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国立保健医療科学院
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臨床研究実施計画番号 jRCT2031200322

最終情報更新日:2023年12月15日

登録日:2021年1月25日

抗ヒスタミン薬の使用にも関わらず症状がある慢性特発性蕁麻疹患者を対象にベンラリズマブの投与を検討する第IIb相国際共同無作為化二重盲検並行群間比較24週間プラセボ対照試験及び28週間継続投与試験(ARROYO試験)

基本情報

進捗状況 試験終了
対象疾患慢性特発性蕁麻疹
試験開始日(予定日)2020-10-23
目標症例数16
臨床研究実施国ブルガリア/ドイツ/ポーランド/スペイン/米国/韓国/日本
研究のタイプ介入研究
介入の内容本治験は、2種類のベンラリズマブ導入用量(60 mg及び30 mg)をプラセボとの比較から評価し、28週間の継続投与期間においては維持投与レジメン(Q8W又はQ4W)の比較を評価するようデザインされている。 10日~4週間の観察期間の後、約160例の被験者を以下の5つの投与順序のいずれかに3:3:3:3:4の比で無作為に割り付ける。 - Week 12までベンラリズマブ60 mg Q4W、Week 24までベンラリズマブ30 mg Q4W、継続投与期間中はWeek 52までベンラリズマブ30 mg Q8W(n=30) - Week 12までベンラリズマブ60 mg Q4W、Week 24までベンラリズマブ30 mg Q4W、継続投与期間中はWeek 52までベンラリズマブ30 mg Q4W(n=30) -Week 12までベンラリズマブ30 mg Q4W、Week 24までベンラリズマブ30 mg Q4W、継続投与期間中はWeek 52までベンラリズマブ30 mg Q8W(n=30) -Week 12までベンラリズマブ30 mg Q4W、Week 24までベンラリズマブ30 mg Q4W、継続投与期間中はWeek 52までベンラリズマブ30 mg Q4W(n=30) -Week 24までプラセボQ4W、Week 36までベンラリズマブ30 mg Q4W、Week 52までベンラリズマブ30 mg Q8W(n=40)

試験の内容

主要評価項目Week 12におけるISS7スコアのベースラインからの変化量。 ベンラリズマブ投与群とプラセボ群のWeek 12におけるISS7スコアのベースラインからの変化量。 最小ISS7は0、最大は21で、21が最も厳しいスコア。 ベースラインISS7は無作為割付け前7日間のISSの合計となる。Week 12におけるISS7は、過去7日間のISSの合計となる。
副次評価項目

