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国立保健医療科学院
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臨床研究実施計画番号 jRCTs071180012

最終情報更新日:2023年11月29日

登録日:2019年1月16日

TKIによる前治療に抵抗性/不耐容を示した慢性期慢性骨髄性白血病におけるボスチニブ漸増の多施設共同第Ⅱ相臨床試験

基本情報

進捗状況 試験終了
対象疾患慢性期慢性骨髄性白血病
試験開始日(予定日)
目標症例数35
臨床研究実施国日本
研究のタイプ介入研究
介入の内容ボスチニブは,200mg 1日1回 (QD) を初回投与量とし,有害事象がgrade2以下の場合,2週間ごとに100mg/日ずつ増量する。 ・有害事象がgrade3以上の場合には, grade1以下になるまで休薬を行う。 ・有害事象が300mg QD以上で出現した場合には,有害事象grade1以下到達時に最終投与量より100mgを減量した治療を再開する。 ・有害事象が200mg QDで出現した場合には,有害事象grade1以下到達時に治療を再開し,grade 2以下を維持できる場合は2週間ごとに100mg/日ずつ増量する。 ・減量前の投与量まで増量したときに再度grade 3以上の同一の有害事象が出現した場合,その量の100mgを減じた量を維持量として治療を継続する。 ・1日の投与量が500mg,あるいはプロトコル中止基準に該当するまで上記の漸増を行う。

試験の内容

主要評価項目ボスチニブ治療開始12か月後の有害事象によるボスチニブ治療脱落率
副次評価項目1.治療中断・休薬率 2.ボスチニブ治療開始12か月までのボスチニブ平均用量。 3.ボスチニブ治療開始12か月までのボスチニブ投与日数と用量強度・相対用量強度。 4.ボスチニブ治療開始6, 12か月時点の累積細胞遺伝学的完全寛解(CCyR)維持率。 5.ボスチニブ治療開始3, 6, 9, 12か月時点の累積分子遺伝学的大寛解(MMR)及び累積分子遺伝学的深寛解(DMR)率。 6.全てのgradeあるいはgrade3もしくは4の有害事象の発現率。 7.ボスチニブ投与による末梢血リンパ球のプロファイリング。 8.ボスチニブ血中トラフ濃度, 有害事象及び分子遺伝学的効果。

対象疾患

年齢(下限)18歳以上
年齢(上限)
性別男女両方
選択基準1) Major BCR-ABL陽性の慢性期慢性骨髄性白血病患者. 2) 登録時の年齢が18歳以上の患者. 3) 1つ以上の他のTKIに抵抗性または不耐容を認めた患者. 4) ECOG performance status 0-2の患者. 5) 主要臓器(肝,腎,肺)の機能が保たれている患者.(各実施医療機関基準値) 6) 文書による同意が得られた患者.(未成年者の場合保護者の承諾が必要)
除外基準1.CMLに対してヒドロキシウレア以外の抗がん剤治療歴を有する患者。 2.新たにCMLと診断された患者。 3.急性期, 移行期の経過を有する患者。 4.重篤な, または管理不良の合併症を有する患者。 5.炎症性腸疾患を合併している患者。 6.妊婦及び授乳婦, 12か月以内の妊娠を希望する患者。 7.他の臨床研究や治験に参加中の患者。 8.T315I 変異もしくはV299L 変異のある患者。 9.P450 isoenzyme CYP3A4の強力な誘導物質または阻害剤であることが知られている併用薬剤を使用している患者。 10.HIVまたは活性型ウィルス性肝炎(B型/C型)に感染している患者。 11.以下のいずれかの心機能障害を有する患者。 a.完全右脚ブロック, 右脚ブロック+左脚ブロック, 2束ブロック, もしくはそれらの病歴。 b.スクリー二ング心電図における2誘導で1mmを超えるST低下, または連続2誘導以上のT波逆転。 c.先天性QT延長症候群 d.スクリーニング心電図におけるQTc>450msec e.QT延長に付随する薬剤の使用。 f.心室性/心房性頻脈,もしくはその病歴。 g.登録前6か月以内の心筋梗塞。 h.登録前12か月以内に不安定狭心症の診断, もしくは治療を受けた。 i.管理不良高血圧, 動揺性高血圧の病歴。

保険外併用療養費

保険外併用療養費の有無なし

関連情報

問い合わせ窓口

担当者板村 英和
所属機関佐賀大学
所属部署血液・呼吸器・腫瘍内科
郵便番号849-8501
住所佐賀県佐賀市鍋島5-1-1
電話0952-34-2366
FAX0952-34-2017
E-mail f8244@cc.saga-u.ac.jp

※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。