臨床研究実施計画番号 jRCTs041190100
最終情報更新日:2023年10月13日
登録日:2019年12月19日
WJOG11018G オキサリプラチン、フルオロピリミジン、ベバシズマブおよびtrifluridine/tipiracilに不応不耐となった切除不能大腸がんに対するFOLFIRI+ziv-aflibercept療法の第Ⅱ相試験
基本情報
進捗状況 | 試験終了 |
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対象疾患 | 大腸がん |
試験開始日(予定日) | 2019-12-19 |
目標症例数 | 25 |
臨床研究実施国 | 日本 |
研究のタイプ | 介入研究 |
介入の内容 | FOLFIRI+ziv-afribercept療法 Ziv-aflibercept : 4mg/kg (intravenously [IV]),60分以上かけて投与,day1 Irinotecan: 150mg/m2 IV ,90分で投与,day1 Leucovorin(l-LV) 200 mg/m2 IV ,120分で投与,day1 5-FU 400 mg/m2 bolus day1 5-FU 2400 mg/m2 continuous infusion 46時間で投与,day1-3 以上を2週間毎に繰り返す *UGT1A1 遺伝子多型にて*28 homo、*6 homo 及び*28 hetero と*6 hetero を同時に有する症例は主治医判断でイリノテカンの減量(120 mg/m2)を許容する。 |
試験の内容
主要評価項目 | 無増悪生存期間 |
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副次評価項目 | 全生存期間、奏効割合、病態制御割合、有害事象発生割合 |
対象疾患
年齢(下限) | 20歳以上 |
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年齢(上限) | |
性別 | 男女両方 |
選択基準 | 【同意・年齢】 1)試験参加について十分な説明を受け、患者本人から文書で同意が得られている。 2)同意取得日の年齢が20歳以上である。 【組織型・マーカー】 3)組織診または細胞診で診断された結腸または直腸の腺癌(虫垂、肛門管は除く)。 4)登録日時点でRAS遺伝子変異の測定が実施されており、RAS statusが野生 型/変異型/不明(測定不能のエクソンがあり、かつ測定可能な他のエクソン領域に変異が認められなかった場合)のいずれかであることが判明している。 【病期・病巣の広がり・病態】 5) 臨床的に根治切除不能と判断されている。 6)RECIST version 1.1における測定可能病変を有する。 7)中枢神経系への転移が疑われる臨床症状がない。あるいは画像検査によって中枢神経系(脳、脊髄、髄膜)への転移がない。 8)登録日時点で継続的なドレナージを要する腹水、胸水または心嚢液の貯留がない 9)腸閉塞、消化管穿孔または大腸ステントが留置されていない。 【前治療】 10)オキサリプラチン、フルオロピリミジン、ベバシズマブおよびtrifluridine/tipiracilに不応不耐である。定義については以下のa)、b) 、c)を参照のこと。 a)術前および 術後補助化学療法における不応とは 、投与中もしくは最終抗がん剤投与日から24週以内に臨床的増悪または再発と判断された症例。 (24週間前の同一曜日投与は登録可能とする)。 b)術前および術後補助化学療法ではない化学療法における不応とは、投与中、もしくは最終抗がん剤投与日から8週間以内に臨床的増悪と判断された症例。 (8週間前の同一曜日投与は登録可能とする)。 c)不耐とは、アレルギー反応、神経毒性の継続、また当該薬剤によるその他の毒性回復遅延などの安全性理由により当該薬剤投与を中止し、その後再開困難な場合。 または何らかの理由で投与が不適切と考えられる場合。 11)過去にイリノテカン、ラムシルマブもしくはziv-afliberceptの投与を受けていない。 【先行する処置】 12)登録時点で、下記の処置・治療からそれぞれの期間が経過している。(週の同一曜日は可) a)CVポート造設以外の広範囲手術* 4週間 b)ストーマ造設術および消化管バイパス手術2週間 c)あらゆる抗がん剤治療2週間 d)原発巣への放射線照射2週間 e)輸血、造血因子製剤等の投与2週間 *:CVポート造設は同日投与も許容する。 【全身状態・検査】 13)ECOG PSが0~1。 14)臓器機能が保たれている |
除外基準 | 以下の項目のいずれかに該当する症例は除外する。 【重複がん】 1) 同時活動性の悪性疾患※1(ただし、無病期間が3 年以上である悪性疾患、または適切な治療によって治癒したとみなされる上皮内がん・粘膜内がんを除く) ※:重複がんとは,同時性重複がんおよび無病期間が3年以内の異時性重複がんであり、局所治療により治癒と判断されるCarcinoma in situ (上皮内癌)もしくは粘膜内癌相当の病変は活動性の重複がんに含めないこととする。術後化学療法を受けた症例の起算日は手術日とする。 【合併症・感染】 2) 活動性の感染症(感染による38℃以上の発熱など) 3) HIV 抗体、HBs 抗原 のどちらかが陽性である(HIV 抗体検査は必須とはしない) 【合併症・臓器障害】 4) コントロール不能な糖尿病、高血圧、下痢 5) 登録日より過去6 ヶ月以内の心筋梗塞、重度/不安定狭心症、New York Heart Association (NYHA) Class III またはIV の症候性うっ血性心不全 6) 重度の肺疾患(間質性肺炎、肺線維症、高度の肺気腫等) 7) 重度の肝障害(Child Pugh B もしくはCの肝硬変等) 8) 登録日より過去6ヶ月以内の治療を要する血栓・塞栓症、脳血管障害 9) 活動性の消化管出血。 10) 試験への参加が困難とされる精神病または精神症状を合併している。 【併用薬】 11) 継続的な内服ステロイド療法を要する。 12) 抗血小板薬の投与を受けている(クロピドグレル、チクロピジン、ジピリダモールなど)。低用量のアスピリン(325mg/日未満)は認められる。非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)は認められるが、プロトンポンプ阻害薬(PPI)などの投与を推奨する。また、抗凝固薬は凝固機能が12週間以上安定している場合は認められるが、その場合はダビガトラン、リバーロキサバン、アピキサバン、エドキサバンを推奨する。 【その他】 13) 妊婦、授乳婦、現在妊娠している可能性のある女性、または避妊意志のない男女。 14) 5-FU、l-LVにアレルギーがある 15) その他、担当医が本試験の対象として不適当と判断する。 |
保険外併用療養費
保険外併用療養費の有無 | なし |
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関連情報
研究責任医師 | 松本 俊彦 |
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研究責任医師以外の責任者 | |
研究資金等の提供組織名称 | 特定非営利活動法人 西日本がん研究機構 |
他の臨床研究登録機関発行の研究番号 | なし |
問い合わせ窓口
担当者 | 松本 俊彦 |
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所属機関 | 関西医科大学附属病院 |
所属部署 | がんセンター |
郵便番号 | 573-1191 |
住所 | 大阪府枚方市新町2丁目3番1号 |
電話 | 0728040101 |
FAX | 0728040131 |
makoharutaro2015@gmail.com |
※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。