UMIN試験ID UMIN000002747
最終情報更新日:2016年4月7日
登録日:2009年11月18日
再発・難治T細胞リンパ腫に対するSMILE療法の第II相試験
基本情報
進捗状況 | 参加者募集終了-試験継続中 |
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対象疾患 | 成熟T細胞性リンパ腫 |
試験開始日(予定日) | 2009-11-01 |
目標症例数 | 42 |
臨床研究実施国 | 日本、アジア(日本以外) |
研究のタイプ | 介入 |
試験の内容
介入1 | 多剤併用化学療法:SMILE療法(steroid,methotrexate, ifosfamide, L-asparaginase, etoposide)を2コース施行する。 |
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主要アウトカム評価項目 | 奏効率 |
副次アウトカム評価項目 | 完全奏効率 (%CR)、1年生存率、再発/難治別の治療効果、T細胞性リンパ腫の病型別の治療効果、有害事象発生割合 |
対象疾患
年齢(下限) | |
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年齢(上限) | |
性別 | 3 |
選択基準 | (1)生検または骨髄液・末梢血検査により、WHO分類第4版における成熟T-cell lymphomaの内、aggressiveな経過をとる以下の病型と診断された症例。 〔末梢T細胞リンパ腫,細分類不能、血管免疫芽球型T細胞リンパ腫、未分化大細胞型リンパ腫,ALK陽性、未分化大細胞型リンパ腫,ALK陰性、肝脾T細胞リンパ腫、腸症関連T細胞リンパ腫、皮膚原発γδT細胞リンパ腫、皮膚原発CD8陽性急性進行性表皮親和性細胞傷害性T細胞リンパ腫〕 (2) 以下のいずれかであること。 ①初回治療で寛解 (CRまたはPR)後の再発例。初回再発に限る。 ②初回治療でSDまたはPDであった例 (3) 年齢は 15歳以上、69歳以下。 (4) PS (ECOG) 0-2。 (5) 評価可能病変を有する。 (6) 過去のステロイド単剤療法施行既往者は登録時より前にステロイド投与を中止できること。 (7) 十分な骨髄 (骨髄浸潤または血球貪食症候群を伴う場合を除く)・肝・腎・心・肺機能を有する症例。 (8) 試験参加について患者本人から文書で同意が得られた症例。 |
除外基準 | (1)自家造血幹細胞移植後12か月以内。 (2)同種造血幹細胞移植後。 (3)臨床診断で中枢神経系浸潤がある(髄液検査・脳 MRI は必須ではない)。 (4)登録の時点で、症状緩和あるいは病変限局などの理由により15 Gyを超える局所放射線照射がプロトコール治療期間中に必要と予想される。 (5)過去にSMILE療法に含まれる薬剤で重篤な有害事象を発現。(例:L-asparaginaseによるアレルギー、methotrexateの排泄遅延など)(6)中等量~大量の体腔水貯留例。試験穿刺できない程度の少量の貯留は登録可とする。 (7)コントロール不良の高血圧を合併。 (8)狭心症もしくは心筋梗塞の既往。心筋症を合併。 (9)HBs抗原陽性。 (10)HIV抗体陽性。(未検例は登録可能であるが、できるだけ検査を行う。) (11)間質性肺炎、肺線維症、高度の肺気腫(いずれも胸部単純X線写真で明らかなもの)を合併。 (12)重症感染症を合併。 (13)過去に肝硬変であることが肝生検または臨床的に診断されている症例。 (14)活動性の重複がん(同時性重複がんおよび無病期間が 5 年以内の異時性重複がん。ただし局所治療により治癒と判断される Carcinoma in situ (上皮内癌)もしくは粘膜内癌相当の病変は活動性の重複がんに含めない)を合併。 (15)妊娠中・妊娠中の可能性がある・授乳中の女性。 (16)メジャートランキライザー・抗うつ薬・抗躁薬を服用中。 (17)精神病または精神症状を合併しており試験への参加が困難と判断される。 |
関連情報
研究費提供元 | 厚生労働省 |
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実施責任組織 | NK腫瘍研究会 |
共同実施組織 |
問い合わせ窓口
住所 | |
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電話 | 052-719-1973 |
URL | |
r-suzuki@med.nagoya-u.ac.jp |
※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。