調整し,さらに課題自身の難易度の調整を用いて,各対象者の上肢機能に合わせたアプローチを担当作業療法士が選択し,実施する.一般的な作業療法の内容は,麻痺手の課題志向型アプローチ,徒手的な神経筋促通術,非麻痺側による代償的な日常生活活動練習,ストレッチ,関節可動域練習を実施する.
主要アウトカム評価項目手指の自動・他動の関節可動域,Fugl-Meyer AssessmentとAction research arm testで測った上肢機能
副次アウトカム評価項目MALで測った生活のなかで麻痺手の主観的な使用,麻痺手の加速度計(UW-301BT,Hitachi,日本)を用いて測る活動量,主観的幸福感尺度

対象疾患

年齢(下限)
年齢(上限)
性別3
選択基準適応基準は,脳卒中後片麻痺を呈した20歳以上の患者で発症後1か月経過から1週間以内の者とする.
除外基準除外基準は,1)両側及び脳幹の脳梗塞,2)自主練習が不可能なほどのバランス障害がある対象者,3)明らかな認知症、精神疾患、MMSE<24点の対象者,4)Modified ashworth scale>3の患者,5)練習に支障をきたす失語症・執行症・失認症,6)コントロールできていない並存疾患または終末期,7)重度な肩・肘・手関節・手指の拘縮,とした.

関連情報

問い合わせ窓口

住所岡山県高梁市伊賀8
電話0866-22-9894
URL
E-mailtakshi77@gmail.com

※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。