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国立保健医療科学院
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臨床研究実施計画番号 jRCTs031180128

最終情報更新日:2024年2月2日

登録日:2019年2月18日

再発危険因子を有するハイリスクStageII結腸がん治癒切除例に対する術後補助化学療法としてのmFOLFOX6療法またはXELOX療法の至適投与期間に関するランダム化第III相比較臨床試験(JFMC48-1301-C4: ACHIEVE-2 Trial)

基本情報

進捗状況 参加者募集終了-試験継続中
対象疾患再発危険因子を有するStageII結腸がん(直腸S状部がん含む)
試験開始日(予定日)2014-02-12
目標症例数500
臨床研究実施国日本
研究のタイプ介入研究
介入の内容対照群: S群(6ヵ月間投与群) (1)mFOLFOX6 (12コース) L-OHP 85mg/m2 l-LV 200mg/m2 5FU 400mg/m2 (急速静注) 5FU 2400mg/m2 (持続静注) 2週間間隔 (2)XELOX (8 コース) L-OHP 130mg/m2 day1 Capacitabine 2000 or 1500*mg/m2 day1 - 15(bid) 3週間間隔 *CCr≦50ml/min、または70歳以上の症例 試験群: T群(3ヵ月間投与群) (1)mFOLFOX6 (6コース) L-OHP 85mg/m2 l-LV 200mg/m2 5FU 400mg/m2 (急速静注) 5FU 2400mg/m2 (持続静注) 2週間間隔 (2)XELOX (4 コース) L-OHP 130mg/m2 day1 Capacitabine 2000 or 1500*mg/m2 day1 - 15(bid) 3週間間隔 *CCr≦50ml/min、または70歳以上の症例

試験の内容

主要評価項目無病生存期間*1 *1:IDEA試験におけるDFSのイベントは、再発および死亡と定義されており、一般的には無再発生存期間(Relapse-free Survival: RFS)を指す。
副次評価項目(1) 無病生存期間*2 *2:イベントは再発、再発以外のがん病変(二次癌)の発生および死亡と定義する。 (2) 治療成功期間 (3) 全生存期間 (4) 有害事象 (5) 治療完遂率 (6) 相対用量強度 (7) 再発危険因子等と予後の検討 (8) 末梢性感覚ニューロパチー(末梢神経症状)と手掌・足底発赤知覚不全症候群(手足症候群)の経過

対象疾患

年齢(下限)20歳以上
年齢(上限)
性別男女両方
選択基準(1) 病理組織学的に大腸原発の腺がんと診断されている症例。 (2) 手術所見及び切除標本所見による主占居部位が盲腸または結腸、直腸S状部と診断されている症例。 (3) D2あるいはD3の系統的リンパ節郭清を含む大腸切除が施行されている症例。 (4) 根治度Aの手術が施行されている症例(肉眼的にも顕微鏡下にも腫瘍の残存がない)。 (5) 総合所見における病期がStageII(SS/A/SE/SI/AI, N0, M0)であり(大腸癌取扱い規約第7版補訂版)、かつ下記a)~ f)の再発危険因子を少なくとも1つ以上を有する症例。 a)T4(SE/SI/AI) b)腸管閉塞(臨床的) c)腸管穿孔・穿通(臨床的) d)検索(郭清)リンパ節個数12個未満 e)低分化腺がん、印環細胞がんまたは粘液がん f)脈管侵襲陽性(lyまたはv) (6) 原発巣切除後8週間以内に登録可能かつ登録後2週間以内に治療開始可能である症例。 (7) 20歳以上の症例。 (8) PS (ECOG) 0または1の症例。 (9) 体表面積(BSA)(DuBoisの式)が2.2m2以下の症例。 (10) 化学療法、免疫療法、放射線療法の既往がない症例。 (11) 主要臓器機能について、以下の基準を満たしている症例(検査値は登録前14日以内の最新の値とする) 1) 好中球数≧1,500 /mm3 2) 血小板数≧100,000 /mm3 3) 血清クレアチニン≦施設基準値の1.5倍 4) CCr≧30mL/min 5) 総ビリルビン≦2.0 mg/dL 6) ASTおよびALT≦100 IU/L 7) CEA≦10 ng/mL (12) 試験への参加について、本試験登録前に患者本人による署名、日付が記載された同意書を得ている症例。
除外基準(1) 虫垂がんの症例。 (2) 悪性腫瘍の既往がある症例。* *: 5 年以上の無再発期間がある場合、および内視鏡的に治癒切除された粘膜内がん(胃がん、大腸がん、食道がん)や治癒切除された子宮頸部がん、皮膚の基底細胞がんまたは扁平上皮がんは登録可 (3) 妊娠中または授乳中の女性。 (4) 妊娠する可能性のある女性、生殖能力を有する男性。 (5) 本試験の登録前30日以内に治験に参加している症例。 (6) 末梢性感覚ニューロパチー (末梢神経症状Grade1以上)を有している症例。 (7) コントロール不能な糖尿病を有する症例(インスリン投与が必要な場合も含む)。 (8) コントロール不能なうっ血性心不全、狭心症、高血圧、不整脈を有する症例。 (9) ステロイド剤の継続的な全身投与(内服又は静脈内)を受けている症例。 (10) 神経学的または精神的に重大な疾患の既往、合併がある症例。 (11) 活動性の感染症を有する症例(既知の活動性HBV、HCV、HIV陽性例など)。 (12) 既知のDPD欠損が確認されている症例。 (13) 5-FU、l-LV、L-OHP、カペシタビンに対してアレルギーの既往がある症例。 (14)L-OHPの投与歴のある症例。 (15) その他、医師が当該臨床試験の参加に不適当と判断している症例。

保険外併用療養費

保険外併用療養費の有無なし

関連情報

問い合わせ窓口

担当者設楽 紘平
所属機関国立研究開発法人 国立がん研究センター東病院
所属部署消化管内科
郵便番号277-8577
住所千葉県柏市柏の葉6-5-1
電話04-7133-1111
FAX04-7134-7069
E-mail kshitara@east.ncc.go.jp

※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。