対象疾患

年齢(下限)18歳以上
年齢(上限)
性別男女両方
選択基準1. 治験に関わる必須の手順・生体試料採取・解析を開始する前に、同意説明文書に日付を記入し署名した患者 2. 同意説明文書への署名時の年齢が18歳以上の成人対象疾患及び疾患特性 3. スクリーニング(Visit 1)の6カ月以上前にCSU(慢性特発性蕁麻疹)の医師による確定診断を有する患者 4. 第2世代ヒスタミンH1受容体拮抗薬(承認用量又は承認用量の2倍までの用量)単剤又は第2世代ヒスタミンH1受容体拮抗薬2剤併用又はロイコトリエン受容体拮抗薬及び/若しくはヒスタミンH2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)との併用を含む標準治療法にも関わらず、そう痒症及び膨疹がスクリーニング(Visit 1)前の連続6週間以上にわたり認められる患者 5. 観察期間中に、以下により定義される症状を有する患者 (a) 無作為割付け(Visit 2)前の7日間のUAS7合計スコアが16以上、かつISS7が8以上 (b) スクリーニング期間のうち少なくとも1日において実施医療機関で測定したUAS合計スコアが4以上 6. スクリーニング来院(Visit 1)から治験終了まで、承認用量の第2世代ヒスタミンH1受容体拮抗薬を単剤で使用する意思がある 7. 1日1回(QD)のPRO評価を実施し、以下の遵守基準を満たす患者 (a) Visit 1からVisit 2の間にQDのPRO評価を80%以上実施、かつ (b) Visit 2前の7日間に、QDのPRO評価を7回中6回以上実施 8. 抗ヒスタミン薬の実施国での承認用量への遵守を、無作為割付け時に維持している患者 9. 妊娠可能な女性(WOCBP)の場合は、無作為割付け時から治験期間を通して、及び治験薬の最終投与後12週間以内は効果の高い避妊法(治験責任[分担]医師が確認)を使用することに同意し、かつVisit 1の血清妊娠検査の結果が陰性である患者 効果の高い避妊法とは以下のとおりである (a) 排卵抑制を伴う混合型(エストロゲン及びプロゲストーゲン含有)ホルモン避妊薬:経口、膣内※、又は経皮※ (b) 排卵抑制を伴うプロゲストーゲン単剤のホルモン避妊薬:経口※、注射※、又は埋込※ (c) 子宮内避妊器具 (d) 子宮内ホルモン放出システム (e) 両側卵管閉塞術又は結紮術 (f) 禁欲すなわち異性間の性交渉を控えること(禁欲の信頼性は、治験期間及び被験者が望む通常の生活習慣との関連で評価する必要がある) (g) 性的パートナーの精管切除(WOCBP被験者の唯一の性的パートナーの精管切除術が成功と医学的に評価されていることを前提とする) ※日本では未承認 10. 妊娠の可能性がない女性とは、永久的な避妊術(子宮摘出、両側卵巣摘出術、又は両側卵管摘除)を受けた女性又は閉経後の女性いずれかと定義する。他に医学的原因がなく、無作為割付けが予定されている日の前12カ月以上にわたり無月経である場合は閉経後とみなす。以下の年齢別要件が適用される (a) 50歳未満の女性は、外因性ホルモン療法の中止後12カ月以上にわたり無月経であり、かつ卵胞刺激ホルモン(FSH)値が閉経後の範囲にある場合、閉経後とみなす。FSHが閉経期の範囲内であることが確認されるまでは、被験者をWOCBPとして取り扱うこと (b) 50歳以上の女性は、全ての外因性ホルモン療法中止後も12カ月以上無月経である場合、閉経後とみなす
除外基準1. 刺激誘発型の蕁麻疹、すなわち明確に定義された刺激(例:圧迫[皮膚描記症]、遅延性圧、寒冷、温熱、日光、振動、水、運動又は体温上昇[コリン性])に主に起因する蕁麻疹が認められる患者 2. 蕁麻疹様血管炎、多形紅斑、皮膚肥満細胞症(色素性蕁麻疹)、遺伝性又は後天性血管性浮腫(例:C1インヒビター欠損によるもの)等の蕁麻疹又は血管浮腫の症状を伴う慢性蕁麻疹以外の疾患を有する者。また、治験の評価及び結果に影響を及ぼす可能性があると治験責任(分担)医師が判断した慢性そう痒及び/又は皮膚病変を伴うその他の皮膚疾患(例:アトピー性皮膚炎、水疱性類天疱瘡、疱疹状皮膚炎、老人性そう痒症等)を有する患者 3. 悪性腫瘍の現病歴又は既往歴を有する患者。ただし、以下は例外とする (a) 基底細胞癌、限局性の皮膚扁平上皮癌、又は子宮頸部上皮内癌の病歴を有する患者は、寛解しており同意取得日の12カ月以上前に根治的治療を完了していれば適格とする (b) 他の悪性腫瘍の病歴を有する患者は、寛解しており同意取得日の5年以上前に根治的治療を完了していれば適格とする 4. 