臨床研究実施計画番号 jRCT2051200087
最終情報更新日:2023年11月19日
登録日:2020年11月18日
EGFR エクソン(Exon)20 挿入変異を有する局所進行又は転移性非小細胞肺癌患者を対象としてamivantamab とカルボプラチン及びペメトレキセドの併用療法とカルボプラチン及びペメトレキセドを比較するランダム化,非盲検,第3 相試験
基本情報
進捗状況 | 参加者募集終了-試験継続中 |
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対象疾患 | 非小細胞肺癌 |
試験開始日(予定日) | 2020-11-30 |
目標症例数 | 308 |
臨床研究実施国 | オーストラリア/ベルギー/ブラジル/中国/ドイツ/スペイン/フランス/イギリス/ハンガリー/インド/イスラエル/韓国/メキシコ/マレーシア/ポーランド/ポルトガル/ロシア連邦/タイ/トルコ/台湾/ウクライナ/アメリカ合衆国/カナダ/イタリア/日本 |
研究のタイプ | 介入研究 |
介入の内容 | ・アミバンタマブ:A群(アミバンタマブ+化学療法): アミバンタマブ1400mg(体重80kg以上の場合は1750mg)をサイクル2Day 1まで週1回、その後は1750mg(体重80kg以上の場合は2100mg)をサイクル3以降の各21日間サイクルのDay 1に静脈内投与し、OLE期とその後のLTE期でも同じ治験治療を継続する。 ・ペメトレキセド:A 群(amivantamab + 化学療法): A群では、ペメトレキセド500mg/m2(ビタミン補充を伴う)を各21日間サイクルのDay 1に静脈内投与し、その後、疾患進行が認められるまで単独維持療法として投与する。OLE期とその後のLTE期でも同じ治験治療を継続する。 ・カルボプラチン:A 群(amivantamab + 化学療法),B 群(化学療法): カルボプラチンはAUC 5を4サイクルまで,各21日間サイクルのDay1に静脈内投与する。 ・ペメトレキセド:B 群(化学療法): B群では、ペメトレキセド500mg/m2(ビタミン補充を伴う)を各21日間サイクルのDay 1に静脈内投与し、その後、疾患進行が認められるまで単独維持療法として投与する。OLE期とその後のLTE期でも同じ治験治療を継続する。 |
試験の内容
主要評価項目 | 盲検化独立中央評価(BICR)により評定したRECIST v1.1 ガイドラインによる無増悪生存期間(PFS) 18カ月まで PFSは,ランダム化から,固形がんの治療効果判定のための新ガイドライン(RECIST)v1.1を用いた盲検化独立中央評価(BICR)に基づき客観的な疾患進行が認められた日または進行することなく死亡した日(死因を問わない)のいずれか早い方までの期間と定義する。 |
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副次評価項目 | 客観的奏効率(ORR) 48カ月まで ORRは、BICRがRECIST v1.1基準を用いて定義した完全奏効(CR)又は部分奏効(PR)のいずれかを達成した被験者の割合と定義する。 奏効期間(DoR) 48カ月まで DoRは、最初に奏効(CR又はPR)が確認されてから、進行又は死亡が確認された日のいずれか早い方までの期間と定義する、ただし、 RECIST v1.1基準を用いて治験責任医師がCR又はPRと判断した被験者のみとする。 全生存期間(OS) 48か月まで 全生存期間はランダム化から被験者の死因を問わない死亡日までの期間と定義する。 後治療に至るまでの期間(TST) 48か月まで TSTは、ランダム化した日から、治験薬投与中止後に次の抗がん治療を開始した日又は死亡までの期間と定義する。 最初の後治療を受けた後の無増悪生存期間(PFS2) 48か月まで PFS2は、ランダム化した日から、後治療開始後、主要評価項目であるPFS の評価に用いた進行イベントの後に発生した進行イベント又は死亡のうち最も早い時点までの期間と定義する。 症状進行までの期間(TTSP) 48か月まで TTSPは、ランダム化した日から,治験責任(分担)医師が肺癌に関連すると判断し、症状管理のために抗がん治療及び/又は臨床介入を変更する必要がある新規症状又は症状悪化のうちいずれか(早い方)が電子症例報告書(eCRF) に記録されるまでの期間と定義する。 有害事象(AE)の発現割合と重症度 48か月まで 有害事象とは、治験中に被験者に生じた,あらゆる好ましくない医療上のできごとをいう。有害事象は必ずしも医薬品(治験薬を含む)の投与との因果関係が認められるもののみを指すわけではない。 臨床検査値異常が認められた被験者数 48カ月まで 臨床検査値異常(血液生化学的検査、血液学的検査、血液凝固検査、及び尿検体)が認められた被験者数を評価する。 