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国立保健医療科学院
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臨床研究実施計画番号 jRCT2031200167

最終情報更新日:2024年2月14日

登録日:2020年10月20日

ワクチンの接種を受けた母親から生まれた乳児を対象とした,RS ウイルス(RSV)融合前F サブユニットワクチンの有効性および安全性を評価する,第3相,無作為化,プラセボ対照,二重盲検試験(治験実施計画書番号:C3671008)

基本情報

進捗状況 試験終了
対象疾患呼吸器感染症
試験開始日(予定日)2020-10-30
目標症例数6900
臨床研究実施国オーストラリア/カナダ/チリ/フィンランド/オランダ/南アフリカ/スペイン/台湾/アメリカ/日本
研究のタイプ介入研究
介入の内容RSVワクチン(RSVpreF) , プラセボ

試験の内容

主要評価項目1.生後180日間の乳児におけるRSVを原因とする医療機関の受診に至った下気道感染/疾患(MA-LRTI)発症の減少率(%)(評価期間:出生から生後180日まで)。乳児参加者について規定の時点でのプラセボ群に対するRSVワクチン群における,RSVを原因とするMA-LRTI発現の相対リスク減少率(%)を評価する。 2.生後180日間の乳児におけるRSVを原因とする高度のMA-LRTI発症の減少率(%)(評価期間:出生から生後180日まで)。乳児参加者について規定の時点でのプラセボ群に対するRSVワクチン群における,RSVを原因とする高度のMA-LRTI発現の相対リスク減少率(%)を評価する。 3.特定の出生転帰を発現した乳児参加者の割合(%)(評価期間:出生時)。乳児参加者における特定の出生転帰を記述する。 4.出生から1ヵ月齢までに有害事象(AE)を発現した乳児参加者の割合(%)(評価期間:出生から1ヵ月齢まで)。出生から1ヵ月齢までに乳児参加者に発現したAEを記述する。 5. 出生から12ヵ月齢までに重篤な有害事象(SAE)および新規に診断された慢性疾患(NDCMC)を発現した乳児参加者の割合(%)(評価期間:出生から12ヵ月齢まで)。出生から12ヵ月齢までに乳児参加者に発現したSAEおよびNDCMCを記述する。 6. 出生から24ヵ月齢までにSAEおよびNDCMCを発現した乳児参加者の割合(%)(評価期間:出生から24ヵ月齢まで)。出生から24ヵ月齢までに乳児参加者に発現したSAEおよびNDCMCを記述する。 7.ワクチン接種日(Day 1)からDay 7までに局所反応および全身反応を報告した母親参加者の割合(%)(評価期間:ワクチン接種日から7日間)。ワクチン接種後7日間に母親参加者が報告した局所反応および全身反応を記述する。 8. ワクチン接種後1ヵ月以内にAEを発現した母親参加者の割合(%)(評価期間:.ワクチン接種後1ヵ月以内)。ワクチン接種後1ヵ月以内に母親参加者に発現したAEを記述する。 9.  SAEを発現した母親参加者の割合(%)(評価期間:.治験組み入れから分娩後180日まで)。治験組み入れから分娩後180日までに母親参加者に発現したSAEを記述する。
副次評価項目1.生後180日間の乳児におけるRSVによる入院の減少率(%)(評価期間:出生から生後180日まで)。乳児参加者について規定の時点でのプラセボ群に対するRSVワクチン群における,RSVによる入院の相対リスク減少率(%)を評価する。 2. .生後180日間の乳児におけるあらゆる原因のMA-LRTIの減少率(%)(評価期間:出生から生後180日まで)。乳児参加者について規定の時点でのプラセボ群に対するRSVワクチン群における,あらゆる原因のMA-LRTIの相対リスク減少率(%)を評価する。

