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国立保健医療科学院
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臨床研究実施計画番号 jRCT2041200055

最終情報更新日:2024年2月7日

登録日:2020年10月28日

デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者を対象としたTAS-205の無作為化プラセボ対照二重盲検比較試験及び非盲検継続投与試験(第3相)

基本情報

進捗状況 参加者募集中
対象疾患デュシェンヌ型筋ジストロフィー
試験開始日(予定日)2020-11-01
目標症例数100
臨床研究実施国日本
研究のタイプ介入研究
介入の内容薬剤: [歩行可能コホート] TAS-205又はプラセボ [歩行不能コホート] TAS-205 治療期: [両コホート共通] 52週間1日2回食後に経口投与

試験の内容

主要評価項目[歩行可能コホート] 投与52週時の床からの立ち上がり時間のベースラインからの変化量 [歩行不能コホート] 有害事象および副作用の発現割合
副次評価項目[歩行可能コホート] 1) 主要評価項目以外の運動機能評価:床からの立ち上がり時間の実測値及び52 週以外の各評価時点のベースライン(治療期Part A 登録時)からの変化量.10 メートル歩行/走行テスト, Timed Up & Go テスト, North Star Ambulatory Assessment(NSAA),6 分間歩行距離テストの実測値及び各評価時点のベースライン(治療期Part A 登録時)からの変化量 2) 筋量評価:骨格筋コンピュータ断層撮影(CT)での,大腿及び下腿のMVI,%MVI,骨格筋量の実測値及び各評価時点のベースライン(治療期Part A 登録時)からの変化量 [歩行不能コホート] 1) 肺機能検査:努力性肺活量(FVC,%FVC),1 秒量(FEV1.0),1 秒率(FEV1.0%),最大呼気流量(PEF),咳の最大流量(CPF)の実測値及び実測値のベースラインからの変化量 2) 心臓超音波検査:左心室駆出率(EF)と左心室内径短縮率(FS)の実測値及び実測値のベースラインからの変化量 3) 上肢機能評価:The Brooke upper extremity scale,Performance of upper limb の実測値及び実測値のベースラインからの変化量 4) 定量的筋力評価: 握力の実測値及び実測値のベースラインからの変化量 5) 嚥下機能評価:嚥下に関する問診票のスコアおよびスコアのベースラインからの変化量 6) QOL 評価:EQ-5D-5LもしくはEQ-5DY のスコアおよびスコアのベースラインからの変化量