バイタルサイン異常が認められた被験者数 48カ月まで バイタルサイン異常(体温、心拍数、呼吸数、酸素飽和度、血圧)が認められた被験者数を評価する。 身体的検査値異常が認められた被験者数 48カ月まで 身体所見の異常が認められた被験者数を評価する。 アミバンタマブ血清中濃度 48カ月まで アミバンタマブ濃度の測定のため、血清試料を分析する。 抗アミバンタマブ抗体の被験者数 48カ月まで 抗アミバンタマブ抗体を有する被験者数を評価する。 European Organization of Research and Treatment of Cancer Quality of Life Questionnaire Core 30(EORTC-QLQ-C30) 48ヵ月まで EORTC QLQ-C30は30項目からなり、 5つの機能尺度、 1つの全般的健康状態尺度、 3つの症状尺度、及び6つの単一症状項目からなる。回答は口頭評価尺度を用いて報告する。項目及び尺度のスコアを0から100の尺度に変換する。スコアが高いほどHRQoLが高く、機能が良好であり、(より悪い)症状が多いことを示す。 Patient-Reported Outcomes Measurement Information System(PROMIS)Physical Function (short-form) 48ヵ月まで PROMIS-PFは、全般的な健康、身体障害のレベル、及び一般的幸福を特性評価し深く 理解するために使用される。身体機能は、一般的に使用されている全般的及びがん特異 的患者報告アウトカム(PRO) 尺度の基礎である。 |
対象疾患
年齢(下限) | 18歳以上 |
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年齢(上限) | |
性別 | 男女両方 |
選択基準 | ・局所進行又は転移性非扁平上皮非小細胞肺癌(NSCLC )を有することが組織学的又は細胞学的に確認されており,上皮成長因子受容体(EGFR) のエクソン(Exon)20 挿入変異を有することが確認されている患者 ・RECIST v1.1 に基づく測定可能病変を有する患者 ・ECOG performance status が0 又は1である患者 ・投与前に必要とされる腫瘍生検(又は同等の保存組織の提出)により腫瘍状態の遺伝学的特性解析を行うこと,並びに血流中の腫瘍の変異を解析するためにベースライン時及び定期的に血液試料を採取することに同意している。 ・妊娠の可能性がある女性被験者は,スクリーニング時及び治験薬の初回投与前72 時間以内の血清又は尿妊娠検査が陰性であり,治験期間中も血清又は尿妊娠検査を受けることに同意しなければならない。 |
除外基準 | ・NSCLC 疾患(遺伝的特性又は画像所見によって示唆される)を,同時期性に有することが確認されている。 ・未治療の脳転移を有する(脳転移に対する根治的局所治療を受け,ランダム化前の少なくとも2 週間は,コルチコステロイドを休薬しており,臨床的に安定していて,無症状の患者は組入れ可) ・手術又は放射線療法による根治治療を受けていない脊髄圧迫の既往又は合併症がある。 ・薬剤性ILD を含む間質性肺疾患(ILD)又は放射線肺臓炎の既往又は合併症がある。 ・カルボプラチン又はペメトレキセドの使用が禁忌である(国・地域における各薬剤の添付文書を参照)。ビタミンB12 又は葉酸に対する過敏症の既往がある,あるいはこれらを投与することができない。 |
保険外併用療養費
保険外併用療養費の有無 |
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関連情報
研究責任医師 | 中間 貴弘 |
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研究責任医師以外の責任者 | |
研究資金等の提供組織名称 | |
他の臨床研究登録機関発行の研究番号 | NCT04538664 2020-000633-40 |
問い合わせ窓口
担当者 | メディカルインフォメーションセンター |
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所属機関 | ヤンセンファーマ株式会社 |
所属部署 | |
郵便番号 | 101-0065 |
住所 | 東京都千代田区西神田3-5-2 |
電話 | 0120-183-275 |
FAX | |
DL-JANJP-JCO_TL_TSG_EMP@its.jnj.com |
※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。