対象疾患

年齢(下限)18歳以上
年齢(上限)49歳以下
性別
選択基準選択基準ー母親参加者: ・治験ワクチン接種予定日に妊娠24 0/7週~36 0/7週である18~49歳の健康な妊婦。単胎妊娠であり,合併症を伴わず,合併症に対する既知のリスク因子を有さない者 ・予定されている来院,治療計画,臨床検査およびその他の治験手順を遵守する意思および能力を有する者 ・各国の要件に基づき,標準的な妊婦健康診査を受けている者 ・妊娠18週以降に超音波検査を1回実施して,治験責任医師の判定に基づき,重大な胎児異常が観察されていない者 ・病歴,身体的検査,および臨床判断により本治験への組み入れに適切であると判定された者 ・現在の妊娠期間中かつ本治験の無作為化(来院 1)前に,HIV抗体検査,梅毒検査およびB型肝炎ウイルス(HBV)表面抗原検査で陰性であることが文書により確認されている者 ・治験手順が実施可能な病院あるいは産院で出産する意向のある者 ・本治験の実施期間を通して治験参加が可能であると予測され,治験参加中,電話連絡が可能な者 ・生まれた乳児の本治験への参加に同意する意思がある治験参加者 ・同意説明文書および本治験実施計画書に記載されている要件および制限の遵守を含め同意説明文書に署名できる。または,母親参加者が読み書きできない場合,拇印を押した同意文書を取得すること。ただし,公正な立会人が同意取得の全過程に立ち会い,関連する本治験のあらゆる側面について母親参加者が説明を受けたことを確認したうえで,この同意文書に署名および日付を記入しなければならない。 選択基準ー乳児参加者: ・(両)親/法的保護者が同意説明文書に署名および同意の日付を記入していること。または,乳児の母親参加者/(両)親/法的保護者が読み書きできない場合,拇印を押した同意文書を取得すること。ただし,公正な立会人が同意取得の全過程に立ち会い,関連する本治験のあらゆる側面について母親参加者/(両)親/法的保護者が説明を受けたことを確認したうえで,本治験参加前に母親参加者および胎児/乳児に代わってこの同意文書に署名および日付を記入しなければならない。 ・(両)親/法的保護者が,予定されている来院,治療計画,臨床検査およびその他の治験手順を遵守する意思および能力を有していること
除外基準除外基準ー母親参加者 ・妊娠前のBody mass index(BMI)が40 kg/m2を超える者。妊娠前のBMIが不明の場合,現在の妊娠での初回産科来院時のBMIを使用する。 ・治験責任医師の見解に基づき筋肉内注射が禁忌となるような出血性素因または出血時間の延長に関連する状態にある者 ・ワクチン接種に伴う重度の副反応および(または)治験ワクチンまたは関連のワクチンの構成成分に対する重度のアレルギー反応(例:アナフィラキシー)の既往を有する者 ・現在の妊娠が体外受精による妊娠である者。クエン酸クロミフェンおよび(または)レトロゾールの使用歴あるいは子宮腔内人工授精(IUI)でのこれらの薬剤の使用歴が確認されている参加者は許容される。 ・同意取得時に,本治験への参加および治験完了に関連したリスクを増加させるような現在の妊娠に伴う合併症または異常を有する者。これらには以下のものが含まれるが,この限りでない:      ・子癇前症,子癇またはコントロール不良の妊娠高血圧      ・胎盤異常      ・羊水過多または羊水過少      ・重大な出血または凝固障害      ・未治療の甲状腺機能亢進症または未治療の甲状腺機能低下症を含む内分泌障害。これには,妊娠前または妊娠中に発症した耐糖能異常(1型または2型糖尿病等)で同意取得時にコントロール不良である場合を含む。      ・現在の妊娠における切迫早産の徴候,または現在の妊娠で切迫早産を防止するための継続的介入(内科的/外科介入)の実施。 ・治験責任医師の判断に基づき,同意取得時に,本治験への参加および治験完了に関連したリスクを増加させるような過去の妊娠に伴う合併症または異常を有した者。これらには以下のものが含まれるが,この限りでない:      ・過去の妊娠で妊娠34週以前の早産の既往      ・過去の妊娠で死産または新生児死亡の既往      ・過去の妊娠で既知の遺伝性障害または重大な先天異常を有する子供の出産歴 ・治験責任医師の判断に基づき,母親参加者または乳児参加者の本治験への参加および治験完了に関連したリスクを大幅に増加させる,あるいは母親参加者の評価を妨げる可能性のある重大な疾患を有する者,または胎児がこれらの状態にある者 ・先天性または後天性免疫不全症,または組み入れ前1年以内にモノクローナル抗体等既知の免疫抑制作用を有する薬剤の慢性的な使用が必要なリウマチ性疾患あるいはその他の疾患を有する者 ・治験参加や治験ワクチン接種に関連する危険性が増す可能性または治験結果の解釈に影響を及ぼす可能性があり,治験責任医師の判断に基づき,参加者の本治験への組み入れが不適切と判断された,直近(1年以内)あるいは現時点での自殺念慮あるいは自殺行動または臨床検査値異常を含むその他の急性または慢性の医学的あるいは精神的状態を有する者 ・同意取得前28日以内に,治験薬を使用する他の治験へ参加した,および(または)本治験参加期間中に治験薬を使用する他の治験へ参加予定である者 ・組み入れ前1年以内にモノクローナル抗体を使用した者,または組み入れ前28日以内に副腎皮質ステロイドの全身投与を14日間を超える期間受けた者。 ただし,プレドニゾンとして1日量が20 mg未満,かつ,投与期間が14日以内の使用は許容される。また,吸入/噴霧,関節内,滑液包内,または外用(皮膚または眼)での副腎皮質ステロイドの使用は許容される。 ・現在のアルコール乱用者または違法薬物使用者。注:本治験の適格性の観点でマリファナの使用を違法薬物とみなさない。(国別別添-日本のみ適用:日本の治験実施医療機関で組み入れられる母親参加者に対してはマリファナを含むあらゆる違法薬物の現在の使用は許容されない。) ・治験ワクチン接+K138種60日前から分娩時までに血液製剤,血漿製剤または免疫グロブリンの投与を受けたあるいは予定する者。ただし例外として,抗D(Rho)人免疫グロブリン(RhoGAM等)は随時,投与することができる。 ・既承認または研究/治験用のRSVワクチンの接種歴を有する者または治験参加期間中に接種予定がある者 ・本治験の実施に直接関わっている治験実施医療機関のスタッフおよびその親類縁者,治験責任医師から指示を受けている治験実施医療機関のスタッフ,あるいは本治験の実施に直接関わっているファイザー社員およびその親類縁者 ・組み入れ時に授乳中の参加者 除外基準-乳児参加者 ・治験関係者の直系の子孫(子や孫等)である乳児

保険外併用療養費

保険外併用療養費の有無

関連情報

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担当者治験情報窓口担当 
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所属部署クリニカル・リサーチ統括部
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