状態が安定していないと治験責任(分担)医師が判断した心血管障害、消化管障害、肝障害、腎障害、神経障害、筋骨格障害、感染、内分泌障害、代謝障害、血液障害、精神障害、又は重大な身体的機能障害(ただしこれらに限定されない)を有し、以下に該当する可能性がある患者 (a)治験期間を通して被験者の安全性に影響を及ぼす (b)治験の所見又はその解釈に影響を及ぼす (c)被験者の全治験期間を完了する能力を妨げる 5. いずれかの生物学的製剤又はワクチンに対するアナフィラキシーの病歴を有する患者 6. 同意取得日前24週以内に蠕虫感染と診断され、標準治療法を受けなかった者、又は標準治療法の効果が認められなかった患者 7. スクリーニング/観察期間中の身体検査、バイタルサイン、血液学的検査、血液生化学的検査若しくは尿検査で臨床的に意義のある異常所見が認められ、治験参加により被験者にリスクが生じる可能性がある、又は治験結果や被験者の治験期間を全て完了する能力に影響を及ぼす可能性があると治験責任(分担)医師が判断した患者 8. 現在活動性の肝疾患を有する患者 (a) 安定した慢性B型及びC型肝炎(B型肝炎表面抗原[HBsAg]又はC型肝炎抗体の検査陽性を含む)、又は他の安定した慢性肝疾患は、被験者が他の適格性基準を満たしている場合は許容される。安定した慢性肝疾患は通常、腹水、脳症、凝血異常、低アルブミン血症、食道静脈瘤又は胃静脈瘤、又は持続する黄疸又は肝硬変がないことと定義する (b) 観察期間中にアラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)又はアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)値が基準値上限(ULN)の3倍以上であることが再検査で確認された場合。無作為割付け時までに回復したAST/ALT値の一過性の増加は、被験者に活動性肝疾患がなく、他の適格性基準を満たしていると治験責任(分担)医師が判断した場合は許容される 9. ヒト免疫不全ウイルス(HIV)検査陽性を含む、既知の免疫不全疾患の病歴を有する患者 10. Day -14の前30日以内に5日間以上連続して全身性又は局所性コルチコステロイド、ヒドロキシクロロキン、メトトレキサート、シクロスポリン、シクロホスファミド、又は(静脈内[IV])免疫グロブリンの連日又は隔日投与を受けた患者 11. 同意取得日の前3カ月以内に免疫抑制剤(メトトレキサート、troleandomycin、シクロスポリン、アザチオプリン、筋肉内長時間作用型徐放性コルチコステロイド、経口コルチコステロイド、又は実験的な消炎療法を含むが、これらに限定されない)を使用した患者。CSU関連血管浮腫に対する全身性ステロイド等の短期治療は例外となる場合があり、その際は治験依頼者/医学専門家と協議すること 12. 同意取得日前30日以内に免疫グロブリン製剤又は血液製剤の投与を受けた患者 13. 同意取得日の前4カ月以内又は5半減期以内(いずれか長い方)に市販の生物学的製剤(例:オマリズマブ)又は治験中の生物学的製剤を使用した患者 14. 無作為割付け日の前30日以内に弱毒生ワクチンの接種を受けた患者 15. 同意取得日の前30日以内又は5半減期以内(いずれか長い方)に治験中の非生物学的製剤の投与を受けた患者 16. 過去にベンラリズマブ(MEDI-563、ファセンラ)の投与を受けた患者 17. 同意取得日の前30日以内にアレルゲン免疫療法を変更した又は新たに開始し、かつ治験期間を通して免疫療法の変更が予想される患者 18. 治験実施中に大手術が予定されている患者 19. 過去に本治験で治験薬を割り付けられた患者 20. 他の臨床試験に現在登録されている患者 21. 本治験の計画及び/又は実施に関与している治験依頼者の職員 22. 女性のみ:現在妊娠中又は授乳中の女性 (a) WOCBPには、Visit 1時に血清妊娠検査を実施し、各投与来院時の治験薬投与前に尿妊娠検査を実施しなければならない。尿妊娠検査の結果が陽性となった場合は、血清妊娠検査で確認しなければならない。血清妊娠検査が陽性となった場合、当該被験者を除外する

保険外併用療養費

保険外併用療養費の有無あり

関連情報

問い合わせ窓口

担当者山地 成幸
所属機関アストラゼネカ株式会社
所属部署臨床開発統括部
郵便番号530-0011
住所大阪府大阪市北区大深町3番1号
電話06-4802-3533
FAX
E-mail RD-clinical-information-Japan@astrazeneca.com

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