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国立保健医療科学院
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臨床研究実施計画番号 jRCTs051180232

最終情報更新日:2024年2月29日

登録日:2019年3月30日

高齢進行非小細胞肺癌患者に対するPEG-G-CSF支持下のドセタキセル+ラムシルマブ療法の多施設共同単群第II相試験(WJOG9416L)

基本情報

進捗状況 試験終了
対象疾患非小細胞肺癌
試験開始日(予定日)2018-02-05
目標症例数65
臨床研究実施国日本
研究のタイプ介入研究
介入の内容DOC(60 mg/m2, day 1)&PEG-G-CSF(3.6 mg, day 2-4に1回投与)+ RAM(10 mg/kg, day 1)3週間毎に投与。 DOCおよびRAM両剤共に中止となる、もしくはプロトコール治療無効と判定するまで継続。

試験の内容

主要評価項目奏効率
副次評価項目無増悪生存期間、全生存期間、安全性

対象疾患

年齢(下限)75歳以上
年齢(上限)
性別男女両方
選択基準1. 登録日の年齢が75歳以上である。2. 試験参加について文書で患者本人から同意が得られている。 【組織型】 3. 組織診または細胞診で非小細胞癌であることが確認されている。【病巣の広がり】4. 根治的放射線照射不能IIIB/IIIC期、IV期、または術後再発症例 5. 測定可能病変(RECIST v1.1)を有する。6. 症状のある脳転移および、放射線照射や外科的処置を要する脊椎転移を有さない。 7. 症状を有する上大静脈症候群がない。 8. コントロール不良の心嚢液、胸水、腹水のいずれも有さない。(胸水に関しては、抗菌薬、タルク、OK432(これ以外の抗がん剤は不可)の胸腔内注入後、排液を中止して2週間経過した時点で、胸水がコントロールされている場合は登録可能。) 9. 画像所見による制限 I. 癌による主要血管への浸潤又は主要血管の狭小化がない II. 組織型に関係なく、画像により腫瘍内空洞化が認められない III. 区域枝までの中枢気道への腫瘍の露出が認められない 【全身状態・検査】 10. PSはECOGの規準で0または1である。 11. 登録前14日以内の最新の検査値(登録日の2週間前の同一 曜日は可)が、以下のすべてを満たす。 白血球数≧3,000/mm3 好中球数(分節核球+桿状核球)≧1,500/mm3 ヘモグロビン≧9.0 g/dL 血小板数≧10×104 / mm3 総ビリルビン≦1.5 mg/dL ASTおよびALT≦100 IU/L (肝転移による場合は≦200 IU/L) CRE≦1.5 mg/dL、またはクレアチニン・クリアランス40 mL/分以上[Cockcroft-Gault式で40 mL/min未満の場合でも、24 時間蓄尿法による実測値で40 mL/min以上であることが確認され れば適格とする。] *:Cockcroft-Gault式 男性:Ccr={( 140-年齢)×体重(kg)} /{72×血清CRE値( mg/dL)} 女性:Ccr=0.85×{(140-年齢)×体重(kg)} /{72×血清CRE 値(mg/dL)} 国際標準比(INR)1.5以下 室内気にてSpO2 ≧ 92% 。 ただし、SpO2 < 92 % の場合、PaO2 ≧ 60 torrを満たせば適格 とする。 尿蛋白が1+以下の患者。2+以上の場合は、24時間蓄尿し、 24時間の蛋白量が1000 mg未満の場合、適格とする。 12. HBs抗原、HBs抗体、HBc抗体が陰性である。 ただし、HBs抗体and/or HBc抗体陽性の場合、HBV-DNA陰性であれば登録可。 【前治療】 13. 細胞障害性薬剤およびRAMの投与歴がない。 ・EGFR遺伝子のエクソン19欠失変異あるいはエクソン21 のL858R変異およびALK融合遺伝子の少なくとも1つを有する症例 ではEGFR/ALK-TKIによる治療が終了していること(終了の理由は問わない)  ・一次治療として免疫チェックポイント阻害剤を投与されている場合は、腫瘍の増悪による中止後または毒性中止後であること。14. 術後再発症例では1レジメンの術後化学療法を許容する。 登録時点で術後化学療法の最終投与日から24週以上経過していること。 なお、プラチナを含むレジメンの場合プラチナ製剤の変更は1レ ジメンとみなす。術後化学療法にEGFR/ALK-TKIを含み、最終投与日から31日目以降に再発が確認されている場合、再度のEGFR/ALK-TKI投与が行われ、その治療が終了しているこ と。 