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国立保健医療科学院
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臨床研究実施計画番号 jRCT2031200203

最終情報更新日:2023年11月22日

登録日:2020年11月17日

HER2発現の成人胃癌患者を対象としてトラスツズマブ デルクステカン(T-DXd)の単剤療法及び併用療法の安全性、忍容性、薬物動態、免疫原性、及び抗腫瘍活性を評価する多施設共同非盲検用量漸増・用量展開後期第I相/II相試験(DESTINY-Gastric03)

基本情報

進捗状況 参加者募集中
対象疾患胃腺癌、胃食道接合部腺癌又は食道腺癌
試験開始日(予定日)2020-11-18
目標症例数250
臨床研究実施国ブラジル/カナダ/ドイツ/イギリス/イタリア/韓国/オランダ/ポーランド/ロシア/スペイン/台湾/アメリカ/中国/日本
研究のタイプ介入研究
介入の内容1A: T-DXd(IV)+5-FU(IV) 1B: T-DXd(IV)+カペシタビン(経口) 1C: T-DXd(IV)+デュルバルマブ(IV) 1Da: T-DXd(IV)+5-FU(IV)+オキサリプラチン(IV) 1Db: T-DXd(IV)+カペシタビン(経口)+オキサリプラチン(IV) 1Ea: T-DXd(IV)+5-FU(IV)+デュルバルマブ(IV) 1Eb: T-DXd(IV)+カペシタビン(経口)+デュルバルマブ(IV) 2A: トラスツズマブ(IV)+5-FU(IV)又はカペシタビン(経口)+オキサリプラチン(IV)又はシスプラチン(IV) 2B: T-DXd(IV) 2C: T-DXd(IV)+5-FU(IV)又はカペシタビン(経口)+オキサリプラチン(IV)+オキサリプラチン(IV) 2D: T-DXd(IV)+5-FU(IV)又はカペシタビン(経口)+ペムブロリズマブ(IV) 2E: T-DXd(IV)+ペムブロリズマブ(IV) 2F: T-DXd(IV)+5-FU(IV)又はカペシタビン(経口)+ペムブロリズマブ(IV) 3A: T-DXd(IV)+5-FU(IV)又はカペシタビン(経口)+MEDI5752(IV) 3B: T-DXd(IV)+5-FU(IV)又はカペシタビン(経口)+MEDI5752(IV)

試験の内容

主要評価項目Part 1: T-DXdとカペシタビン、5-FU、オキサリプラチン、又はデュルバルマブとの併用療法について安全性及び忍容性を評価し、次相の推奨用量(recommended phase 2 dose: RP2D)又は治験実施計画書に規定の最高用量を選択する。 有害事象、重篤な有害事象及び用量制限毒性(dose-limiting toxicity: DLT)の発現頻度、並びに臨床検査値、バイタルサイン、及び心電図所見のベースラインからの変化量 Part 2及びPart 3: RP2DでT-DXdの併用療法の抗腫瘍活性を評価する。 RECIST v1.1に基づく治験責任(分担)医師の判定による評価項目: ・ 確定奏効率(Objective Response Rate: ORR)
副次評価項目Part 1: T-DXdの併用療法の抗腫瘍活性を評価する。 RECIST v1.1に基づく治験責任(分担)医師の判定による評価項目: ・ 確定ORR ・ 病勢コントロール率(disease control rate: DCR) ・ 奏効期間(duration of response: DoR) ・ 無増悪生存期間(progression-free survival: PFS) ・ OS Part 2及びPart 3: T-DXdの併用療法の抗腫瘍活性を評価する。 RECIST v1.1に基づく治験責任(分担)医師の判定による評価項目: ・ DCR ・ DoR ・ PFS ・ OS Part 2及びPart 3: T-DXdの単剤療法及び併用療法の安全性及び忍容性を評価する。 有害事象及び重篤な有害事象の発現、並びに臨床検査項目、バイタルサイン、体重、及び心電図の結果のベースラインからの変化量 全群を対象としてT-DXd、総抗HER2抗体、MAAA-1181、デュルバルマブ、及びMEDI5752の薬物動態(pharmacokinetics: PK)を評価する。 ・ 全群のT-DXd、総抗HER2抗体、及びMAAA-1181の血清中濃度 ・ T-DXdとデュルバルマブを併用する群のデュルバルマブの血清中濃度 ・ T-DXdとMEDI5752を併用する群のMEDI5752の血清中濃度 T-DXd、デュルバルマブ、及びMEDI5752の免疫原性を評価する。  T-DXd、デュルバルマブ、及びMEDI5752に対する抗薬物抗体(anti-drug antibody: ADA)の有無(それぞれ、T-DXd及びデュルバルマブ、T-DXd及びMEDI5752を使用する群) ベースラインの腫瘍検体について、施設のHER2検査結果を用いた場合と中央のレトロスペクティブHER2検査を用いた場合の抗腫瘍活性を比較評価する。  評価可能な結果が得られた腫瘍検体について、施設のHER2検査結果を用いた場合と中央のHER2検査結果を用いた場合のORR、DCR、DoR、PFS、OSを比較