対象疾患

年齢(下限)5歳以上
年齢(上限)
性別
選択基準[歩行可能コホート] (1) 同意取得時点でジストロフィン遺伝子検査にて確定診断されており(ジストロフィン遺伝子検査結果が不明な場合,筋病理にてジストロフィン異常症と確定診断されていること),DMDに特徴的な臨床症状(例:近位筋の筋力低下,動揺性歩行,登はん性起立)がみられる患者 (2) 同意取得時点の年齢が5歳以上の患者 (3) スクリーニング検査時の体重が7.5kg以上60kg未満の患者 (4) スクリーニング検査時に,以下のすべてを満たす患者 ・自力歩行可能 ・自力での床からの立ち上がり時間が3秒以上10秒未満 (5) 6分間歩行距離テストが350メートル以上見込める患者 (6) DMD治療目的での経口ステロイド薬を併用している患者では,観察期登録の6ヶ月以上前から使用開始しており,3ヶ月以内にステロイドの用法・用量(処方ベース)に変更なく症状の安定している患者 [歩行不能コホート] (1) 同意取得時点でジストロフィン遺伝子検査にてDMD と確定診断されている(ジストロフィン遺伝子検査結果が不明またはDMD と確定診断できない場合,筋病理にてDMDと確定診断されていること)患者 (2) 登録時の体重が7.5 kg 以上90 kg 未満の患者 (3) 登録時の歩行不能の定義として,以下のすべての条件に該当する患者  ・車いすを日常的に使用している.  ・整形外科的な病的状態(骨折,捻挫,傷害等),又は外科的治療に伴う急性悪化ではない.  ・登録時の10 メートル走行/歩行テストで30 秒以内に10 メートル歩行ができない. (4) 登録時に腕と肩のBrooke Score が5 以下である患者 (5) 治療期間を通して経口での服用が可能な患者(粉砕,懸濁による投与は不可) (6) DMD 治療の経口ステロイド薬を服用している患者においては,同意取得の180 日以上前から使用開始しており,90 日以内にステロイドの用法・用量(体重当たりの用量ではない処方用量)に変更なく症状の安定している,もしくは同意取得の90 日以上前からステロイドが投与されておらず症状が安定している患者 (7) 心不全治療(予防含む)目的でアンジオテンシン変換酵素阻害薬,β 遮断薬,及びアンジオテンシンII 受容体拮抗薬を使用している患者は,登録前90 日以内に用法・用量(処方ベース)の変更なく症状の安定している患者
除外基準[両コホート共通] 1) 重篤な薬物過敏症の合併,又は既往歴のある患者 2) 過去に遺伝子・細胞ベース治療,又はアンチセンスオリゴヌクレオチド・ストップコドンリードスルー治療を受けた患者 3) 観察期登録前90日以内に,他の治験に参加し治験薬を投与された,又は他治験に参加している患者 [歩行可能コホート] 1) スクリーニング期間の床からの立ち上がり時間の実施前7日以内に,シクロオキシゲナーゼ(COX)-1及びCOX-2への阻害作用を有する薬剤及び非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を服用した患者 2) 観察期登録前3ヶ月以内に筋力又は運動機能に影響を及ぼすおそれのある怪我(外傷/損傷)を負った,又は観察期登録時にその怪我が治癒していない患者 3) 観察期の心臓超音波検査の左心室駆出率が40%未満,又は左心室内径短縮率が25%未満の患者 [歩行不能コホート] 1) 重度の心疾患を有する患者(ペースメーカー手術歴等も含む) 2) 登録前14 日以内の心臓超音波(心エコー)検査の左心室駆出率(ejection fraction:EF)が40%未満の患者 3) 登録前14 日以内の%FVC が40%未満の患者 4) 喘息・気管支炎,COPD,気管支拡張症,肺気腫,肺炎等の呼吸器疾患を有する患者(β2アゴニスト,吸入ステロイド,交感神経刺激薬,抗コリン作用薬等の慢性的使用も含む) 5) 持続的に人工呼吸器を使用している患者(就寝中の使用を除く) 6) 登録前180 日以内に筋力又は運動機能,肺機能,心機能に影響を及ぼすおそれのある手術を行った,又は試験期間中にその手術を計画している患者 7) 登録前90 日以内に筋力又は運動機能,肺機能,心機能に影響を及ぼすおそれのある怪我(外傷/損傷)を負った,又は登録時にその怪我が治癒していない 8) 有効性及び安全性評価の実施を妨げるような知的障害,自閉傾向,及び注意欠陥多動性障害等の脳機能障害があると治験責任医師又は治験分担医師が判断した患者 9) 全身性のアレルギー性疾患及び慢性炎症性疾患等,有効性又は安全性データの解釈を妨げる可能性のある疾患を有する患者(ただし,アレルギー性鼻炎,限局性又は軽症のアトピー性皮膚炎,湿疹等を除く) 10) 本試験の歩行可能コホートの治療期PartA に登録された患者

保険外併用療養費

保険外併用療養費の有無あり

関連情報

問い合わせ窓口

担当者渡邊 圭太
所属機関大鵬薬品工業株式会社
所属部署
郵便番号101-8444
住所東京都千代田区神田錦町1-27
電話03-3293-2455
FAX
E-mail ke-watanabe@taiho.co.jp

※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。