臨床研究実施計画番号 jRCTs031180226
最終情報更新日:2024年1月26日
登録日:2019年3月11日
EGFR遺伝子変異陽性未治療進行非扁平上皮非小細胞肺癌 を対象としたオシメルチニブ+プラチナ製剤(シスプラチンまたはカルボプラチン)+ペメトレキセド併用療法の第II相試験(NEJ032C/LOGIK1801)
基本情報
進捗状況 | 参加者募集終了-試験継続中 |
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対象疾患 | 非扁平上皮非小細胞肺癌 |
試験開始日(予定日) | 2019-03-01 |
目標症例数 | 66 |
臨床研究実施国 | 日本 |
研究のタイプ | 介入研究 |
介入の内容 | オシメルチニブ80mg/日 連日,シスプラチン75㎎/㎡またはカルボプラチンAUC5 3週毎、ペメトレキセド500㎎/㎡ 3週毎を最大4コース実施後、オシメルチニブ80㎎/日 連日,ペメトレキセド500㎎/㎡ 3週毎をプロトコール治療中止基準に該当するまで実施。 |
試験の内容
主要評価項目 | 安全性(CTCAE version5.0による)、客観的奏効率(RECIST 第1.1版に基づく) |
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副次評価項目 | 完全奏効率、病勢コントロール率、無増悪生存期間(全てRECIST第1.1版に基づく) |
対象疾患
年齢(下限) | 20歳以上 |
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年齢(上限) | 75歳未満 |
性別 | 男女両方 |
選択基準 | (1)組織診または細胞診で確認された非扁平上皮非小細胞肺癌 (2)手術や根治的照射が不可能な臨床病期IIIB、IIIC、IVA、IVB期*または術後再発症例 (3)EGFRの感受性変異(exon19欠失、exon21 L858R点突然変異のいずれか一つ以上)を有する症例 (4)RECISTVer.1.1に基づく測定可能病変を有する症例 (5)非小細胞肺癌に対する殺細胞性抗癌剤およびEGFR阻害作用を有する薬剤を用いた化学療法治療歴、ならびに免疫チェックポイント阻害剤による治療歴のない症例 ※ EGFR阻害作用を有する薬剤を除く術前・術後補助化学療法は最終投与から6ヵ月が経過していたら許容する。 (6)同意取得時年齢が20歳以上75歳以下の症例 (7)ECOG performance status(PS)が 0~1の症例 (8)登録前14日以内の主要臓器機能について、以下の基準を満たしている症例。 1)好中球数:施設基準値下限(LLN)以上 2)ヘモグロビン:9.0g/dL以上 3)血小板数:施設基準値下限(LLN)以上 4)AST:施設基準値上限の2.5倍以下(肝転移を有する場合は5倍以下) 5)ALT:施設基準値上限の2.5倍以下(肝転移を有する場合は5倍以下) 6)総ビリルビン:施設基準値上限の1.5倍以下(肝転移またはギルバート症候群を有する場合は3倍以下) 7)血清クレアチニンクレアランス:50ml/min(計算値)以上 8)SpO2≧95 % 9)LVEF(左室駆出分画)≧55 % (9)本試験内容について十分な説明を受け、本人の文書による同意が得られている症例 |
除外基準 | (1)間質性肺疾患(ILD)、薬剤性ILD、ステロイド治療を必要とした放射線性肺臓炎の既往歴を有する、又は活動期ILD の症例 (2)臨床的に安定しない脳転移、脊髄圧迫のある症例 ただし、ステロイドが不要で、根治的治療及びステロイド療法が完了後2週間以上にわたって神経学的に安定している患者は除外としない。 (3)原発巣および評価病変に対する放射線照射を受けた症例 ※ 脳転移巣または骨転移巣に対する放射線照射から2週間以上経過した症例は除外とはしない。 (4)重篤な合併症(コントロール不良の心・肺・肝・腎疾患など)を有している症例 (5)下記のいずれかの心臓関連の基準に該当する症例 1)安静時補正QT間隔(QTc)が470msecを超える症例 2)安静時心電図の心拍リズム、伝導、波形において、完全左脚ブロック、第3度房室ブロック、第2度房室ブロック等の臨床的に重大な異常が認められる症例 3)以下のようなQTc延長のリスクまたは電解質異常などの不整脈イベントのリスクを高める何らかの要因を有する患者 ・血清/血漿カリウム:施設基準値下限(LLN)以下 ・血清/血漿マグネシウム:施設基準値下限(LLN)以下 ・血清/血漿カルシウム:施設基準値下限(LLN)以下 ・心不全、低カリウム血症、先天性QT延長症候群が認められる症例、QT延長症候群の家族歴を有する症例、又は一親等(親と子)内で40歳未満での原因不明の突然死の家族歴を有する症例、QT間隔を延長させ、トルサード・ド・ポアント(TdP)を誘発することが知られている併用薬を使用する症例 (6)活動性B型※、C型肝炎またはHIVを合併している症例 ※ HBs抗原陽性、HBs抗体陽性、HBc抗体陽性であった場合は、HBV DNAを測定すること。HBV DNA陽性の場合は除外する。 (7)避妊する意思のない男性。または妊婦、授乳婦、妊娠検査を行い陽性であった女性または避妊する意思のない女性※ ※ただし、以下の症例は登録可とする。 ・50歳以上の女性、かつ無月経となり12か月以上経過しているもの。 (外因性ホルモン治療を実施していた症例の場合、全ての外因性ホルモン治療の中止後少なくとも12 カ月間無月経であること) ・50歳未満の女性では、12 カ月間以上無月経であり(外因性ホルモン治療を実施していた症例ではその中止後から12カ月間以上)、黄体形成ホルモン(LH)及び卵胞刺激ホルモン(FSH)値が施設基準値において閉経後の範囲内であり、閉経後とみなされる症例。 ・子宮摘出術、両側卵巣摘出術、又は両側卵管摘除術(卵管結紮は不可)による永久不妊手術を受けた女性 (8)難治性の悪心及び嘔吐、慢性の胃腸疾患、製剤の嚥下困難、胃全摘、又はオシメルチニブの十分な吸収を不可能にする重大な腸切除術のある症例 (9)ドレーンによる排液を要する胸水貯留、心嚢液貯留、腹水貯留症例 ※ ただし、ドレナージ後に症状が安定している症例は登録可能 (10)オシメルチニブ、シスプラチン、カルボプラチン、ぺメトレキセドが投与禁忌の症例 (11)同時性重複癌または無病期間が5年以内の異時性重複癌を有する症例 ※ 局所治療により治癒したと判断されるCarcinoma in situ(上皮内癌)や粘膜内癌は除外とはしない。 (12)経口摂取不能である症例 (13)期待余命が12週間以下と予測される症例 (14)本研究の計画及び実施に関与する者(研究実施者、実施医療機関の従業員または職員) (15)治験薬による治療を、当該試験薬の半減期の約5倍以内もしくは3か月以内のいずれか長い期間内に受けた症例 (16)CYP3A4に対する強力な誘導作用が知られている薬剤またはハーブ系サプリメントを併用中の症例(または少なくとも試験薬の初回投与3週間前に使用中止が不可能な症例) (17)オシメルチニブ(またはオシメルチニブと同様の化学構造もしくはクラスの薬剤)もしくはカルボプラチンもしくはぺメトレキセドもしくはシスプラチン、又はこれらの薬剤の賦形剤に対する過敏症の既往歴を有する症例 (18)試験実施計画書の遵守が困難と判断されるコントロール困難な高血圧及び活動性出血性素因を有する症例 (19)その他、研究責任医師または研究分担医師が本試験への参加を不適当と判断した症例 |
保険外併用療養費
保険外併用療養費の有無 | なし |
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関連情報
研究責任医師 | 小林 国彦 |
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研究責任医師以外の責任者 | |
研究資金等の提供組織名称 | 特定非営利活動法人North East Japan Study Group |
問い合わせ窓口
担当者 | 朝比奈 肇 |
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所属機関 | 北海道がんセンター |
所属部署 | 呼吸器内科 |
郵便番号 | 003-0804 |
住所 | 北海道札幌市白石区菊水4条2丁目3番54号 |
電話 | 011-811-9111 |
FAX | 011-832-0652 |
hajime.asahina@gmail.com |
※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。