対象疾患

年齢(下限)18歳以上
年齢(上限)130歳以下
性別男女両方
選択基準1. ICFへの署名時点で18歳以上の男女。日本の被験者はICFへの署名時点で20歳以上とする。 2. 疾患特性: 局所進行性、切除不能、又は転移性の疾患。Part 1、2、3aでは、既存の各治験実施医療機関の組織検査結果に基づく、病理学的にHER2陽性(IHC 3+又はIHC 2+/ISH陽性)が確認された胃腺癌、胃食道接合部腺癌、又は食道腺癌患者。Part 3bでは、既存の各治験実施医療機関の組織検査結果に基づく、病理学的にHER2低発現(IHC 2+/ISH陰性又はIHC 1+)が確認された胃腺癌、胃食道接合部腺癌、又は食道腺癌患者 3. Part 1では、少なくとも1レジメンのトラスツズマブによる前治療中又は前治療後に進行が認められた患者。HER2陽性(Part 2及びPart 3の3A群)又はHER2低発現(Part 3の3B群)の切除不能又は転移性の胃腺癌、胃食道接合部腺癌、又は食道腺癌に対し、これまで未治療であること。 4. 治験責任(分担)医師の判定によりRECIST version 1.1に基づく測定可能な標的病変を有する患者 5. 治験実施計画書に定義する十分な臓器機能を有する 6. 子を持つ可能性のある場合は、効果の高い避妊法を使用するか、試験中および治験薬の最終投与後少なくとも7か月(女性)または6か月(男性)は性行為を避けることへの同意。
除外基準1. 活動性の原発性免疫不全症、ヒト免疫不全症ウイルス(human immunodeficiency virus: HIV)感染、又は活動性のB型肝炎もしくはC型肝炎を有する 2. コントロール不良の合併症 3. 非感染性のILD/肺臓炎の既往を有する患者、現在ILD/肺臓炎である患者、及びスクリーニング時の画像検査でILD/肺臓炎の疑いを除外できない患者 4. 肺に特有の臨床的に重要な併発疾患 5. 抗菌薬、抗ウイルス薬、又は抗真菌薬の静脈内投与を要するコントロール不良の感染症を有する 6. ドレナージ、腹腔シャント、又は腹水濾過濃縮再静注法(cell-free and concentrated ascites reinfusion therapy: CART)を要する胸水、腹水、又は心嚢液貯留。 7. 脊髄圧迫又は臨床的に活動性の中枢神経系転移を有する。

保険外併用療養費

保険外併用療養費の有無

関連情報

問い合わせ窓口

担当者臨床試験情報公開窓口 
所属機関第一三共株式会社
所属部署
郵便番号140-8710
住所東京都品川区広町1-2-58
電話03-6225-1111
FAX
E-mail dsclinicaltrial@daiichisankyo.co.jp

※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。