臨床研究実施計画番号 jRCTs041200067
最終情報更新日:2024年2月15日
登録日:2020年11月20日
再発または難治性のFLT3遺伝子変異陽性急性骨髄性白血病患者を対象とするMEC(ミトキサントロン/エトポシド/シタラビン)とギルテリチニブの逐次療法の非盲検、多施設共同、前向き介入試験
基本情報
進捗状況 | 参加者募集中 |
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対象疾患 | 再発または難治性のFLT3遺伝子変異陽性急性骨髄性白血病 |
試験開始日(予定日) | 2020-11-20 |
目標症例数 | 42 |
臨床研究実施国 | 日本 |
研究のタイプ | 介入研究 |
介入の内容 | 寛解導入療法のレジメン(サイクル1、28日間) Day 1から始めて3日間連続でミトキサントロン 8 mg/m2を1日1回、30分以上で静脈内投与する。 Day 1から始めて5日間連続でエトポシド 100 mg/m2を1日1回、3時間以上で静脈内投与する。 Day 1から始めて7日間連続でシタラビン 100 mg/m2を24時間点滴投与する。 Day 8からDay 28までギルテリチニブ120 mg 1日1回反復経口投与する。 維持療法(サイクル2~13、28日間 x 12サイクル)では、研究対象者にギルテリチニブを1日1回投与する。 |
試験の内容
主要評価項目 | CR率(治療期間中の最良効果) |
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副次評価項目 | 有害事象 VAF測定;FLT3-ITD、FLT3-TKD、NPM1 移植前までの完全寛解(CR)率 部分的血液学的回復を伴う完全寛解(CRh)率 完全寛解+部分的血液学的回復を伴う完全寛解(CR/CRh)率 複合完全寛解(CRc)率 奏効率(ORR;CRc+PR) CRまでの期間、CRcまでの期間、奏効までの期間 CR期間、CRc期間、奏効期間 全生存期間(OS) 無再発生存期間(RFS) 輸血非依存に移行した割合 輸血非依存が継続した割合 入院期間 ECOG PS |
対象疾患
年齢(下限) | 20歳以上 |
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年齢(上限) | |
性別 | 男女両方 |
選択基準 | 1. WHO基準(2016)に従い急性骨髄性白血病(AML)と診断された患者 2. 再発または難治性のFLT3遺伝子変異陽性AML患者(承認されたFLT3遺伝子変異検出キットを用いること、また、初診時にCS-17-Molecular試験で同キットによりFLT3遺伝子変異陽性が確認されている場合は再発難治時の結果を待たずに登録可とする) また、同種造血幹細胞移植後の再発例も研究対象とする。 3. 文書による同意が得られる患者 4. 同意取得時に20歳以上の患者 5. Eastern Cooperative Oncology Group(ECOG) performance status(PS)が2以下の患者 6. 十分な肝・腎・肺・心機能を有する患者。以下を基準とする。 ①血清総ビリルビン≦2.0 mg/dL ②血清クレアチニン≦2.0 mg/dL ③治療前のroom airにおけるPaO2 60Torr以上またはSpO2 90%以上 ④心機能については除外基準に記載 7. 試験薬投与期間中に、他の介入試験に参加しないことに同意する患者 8. 女性パートナーに妊娠の可能性がある男性患者の場合、試験薬の投与期間および最終の試験薬投与後も一定期間(120日間)、避妊の措置を取ることに同意できる患者 9. 妊娠の可能性のある女性患者の場合、試験薬の投与期間および最終の試験薬投与後も一定期間(180日間)、避妊の措置を取ることに同意できる患者 |
除外基準 | 1. 急性前骨髄球性白血病(APL)と診断された患者 2. BCR-ABL1陽性の白血病(急性転化期の慢性骨髄性白血病[CML])の患者 3. AMLまたは骨髄異形成症候群(MDS)以外の活動性悪性腫瘍を有する患者、ただし、本研究登録時から溯り2年以上の無病期間がある場合は組み入れ可能とする。 4. 臨床的に活動性の中枢神経系白血病の患者 5. 初回の試験薬投与前28日以内に大きな手術を受けた患者 6. New York Heart Association (NYHA)による心機能分類のクラス3もしくは4の慢性うっ血性心不全の患者、またはその病歴を有する患者 7. 以下のいずれかを含む、心機能障害または臨床的に重要な心疾患を有する患者 ・完全左脚ブロック ・QT延長症候群(スクリーニング時のFridericia 補正QT 間隔(QTcF)が450 ms を超える患者) ・QT間隔測定の困難な不整脈 ・右脚ブロック+左脚前肢ブロック(二束ブロック) ・試験薬投与前3ヵ月以内の狭心症の既往 ・試験薬投与前3ヵ月以内の急性心筋梗塞の既往 ・心臓ペースメーカーの使用を必要とする ・内服治療でコントロールできない心室性または心房性の頻脈性不整脈 ・心電図異常が見られた場合、心エコー検査にて左室駆出率(LVEF)< 50% 8. アントラサイクリンの総投与量が規定量をこえていること(ドキソルビシン換算で430 mg/m2以上) 9. スクリーニング時に妊娠している女性患者 10. 授乳中の女性患者 11. 活動性の制御不能な感染症の患者 12. 活動性のB型肝炎、C型肝炎または活動性の肝炎を有する患者、非活動性肝炎のキャリア状態は許容される。 13. ヒト免疫不全ウイルス(HIV)陽性者 14. 新型コロナウイルス感染症の患者 15. 研究責任医師、研究分担医師が、本研究への参加が適切でないと判断する状態にある患者 16. 試験薬の成分に対して過敏症の既往歴のある患者 |
保険外併用療養費
保険外併用療養費の有無 | なし |
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関連情報
研究責任医師 | 山内 高弘 |
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研究責任医師以外の責任者 | |
研究資金等の提供組織名称 | アステラス製薬株式会社 |
問い合わせ窓口
担当者 | 山内 高弘 |
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所属機関 | 福井大学医学部附属病院 |
所属部署 | 血液・腫瘍内科 |
郵便番号 | 910-1193 |
住所 | 福井県吉田郡永平寺町松岡下合月23-3 |
電話 | 0776-61-3111 |
FAX | 0776-61-8109 |
tyamauch@u-fukui.ac.jp |
※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。