EGFR/ALK-TKIを含む術後化学療法を受けた症例の30日以内の再発については、EGFR/ALK-TKIによる治療が終了したものとみなす 15. 登録前28日以内に全身麻酔を伴う手術が行われていない。 登録までの7日間に皮下静脈アクセス器具が留置されていない。 過去2ヵ月間に外科的治療を実施した場合、術後出血、合併症又 は創傷合併症がないこと 16. 転移巣に対する放射線治療(脳転移巣に対するγナイフ 治療を含む)終了後1週間経過している(終了日をDay1としてDay8 以降である)こと。 17. 原疾患に対する胸部放射線照射歴がある場合は、登録時点で照射最終日から24週経過しており、照射野外に測定可能病変があること。 18. 他のがん種に対して、胸部放射線療法、化学療法、いずれの既往もない。なお、他のがん種に対する手術、ホルモン療法 は許容する。(他のがん種に対する術後補助化学療法としての経口抗がん剤治療は、内服終了から5年以上経過している場合は許容する。)
除外基準【重複がん】 1. 活動性の重複がんを有する(同時性重複がん/多発がんお よび無病期間が5年以内の異時性重複がん/多発がん。 ただし局所治療により治癒と判断されるCarcinoma in situ(上皮内癌)や粘膜内癌相当の病変は活動性の重複がん/多発がんに含めない)。 【合併症】 2. 全身的治療を要する感染症を有する。 3. 胸部CTで明らかな間質性肺炎または肺線維症を有する。 4. コントロール不良の糖尿病を合併している。 5. 標準的な医学的管理にもかかわらず、コントロールできない動脈高血圧症(収縮期血圧150 mmHg以上又は拡張期血圧90mmHg以上)を有する患者。 6. 臨床的に問題となるうっ血性心不全(NYHA II-IV)又は薬剤でコントロールできない不整脈を有する患者。 7. 腸閉塞を有する患者。もしくは炎症性腸障害、広範囲な腸切除(慢性下痢による半結腸切除又は広範囲な小腸切除)、ク ローン病、潰瘍性大腸炎又は慢性下痢の既往/現病歴を有する患者。 8. コントロールできない血栓・塞栓症既往歴を有する患者。 9. HIV関連疾患を有する。 10. 精神病または精神症状を合併しており試験への参加が困難と判断される。 11. Child-Pugh分類Bのスコア(又はより重度)の肝硬変、または肝性脳症の既往もしくは臨床的に重要な腹水を有する肝硬 変(重症度は問わない)がある。 *:肝硬変による臨床的に重要な腹水の定義は、利尿薬又は穿刺による継続した治療が必要であることとする。 【他疾患の治療】 12. ステロイド剤またはその他の免疫抑制剤の継続的な全身投与(内服または静脈内)を受けている。 13. ワルファリン、低分子量ヘパリン又は類似薬による抗凝固療法を受けている患者。*:予防的な低用量抗凝固療法を受けている患者は、適格基準で規定する凝固パラメータ(INR 1.5以 下)を満たしている場合、登録できる。 14. 非ステロイド性抗炎症剤(NSAIDs;インドメタシン、イ ブプロフェン、ナプロキセン又は類似薬など)を用いた長期治療を受けている。 または他の抗血小板薬(クロピドグレル、チクロピジン及びジピ リダモールなど)を投与されている患者。 *:325 mg/日までの低用量アスピリンの使用は許容する。 *:NSAIDsの投薬は登録の7日前までに終了すること、試験期間中は連続10日間以内の頓用での使用は許容する。【全身状態】 15. 登録時に腋窩温で38℃以上の発熱を有する。 16. 登録までの2ヵ月間に喀血の既往歴を有する患者。 17. 登録までの6ヵ月間に心筋梗塞、不安定狭心症、脳血管発作又は一過性脳虚血発作などの動脈血栓症が発現した患者。 18. 登録までの28日間に重篤な又は治癒しない創傷、潰瘍又は骨折が発現した患者。 19. 登録までの3ヵ月間に重大な出血障害、血管炎又はグレー ド3以上の胃腸出血が発現した患者。 20. 登録までの6ヵ月間に消化管穿孔又は瘻孔が発現した患者。21. ポリソルベート80を含む薬剤に対して過敏症の既往歴がある。 22. 試験期間中に大手術が予定されている患者。

保険外併用療養費

保険外併用療養費の有無なし

関連情報

問い合わせ窓口

担当者秦 明登
所属機関神戸低侵襲がん医療センター
所属部署呼吸器腫瘍内科
郵便番号650-0046
住所兵庫県神戸市中央区港島中町8丁目5-1
電話078-304-4100
FAX078-304-0041
E-mail akitohata@hotmail.com

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