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国立保健医療科学院
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臨床研究実施計画番号 jRCTs051200121

最終情報更新日:2023年12月27日

登録日:2021年1月28日

進行直腸癌に対する術前化学放射線療法及び強化化学療法あるいは導入・強化化学療法併用後の待機療法に関する多施設ランダム化第II相試験

基本情報

進捗状況 参加者募集中
対象疾患直腸がん
試験開始日(予定日)2021-01-28
目標症例数224
臨床研究実施国日本
研究のタイプ介入研究
介入の内容A群 :術前CRT(1回1.8 Gy、1日1回、計28回、50.4 Gy、カペシタビン825 mg/m2を朝夕に1日2回、5日間連日経口投与し、その後2日間休薬し、これを5週間繰り返す)+強化化学療法(CapeOX 6コース:カペシタビン2000mg/m2/日、d1-14、Oxaliplatin 130mg/m2、day1、3週を1サイクル)+手術あるいはcCR/near-cCRに対する待機療法 B群 :導入化学療法(CapeOX+ベバシズマブ 3コース:カペシタビン2000mg/m2/日、d1-14、Oxaliplatin 130mg/m2、day1、ベバシズマブ 7.5mg/kg、day 1、3週を1サイクル)+術前CRT(1回1.8 Gy、1日1回、計28回、50.4 Gy、カペシタビン825 mg/m2を朝夕に1日2回、5日間連日経口投与し、その後2日間休薬し、これを5週間繰り返す)+強化化学療法(CapeOX 3コース)+手術あるいはcCR/near-cCRに対する待機療法

試験の内容

主要評価項目pCR+2年以上cCRを維持した症例の割合
副次評価項目cCR割合、near-cCR割合、待機療法割合、全生存期間、無遠隔転移生存期間、局所無増悪生存期間、 疾患関連治療不成功までの期間、TME回避期間、永久人工肛門回避期間、 有害事象発生割合、プロトコール治療完遂割合、排便機能(LARSスコア、Wexnerスコア)、QOL(EORTC C30、CR29)、 手術例-術後合併症発生割合、R0切除割合、病理学的ステージ、Dworak tumor regression grade 待機療法例-局所再増大割合、局所再増大までの期間、局所再増大例における救済手術割合、救済手術例における術後合併症発生割合、救済手術例におけるR0切除割合

対象疾患

年齢(下限)20歳以上
年齢(上限)
性別男女両方
選択基準1) 直腸原発巣からの内視鏡生検にて、組織学的に腺癌と診断されている。 2) 腫瘍の下縁が肛門縁(AV)から5 cm以内または術前評価にて経肛門吻合・直腸切断術が必要と 判断される。 3) 単純MRI、造影CTを用いた術前診断にてcStage II(cT3-4N0)あるいはcStage III(cT3-4N1-3)と診断される(コホート1)。 単純MRI、造影CTを用いた術前診断にてcT2NanyM0と診断される(コホート2)。 4) ECOG Performance Status が0または1である。 5) 登録日の年齢が20歳以上である。 6) 登録前28日以内の検査値が、以下のすべてを満たす。 ① 好中球数>= 1,500 /mm3 ② 血小板数>= 10×104 /mm3 ③ ヘモグロビン>= 9.0 g/dL ④ 総ビリルビン<= 2.0 mg/dL ⑤ AST、ALT<= 100 IU/L ⑥ 血清クレアチニン<= 1.5 mg/dL かCcr>= 60 mL/min/body ⑦ 尿蛋白/クレアチニン&lt;1 7) 閉塞または強い狭窄を伴わない(腫瘍狭窄部を下部消化管ファイバースコピーが通過可能である)。ただし、閉塞または強い狭窄を伴っていても、原発巣切除に先立って人工肛門造設することにより、腸閉塞が回避されている場合は適格とする。 8) 本内容について十分な説明を受け、本人の文書による同意が得られている。
除外基準1) 活動性の重複がんを有する(同時性重複がん/多発がんおよび無病期間が5年以内の異時性重複がん/多発がん。ただし無病期間が5年未満であっても、5年相対生存率が95%以上相当のがんの既往は活動性の重複がん/多発がんに含めない)。 2) 骨盤内への放射線治療の既往を有する。 3) カペシタビン、オキサリプラチン、ベバシズマブの投与歴を有する。もしくは、いずれかが投与禁忌となる。 4) 全身的治療を要する感染症を有する。 5) 登録時に38.0℃以上の発熱を有する。 6) 妊娠中、妊娠中の可能性がある、または授乳中の女性患者。 7) 精神病または精神症状を合併しており、試験への参加が困難と判断される。 8) 重篤な併存疾患(心不全、間質性肺炎または肺線維症、コントロール困難な糖尿病、腎不全、肝不全、高血圧、血栓症、消化管瘻孔など)を有する。 9) 4週間以内の手術既往を有する。ただし、人工肛門など小手術は2週間以内の既往を有する。 10) 直腸原発巣からの内視鏡生検の免疫染色にてミスマッチ修復蛋白(MLH1、MSH2、MSH6、PMS2)の一つ以上の発現消失を認める。あるいはMSI検査でMSI-Hである。 11) その他、担当医が本試験への登録が不適であると判断する。

保険外併用療養費

保険外併用療養費の有無なし

関連情報

問い合わせ窓口

担当者秋吉 高志
所属機関公益財団法人 がん研究会有明病院
所属部署大腸外科
郵便番号135-8550
住所東京都江東区有明三丁目8番31号
電話03-3520-0111
FAX03-3570-0343
E-mail takashi.akiyoshi@jfcr.or.jp

※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。